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Yamareco

記録ID: 438171
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高<涸沢からピストン>

2014年05月01日(木) ~ 2014年05月02日(金)
 - 拍手
GPS
25:27
距離
40.3km
登り
2,817m
下り
2,805m

コースタイム

※スマホの電池切れのため、復路の涸沢〜上高地は手書きでルートを書いています。

5月1日
09:35 上高地
10:10 明神
10:55 徳沢
11:45 横尾(休憩、スパッツ着用20分)
13:10 本谷橋(アイゼン装着)
15:00 涸沢(テント泊)

5月2日
05:30 涸沢
06:30 ザイテングラート取り付き辺り
08:00 穂高岳山荘
09:15 奥穂高山頂
10:25 穂高岳山荘
11:15 涸沢(昼食&テント撤収、1時間35分)
13:35 本谷橋
14:30 横尾
15:30 徳沢
16:15 明神
16:55 上高地
天候 1日目 曇り時々晴れ、小雨(晴れたり、小雨だったり…)
午後3時頃、涸沢に着く頃には、べた雪

2日目 快晴!午前10時過ぎには山頂付近はガスがかかっていました。
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
松本ICを降りて、国道158号を約1時間西へ
沢渡バスターミナル(第三駐車場(かすみ沢駐車場))に駐車。
駐車料金は、500円/日
http://www.sawando.ne.jp/parking.html

上高地へ行くバスは、沢渡⇔上高地と新島々⇔上高地間の路線バスがある。
詳しくは、下記URLを参照してください。
http://www.kamikochi.or.jp/access/bus-timetable_4/
コース状況/
危険箇所等
【上高地~横尾】
・上高地の登山届けポスト前に、長野県警の方と登山指導員の方がいます。
そこで、アイゼンとピッケルの有無を確認されます。
・皆さんご存知だと思いますが、3時間くらいの遊歩道歩き。
・徳沢~横尾間で、一部雪のため、沢沿いを歩きます。

【横尾~本谷橋】
・橋を渡ってしばらくすると、雪がでてきます。
横尾でロングスパッツを装着しました。
・ここまでは、アイゼンは不要と思います。

【本谷橋~涸沢】
・ここから登りの傾斜もきつくなります。
本谷橋で、アイゼン装着。また、雨が本降りになってきたため、レインウェア上下装着。
・冬道の登山道まで雪は来ませんが、小規模の雪崩が何回か発生していました。
(ゴゴゴーと低い音が鳴り響いていて、最初はヘリコプターかと思っていました。)
・涸沢ヒュッテが見えてからの、最後の登りがしんどいです。
・テント泊の方は、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐を右(涸沢小屋方面に行き、正面の坂を直登するのが、最短ルートと思います。)

【涸沢テント場】
・涸沢ヒュッテの横にテント受付がある。水場とトイレは涸沢ヒュッテを利用できます。
涸沢ヒュッテの水場は蛇口式で使いやすく、水も冷たく美味しかった。
・テント受付にスコップの無料貸し出しあり。自分はスコップを背負って行きましたが…
・テント1張り1000円/日
・この日は、夕方3時過ぎ頃にべた雪が降りましたが、それほど風は強く無かった。
(ツェルト泊の人もいました。)

【涸沢~穂高岳山荘】
・涸沢から出るときに、ヘルメットの有無を聞かれます。無いと、涸沢ヒュッテで借りるように言われます。
・涸沢ヒュッテから坂を直登します。夏道の涸沢小屋からは行かない。
・ザイテングラートの取り付きからは、先行者のトレースに従い、岩が出ている箇所の左を行きました。
・穂高岳山荘の手前は、かなりの傾斜(40度くらい?)ですが、しっかりアイゼンを蹴り込めば、四つん這いになるほどじゃあらません。

【穂高岳山荘~奥穂高】
・白出のコルに出ると風が強かった。
・自分としては、山荘から尾根に出るまでが、核心部と思いました。雪の状態で条件が変わると思います。
(具体的には、2つの梯子を越えた上部。鎖もなく、傾斜が50度以上と思います。
雪の固い朝のうちに登った方が良いです。)
・梯子上部の急傾斜を登りきると、トラバース気味に歩き、そのあと尾根にでます。
・尾根に出ると、トレースがあれば、迷うことは無いです。ただ、奥穂高の手前のピークに登る最のトラバース気味の所がかなり神経使いました。
・去年の同じ時期に、槍沢から槍ヶ岳に登りましたが、槍ヶ岳の方が、鎖も出て、確保できるので、易しく感じました。奥穂高は、山荘からの登りプラス尾根でも少し神経使います。雪の状態によりますが。

