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Yamareco

記録ID: 4143426
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

朝日連峰未踏区間をゆく〜袖朝日岳周回〜

2022年04月02日(土) ~ 2022年04月03日(日)
 - 拍手
shinonshinon その他1人
GPS
32:00
距離
32.5km
登り
2,383m
下り
2,371m

コースタイム

1日目
山行
12:17
休憩
1:26
合計
13:43
3:04
401
スタート地点
9:45
10:17
158
12:55
13:33
93
15:06
15:14
55
16:09
16:17
8
16:25
22
2日目
山行
9:11
休憩
0:52
合計
10:03
7:29
7:50
57
8:47
8:57
54
9:51
10:07
202
13:29
13:32
151
16:03
16:05
80
17:25
ゴール地点
天候 晴れ、ほぼ無風
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小国町徳網地区最終除雪地点へ駐車
コース状況/
危険箇所等
◇駐車地点〜針生平
 林道の除雪は終わっているが車では入れない。自転車は可。
◇針生平尾根取り付き〜針生山付近
 ここからアイゼン歩行。下部は雪が豊富で問題なし。雪がない部分(半分位)も刈払いされている感じがありで、藪はうるさくはない。P814から針生山方面への尾根は急だがこちらも刈り払いの痕跡がある。一部雪の斜面では滑落注意
◇針生山付近〜桧岩屋山
 細尾根あり滑落注意。クラック多数。急な斜面のトラバース区間や急斜面あり。途中から藪がうるさくなってくるが、なるべく雪をつないで歩きそこそこのトラバースとなる。密藪という程ではない。
◇桧岩屋山〜袖朝日岳
 尾根は広くなるがクラックあり注意。ルート選びは慎重に。P1377や小脇峰はトラバースした。
◇袖朝日岳〜西朝日岳
 稜線沿いに歩く。クラック注意。
◇西朝日岳〜大朝日岳
 主稜線歩きとなる。まだ夏道は出ていないが雪は風に飛ばされ積雪は少ない。クラックはまだない。
◇大朝日岳〜平岩山
 ツボ足歩行。夏道と雪・一部アイスのミックス。急斜面では滑らないように慎重に歩く。
◇平岩山〜吊り橋
 細尾根やクラックがあり一部迂回を強いられる。急斜面では滑落注意。
◇1つ目の吊り橋
 雪が豊富に積もっており吊り橋まで下りられない。薄いスノーブリッジ見つけ慎重に渡った。
◇2つ目の吊り橋
 雪が豊富に積もっており吊り橋まで下りられない。雪の上部から吊橋の足場迄3mはある。別ルートを探すも困難で、ピッケルをアンカーにロープで確保しステップを作り、吊り橋のワイヤーに足をかけ何とか降りた。足場の幅も15cm程しかない。吊り橋を渡ってからも夏道通りには雪で上がれなく、少しトラバースして上部に上がった。滑落すればドボン。
◇3つ目の吊り橋
 吊り橋に乗るのは容易。足場の歩み板は以前よりかなり傾いており、アイゼンの爪をひっかけて渡った。出口部分は2mの雪壁となっており、スコップで削ったがらちがあかなく、右側の斜面に取り付いて上部に這い上がった。
◇4つ目の吊り橋
 降りるところはこれまでの吊り橋を経験しているため難しさは感じなかったが、これが1つ目であれば難しかっただろう。出口部分も雪が豊富で夏道通りに急斜面をトラバースした。
その他周辺情報 松風館 入浴料300円(20時まで入浴可)
いざ出発
2022年04月02日 03:07撮影 by  E5823, Sony
5
4/2 3:07
いざ出発
雪壁の低いところから這い上がる
2022年04月02日 03:50撮影 by  E5823, Sony
5
4/2 3:50
雪壁の低いところから這い上がる
祝瓶山方面から明るくなりだした
2022年04月02日 05:16撮影 by  E5823, Sony
5
4/2 5:16
祝瓶山方面から明るくなりだした
登山道は無いが刈払いの跡はある。マタギ道
2022年04月02日 05:30撮影 by  E5823, Sony
3
4/2 5:30
登山道は無いが刈払いの跡はある。マタギ道
P814で朝日が。撮らずにはいられない
2022年04月02日 06:06撮影 by  E5823, Sony
7
4/2 6:06
P814で朝日が。撮らずにはいられない
これから渡る隣の尾根
2022年04月02日 06:09撮影 by  E5823, Sony
4
4/2 6:09
これから渡る隣の尾根
滑落するなよ〜
2022年04月02日 06:16撮影 by  E5823, Sony
4
4/2 6:16
滑落するなよ〜
繋いでいる尾根も刈払いの痕跡バッチリ。これくらいであれば夏でも問題なし
2022年04月02日 06:29撮影 by  E5823, Sony
2
4/2 6:29
繋いでいる尾根も刈払いの痕跡バッチリ。これくらいであれば夏でも問題なし
右手側にはずっと祝瓶山が
2022年04月02日 06:48撮影 by  E5823, Sony
8
4/2 6:48
右手側にはずっと祝瓶山が
針生山の尾根に上がると細尾根が続く
2022年04月02日 07:00撮影 by  E5823, Sony
6
4/2 7:00
針生山の尾根に上がると細尾根が続く
そして、難所も出始め、
2022年04月02日 07:10撮影 by  E5823, Sony
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4/2 7:10
そして、難所も出始め、
クライムダウンや、
2022年04月02日 07:18撮影 by  E5823, Sony
