【北ア】新穂高から行く弓折岳・大ノマ岳、抜戸岳・笠ヶ岳
- GPS
- 09:48
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 2,604m
- 下り
- 2,579m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 10:59
天候 | 天気@ 晴れ昼過ぎからガス時々小雨 気温@ 新穂高温泉16℃(AM5:30頃)、鏡平22℃(AM8:30頃)、笠ヶ岳17℃(PM12:30頃) 風@ ほとんど無風のち東寄りの風(そよ風程度) |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM5:00の時点で、深山荘前の登山者用無料駐車場(市営新穂高第三駐車場※記号P5)は満車につき駐車不可。鍋平にまわり、段々畑状の登山者用無料駐車場P8に駐車。ここから新穂高登山指導センターまで、登山道を高低差約200mを下る必要がある。なお、指導センター目の前の県営公共駐車場(注:臨時※記号はP3)は、繁忙期のみの営業。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
@概況@ 全行程に渡って整備された登山道なので、特別に危険な箇所は無かったが、笠新道は標高差1400m程の急勾配で、今回は下りのみ通行したが、雨で濡れていたので滑りやすく注意が必要だった。上りの場合はペース配分に注意が必要。この日は朝のうちは晴れて視界良好だったが、次第にガスに包まれて最後は時折雨となるあいにくの天気だった。それでも雷は発生しなかったし、日差しが遮られて暑さを凌ぐことができたので、その点は良かった。今の時期、天候の急変を意識して、緊急避難場所の設定をしておく必要があるが、笠ヶ岳については頂上直下の笠ヶ岳山荘のみなので注意。また暑さ対策を万全にして水分は多めに準備しておく必要がある(今回は4リットルの水分を用意したが、笠新道を降りたところで切らしてしまい、ここの水場で追加の水分補給をおこなった) 以下、各セクションごとの状況 @新穂高登山口から小池新道入口まで@ いわゆる左俣林道。路面状況に問題は無い。途中、洗い越しが1箇所あるものの足の置き場もあるので大丈夫。わさび平小屋は営業中。 @小池新道入口から弓折乗越@ 鏡平まで整備された石畳の登山道であり傾斜も緩やかで快適に標高を上げることができる。途中数か所の渡河は橋が掛けられていて問題無い。鏡平小屋は営業中。その先、弓折乗越まで、やや急勾配の登山道だが特段危険は無い。しかし遮るものが無いため、今の時期暑さに注意。自分はこの部分でかなりダレた。 @弓折岳、大ノマ岳、秩父平、抜戸岳@ 弓折乗越から笠ヶ岳方面は稜線歩きだが、弓折岳から大ノマ岳は、標高差150m程のアップダウンがあり、特に弓折岳側は、急勾配で短い梯子が連続し、道幅は狭く左右両側からハイマツが迫っており、見通しが悪く足元も見えづらいため注意が必要。また、大ノマ岳から秩父岩の間も秩父平まで緩やかに下った後、高低差250m程の上り返しがある。ここまで頑張れば、この先は極上の稜線歩きが長々と楽しめる。抜戸岳へは登山道を外れて頂上へと向かう。この先に行くとすぐに笠新道からの道と合流する。 @笠新道分岐から笠ヶ岳山荘、笠ヶ岳頂上@ 特に危険な箇所はなく、常に笠ヶ岳の勇姿を眺めながらの極上稜線ハイクが楽しめる。7/30現在、登山道上の残雪は笠ヶ岳山荘直下にあるが、避けて通れるので問題はない。笠ヶ岳山荘は営業中。笠ヶ岳山荘から、ガレ岩の道を10〜15分位で笠ヶ岳頂上へと至る。笠ヶ岳頂上からはクリヤ谷への登山道が続いている。 @笠新道(下りで通行)@ 途中に杓子平を挟んで常に急勾配が続く行程。新穂高側の入り口から杓子平までは、通過困難な箇所には短いハシゴが設置してあるが、基本的に地形や岩ゴロの自然のままの構造となっていて、特に中盤は急勾配だが、ジグザグを多く取り入れているため、直登の急勾配とは違い、ペース配分はしやすい構造になっている。杓子平から稜線まではゴロ石帯の急登で浮き石にも注意がいる。全行程を通じて、特に下りでは路面状況によりスリップに注意する必要がある。 |
その他周辺情報 | 中崎山荘 奥飛騨の湯?https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311 ひがくの湯?https://shinhotaka.com/place/766 ひらゆの森?http://www.hirayunomori.co.jp |
写真
感想
今回も時間の制約があるため、あまりにも長いプレイや初めての場所、遠方は選択肢から外し、通い慣れた所であり時間配分の読める新穂高スタートの笠ヶ岳とした。笠ヶ岳はかつて若い時に足繁く通った山で、気心の知れた山ではあるのだが、とんとご無沙汰だった。北アルプスのどこからでも親しく眺めることができて、常に身近に感じることができているのも、つい足が遠のいてしまっている理由だ。
久しぶりに登った笠ヶ岳は相変わらず素晴らしかった。長々と横たわる極上の稜線からの360°の大パノラマ、雄大なカールをいくつも抱き込んだ懐の深さ、容姿端麗際立つ笠ヶ岳本体、それに荒々しさを見せる部分もあって、あらゆる山岳要素を盛り込んだ素晴らしい山。また自身にとっては、登山のいろはや厳しさを叩き込んでもらった山であり、心の故郷、はたまた相棒のような親しさを感じている山であり、今回はガスで眺望こそままならなかったが、それでも十分満足だった。
以下、備忘録。
@着用衣服・装備(スタート時)@
ミレーのアミアミ上下、半袖化繊Tシャツ、アームカバー、靴下(中厚手)、薄手ソフトシェルパンツ、薄手グローブ、帽子、3シーズンミドルカットブーツ、スマートフォン
@持参装備・衣服(状況により使用する物など)@
ハードシェルジャケット、ヘルメット(使用)、予備化繊ベースレイヤー、予備薄手グローブ、予備ハードシェルパンツ、予備タオル、サングラス、ヘッドランプ2個、予備のGPS機、気象観測計(使用)
@飲・食料@
ポカリ4リットル(全消費、足らず)、予備ポカリ粉末1リットル用1袋(消費)、おにぎり3個(梅干しと辛子明太子)(全消費)、プロテインバー2個(1個消費)、塩分チャージタブレット5個(全消費)
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