【ドコモ電波情況】
・上高地 電波あり
・横尾 自分が確認した時は無かった。
・涸沢 何とか1本立つ。テントの中でも、頭の方は電波が無いけど、足下は何とか立つような情況。

【温泉】
・去年、沢渡バスターミナルの方に紹介頂いた梓湖畔の湯は、狭くてあまり良く無かった印象だった。
http://www.sawando.ne.jp/kohan/index.html

・なので、1時間我慢して、松本ICから割りと近い、松本市内の温泉にした。スーパー銭湯風だけど、天然温泉が出ている。食事処もあり、山賊焼きがでっかくて美味しそうだった。
自分はソースカツ丼にしましたが。

松本日帰り温泉 湯の華銭湯 瑞祥松本館
http://www4.ocn.ne.jp/~zuisyo/matsumoto.html
河童橋。ここから横尾まで3時間の遊歩道歩き。
奥穂はガスの中です。
2014年05月01日 09:35撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/1 9:35
河童橋。ここから横尾まで3時間の遊歩道歩き。
奥穂はガスの中です。
一気に横尾大橋まで。
重い荷物を背負って3時間歩きは疲れます。
ここで昼食とスパッツ装着。
2014年05月01日 11:46撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/1 11:46
一気に横尾大橋まで。
重い荷物を背負って3時間歩きは疲れます。
ここで昼食とスパッツ装着。
屏風岩。
2014年05月01日 12:43撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/1 12:43
屏風岩。
本谷橋。積雪期は通行止めで沢沿いを進みます。
2014年05月01日 13:10撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/1 13:10
本谷橋。積雪期は通行止めで沢沿いを進みます。
小規模な雪崩。
2014年05月01日 13:54撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/1 13:54
小規模な雪崩。
雪崩で木が折れています。
2014年05月01日 13:58撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/1 13:58
雪崩で木が折れています。
我が家が完成!
2014年05月01日 16:17撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/1 16:17
我が家が完成!
奥穂高の朝焼け。
2014年05月02日 05:10撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
3
5/2 5:10
奥穂高の朝焼け。
北穂。
2014年05月02日 05:18撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
2
5/2 5:18
北穂。
前穂。
2014年05月02日 05:18撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
2
5/2 5:18
前穂。
涸沢カールのガスがとれてきた。
写真奥は横通岳と東大天井。
2014年05月02日 05:18撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 5:18
涸沢カールのガスがとれてきた。
写真奥は横通岳と東大天井。
太陽が出てきました。
2014年05月02日 05:44撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
2
5/2 5:44
太陽が出てきました。
涸沢のテント。50張りくらい?
2014年05月02日 05:45撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/2 5:45
涸沢のテント。50張りくらい?
前穂。
2014年05月02日 06:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
3
5/2 6:00
前穂。
常念岳と蝶槍。
2014年05月02日 06:14撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 6:14
常念岳と蝶槍。
前穂。2名の方が取り付いていました。
2014年05月02日 06:14撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 6:14
前穂。2名の方が取り付いていました。
雪崩後を進み、白出のコルを目指します。
2014年05月02日 06:34撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 6:34
雪崩後を進み、白出のコルを目指します。
白出のコル手前の急登。
2014年05月02日 07:46撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 7:46
白出のコル手前の急登。
山荘からの登り。2段の梯子の上がきつかった。
2014年05月02日 08:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5
5/2 8:00
山荘からの登り。2段の梯子の上がきつかった。
笠ヶ岳。
2014年05月02日 08:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/2 8:00
笠ヶ岳。
白山。
2014年05月02日 08:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 8:00
白山。
涸沢岳。
2014年05月02日 08:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
2
5/2 8:00
涸沢岳。
常念岳。
2014年05月02日 08:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5
5/2 8:00
常念岳。
遠くに八ヶ岳連峰。
2014年05月02日 08:00撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/2 8:00
遠くに八ヶ岳連峰。
梯子を登りました。傾斜はこんな感じ。
2014年05月02日 08:28撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 8:28
梯子を登りました。傾斜はこんな感じ。
表銀座の縦走路。
2014年05月02日 08:52撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5
5/2 8:52
表銀座の縦走路。
槍ヶ岳までの稜線。
2014年05月02日 08:52撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
3
5/2 8:52
槍ヶ岳までの稜線。
真ん中のピークが奥穂高。
2014年05月02日 08:52撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
2
5/2 8:52
真ん中のピークが奥穂高。
大量のエビのしっぽ。
2014年05月02日 09:02撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/2 9:02
大量のエビのしっぽ。
山頂からもう一度槍ヶ岳。
2014年05月02日 09:21撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
4
5/2 9:21
山頂からもう一度槍ヶ岳。
大天井と置くに妙高山をはじめとした頸城山塊。
2014年05月02日 09:21撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 9:21
大天井と置くに妙高山をはじめとした頸城山塊。
ジャンダルム。トレースはありません。
2014年05月02日 09:21撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
4
5/2 9:21
ジャンダルム。トレースはありません。
乗鞍岳と御嶽山。
2014年05月02日 09:22撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 9:22
乗鞍岳と御嶽山。
中央アルプス?だったと思います。
2014年05月02日 09:22撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/2 9:22
中央アルプス?だったと思います。
南アルプスと左奥にうっすらと富士山。
2014年05月02日 09:22撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/2 9:22
南アルプスと左奥にうっすらと富士山。
前穂への稜線。トレースはありません。
2014年05月02日 09:22撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
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5/2 9:22
前穂への稜線。トレースはありません。
山荘への下りにて。雪庇。
2014年05月02日 09:42撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
5/2 9:42
山荘への下りにて。雪庇。
涸沢まで戻ってきました。ヒュッテには鯉のぼりがありました。
2014年05月02日 12:48撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
3
5/2 12:48
涸沢まで戻ってきました。ヒュッテには鯉のぼりがありました。
涸沢より下ります。ぞくぞくと登ってきます。
2014年05月02日 13:07撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
3
5/2 13:07
涸沢より下ります。ぞくぞくと登ってきます。
横尾まで戻って来た。沢水が綺麗。
2014年05月02日 14:33撮影 by  PENTAX Q , PENTAX
1
5/2 14:33
横尾まで戻って来た。沢水が綺麗。
撮影機器:

