霞沢岳(穂高の大展望台・二百名山)
- GPS
- 14:10
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 1,717m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:51
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 10:52
天候 | 1日目:曇り時々晴れ。 2日目:朝ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
霞沢岳手前のK1ピークの登りが標高差300m程だが足場が滑りやすい急登が続くのと、K2登りで短い岩場あり慎重に。 それ以外は全体的にアップダウンの少ない長丁場と感じました。 以下気付き事項のみ列記します: <上高地⇔徳本峠> 徳本峠までは沢沿いに登って行くルートは明瞭で歩き易い。終盤、標高2,000m前後で沢を3度渡るが、3度目のハシゴ下の沢が最後の水場適地。 <徳本峠⇔K1ピーク> ・ジャンクションピークまで小一時間、後半はジグザグの急登だが、危険を感じる場面はないので早朝ヘッ電歩きでも問題ない。 ・ジャンクションピーク先の下りが標高差250m程だが長く感じる(帰路は登り)。 ・K1手前の鞍部まで小さなアップダウンが続くが危険個所皆無なので短縮できる区間と思いました。 <K1ピーク⇔霞沢岳> ・晴れれば穂高他の絶景の稜線歩き区間。 ・途中K2手前に短い岩場があるが多少手を使うが危険を感じる場面はありません。 ・アップダウンは小さいのですが、歩きごたえのある片道半時間強。 |
その他周辺情報 | さわんど駐車場前の「梓湖畔の湯」を利用。730円/人。 洗い場4つと混雑時にはきついが当日はそれ程待ち行列は無かった。 https://sawando.ne.jp/trip/237/ https://azusakohaann.jimdofree.com/ |
写真
感想
土日にテント担いで霞沢岳に登って来ました。
初日朝は雨絵模様なのでスタートを遅らせます。
今日は徳本峠までなので楽です。
昼前に上高地をスタートするのは初めてですが、この時間は観光客の方が圧倒的に多いですね。
明神先の徳本峠入口を右折するのは初めて。
しばらく沢沿いに進みます。
後ろから猛烈なスピードでカップルが来られます。
聞くと、安曇野在住で同じ行程で遅スタートにしたのも同じでした。
高校生らしい15人ほどが降りてきます。ジャンクションピークまでピストンとのこと。
快速カップルには先に行ってもらいます。
途中、ゆっくり登られていた男女3人組をパス。
水場は事前確認どおり、3回目の渡渉のハシゴ脇に沢水が湧いています。冷たくておいしい。翌日分あわせ5L給水しますが、単純にその分重くなります(泣)
徳本峠に到着。テントは10張に制限されていますが5番目位でした。要予約2000円。
静かそうな左手の奥に張らせてもらいました。整地されペグは十分刺さります。
穂高の絶景を拝みに行くと、西穂、前穂は見えていますが、奥穂は残念ながら雲の中。
と、NHKの方が来られ、これから撮影するが気にしないで下さい、と声をかけて回られました。しばらくで案内人と撮影クルー総勢7名ほどが到着。
「にっぽん百名山」の撮影なのだが、最近は百名山以外もやっているとのこと。
早い夕食を食って16時頃から一人宴会。
NHKの方が小屋周辺を撮影されていたので、私の影も入ったかもしれません(放映日未定だそうですが、見てみたい)。
17時過ぎに就寝。
途中何度か目覚めましたが、朝3時に起床し、4時過ぎにヘッ電でスタートします。
ジャンクションピークまで1時間程で、急登はあるものの難所は無いので早出で正解でした。3時過ぎスタートの方も居たとか。
その先は細かなアップダウンが続きます。
K1手前の鞍部から急登開始。ニッコウキスゲ等綺麗に咲いています。
少々ザレて滑りやすい急登を行くとK1ピーク到着。
穂高連峰も綺麗に見えています。
昨年登った前穂のトンガリが右に。中央は奥穂、左はジャンダルムから西穂までクッキリ。快晴の日に登れたことに感謝します。
NHKクルーも直後に到着。途中何度か交差しましたが、皆さん重い機材担いで速いです、お疲れ様です。
その先、K2を経て霞沢岳。この区間も登降は大したことが無いのですが、歩きごたえはあります。山頂直下はシナノキンバイやハクサンイチゲ等が咲いていて見応えがありました。
霞沢岳に到着。
穂高連峰はもとより、笠ヶ岳、焼岳、乗鞍、遠くに白山などなどが360度の大絶景。素晴らしい天候に恵まれました。
丁度山頂で居合わせた安曇野のご夫婦とも感動を分かち合います。
お二人は山好きが高じて関東から安曇野に仕事を変えて10年以上住んでいるそうです。素晴らしい。
さて、下りも絶景を堪能します。
K1からの下りは滑りやすいので慎重に。
朝9時を過ぎると急に気温が上がってきます。
稜線を吹く風が涼しいのが救いです
ジャンクションピークへの登りが意外と長い。
徳本峠までの下りは短く感じました。
テント撤収し下山します。冷たい水場で補給。
河童橋から見上げる雄大な穂高に皆さん見惚れていました。
快晴の日に穂高の展望台である霞沢岳に登れよかったです。
コメント
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暗くなってからゴソゴソしてしまい、申し訳ありませんでした…
土曜の正午から霞沢を往復しましたが、K1手前からのあまりに極端なアップダウンに足が売り切れて翌日の本命が中止になり、上高地へ逃げ帰りました…
メッセージありがとうございます。
隣の青テントの方でしたか
テント担いだ当日に山頂アタックとはまた果敢な方だな、と思っていましたが、K1
手前でUターンでしたか。徳本峠から私もゆっくり歩きで7時間半かかったので、大変だったことと思います。翌日(日曜)は快晴の絶景にも恵まれよかったです。
夜に声が聞こえたので戻られたんだな、と妙に安心していました。
こちらこそ3時からごそごそ起こしてしまい失礼しました
一応、霞沢までは行けましたが、よもや一般道でグロッキーになるとは思わず、日曜の小嵩沢山は中止でした…😢
言葉足らず、ご容赦を…😅
霞沢岳はやはり行かれてたのですね文脈が読めず失礼しました。
小嵩沢山とはよく知らなかったので調べてみると、徳本峠から南に見えていた尾根にある山のようですね。ルートもなく相当な篤志家と拝見しました。
いずれにせよ、お疲れ様でした
ジャンクションピークとK1ピークの間でお会いしましたね!
