剣岳(赤谷尾根〜北方稜線〜剣岳〜早月尾根)
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- GPS
- 52:00
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 3,066m
- 下り
- 3,067m
コースタイム
5/4(日) 5:10テント場-6:20赤谷山頂-7:00白萩山通過-8:40赤ハゲ-10:10大窓-11:20大窓の頭-12:30池の平山-13:40小窓-15:15小窓の頭付近-15:50小窓の王-16:25三の窓
5/5(月) 4:00三の窓-5:00池ノ谷乗越-6:15剣岳-8:20早月小屋-12:00馬場島
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
5月3日の深夜に馬場島に到着。降るような星空に明日からの登山に期待が膨らむ。
馬場島を出発。午後から天気が崩れるという予報だが信じられない。10時前に赤谷尾根に取りつく。少し上がって平らな所から右側の尾根を登る。かすかに残る踏み跡と、たまに出現する赤テープを目印に進むものの、藪がひどく枝をつかんで登る。12時ころから小雨となり展望も聞かない。せっかくのパノラマコースなのに残念。3パーティとすれ違いながら登る。急なナイフリッジなどもあったが、視界が悪いため恐怖感は全くなかった。
2000m付近の大岩の陰で幕営。
5月4日、朝は快晴。1時間強で赤谷山頂に到着。絶景。剣岳の存在感が半端なくすごい。
赤谷から白萩山山腹をトラバースし、赤ハゲへ。赤ハゲ〜白ハゲは小さなピークが連続し悪い個所もあるが、トレースがついているのでノーザイルで進む。白ハゲから大窓への下りも悪く最後のピークから右のガリーへ逃げた。
大窓から大窓の頭への約350mの雪面は、遠目に急傾斜に見えたけど、バケツ状態になっていてノーザイルで進む。大窓の頭から三角点ピーク、池ノ平山へは岩稜を避けて雪面を進むが、池ノ平の最後の登りでザイルを出しているパーティもいた。
池ノ平山から小窓までは、一か所クライムダウン、1か所懸垂下降で下った。
小窓からまた長い登り返し。小窓の王がとてもかっこ良く見える。
小窓の王からは懸垂下降でおりる。
クライマーの聖地、三ノ窓で幕営。ほかに4パーティ。
5月5日、天気が悪くなるという予報のため、2時起床4時出発。カチカチの池ノ谷ガリーをヘッドライトで登る。今回のルートで一番緊張した。
池ノ谷乗越に到着。曇り空だけど、剣岳が見える。素晴らしい!
細い稜線、急な雪面を慎重に進み、あと少しで山頂へ。ああ、この山行ももうすぐ終わるのかと、切なくなる。
が、山頂に着いた途端ホワイトアウト、そして体ごと持っていかれそうな強風。写真だけとって下山開始。風雪のなか、早月尾根への取りつきがわからなかったけど、なんとか薄いトレースと時折ガスの晴れ間でルートを確認しながら慎重に下山。突風に気を付けながら急な雪面や岩稜を下るのでかなり気を使った。三ノ窓にいたほかのパーティは大丈夫かなと気になる。
早月小屋が見えると一安心。あとはながーい道のりを小雨のなか馬場島までくだる。
今回は、いいタイミングの天候で、絶景の北方尾根を楽しめました。
またトーレスもついていたので迷いもなく進むことができました。いい山行でした。
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