感想

この連休に、去年から暖めていた計画である、涸沢から奥穂高に登ってきました。

去年のGW。槍沢から槍ヶ岳に登った。上高地から横尾までの遊歩道を、冬山装備プラステントの重荷をかついで、3時間の遊歩道歩きは辛かった。
また、槍沢の登りも長くとても辛かった。

でも、快晴のなか、槍ヶ岳の山頂に立った時には、素晴らしく景色だった。
常念岳、蝶ヶ岳、大天井岳、などの常念山脈、そこから延びる東鎌尾根、
西鎌尾根から延びる裏銀座の山々、
そして大キレットから続く奥穂高への稜線。

槍ヶ岳に登った後、奥穂高に登ろうと思っていたが、天気が崩れてきたこともあり、断念した。

このGWは、5月2日が快晴が予想されるため、この日をアタック日として、前日は雨が降りそうな天気だけど、何とか涸沢まで移動する計画とした。

沢渡まで、車で移動し、沢渡バスターミナルから上高地行きのバスに乗り込む。
上高地に着くと登山計画書を提出する。アイゼン、ピッケル、ヘルメットを確認される。
奥穂高で1名、北穂高で1名、滑落で亡くなったそうだ。

ここから横尾まで3時間の遊歩道歩き。退屈だけど、左手に見える明神岳、屏風岩がワクワクさせる。
横尾で休憩し、昼食を食べたり、スパッツを装着する。雨が降りそうだったので、防水の手袋を着用する。

身支度を整えていると、年配の女性からビラを受け取った。
広島の山岳ガイドの名越さんが、昨年末に槍ヶ岳登山中に行方不明になっているが、
装備品などの手がかりを見つけたら、連絡して欲しいとの内容だった。

