今年ラストの雪山はアグレッシブな笈ヶ岳
- GPS
- 13:32
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,972m
- 下り
- 1,971m
コースタイム
- 山行
- 11:28
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 13:27
中宮温泉ビジターセンター 04:02 - 04:31 ジライ谷出合 04:49 - 06:28 ジライ谷ノ頭 06:51 - 07:10 1271P 07:10 - 10:39 中宮ルート分岐 10:45 - 11:03 小笈ヶ岳 11:03 - 11:13 笈ヶ岳 11:56 - 12:10 小笈ヶ岳 12:10 - 12:23 中宮ルート分岐 12:26 - 13:52 冬瓜平 13:53 - 15:14 1271P 15:14 - 15:39 ジライ谷ノ頭 15:39 - 16:36 ジライ谷出合 17:01 - 17:29 中宮温泉ビジターセンター
中宮温泉ビジターセンター 04:02 - 04:31 ジライ谷出合 04:49 - 06:28 ジライ谷ノ頭 06:51 - 07:10 1271P 07:10 - 10:39 中宮ルート分岐 10:45 - 11:03 小笈ヶ岳 11:03 - 11:13 笈ヶ岳 11:56 - 12:10 小笈ヶ岳 12:10 - 12:23 中宮ルート分岐 12:26 - 13:52 冬瓜平 13:53 - 15:14 1271P 15:14 - 15:39 ジライ谷ノ頭 15:39 - 16:36 ジライ谷出合 17:01 - 17:29 中宮温泉ビジターセンター
中宮温泉ビジターセンター 04:02 - 04:31 ジライ谷出合 04:49 - 06:28 ジライ谷ノ頭 06:51 - 07:10 1271P 07:10 - 10:39 中宮ルート分岐 10:45 - 11:03 小笈ヶ岳 11:03 - 11:13 笈ヶ岳 11:56 - 12:10 小笈ヶ岳 12:10 - 12:23 中宮ルート分岐 12:26 - 13:52 冬瓜平 13:53 - 15:14 1271P 15:14 - 15:39 ジライ谷ノ頭 15:39 - 16:36 ジライ谷出合 17:01 - 17:29 中宮温泉ビジターセンター
天候 | ドピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゲート開閉時間。7時〜19時。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
完全なバリではないです。 ですが普通の登山道の1.5倍の時間はみた方が良いです。 スタートから取付きまではトラバース。 取付きから2時間位は激急登の鎖場パラダイス。 10ケ所以上はあります。 ロープが切れそうな所もあり。 長い所で30メートル位。 鎖場が終わると枝地獄・根っこ地獄です。半袖だと血だらけ。ここはツラい。 ここは数百メートル行くのに1時間位かかります。かなり難儀します。ピンテはありますが前半の核心部。 1400メートル位から雪道。 笈ヶ岳が見えるとトラバースか冬瓜・シリタカ経由か選択。。 私達は体力温存の為、トラバースしました。 トラバースはかなり雪崩れの危険性有り。結構、雪崩れた後があります。 私達も目の前で雪崩れが発生。 ビビりました。 今後も更に雪崩れのリスクは高くなると思います。 シリタカの鞍部から稜線に乗りますが所々、笹・藪がうるさいです。 稜線に乗り左側は崖です。 右側もクラック有ります。 頂上直下は雪がなく、崖登りになります。 今回は相方の腰と熱中症の心配がありましたのでルーファイは相方に任せて私はペース配分・声掛け・小休憩のタイミング取りで、なんとかクリア出来ました。 まだまだヘタレコンビは健脚になれず。 |
その他周辺情報 | 中宮温泉ビジターセンターに綺麗なトイレ有り。 |
写真
感想
完全なバリルートかと思いきや、道はついてました。最初の2時間は激急登の鎖場パラダイス。
それからは木の枝地獄・木の根っこ地獄。半袖だとと血だらけになります。
木の枝・根っこが凄すぎて中々、先に進めず。。数百メートル行くのに1時間以上。。
冬瓜とシリタカは薮が出ているとの情報でスルー。