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4/2 7:18
クライムダウンや、
トラバースで慎重に進む
8
トラバースで慎重に進む
広尾根は危険はないが急なため、
2022年04月02日 08:04撮影 by  E5823, Sony
5
4/2 8:04
広尾根は危険はないが急なため、
出始めた青空を写真に撮り休憩しながら登る
2022年04月02日 08:06撮影 by  E5823, Sony
4
4/2 8:06
出始めた青空を写真に撮り休憩しながら登る
そしてまたの急登は四つ足で登る
2022年04月02日 08:12撮影 by  E5823, Sony
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4/2 8:12
そしてまたの急登は四つ足で登る
後ろを振り向けば、先週歩いた徳網山や白太郎山。すると突然目の前の視界が開け、
2022年04月02日 08:15撮影 by  E5823, Sony
7
4/2 8:15
後ろを振り向けば、先週歩いた徳網山や白太郎山。すると突然目の前の視界が開け、
目指す大朝日岳が姿を現す。見た瞬間は声を出さずにはいられない
2022年04月02日 08:15撮影 by  E5823, Sony
7
4/2 8:15
目指す大朝日岳が姿を現す。見た瞬間は声を出さずにはいられない
クラックに興味津々
2022年04月02日 08:34撮影 by  E5823, Sony
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4/2 8:34
クラックに興味津々
クラックの先には大朝日岳
2022年04月02日 08:53撮影 by  E5823, Sony
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4/2 8:53
クラックの先には大朝日岳
ずっと左傾斜の斜面を歩いていたので同じところが靴にぶつかり足が痛くなってきた
2022年04月02日 09:06撮影 by  E5823, Sony
4
4/2 9:06
ずっと左傾斜の斜面を歩いていたので同じところが靴にぶつかり足が痛くなってきた
藪が酷いところでもこんな感じ
2022年04月02日 08:24撮影 by  E5823, Sony
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4/2 8:24
藪が酷いところでもこんな感じ
危険個所も
2022年04月02日 09:20撮影 by  E5823, Sony
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危険個所も
テンションも上がってくる
2022年04月02日 09:29撮影 by  E5823, Sony
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4/2 9:29
テンションも上がってくる
桧岩屋山に向け歩く
2022年04月02日 09:33撮影 by  E5823, Sony
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4/2 9:33
桧岩屋山に向け歩く
まだまだ元気
2022年04月02日 09:34撮影 by  E5823, Sony
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4/2 9:34
まだまだ元気
最後は得意の四つ足歩行
2022年04月02日 09:46撮影 by  E5823, Sony
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4/2 9:46
最後は得意の四つ足歩行
雪庇やクラックは直接影響はない
2022年04月02日 09:50撮影 by  E5823, Sony
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4/2 9:50
雪庇やクラックは直接影響はない
右が大朝日岳。左がこれから歩く稜線
2022年04月02日 09:53撮影 by  E5823, Sony
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4/2 9:53
右が大朝日岳。左がこれから歩く稜線
行きますよ〜
2022年04月02日 10:16撮影 by  E5823, Sony
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4/2 10:16
行きますよ〜
クラックの先には大朝日岳
2022年04月02日 10:20撮影 by  E5823, Sony
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4/2 10:20
クラックの先には大朝日岳
テンション上がりまくり
2022年04月02日 10:28撮影 by  E5823, Sony
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4/2 10:28
テンション上がりまくり
とにかく最高の眺め
2022年04月02日 10:58撮影 by  E5823, Sony
10
4/2 10:58
とにかく最高の眺め
右から大朝日岳〜中岳〜西朝日岳〜そして、袖朝日岳
2022年04月02日 11:37撮影 by  E5823, Sony
9
4/2 11:37
右から大朝日岳〜中岳〜西朝日岳〜そして、袖朝日岳
袖朝日岳が近づいてきた。こんなに
