折立〜雲ノ平〜鷲羽岳〜新穂高温泉
- GPS
- 26:45
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 2,736m
- 下り
- 3,088m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:59
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:53
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:02
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:11
天候 | 7/23(土) 雨時々曇り 7/24(日) 晴れ 7/25(月) 曇り 7/26(火) 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
7/22(金) 23時新宿都庁地下駐車場発 翌 7時折立到着 7/26 新穂高ロープウェイ発松本バスターミナル行き 3200円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし 折立の登山届けは太郎平小屋にて提出 |
その他周辺情報 | 新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯 通常900円(毎月26日は500円) |
写真
感想
木曜日、朝6時から仕事をして15時にやっと6連勤が終わる。眠いが眠るわけにはいかない。新宿に23時に行かなくてはならないのだから。余裕を持って家を出て22時半には駐車場に着いた。人はまだまばら。受付も始まっていない。折立行きは直行便と経由便があるようだった。運良く乗り換えしないで良い直行便だった。折立まで高坂SA、佐久平SA、有磯海SAの3カ所に止まった。高坂〜有磯海までは爆睡出来た。有磯海から雨がポツポツ。折立に着くと普通に降っていた。またかぁ〜雨の山行。
雨の中、歩き始める。さすがに重い。ザックの重さは怖くて計らなかったが20〜25圓呂△襪隼廚Αとりあえず、初めの2時間を我慢すればあとはそんなに急な登りはないはずだ。と言い聞かせて登っていく。雨が止みそうで止まない。道はほとんど川になってる。重登山靴だから気にせず歩く。途中、幾人にも抜かれながら譲ることに慣れてきた。ひたすら登るとやっと視界が開けてきた。天候は相変わらず。1時間ほど歩くと小降りになってきたので、上の雨ガッパを脱ぐ。半袖で止まると少し肌寒いが歩いてるとちょうど良い。まだかまだかとアップルウォッチのヤマレコ地図を確認しながら登っていく。すると突然赤い屋根が見えてきた。太郎平小屋だ。多分晴れているともっと手前から見えてなかなか着かないとヤキモキするのだろうが、こればかりは天気が悪い時の良い事だ。太郎平小屋に着くとたくさんの人が休憩していた。地元のTV局だろうか、TVカメラで小屋を撮影している。ここでお昼ご飯に太郎ラーメンを頂く。1200円。行者ニンニクが効いててとても美味しいラーメンだった。幕営料は、薬師峠キャンプ場で受付をするらしい。太郎ラーメンを頂いて少ししたらキャンプ地に向かう。この頃には雨は止んできた。空にはまだ雲がかかっているが。薬師峠キャンプ場に着くともう何張かテントを張っている。当然か。自分も景色の良さそうな所を選んでテントを張る。受付に行くとなんとビールが売っているではないか!売っている時もあると聞いていたが心配で太郎平小屋で買って担いできた。でも、せっかくだから1本買おう。幕営料1000円。しかも太郎平小屋で買ったものに限って缶が捨てられるとの事。受付のところにゴミ箱があった。縦走する身としてはゴミを担がなくていいので大変ありがたい。持ってきた本を読みながらウトウトしてると17時過ぎ。尾西のアルファ米シリーズが今回の晩ご飯。何にしようか悩んでわかめご飯。軽量化のために購入したジェットボイルでお湯を沸かす。あっという間にお湯が沸く。15分経ってそそくさと晩ごはんを食べる。薬師峠の美味しい水と持ってきたウィスキーで水割りを作る。飲みながら本を読んでいると暗くなってきた。もう、寝よう。
夜中に目が覚めて、外を見ると満天の星空。満天の星空は、この日が最後だった。
翌朝、5時に出発。天気は良さそうだ。太郎平小屋を過ぎて薬師沢方面へ下っていく。ひたすら下っていく人には会わない。静かな下り道だ。途中、昨日見たTV局のクルーらしき人達に抜かれていく。薬師沢小屋に向かうみたいだ。第一徒渉点、第二徒渉点、第三徒渉点と順調に下っていく。沢沿いを歩いて行くと思ったらそうでも無かった。沢からかなり高いところを歩いて行く。いやな予感がする。薬師沢小屋が見えてきた。かなり下の方にある気がする。薬師沢小屋手前の下りは、驚くほど急な下りだった。薬師沢小屋は突然現れた。薬師沢小屋で休憩。トイレをお借りする。水は、沢沿いだけあって無料。どんどん湧き出してきている。休憩をしていると先ほどのTV局らしき人達が、例の赤い吊り橋を撮影し始めた。カメラマンの人は、カメラを構えながら、どこにも捕まらずに吊り橋を歩いている。見てるこっちが怖い。撮影が終わると話しかけられた。どうもNHKだったようだ。薬師沢の特集をしていて、放映されるかもしれないという事で了承を得たかったようだ。特に問題ないので了承した。映っているのかなぁ。そんなこんなで休憩を終えて、核心の薬師沢からの登りに入る。