笠ヶ岳2898m:魅惑の山岳スキーへの誘い
- GPS
- 12:38
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,234m
- 下り
- 2,235m
コースタイム
- 山行
- 11:13
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 12:39
天候 | 曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このエリアは雪崩・落石リスクが高いです。今回の条件は安定しましたが、行きと帰りに3の沢付近からの大きな全層雪崩や落雪が見られましたので、やはり細心の注意が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
バックパック
使い捨てカイロ
ダウンジャケット
ウインドブレーカー
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
無線機
スリング
予備インナーグローブ
保温ボトル
防寒グローブ
ビニー
バラクラバ
ハードシェルジャケット
ゴーグル
オーバーグローブ
アイゼン
ビーコン
ゾンデ
スキーヘルメット
スキーシール
スキー板
スキーアイゼン
シャベル
シールメンテキット
兼用靴
ウィペット
ウエストバッグ
ウェラブルカメラ
|
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感想
以前にザイテンタールから杓子平までは登ったことがあったが、山頂までは雪の季節に登ったことはなかった。今回、JUNDrさんからのお誘いで、land-raiderさんと共に参加させていただくことになった。
今年は雪が豊富だったので僅かな期待を持っていた。が、しかし左俣林道から雪は無く、橋を渡ったところからヤブ漕ぎが始まる。堰堤を乗り超え、渡渉を何箇所かこなして、やっとシール歩行が開始できる。渡渉ポイントをあっちこっち探したが、ドボンの可能性大。結局、用意していたビニール袋をインナーブーツにかぶせてジャブジャブした。これが一番安全安心、ドボンしたら即敗退だからね。
五ノ沢まではシール歩行で広い穴毛谷を進み、五ノ沢は粛々と登るのみ。幡隆平に出るまでは、ダブルウィペットとアイゼンキックステップで登り上げる。硬くはなかったので緊張はなかったが、思い切り疲れました。
幡隆平から山頂までシールで登り上げて、今日のミッションは八割方完了?tooruoh は雪の笠ヶ岳頂上は初めて、JUNDrさん、land-raiderさんのおかげです、ありがとうございました。頑張りました、一人だったら途中で心がボキッと折れていたでしょうね。
さて、山スキーはスキー滑降をしないといけないwwwので、山頂からスキーで滑り出す。稜線を少し戻って、協議の結果、六ノ沢を下降することになった。滑り出しはちょっと急だが広くて滑りやすい。ターンも気持ち良く決まる。狭いところもあるが、適度に緩んでいて楽しく異次元感のある沢を滑り降りる。緊張させる高度感、迫り来る岩壁群の中でのターン、これぞ山岳スキーだ。やったな〜と言う気持ちでいっぱいになる。
六ノ沢から穴毛大滝の上を巻いて、穴毛谷に入ると、流れ落ちてきている枝や土、石が出てくる。少しでもよさそうな雪面を選んで滑り降りる。穴毛大滝、穴毛の穴?とか観光ポイントもあるし、飽きさせない谷だ。
雪が切れてからは最後のアトラクション。登りと同じく渡渉をこなし、ヤブをこなし、左俣林道に無事に帰着。JUNDrさんland-raiderさん、楽しかったですね、ありがとうございました。
穴毛谷からの笠ヶ岳は陰鬱な雰囲気と穴毛岩の醸し出す独特な光景により一種異様な世界を感じることが出来る山スキーエリアです。初めてのland-raiderさんをお誘いしましたが、山岳スキーの世界楽しんでいただけたでしょうか?
今回は私も初めての5ノ沢から登り上げで山頂を目指しました。滝の石門は水がかぶりややアイス斜面でジュラルミンアイゼンでは、やや緊張しました。その後の急斜面の登りはtooruohさんにステップを作って貰い腓腹筋がパンパンになりながらの登りになりました。5ノ沢の登り中は緊張で眠気はなかったですが、相変わらず不眠状態で突入し、播隆平で途中で立ち寝しながら何とか山頂までたどり着けました(笑)。天候はずっと曇りで、暑くなかったのが幸いでしたが。雪面は上部ハーフクラスト〜パックスノー、後半はやや重たいザラメで、最後は重たい柔らかデブリでした。2週間ぶりの山行で脚に来ましたが無事に下山でき大満足でした。皆さん楽しんでいただけたでしょうか?