2022年04月02日 11:38撮影 by  E5823, Sony
5
4/2 11:38
袖朝日岳が近づいてきた。こんなに
カッコいいとは・・・・
2022年04月02日 11:46撮影 by  E5823, Sony
8
4/2 11:46
カッコいいとは・・・・
珍しく大人しく眺める
2022年04月02日 11:51撮影 by  E5823, Sony
7
4/2 11:51
珍しく大人しく眺める
昨日付いた霧氷
2022年04月02日 12:17撮影 by  E5823, Sony
4
4/2 12:17
昨日付いた霧氷
懐かしの化穴山も見えてきた
2022年04月02日 12:45撮影 by  E5823, Sony
4
4/2 12:45
懐かしの化穴山も見えてきた
袖朝日岳とうちゃこ
2022年04月02日 13:00撮影 by  E5823, Sony
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4/2 13:00
袖朝日岳とうちゃこ
そこから眺める朝日主稜線の名峰
2022年04月02日 13:01撮影 by  E5823, Sony
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4/2 13:01
そこから眺める朝日主稜線の名峰
そして、北には以東岳
2022年04月02日 13:04撮影 by  E5823, Sony
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4/2 13:04
そして、北には以東岳
風もない山頂でまったりと休憩
8
風もない山頂でまったりと休憩
歩きだすそこは、積もったばかりの新雪
2022年04月02日 13:36撮影 by  E5823, Sony
6
4/2 13:36
歩きだすそこは、積もったばかりの新雪
次に目指す西朝日岳
2022年04月02日 13:47撮影 by  E5823, Sony
7
4/2 13:47
次に目指す西朝日岳
三面尾根もはっきりと。今年も歩きますよ
2022年04月02日 13:49撮影 by  E5823, Sony
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4/2 13:49
三面尾根もはっきりと。今年も歩きますよ
袖朝日岳からの斜面。誰かここから滑りたいと言っていたな
2022年04月02日 13:55撮影 by  E5823, Sony
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4/2 13:55
袖朝日岳からの斜面。誰かここから滑りたいと言っていたな
割れた雪塊と大朝日岳
2022年04月02日 14:01撮影 by  E5823, Sony
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4/2 14:01
割れた雪塊と大朝日岳
2022年04月02日 14:13撮影 by  E5823, Sony
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4/2 14:13
かなりヘロヘロになりながらようやく西朝日岳。
2022年04月02日 15:09撮影 by  E5823, Sony
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4/2 15:09
かなりヘロヘロになりながらようやく西朝日岳。
西朝日岳からの以東岳
2022年04月02日 15:11撮影 by  E5823, Sony
6
4/2 15:11
西朝日岳からの以東岳
そして、向かう大朝日岳。登山者のトレースが見える
2022年04月02日 15:16撮影 by  E5823, Sony
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4/2 15:16
そして、向かう大朝日岳。登山者のトレースが見える
最高の天気の中、ゆっくると歩を進める
2022年04月02日 15:27撮影 by  E5823, Sony
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4/2 15:27
最高の天気の中、ゆっくると歩を進める
中岳の登り。何度足を止めたか。何度膝をついたか
2022年04月02日 15:54撮影 by  E5823, Sony
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4/2 15:54
中岳の登り。何度足を止めたか。何度膝をついたか
何度歩いてきた道を眺めたか
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何度歩いてきた道を眺めたか
振り向けば主稜線の陰影が濃くなってきた
2022年04月02日 16:06撮影 by  E5823, Sony
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4/2 16:06
振り向けば主稜線の陰影が濃くなってきた
もうすぐ、大朝日岳避難小屋へ
2022年04月02日 16:25撮影 by  E5823, Sony
7
4/2 16:25
もうすぐ、大朝日岳避難小屋へ
とうちゃこ
2022年04月02日 16:49撮影 by  E5823, Sony
6
4/2 16:49
とうちゃこ
山頂は明日へのお楽しみに。というか、もう登れない(^-^;
2022年04月02日 16:49撮影 by  E5823, Sony
6
4/2 16:49
山頂は明日へのお楽しみに。というか、もう登れない(^-^;
