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Yamareco

記録ID: 4204748
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木岳直登ルンゼ滑降

2022年04月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:35
距離
12.2km
登り
1,610m
下り
1,589m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:55
休憩
0:40
合計
7:35
7:12
309
スタート地点
12:21
12:58
61
14:00
14:00
44
14:44
14:47
1
14:48
ゴール地点
天候 朝は高曇り、昼にかけて雲が濃くなり風も強まった
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢の無料駐車場は6時には満車だったようだ。
柏原新道の駐車場から歩く手もあったが、空模様的に時間が惜しかったので有料駐車場へ(1000円で12hのところと24hのところがある)。
土曜から立山入りした人もいるので日曜は埋まりやすいのでは。
コース状況/
危険箇所等
雪崩の落ちて落ち着いているように見える部分もあるが、全体的に雪崩、落石に注意する必要がある。
トラバース時の間隔開けや、休憩場所はフォールライン上を避けて選択するなど。

【登山開始〜大沢小屋付近】
トロバス記念館下からの右岸の雪は十分繋がっているのでシール歩行。雪は既に緩んでいる。
ひたすら山際をトラバースするトレースが多いが、帰りはともかく登りでは多少起伏があっても沢沿いの平坦を歩く方が早い。
堰堤が現れたら堰堤手前で高巻きを始め、堰堤を越えたら雪渓中央までグライドし、再び堰堤手前で高巻き、を繰り返した。
大沢小屋近くでは堰堤の上で一部陥没していたり割れていることも過去にはあったが、今年はフラットになっていた。

【大沢小屋付近〜マヤクボ沢出会】
シール歩行で続く。デブリもあったが、ほとんど融解し馴染んできているので下りも支障はなさそう。
出会でブーツアイゼンを履き、シートラーゲンに切り替え。雪は柔らかいが、上部の斜度があがる所で去年苦労したので早めに換装した。有り難いことにステップが出来上がっていたので利用させてもらった。

【マヤクボ沢出会〜山頂】
引き続きシートラで直登。マヤクボ沢のコルでなく、頂上稜線の南側を目指す。マヤクボ沢のコルを目指すルートと分かれるが、どちらも先行者によりステップが作られていた。稜線から頂上へは、雪壁を上がる。ピッケル、アイゼンで確保しながら登った。風に叩かれてかこの雪壁は硬かったので、深いステップが本当に有り難かった。

【山頂〜大沢小屋付近】
山頂からは直登ルンゼでマヤクボカールへ。
スティープラインだが程よく緩んでおり快適爽快。
カールから下はだんだんもっさり感のある雪になってくるが、極端な板掴みではなく快走。

