南アルプス 易老渡から光岳〜イザルガ岳〜茶臼岳〜上河内岳〜聖岳縦走
- GPS
- 54:17
- 距離
- 41.6km
- 登り
- 4,406m
- 下り
- 4,408m
コースタイム
易老渡7:35→(途中休憩1回5分)→ 面平9:00-10→(途中休憩2回15分)→
易老岳12:00-30→(途中休憩1回5分)→ゴーロ帯の上部14:00-15→光岳小屋14:55(テント設営)
光岳小屋16:00→光岳16:15-20→光岳小屋(幕営)16:35
9時間(歩行6時間30分)
【2日目】
光岳小屋5:35→イザルガ岳5:50-6:00→三吉ガレ7:20-30→易老岳8:00→鞍部8:45-55
→希望峰9:25-30→仁田岳往復9:50-10:00→希望峰10:15-20→茶臼岳10:55-11:20→
竹内門12:25-35→上河内肩13:00-05→上河内岳13:15-20→上河内肩13:30-40→
南岳14:05-10→岩頭14:35→聖平小屋15:10(幕営)
9時間35分(歩行7時間45分)
【3日目】
聖小屋5:20→薊畑分岐(荷物デポ)5:45-55→小聖岳6:35-45→聖岳(前聖)7:40-8:05
→小聖岳8:45→薊畑分岐(荷物回収)9:10-30→苔平10:40-55→(途中休憩1回10分)
→西沢渡(カゴ渡しで渡渉)12:25-35→便ヶ島13:05-10→易老渡駐車場13:45
8時間25分(歩行6時間40分)
天候 | 4日:曇り一時晴れ夕方から一時雨のち雷雨 5日:朝のうち快晴のち晴れ夕方から曇り 6日:晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・R152から易老渡、便ヶ島への林道が工事で一部通行止め。迂回路あり。http://shirabiso.com/?eid=363 ・2009年版「山と高原地図−塩見・赤石・聖岳」の当該コースタイムは甘め(多め)で設定されていると感じた。 ・登山ポストは易老渡、便ヶ島にあり、用紙も。 ・静高平の水場は枯れていた。(1週間前から枯れてるそうです。) ・光小屋の水場は出てるようですが、汲みに行かれた人に伺ったところ、道が荒れているので小屋で分けてもらった方が賢明とのこと。光小屋で無料で分けてもらえます。 ・2日目、易老岳付近の稜線上の登山道真ん中に大型獣(ツキノワグマのものと思われる)の糞がありました。 ・西沢渡の渡渉地点は木の板の橋も架けられていました。人力ロープウェイは耐荷重150kg。 |
写真
感想
初日の幕営地での雷雨には少々ビビリましたが、
その後は天気に恵まれ素晴らしい山旅を楽しめました。
満月の月明かりがなんとも幻想的でした。
前半の南アルプス南部らしい森林と、後半の森林限界上のアルペン的景観。
その変化も楽しく、聖岳登頂というフィナーレへと向かって盛り上がっていけました。
聖岳はその大きさと神々しさに感動。
小聖からの1時間弱の登高はとても清清しく、気持ちの良いものでした。
個人的には、初日の易老岳への登りを淡々とこなせたことが成果でしょうか。
久々のちょいなが縦走でした。
初日、登りの1500mは覚悟はしていたものの、
フル・パワーモードで、記憶は保存不能。
一切なにも、「記憶にございません」でした。
易老岳にたどり着き、ようやく意識復活。
ゴーロの谷のガレたゴロゴロ岩が足にしんどく、雨もぽつぽつと、更にバテバテ。
ようやくたどり着いた光岳テン場。
もうなにもしたくない。けど、、光岳はすぐそこ。
光岳から光岩に向かおうとするも、またもや雨がポツポツと、、、
瞬時に全員撤退表明。皆の意識が一致した瞬間でした。
(夕食)和風カレー春雨・豚角煮入り。玉子だのツナだのレタスだののサラダ。その他諸々。
食事を食べ終わった頃に、ゴロゴロと雷さんの声が、、、
やがてザザザーーっと土砂降り雨。
ピカピカ、ゴロゴロ、ザーザーとすごかったですが、