新雪で水を作った後には夕日タイム
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新雪で水を作った後には夕日タイム
小朝日岳方面
月山と左には鳥海山。体が2つあれば行けるのだが・・・・
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月山と左には鳥海山。体が2つあれば行けるのだが・・・・
袖朝日岳に沈む夕日
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袖朝日岳に沈む夕日
いよいよ夕食。まずはいつものベーコンチーズ
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いよいよ夕食。まずはいつものベーコンチーズ
鳥鍋。今回は軽量化のために乾燥野菜を使ってみた
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鳥鍋。今回は軽量化のために乾燥野菜を使ってみた
猪ジャーキー
ちょっと寝過ごしてしまった
3
ちょっと寝過ごしてしまった
以東岳方面
お世話になりました
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お世話になりました
まずは、大朝日岳
5
まずは、大朝日岳
山頂から見るこれから歩く稜線
10
山頂から見るこれから歩く稜線
アイゼンは外してしばらく下る
4
アイゼンは外してしばらく下る
振り返って大朝日岳
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振り返って大朝日岳
飯豊もキレイに見える。今回は悔しくはない
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飯豊もキレイに見える。今回は悔しくはない
これから歩く尾根。なかなか厳しそうだ。割れてるし
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これから歩く尾根。なかなか厳しそうだ。割れてるし
ブナの芽も膨らんできた
3
ブナの芽も膨らんできた
うねる尾根
割れてるな〜
ぱっくりと。左右にも長く、大きく迂回しトラバース
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ぱっくりと。左右にも長く、大きく迂回しトラバース
ずっと一緒だったアニマルトレース
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ずっと一緒だったアニマルトレース
急斜面はグリセードで
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急斜面はグリセードで
分かりづらいが1つ目の吊り橋
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分かりづらいが1つ目の吊り橋
そこは、危ういスノーブリッジで迂回
3
そこは、危ういスノーブリッジで迂回
角楢小屋
2つ目の吊り橋。吊り橋の踏板(板はなく2本のワイヤーに細い丸太が挟んである)まで、雪で3mは高さがあり降りられない。渡渉もできない。
5
2つ目の吊り橋。吊り橋の踏板(板はなく2本のワイヤーに細い丸太が挟んである)まで、雪で3mは高さがあり降りられない。渡渉もできない。
ロープで確保して雪を削りステップを作る。それでも厳しく迂回ルートを探しに行くが見つからない。
3
ロープで確保して雪を削りステップを作る。それでも厳しく迂回ルートを探しに行くが見つからない。
緊張で喉が渇き沢水で喉を潤す
4
緊張で喉が渇き沢水で喉を潤す
意を決して下降し渡る。右側へは上がれないため左へ少しトラバースして這い上がる
4
意を決して下降し渡る。右側へは上がれないため左へ少しトラバースして這い上がる
アイゼンでこの吊り橋を渡るとは思っていなかった。渡っている最中に雪に埋もれていたワイヤーが跳ね上がり、ビビりまくる(^-^;
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アイゼンでこの吊り橋を渡るとは思っていなかった。渡っている最中に雪に埋もれていたワイヤーが跳ね上がり、ビビりまくる(^-^;
渡り切って振り返る。まだ、あと2つある(^-^;
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渡り切って振り返る。まだ、あと2つある(^-^;
このコースでは一番嫌な3つ目の吊り橋。乗る所は問題ないが、どこから上がれるか偵察に。スコップで雪を削ったが無理で、右側から這い上がる作戦に
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このコースでは一番嫌な3つ目の吊り橋。乗る所は問題ないが、どこから上がれるか偵察に。スコップで雪を削ったが無理で、右側から這い上がる作戦に
斜め感が増してるような
5
斜め感が増してるような
ここはアイゼンの爪をひっかけられるので良かった良かった
6
ここはアイゼンの爪をひっかけられるので良かった良かった
渡り切る
最後の吊り橋
この程度の高さなら問題なし
5
この程度の高さなら問題なし
余裕余裕
渡り切ってトラバースも慣れてきたな
4
渡り切ってトラバースも慣れてきたな
登山届所は埋まっている
3
登山届所は埋まっている
後は、ひたすらの林道歩き
6
後は、ひたすらの林道歩き
前日は、針生平のここから雪壁を登って尾根に取り付いた
4
前日は、針生平のここから雪壁を登って尾根に取り付いた
フキノトウを頂く
4
フキノトウを頂く
撮影機器:

