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Yamareco

記録ID: 4375755
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

間ノ岳(細沢↑荒川本谷↓)

2022年05月28日(土) ~ 2022年05月29日(日)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
35:58
距離
34.0km
登り
4,187m
下り
4,190m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
16:20
休憩
0:50
合計
17:10
1:44
25
スタート地点
2:09
2:09
58
3:07
3:07
55
4:02
4:03
77
6:43
6:43
11
6:53
6:57
495
15:12
15:22
171
18:13
18:43
12
18:54
宿泊地
2日目
山行
8:34
休憩
0:28
合計
9:02
4:39
8
宿泊地
4:47
4:49
82
6:11
6:18
209
9:47
10:00
5
10:05
10:05
32
11:24
11:24
67
12:31
12:31
49
13:20
13:20
22
天候 晴れ!
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠P利用
コース状況/
危険箇所等
・荒川出合〜弘法小屋尾根取り付き〜三ツ瀑
有名な堰堤近くまでは舗装路。堰堤は左岸高巻きルートもある(残置ロープあり)が、右岸から堰堤内部を通過(残置ロープあり)する方が簡単で早い印象。弘法小屋尾根取り付きから先も、弘法小屋尾根を少し登ってトラバースする方法もあるようだが、河原歩きが圧倒的に楽で早い印象。砂防ダムを過ぎて川幅が狭くなる所(南沢出合)からピンクテープが三ツ瀑へご案内してくださる。

・間ノ岳細沢
三ツ瀑から2100辺りまでは滝が連続して水量も多い。岸には棘藪もあるが隆盛を誇る前で服を破かず通過。その先は水量も藪も減って非常に快適な河原歩きになり、大雪渓を進み細沢カールを山頂近くまで律儀に詰めて遡行終了。2本の東尾根に囲まれて湾曲する様子はあまりにも美しい。

・間ノ岳荒川本谷
農鳥小屋から下降開始。ダケカンバ帯で滑落停止の安心感を得ながら本流へ合流。西農鳥岳を源頭とする西農鳥沢(仮称)と、アレ沢の合流によって「本谷」と呼べる水量になり、ここから本格的に河原歩き。河原はあるがゴルジュ地形となっていき高巻きを含め対応するも、最終的には尾無尾根に登り返して三ツ瀑へ復帰。
その他周辺情報 🛀夜叉神ヒュッテ
荒川出合から林道歩きで、この日初めて見た目的地。しかし後に農鳥と判明。
2022年05月28日 04:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 4:24
荒川出合から林道歩きで、この日初めて見た目的地。しかし後に農鳥と判明。
往路は堰堤を左岸高巻きするも、あまり心地よくない印象。
2022年05月28日 05:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 5:08
往路は堰堤を左岸高巻きするも、あまり心地よくない印象。
弘法小屋尾根に取り付いて途中からトラバースして三ツ瀑へ向かう画策も、
2022年05月28日 05:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 5:20
弘法小屋尾根に取り付いて途中からトラバースして三ツ瀑へ向かう画策も、
どうも獣道だったようで、結局河原へ復帰→ピンクテープで三ツ瀑。先日登った大唐松山がモルゲン。
2022年05月28日 06:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 6:13
どうも獣道だったようで、結局河原へ復帰→ピンクテープで三ツ瀑。先日登った大唐松山がモルゲン。
そんなこんなでテンポ上がらず細沢出合。これを詰めます。
2022年05月28日 06:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 6:51
そんなこんなでテンポ上がらず細沢出合。これを詰めます。
2段の滝に見惚れて近くまで。左岸高巻き。
2022年05月28日 08:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 8:05
2段の滝に見惚れて近くまで。左岸高巻き。
オーバーハングの滝。右岸の大岩を登る。
2022年05月28日 08:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 8:48
オーバーハングの滝。右岸の大岩を登る。
小さな滝が連続。沢登り装備ではないので岸を進むが、藪や岩などでとても進みにくい。
2022年05月28日 09:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 9:23
小さな滝が連続。沢登り装備ではないので岸を進むが、藪や岩などでとても進みにくい。
見えた!この辺りでようやく落ち着いてきた。
2022年05月28日 10:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 10:19
見えた!この辺りでようやく落ち着いてきた。
最高。
2022年05月28日 12:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 12:03
最高。
最高。
2022年05月28日 13:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 13:04
最高。
最高。振り返るVが醍醐味の一つだと思っています。悪沢岳の魚無沢では塩見岳が見えていましたが、ここでは富士。
2022年05月28日 13:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 13:13
最高。振り返るVが醍醐味の一つだと思っています。悪沢岳の魚無沢では塩見岳が見えていましたが、ここでは富士。
あそこが間ノ。
2022年05月28日 13:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 13:27
あそこが間ノ。
なかなかの斜面。夏道では早めに弘法小屋尾根に逃げるのがセオリーなんだそう。
2022年05月28日 13:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 13:38
なかなかの斜面。夏道では早めに弘法小屋尾根に逃げるのがセオリーなんだそう。
北岳
2022年05月28日 14:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 14:05
北岳
ここまで引っ張って、カールを詰め上げる事に成功。本当は直接山頂に至りたかったが勾配がきつく落石も散見されて安全を取った。
2022年05月28日 14:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 14:55
ここまで引っ張って、カールを詰め上げる事に成功。本当は直接山頂に至りたかったが勾配がきつく落石も散見されて安全を取った。
山頂は風が強く次々にガスが現れては消える。
2022年05月28日 15:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 15:20
山頂は風が強く次々にガスが現れては消える。
眺望は諦め一旦離れ、山頂直下で幕営してアーベント待ち。
2022年05月28日 17:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 17:17
眺望は諦め一旦離れ、山頂直下で幕営してアーベント待ち。
再度山頂。間ノ岳の夕影が落ちて、詰めてきた細沢、弘法小屋尾根の湾曲。最高オブ最高。
2022年05月28日 18:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 18:02
再度山頂。間ノ岳の夕影が落ちて、詰めてきた細沢、弘法小屋尾根の湾曲。最高オブ最高。
北岳は本当に美しい。どの角度から見ても。
2022年05月28日 18:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 18:03
北岳は本当に美しい。どの角度から見ても。
仙丈ヶ岳は静かに聳える。
2022年05月28日 18:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 18:06
仙丈ヶ岳は静かに聳える。
南アルプス主稜線。融雪が進んでいます。
2022年05月28日 18:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 18:06
南アルプス主稜線。融雪が進んでいます。
おやすみ。
2022年05月28日 18:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 18:43
おやすみ。
最後の赤色に、
2022年05月28日 18:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 18:53
最後の赤色に、
空の色。
2022年05月28日 18:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/28 18:53
空の色。
静かに夜が訪れました。
2022年05月28日 19:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/28 19:40
静かに夜が訪れました。
幕営地から眺める朝焼け。
2022年05月29日 04:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/29 4:41
幕営地から眺める朝焼け。
細沢カール最上部の染まり。
2022年05月29日 04:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/29 4:47
細沢カール最上部の染まり。
おはよう。
2022年05月29日 04:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 4:47
おはよう。
間ノ岳の朝影が落ちる。朝も夕も影を見て幸せになりました。
2022年05月29日 04:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 4:48
間ノ岳の朝影が落ちる。朝も夕も影を見て幸せになりました。
高度を落とすと農鳥岳の美しさが際立ちます。
2022年05月29日 06:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 6:04
高度を落とすと農鳥岳の美しさが際立ちます。
農鳥小屋から振り返って間ノ。
2022年05月29日 06:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 6:12
農鳥小屋から振り返って間ノ。
本日の核心部、荒川本谷。
2022年05月29日 06:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 6:18
本日の核心部、荒川本谷。
無事に高度を落としてきて、見上げる。
2022年05月29日 06:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 6:51
無事に高度を落としてきて、見上げる。
アレ沢出合。
2022年05月29日 07:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 7:37
アレ沢出合。
農鳥岳北東尾根取り付き。左は農鳥沢出合です。
2022年05月29日 08:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 8:11
農鳥岳北東尾根取り付き。左は農鳥沢出合です。
びしょ濡れを回避するために高巻きするなど。
2022年05月29日 08:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 8:27
びしょ濡れを回避するために高巻きするなど。
最後は尾無尾根の筋へ。
2022年05月29日 09:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/29 9:32
最後は尾無尾根の筋へ。
三ツ瀑で釣り師パーティーとお話ししてかなり元気になりました。
2022年05月29日 09:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 9:56
三ツ瀑で釣り師パーティーとお話ししてかなり元気になりました。
復路の堰堤は中央水路→右岸から。
2022年05月29日 10:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/29 10:47
復路の堰堤は中央水路→右岸から。
鷲ノ住山も無事こなして林道から今回のルートを俯瞰。数時間前まであそこにいたなんて。
2022年05月29日 12:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/29 12:56
鷲ノ住山も無事こなして林道から今回のルートを俯瞰。数時間前まであそこにいたなんて。