疲労で、8時前にはするすると爆睡モード。
2時半頃、起きると満月の月明かりで、まるで夜が明けたよう。
コーヒーをいれ、タバコを吹かします。
足の調子も良さそうです。
歩きはじめは、いつも辛い。
けど、イザルヶ岳はすぐそこだ。
んん〜、やはり晴れた朝は最高の展望だ。
その後も、順調に歩を進め、上河内岳へ。本日最高地点。
後は下りで楽勝楽勝、、、と思っていたのが甘かった。
koodoo氏は順調に下るが、私とichizoはごろごろした岩に辟易。
かなり遅れをとる。
「もーいや。もーいや。」のネガティブモード。
しかし、歩いていれば自然にたどり着くものだ。
さて、夕食。
(夕食)かなり印度風な豆キーマカレー。そしてチャパティー。朝の残りのパスタ。ホルモン焼き。などなど。
山にしてはかなりの贅沢三昧。
食事担当の私としては、もー少し私に対するリスペクトがあってもよさそうなものだ。
否。あって然るべきだ。
明日に備え8時就寝。
今日は、クライマックスの聖岳。
アルペン的な容姿がかっこよし。
3000m位までくれば、爽やかな風で調子もいい。
薊畑の分岐に荷物を置いてきたので、足取りも軽い。
人気があるのか、さすが人も多い。
てくてく歩いて、ほどなく山頂へ。
久しぶりの3000mです。
自然と笑みもこぼれます。
聖岳をあとに下山開始。
ハイテンションでちょっと調子に乗り過ぎたようだ。反省。
後の祭りだが、こんな調子よければ奥聖岳も行くべきだったなあ。。。
悔やまれる。。。
西沢渡を過ぎ、平坦な道を歩きます。
夏の最期を思わせるような晴天。
さあ、温泉に入って、汗を流そう!
食事に関しては超リスペクトですよ!!!
それにしてもMt.Holyは神々しかった。
それぞれのコースに関してはJun氏の詳細により
つぶさにフラッシュ・バックするよ。
初日の登りと2日目南岳からの下りの2セットが
今回の修行の目玉なら、3日目聖岳への登山が
ご褒美のMAXでしたね。
それにしても上河内岳から聖平に向かうまでの
下りが効いたなぁ。あれはトリッキーだ!
思えば上河内岳から南岳までがあまりにも
あっけなく着いてしまい、南岳山頂で
「南岳って、北岳に対する南岳?」
「ヘボいね。」
などの会話をHeiちゃんとしたところが
南岳の神の怒りを買ったのか?
しかし思えばあの下り修行あってこその
Mt.Holyの快感でした!
さすが今回もナイス・チョイスです。
やっぱ3000mは超えるもんですね〜。
いいわ〜!
ichizoさん。こんにちわ。
リスペクトありがとうございます。(ペコリ)
テン泊の食事は、単独でもなんかうきうきしてしまいます。
飯は、、、下山後に食べたディナーが一番うまかったけど。
聖岳はさすが3000mクラス。
立派なお姿でしたね。
今回久しぶりの木野子会にしての晴天じゃないですか?
やっぱ晴れた空はいいわ。
次回のライブ楽しみにしてますよ♪
今回の縦走がIchizoにとっていい経験になったならうれしいことです。
経験を積むことで技術的にも精神的にもより高いところに行けるといいですね。
それは山にかぎったことではないけども。
自作野菜美味しかったよ!
Koodooさま zunさま ichizoさま
いやー、いつも感心(関心・歓心)します
なかなかのコースのようですね
食事メニューもチーズフォンデュに勝るとも劣らないではないですか!!
山の楽しみその2は飲み 食いですよね?
テントでの縦走は何年も出来ていません。
谷川馬蹄もこのコースも何時かはチャレンジしたいと思います。
ありがとうございました。
77ms1ksbさん、いつもありがとうございます。
晴れればダイナミックな景観が楽しめる良コースでした。
テント泊は、それなりに苦労もありますが、食事を含め楽しみも多い気がします。だから何回もテントを背負って山へ出かけるんでしょうね。
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