槍穂高縦走〜大キレットを経て(上高地〜槍ヶ岳〜北穂〜奥穂〜岳沢)
- GPS
- 28:54
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 3,004m
- 下り
- 2,990m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:59
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 8:55
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:25
天候 | 初日:雨→曇り 2日目:晴れのちガス 3日目:ガス夜雨 4日目:晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南岳〜岳沢小屋まで岩場の連続 |
その他周辺情報 | ひらゆの森 温泉 ¥600 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
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感想
3泊4日の山旅は、久しぶりでした。終始、頭痛を伴っていたことから対し質的に高度順化しにくい体質になっていをること認めざるを得ないと思いました。特に、2日目のサイト地ではビールも飲まずに寝てましたから・・・
初日、平湯温泉に到着時から雨。予報では回復傾向とあったので、心配はしていませんでした。上高地B.T.への濃飛バスは、あまり客もいなくて空いておりました。
上高地に着いたころには晴れ間が覗くも、横尾までの林道は一部ぬかるんでいました。梓川沿いの展望はガスでありませんでした。
横尾〜槍沢ロッジは、緩やかな槍沢沿いの登りで、二の俣あたりは、フラットな沢沿い歩きで楽しめます。ロッジからババ平は30分程度。ロッジでサイト料金を払います。¥2000.
ババ平はサイト地としては適地です。水はシンク付きの蛇口を捻ればドバドバです。トイレもきれい。一部槍沢沿いにもテントを張っている方もいます。展望はありますが、主要なピークが見えるわけではないのが残念です。
2日目、午前4時には出発。大曲を経て、グリーンバンドに取り付き、やっと槍の穂先が見えます。殺生ヒュッテに近づくころ、酸素も薄くなり速度も遅々としてきます。喘ぎあえぎ、槍の肩の槍ヶ岳山荘に着。穂先へ向かう人も少なく、登攀中すれ違う人もいませんでした。本当に人が少なかった。
槍〜大喰岳〜中岳〜南岳の稜線は、日本を代表する三千メートル稜線です。しかし、眺めればわかりますがそんなにキツイアップダウンはありません。
大喰岳ピークは広く、75歳の爺様としゃべっていると通り過ぎてしまいました。
中岳は気を付けて、しっかりピークで写真撮影。
南岳にはいったん下り、ゆるゆる登り返してピーク。
南岳につけば、気が弱い人は卒倒しそうな大キレットの威容、気高き北穂高岳の岩壁が見られます。眼下には南岳小屋が、2日目のサイト地です。サイト地は広々しており、笠ヶ岳の眺望よし。そばの獅子岩からは大キレットの全容が望める。水は1リットル¥100の天水。しかし、私は若干のオーバーワークで頭痛と疲労感で昼寝。コカコーラで回復したので一安心。明日は高度順化も終わり、大丈夫であろうと期待して消灯。就寝中のテントは快適で、天候は穏やか、寒からずシャツ1枚でOKでした。
3日目も4時には出発、ガスの中危険を覚悟で大キレット突入。続く者はなし。しかし、日の出とともに展望が回復。日の出ころには長谷川ピークの難所もクリア。馬の背的なナイフリッジの鎖場は、高度感抜群でしたが、問題なし。それよりも、最低コルからの北穂への垂直登攀がキツそうでしたが、朝一であったため、体力もバンバン。北穂小屋には昨日の御爺と再会、爺は涸沢へと下っていきました。ご無事で。ちなみに、昨日長野県警察山岳警備隊から、涸沢ヒュッテでコロナ陽性が発生、閉鎖となったそうです。涸沢小屋は大丈夫だそうです。
天候は、北穂高の登攀中からガスガスとなり、視界は最悪。何も見えません。北穂高岳ピークは真っ白なため早々に退散。ここからの涸沢岳までも、大キレットと変わらず危険な下降や鎖場階段が連続。体力的には、むしろ大キレットより北穂〜涸沢間のがキツイか?!ガスで先がわからない中、岩稜の登攀は精神的にはキツイ。
涸沢岳もガスガス。過去3回ほども全てガス。相性最悪ですね。
穂高岳山荘の天場は、しっかり確保されています。場所の番号を予め指定し張れます。早く着きすぎて、選びたい放題。しかし、この日は1日中ガス。夜半には大雨・・・ほぼ新品のアライテントのエアライズだったので完璧に水を防いでくれました。帰ったらテントのメンテナンス必須ですね。
最終日、同様に4時発。奥穂高岳一番乗り。真っ暗でガスの中、梯子の登攀慎重に。奥穂高岳ピークでは今旅初の、御来光を拝めました。奥穂〜前穂は舐めてましたが、意外と疲れました。紀美小平までが長いと感じます。紀美小平からは空荷でピストン。ピークは大展望、本日は正午頃までは好天が続きそうです。遠く槍まで望め、今旅の縦走路が眺められ感動的です。
前穂から重太郎新道は、初めのカモシカ立場くらいまでは、落石注意、垂直下降で、なかなか事故多発箇所であります。岳沢にポツンと佇む小屋目指して、確実に高度を下げます。お花畑の岳沢は、虫天国で、立ち止まればザックや顔に虫がまとわりつき、決して快適ではありません。
小屋からは比較的緩やかな下りを、登山口目指し森林浴を楽しみます。
登山口から河童橋、上高地BTは別世界。下界の人々から、怪しい視線を受けながら、感慨深げに梓川沿いを歩き、BTへと。
帰りのバスも混雑とは無縁で快適にあかんだな駐車場へ。ここのバスは、大きなザックをバスの腹へ入れれるので非常に快適です。荷物代も取られません。ロープウェイはがっつり取られます・・・
下山後は、ひらゆの森で入浴、さっぱりしている間に朝市終了、子供へのお土産購入が不可となり、大失態。高山市の国八食堂も営業時間に間に合わず、下山後は嚙み合いません。ここは、地味に安全運転で帰宅しました。以上。
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