荒川三山・赤石岳
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- GPS
- 17:18
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 3,083m
- 下り
- 3,060m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:42
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 9:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題なし |
写真
感想
友達と唐松岳→爺ヶ岳で八峰キレットに挑戦しようと前から計画していたけど、決行週でも綺麗に晴れる気配がなく雷の予報も。稜線のテント泊だし、八峰だから難易度の高い岩場の連続、さらにコロナによる山小屋の休業もあったりして、数日前に泣く泣く断念。
完全キャンセルではあまりにも悲しいので、なんとか晴れ間を探し出し行きたい山をピックアップした結果、今回の山行になった
【1日目】
前日夜にレンタカーを借りて出発。畑薙夏季臨時駐車場まで向かうわけだけど、検索では4時間。ただ途中から完全な山道、しかも深夜なので驚くほどの野生生物。一番多いのが鹿、猫くらいの大きなの動物に蛇や蛙、カモシカと動物園のようだった。それに道路も段差があったりと悪路という状態で真っ暗なのでスピードも出せないから、夜向かう時は時間通りにはまず着かないかと思う。
畑薙夏季臨時駐車場はかなり広かった。少し仮眠してから入口の小屋前に座ってバスを待った。係員がいるわけでなくバスを待つ場所の指定はなかった。5:50頃に毎日アルペンのバスが到着して少し人が多くなる。椹島へのバスは少し早い6:45頃に出発した。ほぼ寝ていなかったので、このバスでは気持ちよく寝られた。
椹島からいよいよ出発、千枚小屋を目指す。途中展望台が1箇所あるだけで、千枚小屋まではひたすら樹林帯の登りだった。寝不足なのが大きいのか途中完全にバテてしまって、久しぶりに結構キツかった。畑薙から椹島は特種東海フォレストの送迎バスに乗らないといけなくて、さらに小屋泊必須なので、千枚小屋は小屋泊にした。千枚小屋は本館、個室?の月光荘に避難小屋の3棟。素泊まりにしたからか、避難小屋に案内され友達と貸し切りだった。電気も暖房もないけど建物だし干すスペースはたくさんだし寝具にテーブルもあるし快適に過ごせた。着いてからもガスってたり雨だったので早めにごはんを食べて早めに就寝。夜星がすごいと教えられて見に行くと、天の川と富士山がクッキリ見えた。
【2日目】
この日は行程が長いため、早めに出発。森林限界を越えた辺りで日の出が始まり、雲海の向こうに富士山、近くには悪沢岳や赤石岳、周りの山々が照らされてきて鳥肌ものだった。前日の疲れはあったけど一気にテンションが上がったし。悪沢岳に着く頃にはすっかり明るくなって、この先歩く稜線が全部見えた。それにこれ以上ないほどの青空で、友達とヤバいしか言えないくらい語彙力失った。でも本当にヤバかったししょうがない。赤石岳は、中岳から下りていく途中から見える姿がかっこよくて好き。赤石岳に登る前に荒川小屋でカレーを食べようと話してたけど今はランチやってないそう…荒川小屋で栄養補給していよいよ赤石岳へ。
最初の樹林帯はすぐ終わり、北アルプスのパノラマ銀座のような森林限界を越えた眺めが広がってくる。どんどん登っていき後ろを振り返ると悪沢岳が目の前にどーん!って立ちはだかっていて、前も後ろも絶景。この辺りの眺めが一番好きかも。
頑張って小赤石岳まで上がると目の前には少しの登り返しでフィナーレの赤石岳。3000m級の稜線散歩が最高すぎて、このピークで終わりかと思うと少し寂しかった。この後向かう赤石小屋は頂上手前の分岐から下りるので、その辺りにザックをデポして山頂へ。ようやく辿り着いた山頂は青空でどこまでも広がる山並みに、朝から見ていた巨大な山体のてっぺんにいるのかっていう達成感とかいろいろ最高だった。ゆったりした山頂で風もなくて、こんな山頂に来たかったんだよ…!っていう思いを叶えてくれた。避難小屋におじゃましてオリジナル手ぬぐいゲット、いつまでも山頂にいたかったけど天気が心配なので名残り惜しくも赤石小屋へ。
赤石小屋には昼過ぎに到着、まだまだ太陽が出ていたので手早くテントを立てて天日干し。この日は雲が多くて、夕方少し雲取れたけど劇的な夕暮れ時の空にはならなかった
3日目は椹島まで下りるだけ。登り返しもなくひたすら樹林帯を下りる。千枚小屋方面よりは距離が短そうだけどその分こちらの方が急登と感じた。
7時半前には椹島に到着、送迎バスを,待ちながらいろいろ乾かしたりソフトクリーム食べたりしてのんびり過ごした。帰りの温泉は口坂本温泉。ここはタイムスリップしたようなレトロな雰囲気のある温泉で、何より温泉がトロトロ。源泉掛け流しらしく湯船から上がるとつるつるになってびっくりした。わざわざ来て良かったしわざわざ来たいくらいの満足感があった。渋滞が怖いので早めに帰り、しめの夕飯は地元のラーメン屋。
急遽決まった今回の山行、五竜に行きたかった…っていうのはあったけど、行ってみればカッコ良すぎる山の数々に最高の天気、最高の稜線、テント場も小屋も落ち着いて過ごせて毎日天の川と、これ以上ないほど山を楽しんだ。
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