感想

人生初テント泊のテスト場所として大好きなのにまだ未踏の間ノ岳を選択。一般道では面白くないので先行例のあるバリエーションルートで構成するも、精神的にかなりタフな内容となった。東尾根2本の周回も考えたが、いきなり藪漕ぎスタートは気が乗らなかったので回避。しかし、結局藪漕ぎはありました。

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コメント

良いなぁ、細沢カールに荒川本谷。
自分的には南アルプスで一番憧れてるエリアは白峰三山東面、荒川流域で昨年降雨後の増水で北沢堰堤すらたどり着けなかったのがトラウマになってます。
往路、よくもまぁあんな高い堰堤高巻きましたね。
河原沿いで三ツ瀑、地形図見てイケそうだなと薄々思ってましたがやはりそうでしたか。
私は荒川本谷登り利用考えてますが三ツ瀑から本谷へ降り立つまでがちょっと戸惑いそうです。
価値のあるレコありがとうございます。
幕営地も一等地、シーズン中では張りづらい場所じゃないかと思いますがシーズン前に頑張った登山者の特権ですね。

来週大唐松尾根やろうか思案中でしたが尾根伝いはほぼ降雪無し、あったとしてもシャリシャリで危惧するほどじゃないとレコで感じ取れました。
2022/6/9 20:03
tomhigさん
やはり荒川と言うだけあって増水は凄まじいのですね。荒れた印象は散見されましたが、通過時は静かだったので貴重なエピソードをお聞きできてありがたく思います。
北沢堰堤の左岸高巻きは正規ルートのようで、残置ロープの先ではテープが誘導してくれましたが気は抜けない内容でした。
北沢堰堤〜南沢出合は水が静かなら河原歩きがオススメです。実は復路で何人もの釣り師さんとすれ違い、皆さん軽装だったので厳しいルートは歩かれていないなと確信して調査しました。
あまり書きすぎても面白さを削ぎかねないのでこれ以上は控えますが、kaikaireiさんの尾無尾根レコなども貴重なガイドかと思います。
間ノ岳のあの位置での幕営、本当に貴重な体験でした。計画では農鳥小屋まで行くつもりでしたが、翌日の選択肢を広げる意図でビバークしました。

大唐松尾根の雪、いわゆる激藪区間にはもうほとんどないと思われます!
2022/6/10 7:13
プロフィール画像
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