霞沢岳-六百山(徳本峠クラシックルートから周回)


- GPS
- 16:55
- 距離
- 61.0km
- 登り
- 4,361m
- 下り
- 4,356m
コースタイム
- 山行
- 15:28
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 16:53
天候 | ガスガス… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
松本市役所安曇支所までマイカーで向かい車中泊。 登山後にチャリデポ地点まで徒歩で向かいそこからチャリで安曇支所まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆島々〜徳本峠 ・平成30年7月豪雨でズタボロ。 ・沢の徒渉も何か所かあるので沢靴が良い。 ・ルートファインディングもそこそこあるので熟練者向き。 ・徳本峠小屋は営業していないが中からラジオの音が聞こえる。 ◆徳本峠〜霞沢岳 ・道は明瞭。雪もほとんどないので体力勝負。 ◆K1ピーク〜六百山 ・今回の核心部。アップダウンに強烈なハイマツの藪漕ぎとルーファイ、滑落リスク…修行としか言いようがない。 ◆六百山〜上高地 ・上部は急な崖で踏み跡はあるがかなり気を付けないと滑落するリスクがある。 ・中盤から下は浮石だらけのガレ場で歩きづらいことこの上なし。 ・虫もブンブン飛んでいてこちらも修行だった。 ◆上高地〜チャリデポ(安房トンネル入り口あたり) ・ひたすら車道歩き。 ・トンネルはヘッデンON。 ◆チャリデポ〜安曇支所 ・1時間ほどのダウンヒルだがそこそこ登りもあって意外と疲れる。 ・バスと車もガンガンくるのでライトで存在をアピールする必要あり。 |
写真
感想
6月なのに夏みたい。
週末の天気は晴れるのか雨が降るのかわからないが、ガス男の自分が行く山はガスだろう。
まあその方が涼しくていい。
行き先は…できれば未踏の山が良い、ということで霞沢岳に決めた。
え?まだ登ってなかったの?そうなんです。灯台下暗し。
せっかくだから徳本峠クラシックルート、霞沢岳、六百山の新規3点セットでいこうか。
そういえば最近は完全燃焼系の山もやっていなかったので今回はガッツリやろう。
バスやタクシーを使わずにチャリで周回とか面白いんじゃないか?
前日のうちに安房トンネルの出口にチャリデポ。
その足で安曇支所まで行って車中泊。まだ明るかったし少し暑かったが寝られてよかった。
23時40分に起床して準備をしたら初めてのクラシックルートに足を踏み出す。
平成30年豪雨でルートは崩落しまくっているらしいが沢靴で来たしなんとかなるでしょう。
最初は単調な林道歩きだったが途中から崩落個所が出てきて高巻きやら徒渉やら…こっちの方がアドベンチャー感あって好きだな。
当然だがこんな時間に歩いている人はいない。暗闇のクラシックルートだったが雰囲気は十分感じ取れた。
岩魚留小屋で休憩をして歩き出すと徐々に明るくなってきた。
空は…やっぱり曇りか。沢から離れて登山道へ入る。
しっかり九十九折なので歩きやすいが若干藪優勢だった。
スタートからちょうど6時間で徳本峠に到着。昔の人はアルプスに登ろうと思ったら前座でこのルートを歩かなければならなかったんだなぁ…と思うと尊敬の念が湧き上がってきた。
さてミッション1、徳本峠クラシックルートはクリア。
次は霞沢岳。登山道はどうかな?雪は消えてるかな?と少し気になっていたがバッチリ歩きやすかった。
徳本峠から3時間ほどで霞沢岳に到着。ここから見る穂高やジャンダルムが素晴らしいはずなのだがやっぱりガスガス。
しかも風もそこそこ強くて寒い。カッパを羽織ってなんとか低体温症を防いでる感じだった。
これでミッション2もクリア。
ラストミッション「六百山」。これがラスボスに相応しい凶悪っぷりで、ハイマツ、ダケカンバ、ナナカマドの藪漕ぎバトルロイヤルって感じでとにかく厳しい。
自分史上最凶の藪漕ぎだったことは間違いない。
それにガスってたせいもあるがルートファインディングも大変で油断するとすぐ間違い尾根に入ってしまう。
痩せ尾根から滑落するリスクもあってとにかく緊張しっぱなしの4時間だった。もうここには来たくない。
六百山からの下山も甘くなくて、上部は濡れた岩場のクライムダウン、下部は虫と浮石との格闘で結局上高地まで気が休まる瞬間がなかった。
上高地まで降りてようやく一息つけたが今度はアスファルト歩き地獄。もう歩きたくない。
釜トンネルを超えてチャリデポまで来たらあとは下るだけ…と思いきや意外と地味に登り返しもあって最後まで修行が続いた。
しかしおかげで久しぶりに完全燃焼。
3つのミッションもしっかりクリアできてよかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
クラシックルート側沢靴推奨とのことですが、渡渉どう頑張っても普通の登山靴だと濡れそうですか?今の時期矢張り水量多いから厳しいですかね〜
コメントありがとうございます。
島々谷ですが天気にもよると思いますが登山靴でも頑張れば行けるかもしれません。
沢靴だと気にせずにジャブジャブいけたので楽でしたが。
少なくとも膝まで浸かるような場所はなかったので最悪裸足で渡渉するのもありだと思います!
コメントありがとうございます。
そうですね、一般ルートとしては通行困難だと思います。沢とかバリルートをやられている方ならそれほど難易度は高くないように感じました。
歴史のある名ルートですので是非完全復活を願いたいところですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する