目指せ彼方の生藤山! … 笹尾根の玄関口は飴と鞭!
- GPS
- 10:48
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 1,835m
- 下り
- 1,792m
コースタイム
高尾山頂 8:13
小仏城山 9:32
景信山(休憩) 10:22
明王峠 11:34
陣馬山到着 12:05
陣馬山出発 12:46
和田峠 12:58
醍醐丸 13:28
大蔵里山 13:52
連行峰(休憩) 14:21
茅丸 14:45
生藤山 15:03
三国山(休憩) 15:09
鎌沢休憩所(休憩) 16:21
鎌沢入口バス停 17:01
藤野駅 到着 18:06
天候 | 強風、気温低め。晴れたり曇ったり雪がちらついたり、忙しい天気でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR藤野駅着 鎌沢入口バス停(藤野駅行)平26年3月現在 土休日:13:43、14:33、15:43、17:07、19:08 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・奥高尾縦走路:もみじ台〜景信山を超えて暫くは相変わらず酷い泥濘状態です。山行前日にまとまった雨が降ったので、なおさらでした。乾いていればラッキー♪と割り切るしかありませんねぇ… ・奥高尾縦走路:雪は殆ど消えています。 ・和田峠〜鎌沢入口バス停:トイレは和田峠と下山後の鎌沢休憩所にあります。山中にはありません。 ・和田峠〜鎌沢入口バス停:各ピークへの登り降りは露岩の目立つ急坂になります。濡れている時はスリップに充分注意して下さい。巻き道はあります。 ・和田峠〜鎌沢入口バス停:主ピークの巻き道は南面ですが、小コブには北面の巻き道が多いです。細い上にそれなりの急斜面ですのでので積雪、残雪期には要注意になります。 ・和田峠〜鎌沢入口バス停:全般的にメリハリの利いた稜線で、特に新緑の季節はとても良い雰囲気の中の尾根歩きが期待できそうです。 ・和田峠〜鎌沢入口バス停:登里の集落に出た後、鎌沢入口バス停まではかなり距離がありますので、バスの時間には余裕をもって行動した方が良いです。連行沢の右岸を行く事。途中橋があって道標が解りにくい方向を示していますが、”甲州裏街道”(陣馬街道の事です)の道標に従う事。この橋は渡らずに右岸をキープして下さい。陣馬街道=バス通りに合流する直前に橋があり左岸に出ますが、それはOK。 ・鎌沢入口バス停:バス停がある側は和田行きの車線。藤野駅行きは道路を渡ったバス停が無い側の車線です! |
写真
感想
基本的にトレーニング山行です。高尾山口からスタートして生藤山まで足を伸ばせば、距離・累積↑↓ともに結構な数字になるという事を他の方のレコで知りまして、チャレンジしてみました。
6号路でハナネコノメも見たかったし、2週間前に大平林道で見たウラジロの新芽の伸び具合も見たかったので、一丁平は大平林道で迂回というコースにしました。6号路のハナネコノメ、開花しているのはほんの一部でしたが、先週に続いて見る事が出来て良かったです。期待外れだったのはウラジロの新芽の方。伸びると”象が鼻を持ち上げたような”ユーモラスな姿になるようで、是非見たかったのですが、何の変化も見られませんでした。いつごろ来れば見られるんだろう…。収穫だったのは、もみじ台下から大平林道への連絡路(学習のみち)がなかなか良い感じの道で、これからの季節色々な花が見られそうだなぁと思いました。
大平林道をそのまま進んで大垂水峠からの登山道に合流し、城山へ登ったのですが、引き返して防火帯のみちを一丁平へ登り返した方が時間的には短かったのではないかと後悔しました。林道は長いです…>_<。このあたりでテンションがかなり下がってしまったのに加え、城山からは例によって泥んこ道。結局景信山まで3時間もかかってしまったので、今日はもう陣馬までにしとこう…と既にあきらめムードでした。
堂所山あたりまで来ると泥んこが無くなってペースが上がり、当初休憩を予定していた明王峠でも必要を感じず、陣馬山までは一気に歩けました。プランでは正午前に到着する事を考えており、実際にほぼその通りに到着出来たので、少しテンションが戻ってきました。おなかが減ったので、信玄茶屋でおソバと食後のコーヒーを注文してご主人に聞いたところ、生藤山までは2時間ぐらいだそうです(靴チェックをされましたが、理由は行ってみて解りました)。時間と足はOK。あとはやる気と天気です。やる気は持ち直してきたんですが、天気がねぇ…とにかくこの日は気温が低くおまけに強風で、ソバもコーヒーもあっという間に冷たくなる始末。風花は舞ってるし、生藤山のあたりには雲があって雨なのか雪なのか、とにかく何か降ってる様子です。しかし…まとまった雲は無いので、ずっと何か(雨or雪)に降られ続ける事もなかろうと判断し、腹をくくって行く事にしました!
