【堂満岳】は遥か彼方！近江高島から北比良を大縦走🐾猛暑でグダグダ💦

2022年07月20日(水) [日帰り]

• GPS: 08:21
• 距離: 19.0km
• 登り: 1,764m
• 下り: 1,600m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:30
• 休憩: 0:51
• 合計: 8:21

距離 19.0km 登り 1,764m 下り 1,619m

6:48 JR近江高島駅
7:03 音羽バス停
7:31 7:32 白坂
7:49 7:50 岳観音堂跡
8:03 8:04 ザレ場
8:21 8:22 岳山
8:42 8:50 オーム岩
8:55 鳥越峰
9:27 9:31 岩阿沙利山
9:42 鵜川越
10:02 滝山
10:16 寒風峠
10:38 10:40 ヤケ山
11:19 11:20 ヤケオ山
11:31 11:32 フジハゲのピーク
11:53 11:54 釈迦岳
12:05 カラ岳
12:16 次郎坊山
12:21 12:22 比良ロッジ跡
12:29 12:45 北比良峠
12:51 前山
13:06 13:08 金糞峠
13:20 東レ新道分岐
13:36 13:45 堂満岳
14:42 14:43 ノタノホリ
15:05 15:06 桜のコバ
15:09 イン谷口

天候

晴れ ときどき 曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

○下山予定地のイン谷口(比良山登山口)に折り畳み自転車をデポ
○自家用車で比良駅へ(駅前の駐車場無料)
○比良6:30 → 6:41近江高島(JR湖西線、240円)

コース状況／危険箇所等

全行程一般登山道

写真

7/20 6:09

JR比良駅前から眺める比良山地は壮観だ
(左:堂満岳〜中央:釈迦岳〜右:リトル比良)

7/20 6:58

近江高島駅をスタート
登山口の音羽へ向かう途中の田圃には…

7/20 6:59

ミゾカクシ(アゼムシロ)の花がたくさん咲いている

7/20 7:05

音羽の大炊神社から登山道へ

7/20 7:15

分岐の石仏

7/20 7:20

賽の河原の地蔵

7/20 7:24

ノギランは登山道脇のあちこちに咲いている

7/20 7:25

ノギラン

7/20 7:32

石灯籠のある日本庭園のような開放的な尾根に

7/20 7:33

琵琶湖を眺める

7/20 7:34

石灯籠と高島の街、そして琵琶湖

7/20 7:37

白坂にて

7/20 7:38

シダ植物で登山道が見えないよ

7/20 7:44

石窟の中には…
お不動さんだろうか

7/20 7:46

弁慶の切石とやら(右)

