GW立山大ループ
- GPS
- 24:11
- 距離
- 40.4km
- 登り
- 4,549m
- 下り
- 5,125m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:31
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:20
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:00
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
5/4-7の予定で室堂ベースのバックカントリー。なんと入山から3.5日素晴らしい晴天が続き、連日のロングルート。奥大日南面の激悪コンディション以外は悪い場所は無かった。フィジカルな疲労もさほど感じなかったのでアドレナリンが出まくっていたのであろう。
5/4 初日から真砂沢〜剱沢周回。扇沢からアルペンルート始発で入山。ゴールデンウィークで天気も良いので朝から行列。始発に乗るならWeb予約必須です。室堂に8時前に到着し、本日の宿雷鳥荘にチェックインして登山開始。午前中を中心に予想より風が強かった。稜線の雪は少ないが何とかスキーをほとんど脱ぐことなく別山南峰へ。南峰から直接真砂沢へドロップ。出だしの急斜面は腐る手前の新雪でややテクニカルだが悪くない。緩斜面に入るとだんだん重い湿雪に変わる。ストップスノーを如何にストップさせずに滑るか、なかなか難しい。出合からは長い長い劔沢の登り。長次郎谷は綺麗だったが、平蔵谷はデブリがひどい。大脱走ルンゼは行っても楽しくなさそうだ。勇壮な剱岳に見惚れていると剱沢の登り返しもそれほど苦にはならない。最後は重いがそこそこ滑る雷鳥沢をかっ飛ばして終了。この日の全行程通じて所々小さなクラックや側壁からの雪崩はあったが、コンディションは悪くなかった。
5/5 奥大日南面〜国見岳。天気は予報より良くなっており、終日持ちそう。ただ上部の雪が緩んでからドロップしたいので、少しゆっくり目に出発する。奥大日岳までの稜線はトレースバッチリ。奥大日の巨大な雪庇と黒々とした剱岳西面が美しい。2611ピーク直下には表層雪崩の跡が見える。3日前に降った新雪が雪崩れて数人巻き込まれたようだ。怪我人が出たようだが、大事には至らなかったようで何より。当事者の方のYouTubeはこちら。https://youtu.be/WY6R1-1nI1w
雪が緩むのを待つため地形図上の山頂まで往復し、9時過ぎにドロップ。上部はスキーヤーズライト側のノートラックの斜面から回り込む。快適だ。中間部はノドの大分下までデブリ。滑れる感じではなくひたすら横滑りで降りるが、デブリ部分はツボ足。デブリがなくなってからの緩斜面は快適。称名川を渡り、唯一天狗平に上がれる尾根を200m登って安全地帯へ。ノートラックの天狗平を横断し、国見岳に登って室堂目指してダイレクトに滑り降り、本日の宿みくりが池温泉へ。
5/6 内蔵助カール〜御前谷〜雄山西面。3日連続の晴天だ。雪が緩む時間帯の見極めが難しい。内蔵助も御前谷も東面なので陽の当たるのは早い。結局、9時すぎにドロップした内蔵助は快適なザラメ、12時前にドロップした御前谷はストップスノーだった。日射の具合とか気温や風とかなかなかベストのタイミングを得るのが難しい。予定では御前谷を黒部平まで滑り降りてロープウェイとケーブルカーで室堂に戻る予定だったが、この雪質では楽しめなそうなので途中から雄山に登り返して雄山西面を滑降することにした。登り返しは疲れたが正解だった。一気に滑り降り、みくりが池温泉に直行した。
5/7 下山日。一ノ越から御山谷を下り、タンボ平経由で黒部平ケーブルカー駅まで。御山谷から東一ノ越までのトラバース道は雪がなく、半分ほど歩きとなる。最後の半日も清々しい晴天。行程中ほぼ晴れが続き、満喫した4日間だった。これで板納めにしよう。
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