ならば善は急げと和田峠に向けて出発すると、すぐにパラパラの乾いた雪が降りはじめました。和田峠に着くまでの15分程度で降りやんだので良かったです。暫し林道を歩くと登山口に出て、九十九折の急登をこなして稜線に出ると小さな祠がありました。暫く植林の中を歩き北側が開けた醍醐丸へ。結構アップダウンがあり、暑くなったのでフリースのジャケットを脱ぎました。けれども、ここからは東西の稜線になるので、当日の北西からの強風が吹きつけます。下りだとあっという間に寒くなります…こういう日は調節が難しいですね。
この稜線は初めて歩いたのですが、気に入ってしまいました^^ 自然林の中の快適な尾根道あり、露岩だらけの急登あり、見晴の良いピークあり、笹の広がったなだらかな場所もあり…最高じゃないですか!この季節、周囲の木々は葉を落としていますが、イコール新緑が楽しめるという事ですね。これからは陣馬とセットで積極的に歩いてみる事にしようと思います。稜線上では百日紅が目立ちましたが、真夏はさすがに厳しいかも…
連行峰に登る時、さすがに足に疲労を感じ始めたのでピーク上で休憩をとりました。次の茅丸への登りも短距離ですがキツイです>_<。足が攣るんじゃないかと心配しましたが、その兆候はありませんでした。ここが本日の最高点(1019m)になります。生藤山はもう目の前で、巻き道が出てきた時には『お〜〜!このガケの上がついに生藤山か〜♪』って感動にむせび泣く程でしたが…偽ピークでスカされてしまいました。気を取り直して生藤山に到着!山頂のドラム缶に見覚えあり…以前来た時にモリアオガエルの卵があったっけ… 時間は午後3時少し過ぎ。陣馬から2時間20分で到着です^^
あとは下山だけと思うともう気楽です。少し降りたところの三国山で持ってきたランチパックとドーナツを食べ、下山路について暫し考察。プランは鎌沢へ下山でした。午後5時台にバスがあるのと、よしんばバスに間に合わなくとも藤野駅までは一本道なのでわかり易い。上野原駅の周辺は道が入り組んでいて、道標が無いときっと迷う…というのが理由。プラン通りで問題なしです。下山路も良く整備されていて歩き易かったです。桜がたくさんありましたので、花の季節はきっと素晴らしいでしょうね。里の近くにアンテナが立っている場所があり、そこから連行峰〜陣馬山まで、今日歩いた尾根道を一気に見渡せました。この道は数年前にグループ山行で歩いた道で、その時は登里の茶畑の中にタチアオイが綺麗に咲いてたなぁと思い出しました。
鎌沢休憩所でトイレに行き、違和感を感じ始めた膝にベルトを巻いて一服、バス停目指して再出発しました。途中の道端にはキランソウやダンコウバイが咲いていました。スミレもたくさん。連行沢という沢沿いを歩くのですが、途中一カ所だけ判断が必要な交差点(橋のたもと)があります。”甲州裏街道→”という道標に従って、橋は渡らず沢の右岸を進んで下さい。鎌沢入口バス停には午後5時ちょうどぐらいに到着、7分後にバスが来る事を知り有頂天に♪バス停が片側にしか無かったので車線を確認すべきだったんですが…忘れてました。ちゃんと確認すれば10秒でわかる事なのですが、私がその時点で考えたのが、
「陣馬山はあっちだよね(これは合ってる)」
「登山口はその向こうだよね(間違い)」
「だから藤野駅もあっちでいいんだよね(同じく間違い)」
実際に反対車線をバスが通った時も『あ、あのバスが和田で折り返してくるのか』と一瞥しただけで、行先表示も見ませんでした。いつまでたってもバスが来ないので、ようやく間違いに気づいて藤野駅まで歩く破目になってしまいました。癪なので一旦切ったGPSロガーを入れなおして、てくてくと甲州裏街道を歩きはじめました。暫くして上野原方面の分岐に出たところであと4Kmの表示が。大した事無いじゃない♪ 暫し歩くと見慣れた陣馬登山口、暗くなっちゃいましたが、藤野駅には1時間程で着きました。膝にベルトを巻いた効果は大きく、痛む事もありませんでした。電車待ちの間に駅前の店で180mlの一番搾りを買って一杯 (^^*)
おつかれさま。思い切って行ってみて良かったです。
最後が締まりませんでしたが、30Kmオーバーは個人の最高記録更新です。ヤマレコの山行プロファイルでは高低差1900mを超えていますが、実際に通っていない一丁平や大垂水峠が入っているので、そこまでは至っていないはずです。それでも多分個人最高記録だと思います。次のトレーニング時には一丁平を通ってより正しい高低差が出るようにしようと思います。一気に登って一気に降りるのと、合計高低差では違うと思いますが、夏に向けてのトレーニングとしてこの先も歩きたいと思います。
生藤山の先に…赤岳と鳳凰三山が待ってるぞ〜 (^∇^)b
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