多分、『日帰りですか?僕はテン泊です』とおっしゃっていたのがShuMaeさんですよね!
お天気も良く、いい一日になりました
ちょうどお会いした頃は、気分的に最期まで歩けるか一番不安な時間でした
ジャンクションピークからK1に向かう下り道は、帰りの疲れた足での登り返しになるわけで・・・
(最後まで歩けるだろうか。。。)と不安でいっぱい
K1ピークを過ぎた頃になると、(帰りのバスに間に合わなくても、明神館に泊めて貰えばいいや)
と、開き直ってしまいましたが。。
いつの日にか、偶然お会いする事もあるだろうな〜とは思っていましたが、まさか北アルプスでとは驚きました。
テレビの放送日がもし分かったら教えてくださいね!
おっと、そうでしたかそんな会話までさせてもらってたとはビックリ
確かにジャンクションピークとK1ピークの間で日帰りらしき方とすれ違い、時間的に大丈夫かなと思った記憶はあります。kaori509さんだったとはお顔を存じ上げないとはいえ、初の接近遭遇?(笑)はビックリ。私は赤シャツに深緑のパンツでした。
それにしても、日帰りとはやっぱっりガッツありますね
しかも公共交通機関ですよね。
私の声かけが少しでも足しになったら幸いです。
テレビの放送日、分かったらご連絡しますね。(自分家にBSは無いので奈良の実家で録画してもらう作戦(笑))
次回こそはそうと分って声かけしてみたいものです
相変わらず、いいところに行ってますね😊
徳本峠といい、霞沢岳といい、行ってみたいと思い何度か計画しましたが、未だ行けてません😅
穂高連峰方面の展望は見てみたいと思いつつ、近くに魅力的な山が多すぎて、なかなか優先順位が上がらない山域ですよね。。💦
でも、レポ見せていただいて、やっぱり魅力的なところだなと思いました。
ShuMaeさんのおかげで、登りたいランキングが少し上がりました!
ありがとうございます😁
私も霞沢岳は5、6年前から考えていたのですが、やっと行けた感じです。
上高地発の山でも優先順位があり、他地域も考えると順番が難しいかもしれませんね
今回は快晴に恵まれたこともありますが、日帰りは大変にしても、徳本峠1泊ならば変化のあるコースが楽しめる山と思いましたし、晴れれば大展望確実なので、bobechanさんも機会みて是非お出ましくださいませ
梅雨の晴れ間に恵まれ、良い山行になったようで何よりです
霞沢岳、以前、島々からのクラッシックルートで登り上高地経由で下山しまして、お写真の数々懐かしく拝見させて頂きました。
今でも変わらぬ風景と小屋に癒されつつ、沢のせせらぎと木々の葉が揺れる音が、お写真から聞こえて来た気がします。
霞沢岳往復、意外とハードですよねお疲れ様でした。
saki15さんたちがクラシックルートで歩かれていたのはよく覚えていますよ。
当時、私も興味を持っていたので、レコをガン見させていただきました
しばらくは崩壊で通行止めなので残念ですね、小屋の方からも念押しされました。
霞沢岳は、思っていた以上にいい山だと思いました。日帰りはキツイですが、1泊なら歩きごたえもあるし晴れればぐるり穂高等の展望台だし、自身久々のヒットでした
しかし「今でも変わらぬ風景〜」とは、saki15さんの誌的な文章が冴えますね。
とても動きが感じられる文章力流石だなと感動しました。
夏山に行けず悶々としているsaki15さんの一服のカンフル剤にでもなれば幸いです
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