7/20 7:48

岳観音堂跡に聳える大樹
カシノキだろうか

7/20 8:04

好展望地より隣の見張山の尾根を眺めて

7/20 8:12

岳山に到着

7/20 8:13

岳山にある石造観音三尊

7/20 8:14

岳山の展望岩に登って
高島の田園風景と北琵琶湖を眺める

7/20 8:14

立ち枯れ樹の向こうに見えるのは蛇谷ヶ峰

7/20 8:25

サルトリイバラは早くも結実している

7/20 8:26

うわぁ！こいつは気持ち悪いヤツだ
しかし、どんな美しい蝶になるのだろう

7/20 8:42

オウム岩に登ってみよう

7/20 8:43

オウム岩の上に登って
歩いてきた尾根を返り見る

7/20 8:44

蛇谷ヶ峰

7/20 8:44

武奈ヶ岳と釣瓶岳の山頂部は雲に隠れている

7/20 8:57

おや？

7/20 8:58

これは？トンボソウの仲間だろうか

7/20 9:13

ときどきブナが現れる

7/20 9:26

岩阿沙利山に到着

7/20 9:27

岩阿沙利山の三等三角点

7/20 10:11

猿の腰掛けには…

7/20 10:11

水滴がキラキラ

7/20 10:14

7/20 10:16

寒風峠を通過
ここからヤケ山へは急坂

7/20 10:34

ヤケ山に登頂
スタートからここまで予想以上に時間がかかっている

7/20 10:34

次に目指す釈迦岳までペースアップしよう
しかしまだまだ遠い

7/20 11:01

タンヤマノ頭までの急登を終えて
歩いてきた峰々を振り返る

7/20 11:02

そして琵琶湖を眺める

7/20 11:04

おっと！オトギリソウだ

7/20 11:11

トリアシショウマかな？アカショウマかな？

7/20 11:20

ウスノキの実

7/20 11:20

ようやくヤケオ山に到着、ヘトヘトだ
ここまでの上りがこのルートの核心部だな

7/20 11:24

琵琶湖は濃いガスに覆われ始めた

7/20 11:32

琵琶湖側から湧いてきたガスがかかる釈迦岳(左)
その向こうにコヤマノ岳と武奈ヶ岳

7/20 11:36

リョウブの花はこれから

7/20 11:37

ニガナ

7/20 11:46

釈迦岳山頂のブナの巨樹

7/20 11:46

やっとこさ釈迦岳に登頂
10日前に来たばっかりだ

7/20 11:47

7/20 11:50

釈迦岳の山頂北側では展望が広がる
蛇谷ヶ峰と畑や黒谷の集落、右奥にリトル比良の稜線を眺める

7/20 11:51

釣瓶岳から蛇谷ヶ峰にかけての奥比良の稜線

7/20 11:51

シロヤシオ(五葉躑躅)の葉

7/20 11:51

花はもちろんだが葉も美しいシロヤシオ

7/20 11:52

この落葉はウリハダカエデかな

7/20 11:53

見上げるとナツツバキが咲き残っていた

7/20 11:55

ニョロニョロのブナ

7/20 11:56

7/20 12:05

残りコアジサイにコガネムシ(マメコガネ？)

7/20 12:05

無機質な電波塔があるだけのカラ岳には…

7/20 12:06

へんてこりんなブナの樹があった

7/20 12:22

比良ロッジ跡まで来て遥かなる武奈ヶ岳を眺める(中央)
今回は武奈ヶ岳には向かわずに…

7/20 12:24

北比良峠へと

7/20 12:26

痩せた尾根道にポツリと咲いていたアザミに
ヒョウモンチョウ(？)が吸蜜中

7/20 12:26

嬉しそうに羽根を広げる蝶

7/20 12:29

北比良峠に

イブキジャコウソウにも蝶がやってきた
ベニシジミかな？

とてもいい匂いがするイブキジャコウソウ

7/20 12:49

前山に登る途中で、
振り返って北比良峠を俯瞰し釈迦岳(右奥)を眺める

7/20 12:50

前山の展望台(レストハウス)は解体が完了していた

7/20 12:51

瓦礫や資材をヘリで運ぶのを待つのみ
(奥に見える山はコヤマノ岳と武奈ヶ岳)

7/20 12:57

金糞峠に向かう途中で
堂満岳の雄姿が垣間見える

7/20 13:06

金糞峠
縦走路の尾根を進む

7/20 13:13

秘密の展望テラスから琵琶湖を眺めて

7/20 13:13

対岸の沖島と奥島山(空奏テラス)をクローズアップ

7/20 13:25

本日のラスト峰・堂満岳を目指して

7/20 13:37

堂満岳に登頂
ずいぶんと久しぶりだ

7/20 13:47

急峻な堂満東稜道にあるブナの変木

7/20 13:54

インディ・ジョーンズ

7/20 13:55

ブナの珍木

7/20 14:30

カケスの美しい落とし物

7/20 14:41

神秘的なノタノホリに

7/20 14:42

池面はほとんど浮草に覆われていた

7/20 14:52

午前中に必死に歩いたヤケオ山〜釈迦岳の稜線が見えた

7/20 15:09

ゴール！
イン谷口に到着

7/20 15:21

自転車で比良駅へと走る道端で
つい我慢できず…coke on !

7/20 15:22

堂満岳(中央奥)に乾杯だ！

終わり。

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

感想

うり

仕事の忙しさによる疲労と戻り梅雨による悪天候を理由に山をしっかり歩けていない。この調子では8月初めに予定をしているアルプス行きに不安を感じる。それまでに一度それなりの距離と標高差のある山行をしておかないと！

昨夏も同じようにトレーニングとして歩いた近江高島からリトル比良・北比良の稜線。今年も敢行することにする。
昨年同様武奈ヶ岳まで行こうか。いや行けるだろうか。今年は趣向を変えて目指すゴールの山は堂満岳にしよう。

下山予定地のイン谷口に折り畳み自転車をデポしてJR比良駅に車を停める。比良→近江高島へ6時30分発の遅い始発電車に乗る。
近江高島駅から山行スタート。まずは一般道路を登山口の音羽の大炊神社まで歩く。

リトル比良の稜線歩きはとにかく長い。小刻みなアップダウンを繰り返して体力が奪われてゆく。しかし白坂や岳山、オウム岩などの好展望地が随所に現れてとても魅力的なルートだ。
それにしても雨上がりの晴れの日、気温も湿度も高い。ヤケ山への急坂を登り終えると既にヘロヘロ状態になった。楊梅の滝から北小松へと降りてしまいたい衝動に駆られるが、我慢して山行を継続する。しかしとりあえず次に目指す釈迦岳でさえ、まだまだ遥か先だ。