感想

朝日連峰には朝日と名のつく山は4つあり、唯一登山道がない山は袖朝日岳。そこの未踏区間を狙っていた。ほとんどここを歩いた記録がない中で、chicken_man氏の記録を参考にさせてもらった。他には西川山岳会さん。
幸いに今年は雪が多く、藪にそれほど悩まされることは少ないだろうと歩き出したが、針生山付近まではマタギ道がしっかりあり、いつでも歩けそうな道がついている。その先の尾根は細くなり藪も出始め、トラバース区間もあり厳しくなりはじめる。しかし、最高の天気に恵まれ祝瓶山を横目に気持ちよく進めた。前日に降った雪でクラックが隠れていることを心配していたが、思ったほど降ってはいなく、快適なアイゼン歩行となる。途中、大朝日岳が姿を現したときは、2人で声を上げてしまう程の絶景。徐々に体力は奪われていくが、初めて間近で見る袖朝日岳の山容はとても素晴らしく、また来てみたいと思わせる十分な威厳があった。西朝日岳に着くころにはヘロヘロになり、休み休み進み大朝日岳避難小屋に到着。素晴らしい夕日も見れ、夕食を食べた後は一瞬で眠りについてしまった。
2日目は何と言っても心配していた吊り橋が待っている。どのように心配していたかというと、今年の大雪で吊り橋が落ちていて通れなかったらまた、登り返さなければならなくなるということ。1つ目の吊り橋を見つけたときは安心したが、近づくと愕然とする。雪が多すぎて降りられない。川幅も広くはなかったためスノーブリッジを探し渡る。2つ目に向かう最中も不安は消えなく、案の定同じ状況。別ルートを探すも無理で、意を決し何とかかんとかワイヤーに降り立った。3つ目は出口が雪壁で上がれなく、崖を這い上がり突破。4つ目も普段は厳しい状況だが、これまで乗り越えてきた吊り橋と比べると楽勝。何とか無事に林道に戻ることができた。
今回一番ビックリしたのは、同行した登山歴2年目のまっしゅちゃん。この山行に誘ったわけではなかったが興味を持ってくれ行くとの事。その時点ではこのコースのことはまるで分っていなかったと思う。しかし、歩き切ったことで体力的にも技術的にも格段にレベルアップしたと思う。1回プチ滑落はしたが(^-^;
反省点として、下見をすべきだった。3年前の同じ時期に4つ目の吊り橋を渡っていたため、今回の大雪の状況は想像できなかった。
まあ、何はともあれ十二分に楽しめた思い出深い山行でした。次回は、小朝日岳も含めて全朝日縦走でもしてみるか。吊り橋は渡らないので誰か一緒に行きませんか?!(^^)!

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コメント

朝日四山制覇おめでとうございます。
私の時とは時期も積雪量も違いまるで別なコースを見ているようでした。
核心部分も全く違ったようで山は生きてるなとつくづく思います。かなりの苦労の末の貴重なレコありがとうございます。そして長い行程お疲れ様でした。
2022/4/6 7:10
鶏さん、ありがとうございます。レコはかなり参考にさせてもらいました。
完全に一緒のコースを辿ったけど、鶏さんの時より時期も早く、雪も多かったので薮には悩まされませんでした。が、代わりに吊り橋が😅
次回は、小朝日も入れて朝日4山縦走行きましょう😁
2022/4/6 12:31
吊り橋(ノД`)

袖朝日へは、やはり上って到達しなければですね。なんて雄々しいお姿なんでしょう。

私が行くなら悲しいかなピストンでしょうか…それすら行ける自信がありません。この達成は技術と体力、そして情熱の賜物ですね(^^)
2022/4/6 7:34
cheeさん、ありがとうございます。
吊り橋を渡る時に、昨年cheeさんが歩いたレコを思い出しながら渡りました😁

袖朝日岳は本当にカッコいい山なので、是非下から登って下さい。楽しみにしています。
2022/4/6 12:38
お疲れ様でしたー👏
ずっとニヤニヤしながら見させて頂きました😁
感動しました。素晴らしいです👏👏👏
2022/4/6 7:57
mooreeさん、一緒に行きたかったなぁ〜
ヤバいとこ好きなmooさんは、上からではなくこのコースで行くべきです。
吊り橋のワイヤーが突然跳ね上がった時は、マジビビりました😆
2022/4/6 12:43
いやぁ、すごいルートですねぇ。「刈払いの跡はある」なんて聞くとついつい「無雪期に〜」なんて思ってしまうけど、32kmはさすがに無理だな、、。お疲れ様っす。
2022/4/8 20:51
herozoさん、かなりキツイコースでしたね😅刈払いのあるのは、たぶん最初だけではないかと思います。後は明光山の様な感じではないかと。期待してます??
2022/4/10 12:26
こんばんは😃 お久しぶりです。凄いルートでの大朝日岳登頂おめでとうございます👍袖朝日からの絶景は格別ですね🙏
2022/4/11 22:22
takaka-sendaiさん。お久しぶりです。地形図見て行けそうなルートはウズウズしますね。天気にも恵まれてずっと絶景でラッキーでした😉
2022/4/12 5:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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