【大沢小屋付近〜下山】
往路のルートでは藪が濃いということで、復路は大沢小屋作業道経由で登山口へ。
関電の管理道路は除雪が進んでいるが、そこは歩かず、登山道をトレースする。赤テープ等は見当たらなかったので不安な人はGPSを確認すべきと思う。
その他周辺情報 温泉は黒部観光ホテルへ。
宿泊客のチェックインラッシュと重なってしまったが快く入れてもらえた。ポイントカード作っておくと次回から割引有り。
夕食はラーメン矢へ。
営業は17時から。
出発
2022年04月24日 07:14撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 7:14
出発
ここもどんどん雪解けしてるんだろな
2022年04月24日 07:14撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 7:14
ここもどんどん雪解けしてるんだろな
藪をかき分けスタート
藪をかき分けスタート
大沢小屋作業道合流付近
2022年04月24日 07:58撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 7:58
大沢小屋作業道合流付近
天気、もってくれー
2022年04月24日 08:07撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 8:07
天気、もってくれー
たくさん登ってる笑
2022年04月24日 08:21撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 8:21
たくさん登ってる笑
マヤクボ沢出会の少し下。
斜度が少しきつくなるのと、シールのグリップが時々よくないので、少し盛り上がった場所で軽く休憩しつつクトー装着。
2022年04月24日 09:28撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 9:28
マヤクボ沢出会の少し下。
斜度が少しきつくなるのと、シールのグリップが時々よくないので、少し盛り上がった場所で軽く休憩しつつクトー装着。
振り返ると爺ヶ岳
2022年04月24日 09:28撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 9:28
振り返ると爺ヶ岳
こう見ると雪渓もそこそこの斜度がある
こう見ると雪渓もそこそこの斜度がある
太陽がだんだん雲の向こうへ…
2022年04月24日 09:39撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 9:39
太陽がだんだん雲の向こうへ…
マヤクボ沢へ。
上のグリーンバンドにかけて段々急登
2022年04月24日 09:59撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 9:59
マヤクボ沢へ。
上のグリーンバンドにかけて段々急登
爺ヶ岳に見守られながら登る
爺ヶ岳に見守られながら登る
急登を終えて、ひと段落
2022年04月24日 11:17撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 11:17
急登を終えて、ひと段落
直登ルンゼを滑降(&撮影)する人がいた。いいねえ。
2022年04月24日 11:36撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 11:36
直登ルンゼを滑降(&撮影)する人がいた。いいねえ。
ステップがあるといっても緊張はする
2022年04月24日 12:01撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 12:01
ステップがあるといっても緊張はする
直登ルンゼのエントリーを観察
2022年04月24日 12:17撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 12:17
直登ルンゼのエントリーを観察
観察してたら、山頂のスロープから華麗につないでノンストップで落としていった人が。かっこいい。
2022年04月24日 12:21撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 12:21
観察してたら、山頂のスロープから華麗につないでノンストップで落としていった人が。かっこいい。
空は美味だが白馬方面まで見えた。白馬の裏側、雪少ない?
2022年04月24日 12:25撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 12:25
空は美味だが白馬方面まで見えた。白馬の裏側、雪少ない?
立山方面
2022年04月24日 12:25撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 12:25
立山方面
立山方面
2022年04月24日 12:34撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 12:34
立山方面
迂回する1 人と一時別れて、直登ルンゼにエントリー
2022年04月24日 12:59撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 12:59
迂回する1 人と一時別れて、直登ルンゼにエントリー
よかった
2022年04月24日 13:01撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 13:01
よかった
合流してマヤクボ沢へ
2022年04月24日 13:30撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 13:30
合流してマヤクボ沢へ
だんだんモッサリ感が出て来たが板はそれなりに走った
2022年04月24日 13:41撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 13:41
だんだんモッサリ感が出て来たが板はそれなりに走った
作業道の下流では割れ始め。上から見ていたら直前まで気付かない場合もあり注意。ショートカットせず作業道の橋を渡るのが無難。
2022年04月24日 14:20撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 14:20
作業道の下流では割れ始め。上から見ていたら直前まで気付かない場合もあり注意。ショートカットせず作業道の橋を渡るのが無難。
作業道
2022年04月24日 14:24撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 14:24
作業道
扇沢駅はすぐそこ。だが、車道にはおりない。
2022年04月24日 14:37撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 14:37
扇沢駅はすぐそこ。だが、車道にはおりない。
ひとまず記念撮影
2022年04月24日 14:42撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 14:42
ひとまず記念撮影
夕食へ
2022年04月24日 17:07撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/24 17:07
夕食へ
撮影機器:

感想

扇沢までの道が開通したら行こうと決めていた針ノ木岳に今年も来られた。
当日朝はちょっとしたトラブルがあり出発が遅れてしまったが、歩き始めたら順調に高度を上げ山頂へ。
生憎の空模様だけど、着いたときにはギリギリ槍の穂先も見え、妙高頸城の山々までも見渡せた。
遠くの雲が黒くなり、穏やかだった風も稜線らしい強さになってきたので、下山を開始。ほどよい斜面状態を見て、念願の直登ルンゼへ滑り込むことができた。良好なコンディションのお陰か見た目ほどはスティープでなく気持ち良かった。これは癖になる爽快感。。
その後も麓まで滑り通し快速下山。

※ 直登ルンゼはMicchan1993さんと、その他の行程は hoyan さんとの3人で行動。別ルート区間がありヤマレコは別々に作成することにしました。

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山滑走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
針ノ木岳(残雪期・マヤクボ沢経由)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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