釈迦岳までは急登との闘いだ。まずはタンヤマノ頭まで。蒸し暑い。滝汗が流れる。太腿や脹脛が張ってくる。
好展望のタンヤマノ頭で振り返ると歩いてきた稜線がよく見渡せる。よくこれだけ歩けるものだと自分のことながら感心する。
ヤケオ山に向けても急坂が続く。この辺りがこの山行の核心部だろう。もう一踏ん張り、もうちょい頑張ろう、と一歩一歩足を踏み上げる。ヤケオ山を踏み、さらにもう一踏ん張りで釈迦岳に登頂した。
10日ぶりの釈迦岳では北側のビュースポットからの展望を愉しんだ。

ここでも旧リフト道でイン谷口へ降りてしまいたいという誘惑に負けそうになる。しかし予定どおり縦走路を進む。北比良峠までの稜線は多少のアップダウンはあるが快適だ。

北比良峠の近くではイブキジャコウソウが咲いていた。山友のHB1214さんに場所を教えていただいていたのだ。薄紫色の小さな花の集合体はとても可愛らしい。何より匂いがよい。花ではなく葉から漂っているらしいその芳香は麝香(ムスク)の名に恥じない。

北比良峠ではダケ道でイン谷口まで下ってしまいたくなる気持ちとの闘いだ。しかしそれでは情け無いし恥ずかしい。前へ進もう。
前山へと登り旧レストハウスの解体工事の状況を見る。既にコンクリートの建物は完全に取り壊されており、その瓦礫だろうか、ブルーのシートと荷上げ用の網状ロープに包まれた大きな塊が幾つも並べられていた。そのうちヘリで運ばれるのだろう。

シャクナゲ尾根を金糞峠まで来た。正面谷をイン谷口へと下山しちゃおっかな〜、とまたまたヘタレな気持ちになる。いやいや、ここまで来たらもうちょいじゃないか、と葛藤する。
堂満岳までもうひと登りだ。よし頑張ろう！

堂満岳はずいぶんとご無沙汰だ。シャクナゲなど春の花の時期にも今年は訪れなかった。雪のシーズンにも来た覚えがない。記録を振り返ってみると、なんと昨年9月16日以来の10ヶ月ぶりだ。大好きな山なのに…なんだか申し訳ない気持ちになる。
しかしこれで当初の予定のルートを踏破できた。途中の幾つもの下山ルートの誘惑に負けずによく頑張った。

あとは急峻な東稜道を慎重に下り、神秘的なノタノホリを見てイン谷口へと無事に下山した。
デポしておいた自転車に跨り車を停めてあるJR比良駅を目指す。途中、道路脇の赤い自動販売機の炭酸飲料の誘惑にはさすがに勝てなかった。プシュ〜！麓から見上げるとひときわ端正で美しい堂満岳に向かって乾杯だ。

コメント

no2

ウリさん、まいどです。

暑いのに頑張りますね〜　地形図を見ていて、久しぶりにリトル比良から「岩巡り」でもしようかなと見ていたところでした。鳶岩へ寄りたかったもので。
でもこんなロングルートは頭の隅にも無かったです。夏のリトル比良って舐めてたら痛い目に合いますからね。

前山の展望所が終に取り壊されちゃいましたか。昨年の滋賀県の入札で5500万ででてましたからね。後の計画は無いような…　ベンチでも置いてもらえると嬉しいですけどね。
でもあの辺りって木陰があまり無いんですよね。木造の東屋がいいな〜

「インディ・ジョーンズ」ほんと上手い事撮れてますね！
カケスの落とし物いいですね〜　ほんと綺麗な色合いです。

下山後のコカ・コーラは美味しいですね〜　普段はあまり飲みませんが、下山後の楽しみの一つです。売り切れだったときのショックはキツイですけど…

うり

no2さん、こんにちは。

酷暑トレーニングです🤣昨夏は同じルートで来て堂満ではなく武奈に登りました。それよりはユルい山行になりました。
昨年より明らかに身体が重くて体力が落ちてると思いきや、比良ロッジ跡までのペースが今年の方が早かったので自信を取り戻せました。

実は鳶岩や獅子岩には訪れたことがありません。一度行ってみたいと思いながら中々機会がなくて。楊梅の滝とセットで行けば充実した山行になりそうですね。オトシの辺りもいい雰囲気ですし。

前山の展望台の解体工事は5,500万？それって高いの？安いの？
跡地に四阿の案いいですね！でも自然に帰る方がいいのかな。
金糞峠までの尾根道、めっちゃ久しぶりに通りましたけど、やはりシャクナゲの樹が多いですね。来春は比良でしっかりシャクナゲ鑑賞したいと思いました。

yoshiyuk

ヤママユガの幼虫とオオバノトンボソウをお調べください