横尾大橋を渡り、いよいよ山道に入る。橋を渡ってしばらくすると、雪がでてくる。
アイゼンを付けず、1時間くらい歩くと、本谷橋に着いた。
雨も本降りとなってきたため、レインウェアを着用し、アイゼンも付ける。

本谷橋から沢沿いを進むが、ゴゴゴーと音が響く。
最初はヘリコプターの音かと思ったが、雪崩の音だった。
山道には雪が届かない小規模なものだが、なかなか迫力があった。

じょじょに高度を上げ、1時間歩くと涸沢ヒュッテの屋根が見えてきた。
しかし、ここからが長く、30分以上かけて、テント場へ着いた。
テント受付には、スコップの貸し出しがあったが、ここまでマイスコップを担いできた。
もちろん、マイスコップで整地し、テントを建てた。

整地の最中にべた雪が降ってきたため、急いでテントに入った。
インスタントラーメンを食べて、明日の準備をして、就寝した。
(カルパスを茹でると少し固いウィンナーになった。)

翌日は、4時起床。朝の準備をして、外に出ると、前穂高、奥穂高、北穂高の朝焼けが見えた。
今日の快晴を確信した。5時半にテント場を出発。
先行者のトレースをたどり、いきなりの急登をゆっくり進む。

ザイテングラートの取り付きらしき所で少し休む。体が暖まり、朝から着ていたダウンジャケットを脱ぐ。
ここからは更に傾斜がきつくなるため、アイゼンをしっかり蹴り込む。
岩が露出している所を左に進む。

どんどん傾斜がきつくなり、穂高岳山荘手前では、傾斜が45度くらいと感じた。
穂高岳山荘がある白出のコルでは風が強い。山荘から奥穂高方面の尾根にでる登りがとても急に感じる。
今回の山行の中でここが核心部と感じた。
特に2つの梯子の前後の部分が、傾斜が50度以上?で、鎖も出ていなく、確保するのに、アイゼンとピッケルワークが必要。

その後も、尾根に出てから、急傾斜をトラバースする所で何度か緊張を強いられた。
しっかりとアイゼンを効かせて登ったが、もし滑ったら、飛騨側の谷底を落ちていく。

尾根を慎重に進み、何とか奥穂高山頂に到達。素晴らしい景色が広がった。
南の方は富士山、南アルプスや中央アルプス、御嶽山や乗鞍岳、八ヶ岳、白山も見える。
北に目を向けると、槍ヶ岳まで続く縦走路、黒部五郎岳や双六岳などの裏銀座方面、そして遠く妙高山などの頸城山塊も見える。

西穂高までの稜線や、前穂高までの稜線にトレースは無かった。
もっとゆっくりと景色を堪能したいが、雪が緩むと下山時に危険なので、下山し始める。

下りも緊張しながら、ゆっくりと下る。
山荘すぐの下りでは、雪が緩んで下りが少々きつかったが、なんとか下りることができた。

穂高岳山荘から、涸沢までは半分くらいシリセードで下る。
あっという間に涸沢に到着した。涸沢で昼食をとり、山道具を天日干ししながら、テントを撤収する。

今日の上高地⇒沢渡の最終バスに乗ろうと思っているので、足早に涸沢を後にする。
涸沢カールの景色ともお別れだ。涸沢から緩んだ雪の斜面わかけ降りて行く。
15kgほどの荷物と、昨日からの疲れでヘトヘトになりながら、2時間程で横尾に着く。

横尾でパンを食べながら、徳沢にテントを張り涸沢カールを見に行ったご夫婦と話をした。
もう少し話をしたかったが、バスの時間があるからと、また歩き出す。

横尾を出たのが14時40分。最終バスは17時だが、山と高原地図のコースタイムは3時間10分。
コースタイム通りだと、17時50分になってしまうため、はや歩きする。
ザックが重く、肩や背中が痛い。徳沢に着いた時間が3時半。このペースだとギリギリだ。

疲労はピークだったが、何とか歩く。明神を通過し、あとは上高地までだ。
上高地バスターミナルに着いたのが、4時55分。57分にバスが出発したため、本当にギリギリだった。

今回は、天気に恵まれて、良い景色を堪能できた。

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