雪が出てきた所で12本アイゼン装着。
突然、目の前に笈ヶ岳がドカーンと。
『カッケ〜、けど遠い〜』って相方と思わず一緒に言ってましたわ。
途中、薮や笹もちょいちょいあります。
山頂直下は雪もなく崖。。
普通に鎖場出来るなら問題ないです。
山頂からは360度の大展望。。
流石、難関の200名山。凄いです。
下山中には雪崩れに巻き込まれそうになりました『1分早かったらアウトでしたよ😅』
山の神様が助けてくれました。
天気も一日中ドピーカン。。
こんな最高の山に相方といけた事に感謝。。
今年ラストの雪山は最&高でした。
これで日本二百名山、66座目。。
まだまだだな〜。
永年狙っていた笈ヶ岳に挑む日が、遂に来た!ここ数年は、雪量や自身の体調もあり、躊躇して来たが、今GW後半は天気も安定しており絶好のチャンスが到来した。
相方に話を持ち掛けると日程が合い、コンビ山行となった。
前日は、ビジターセンター入りし車中泊。21時就寝も興奮し、なかなか寝付けず目を覚ますこと数度。結局、寝不足のまま予定時刻通り4時にヘッデンスタートした。
まずは、2つのトンネルを抜けほぼ水平移動し、ジライ谷到着。ここでヘッデン収納し渡渉すると、左におれ、のっけから超急登!お助けロープのオンパレードだ。ここは行きたい心をグッと抑え、超スローペースで歩を進める。夜が明けたばかりで、涼しい時間帯を超急登ゾーンに当てることが出来た。疲弊した帰りの下りを考えるとこの急登はゾッとする、だが行かねばならぬ。
約2時間の後、ジライ谷の頭に到着。ここから、冬瓜分岐までは、今度は枝地獄だ!雪で根曲がった強枝を払い、踏みつけ進むが、その反動で撓った枝が鞭の様に襲い掛かって来る!枝攻撃に耐え進むと、冬瓜分岐に到着した。ここで、アイゼン装着。事前情報から冬瓜山〜シリタカまでの稜線上は藪藪で、岩稜戸渡もあることから、迷わず巻道ルートを選択する。ややトラバース気味に冬瓜平に歩を進めると、遂に目指すは笈ヶ岳本峰が姿を現す。その屹然とした姿に暫し見惚れながら、距離感と原始の空間を再認識する。
冬瓜平はほぼ水平に移動するが、シリタカ直下から分岐までは、急直登だ。そろそろ緩んで、重さを感じ始める雪を蹴り込み、何とか雪壁を乗っ越すと眼の前には立山、穂高の両連峰が飛び込んで来た。暫し、眺めを堪能後、行く手を阻む藪やクラックを突破しジリジリと本峰に迫って行く。そして、遂に山頂直下の土斜面に到着。ここには、既に雪面はないが、向かって左側の枝を頼りに土にアイゼンを蹴り込み、10m程登ると、難関笈山頂に突き抜けた瞬間だった。
言い現せない程の達成感、360度の眺望、今までの行程、万感の想いが込み上げてくる。時が止まってくれれば良いのにと願いながらも、いよいよ下山時刻が迫って来た。
帰路は意気揚々かと思いきや、緩んだ雪面の上り返しに一苦労。そして、巻道ルートではシリタカ山直下、行く手40〜50m前でのまさかの雪崩!巨大な雪塊が大量にあっと言う間に掛け落ちる。こんな時、全く動けないものです。僅かにタイミングズレて巻き込まれていたと思うと、背筋がゾッとする。それ以降は、常に上部に注意を払い、冬瓜平で一息。その後は、往路同様、枝地獄、激急登ゾーンに辟易しながら、無心で下山。ホワイトロード閉門時間には余裕をもって間に合うことが出来た。
念願だった笈ヶ岳を最高の形で登頂でき、感無量!と同時に天候、雪質、相方、自身の腰、そして山の神に感謝です。
コメント
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写真と動画で少し行った気になれました。
てかyっちゃんの感想山岳小説みたいだね。
二人ともお疲れ様でした。
tororowoさん。おはようございます。
コメントありがとうございます。。
いや〜大変でしたがGW位しか遠出が出来ないので頑張りましたよ。
難関を登頂した時の達成感はハンパないですね。
ね〜、山岳小説みたい(笑)
行った事無いけど、相当キツイのは解るo(*º▽º*)o
Yっちゃん
心身腰共に調子良さそうで何よりヾ(*´∀`*)ノ
idatenfさんこんにちは。コメありがとうございます。。。
とにかく木の枝地獄が。。ツライ。
相方、調子良いですよ。
いつかは、笈ヶ岳ご一緒しますか。
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