白出沢からの奥穂か、穴毛谷からの笠が岳。
JUNDrさんからお誘いをいただいた。
どちらも行った事無いルートだ。
奥穂は今の自分ではレベルが達していないと思ってるので、笠が岳をリクエスト。
穴毛谷はルート選択が出来るので、自分でも行けるルートはあると思っていた。
ザイテンタールとか七ノ沢とか…。
事前自己判断では登りは五ノ沢、滑りは六ノ沢が限界かな?と踏んでいたが、JUNDrさんからのルート提案はズバリそれ。
私のレベルをバッチリ見極めていただいている。
さて、ボリュームのある山行になるので早出だ。
久しぶりの3時スタート。
12時間前後掛かるから、これ位で丁度良い。
昨日に続き連日の左俣林道だが、今日はJUNDrさん、tooruohさんと三人なので退屈しない。
このメンバーは焼岳以来か。
あの時はtoorohさんの晴男パワーが発揮されなかったな、今日はどうなんだろう?
暗闇を進むので取りつきが良く分からない。
ガサゴソしながらも沢筋に降り立つ。
しかし堰堤連発で「どっから越えるの?」と右往左往。
右往左往どころか中央突破w(堰堤ど真ん中を乗り越えた)
懸念の渡渉点は綿密なルーファイによって弱点を見出し突破。
ここからシールで歩きだす。
とは言え、しばらく進むと半融けデブリ地帯に入りシールが効かない。
どうせ五ノ沢に入ったらシートラなんだから、と潔く担ぐ。
雪は程よい固さで歩きやすい。
途中の凶悪な全層雪崩跡がこの春の気温急上昇を物語る。
五ノ沢出合いに到達して進捗確認をすると、ほぼ想定通り。
ここからが核心となるので気合が入るが、脚の動きが緩慢になってきた。
昨日の疲れが出始めたか?
トップを回しながら登るべきなのだろうが、先行するお二人のペースに着いていくのがやっとだ。
お二人のステップに助けられて這う這うの体だ。
リアル這ってるのだけどw
プラトーに乗り上げたら、何となく見覚えのある地形だ。
夏の笠ヶ岳は何度も来ているのでイメージできる。
ここから稜線への乗り上げを最短ルートで行くか安牌かの選択となったが、ここは安牌で。
天候崩れが心配で時短も要求されているとわかっていたが、最短ルートは乗り上げ難度高そうでかえって時間消費するだろう、安牌に巻いてもロスタイムしれている。
では、と安牌方面に進むが近づいて見たら、空の白さと稜線の白さが重なって壁に見える。
こりゃ間違えたか?と不安になったが、JUNDrさんから後方からの進路指示いただきキビシイ乗り上げだったが、無事稜線へ。
さて、ビクロリーロードを進もうか。
夏のイメージと重ねながら進むと楽しさ倍増。
小屋に寄せる進路で進み、粛々と山頂へ。
少々白っぽい景色だったが、槍穂高の稜線まで見通せてまあまあか。
祠まで戻りシールオフ。
雑談しながら作業してたら、JUNDrさんが
「ランドレ君、初めての笠ヶ岳が五ノ沢登りとは大した物だね〜」と。
www最初から「五ノ沢ねっ!」て言ってたのJUNDrさんじゃないw
ま、登りは何とかなりますが、問題は滑り…
取り合えず六ノ沢ドロップポイントまで移動。
ゲッ…岩多いな、クラックもあるぞtooruohさんは狭いノドを行こうとしてるし。
ハッキリと自分が行けるラインを意思表示しなければ…。
「ここはムリです、あっちのラインならイケると思います」と宣言したら。
JUNDrさんから「わかった!」と強く返事。
信頼関係を感じて嬉しかった。
さて、行くと決めたらガツンと滑るぞと気合でドロップ。
固くもなく、デロ流れも出ずで気持ちよく滑れた。
しかし、それは上半分くらいかな?
後半は脚が売り切れかけで高度下げるのでやっとだった。
でも大コケすることなく無事に滑走終了。
渡渉もあっさりと通過で、あとはトコトコ歩き下山。
12時間のタップリ山行で心も身体も大満足。
お二人のおかげで充実のヤマを楽しめました。
ありがとうございました。
追記:この顔ぶれだとtooruohさんの晴男パワーは封印されるのか?
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