丹沢12h耐久山歩き[塩水橋〜丹沢山=蛭ヶ岳(ピストン)〜塔ノ岳〜大倉]
- GPS
- 12:00
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,882m
- 下り
- 2,002m
コースタイム
−12:24蛭ヶ岳12:54−14:25丹沢山14:40−竜ヶ馬場14:57−15:45塔ノ岳16:00−
−16:20花立山荘16:26−大倉BS19:00
天候 | ☀よく晴れて暑いくらい(1日中、Mt.Fujiが見えた) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
【帰り】神奈川中央交通バス(大倉BS〜渋沢駅)@210円(ICは206円) *18時台から1hに2本の運行です。(最終は20:39) |
コース状況/ 危険箇所等 |
県道70号線は道幅が狭く、カーブが多いので運転は慎重に! 林道=本谷~丹沢線の一部崩落により、本谷橋〜天王寺尾根間が通行止めです。 日差しが強いので紫外線対策やサングラスなど必要です。 水分補給はこまめに(茶屋&山荘・水場などで)意識して摂るよう心がけました。 西丹沢自然教室公式ブログは http://nishitanzawashizenkyoushitsu.blogspot.jp/2013/07/78_8.html |
写真
感想
天気予報によると、土日は絶好の山行日和、なので丹沢の最高峰、蛭ヶ岳に行きました。
塩水橋の駐車スペースは土日、空きがないと思い、水明さんに送ってもらいました。
帰ってから聞くと、来た道を戻らずに、ヤビツ峠へ向かい、菜の花台で富士の絶景を堪能し、伊勢原経由で戻ったそうです。(道が狭いので対向車が来ると不安なので)
渓流釣りやキャンプでこれからのシーズンは車が増えそうです。結果オーライでした。
夜景がきれいに見える注目のスポットらしいです。
国交省雨量観測局まで林道を歩きました。途中のガードレールに「ワサビ沢出合」を発見しましたが、
初めて(ショートカットに自信がない)なので、そのまま林道を進みました。
堂平のブナ林は新緑がキラキラと輝き、下にはコバイケイソウや蕗が樹皮の色と相まってきれいでした。
そして、その中にスミレやハコネシゴカネソウが小さな花を咲かせています。
天王寺尾根分岐には本谷線から同様に通行止めの措置がとられていました。
植生保護棚の中にキクザキイチゲの白い花を見つけました。
がれたのクサリ場を登り、まっすぐに延びた木道を過ぎて
宮ヶ瀬からのルートに合流すると程なく、みやま山荘です。
山頂に着くと、白雪のバランスがちょうど良い、大きな富士山が歓迎してくれました。
右手には同様に白く霞む南アルプスの峰々を眺望することができました。
ベンチで休んでいるとトレランの男性が大倉〜2時間で着き、ここから蛭ヶ岳に走って
再び丹沢経由で大倉まで戻る予定と伺いました。
同じベンチで休憩中の方と「我々はその倍以上はかかる」と話しました。
実際、一休みして蛭ヶ岳に向かい下って行くと、さっき会ったトレランの方とすれ違いました。
これにも驚きです。
一端、不動ノ峰が富士山を隠しますが、再びその雄姿を表します。
鬼ヶ岩はちょっとした岩場にクサリがありますが、特に問題ありません。
鎖に頼ることなく、岩を手と足で三点確保し、進みました。
下りたところに濃いピンクの小岩桜が可憐に咲いていました。
この山頂にも多くの人が休んでいました。蛭ヶ岳山荘は入口が2箇所あって、
宿泊は正面から、その他はベランダ側から中にはいることができます。
山バッジを購入しました。(@500円)ちなみにトイレ休憩は200円とのこと。
再び丹沢に戻ります。アップダウンが多く、山頂が見えているのに遠く感じました。
そして、塔ノ岳から大倉尾根でバス停まで下ります。
降りるだけと思っていた階段ですが、疲労困憊した足腰にはずいぶんと堪えます。
膝に違和感があり、途中からサポーターを巻きました。
観音茶屋は雨戸を閉めるところで、「おかえりなさい」と声をかけてもらいました。
花立では終われた氷の旗が出ていて、迷いましたがこれ以上暗くなると、
ヘッ電が必要と諦めました。(一応は携行してはいましたが...)
そして、薄暗くなった大倉尾根0番にやっと到着。
バス停に着くと運良くバスが来て乗ることができました。
渋沢駅から電車で帰りましたが、周りのひとは汗の臭いに閉口したことでしょう。
休憩や撮影の時間を差し引くと、8時間以上の歩行となります。
足腰が悲鳴をあげています。駅の階段は手摺りにつかまり、ゆっくりと。
でも、堂平のブナ林と富士山の絶景はしっかりと、インプットしました。
次は黄金に色づく姫次のカラマツ林と真白き富士山を眺めたいと思います。
【蛭ヶ岳について】
山頂に薬師如来を祀っていたので別名薬師岳ともいう。坂本光雄氏は『丹沢の山と渓谷』で「猟師が使った山頭巾を昔から"ヒル"と呼んで、山の仕事はもちろん、物々交換で米などの穀物を計るのにもよく使い、猟師にとっては欠くことのできないものであった。この山頭巾の形が、蛭ヶ岳の山容によく似ていたので、この名がつけられたのであろう」と記している。
また、『山の神の民族と信仰〜丹沢 桂川 足柄』(佐藤芝明著/中央公論事業出版)によれば、丹沢木地師の足跡を訪ねての中で、「蛭ヶ岳の名は『蛭谷』から来ているように思えるのである。滋賀県水源寺町の『蛭谷』は木地師の聖地であり、西から関東に進出した木地師達は山容が鈴鹿山系に、標高も似ていることから『ヒル岳』と名付けたのかもしれない」と述べている。
「蛭ヶ岳山荘のパンフレット」から引用
【丹沢山塊の三角点について】
丹沢山の三角点は山名標識のそばにあって、わかりやすかった。蛭ヶ岳のものは山荘前にあった。一方、塔ノ岳のそれは山頂付近を探しても見つけられずに「距離標原点」があった。帰ってから調べてみると尊仏山荘入口近くにあるようです。しかし、...。
詳細はこちらをご覧ください。↓↓
https://sagamiyamajikai.jimdo.com/報告書データ保管場所/40周年記念特集/丹沢山塊の三角点を踏査/
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