怖い吊り橋をオドオドと渡り、一旦ハシゴで沢まで下りる。また、沢からハシゴで登った所に高天原温泉と雲ノ平への分岐だ。この分岐からひたすら登っていく。しかも急登。さらに岩がゴロゴロ。歩きづらい事この上ない。余裕が全くなく写真は一枚も撮っていなかった。登っては少し休み登っては少し休みを3時間弱繰り返した。コースタイムより1時間多い。ちなみに休憩できそうな広い場所は無い。座って休めなかったのも辛かった。やっとの事で木道に出る。これからずっと木道かと思いきや、木道があったり無かったりの道だ。アラスカ庭園辺りまで来ると雲ノ平っぽい景色が広がってきた。この辺りからは、木道を歩いて行く。人にも会わない。静かな山歩きが続く。遠くに雲ノ平山荘が見えてきた。見えてからが長かった。長い木道を歩いて行き雲ノ平山荘に到着。精神的にも疲れ果てたので山荘泊まりをしようかと思ったが、まだ2日目なので止めておいた。雲ノ平山荘で昼ご飯を頂く。ジャワ風カレー1000円也。雲ノ平キャンプ場まで少しあるがここでお酒を購入。ビールと缶チューハイを購入。値段は500ml缶が900円。350ml缶が600円だった。どこも同じか?ここのビールと缶チューハイは越冬していたので100円引きだった。幕営料2000円を払い、キャンプ場に向かうとしよう。木道を歩いて行くと鷲羽とキャンプ場の分岐だ。キャンプ場に下っていく木道でアクシデント。疲れが出たのか、木道を踏み外してしまう。左足を踏み外し、左半身を岩に強打。左肩にカメラを付けていたので、直撃は避けられたがそうとう疲れが出ている様だ。体の疲れというより、薬師沢からの登りでそうとう神経を遣った様で精神的に疲れている。キャンプ場でテントを張り、ゆっくりとした。トイレは、ここのキャンプ場が一番汚かった。山荘から離れているのもあるのだろうが。
雲ノ平キャンプ場より黒部五郎岳。
本来このあと
鷲羽〜三俣蓮華〜双六(泊)〜西鎌尾根〜槍ヶ岳(泊)〜上高地
の予定だったが、疲労が激しいので
鷲羽〜巻き道〜双六(泊)〜新穂高
に変更。
この疲労で西鎌を歩く自信が無い。落ちたら死んじゃうし。
朝になり、昨日ぶつけた所がときおり痛むが問題は無さそうだ。
ガスってる中を歩き出す。今日も5時出発。
祖父岳に向かう。なかなか良い稜線歩き。ガスって無ければ良い景色だったろうに。黒部源流と祖父岳の分岐に着く。祖父岳の山頂に向かう。ちょっとした雪渓をトラバースして、登っていく。見た目は急登だが歩くとそうでも無い。ザレているので少し歩きづらいが。祖父岳山頂で休憩。安定のバックは真っ白の山頂。半袖だと少し寒い。休憩を終えて、岩苔乗越へ下っていく。ここも一気に下っていく感じだが下っていくと思ったほどでもなかった。岩苔乗越へ下る途中で三俣山荘が見えた。岩苔乗越からワリモ分岐まで登っていく。ワリモ分岐まで来ると水晶岳からの人も合流してくるので人が一気に増えてきた。ワリモ山頂、鷲羽岳山頂ともにガスの中。鷲羽岳山頂から三俣山荘までの下りも地味に長い。急な下りからゆっくりとした下りに変化するので長く感じのかもしれない。三俣山荘まで来ると、人の多い事。疲労具合で三俣蓮華、双六をどうしようかと考えいたが、やはり止めおく事にする。三俣山荘からは双六の巻き道を行く事に。双六の巻き道、もっと景色の悪いところだと思ったが全然そんな事はなかった。右手には三俣蓮華、双六の山並みが見えて左手は鷲羽岳と樅沢の沢がきれいに見えていた。稜線歩きとは、またひと味違った面白さがあった。双六小屋に到着。さすが双六小屋。人が多い。予約はしていなかったが、元々テント泊だったことを伝えたら、空いていたようで小屋に泊めてもらう事が出来た。夕食は16時半から。それまでのんびり過ごす事にしよう。夕食は天ぷら定食的な感じ。小屋で天ぷら、とても美味しく頂きました。消灯は21時。疲れすぎていたのか中々寝付けず、21時過ぎまで起きていた。夜中に外に出てみたがそこまできれいな星空ではなかった。
朝になり、朝ご飯は5時半から。みんな4時くらいからゴソゴソし出していた。朝ご飯は焼き鮭があるザ・朝定食な感じだった。今日は、のんびり下っていくだけ。小屋泊まりにするとだいぶ疲れが取れた。6時過ぎに小屋をでて下っていく。途中まで登りもあるがそんなにキツくはない。稜線に出ると左手に槍・穂高連峰。頂上はガスって見えない。ここで槍が見えると期待していたが残念。鏡平まで下ってくるとたくさん人がいた。登ってくる人も下っている人も。高校の山岳部だろうか?前から高校生らしき子達が団体で登ってきた。そういえば高校時代、ワンゲルの合宿も7月の下旬だった。この時期は合宿が多いような気がする。
ワサビ平まで下ってくると後はほぼ水平道。なのでサンダルに履き替える事にする。ついでにパッキングの仕直しもしてゆっくり休んだ。最初は、11時30分のバスに乗ろうと頑張っていたが諦めて13時40分のバスに乗る事にした。やはり、重登山靴だとクッション性が全くないので辛いが、サンダルだとクッション性が多少あるので楽に歩く事が出来た。新穂高温泉まで下りてきて、中崎山荘奥飛騨の湯で温泉に入る。通常900円のところ、今日は26日で26(ふろ)の日という事で500円。ラッキーだった。
帰りは中央道日野バス停まで迎えに来てもらうつもりで、家の鍵を持ってきていなかった。一日早い行程になったので家に入れない。松本で一泊してからバスで帰る事にした。松本バスターミナル大きめなロッカーがあります。700円/日。
これで今年の夏休みは、おしまい。
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