記録ID: 4581405
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
何年か越しに実った越百・南駒・空木周回は、仙涯嶺で撤退。
2022年08月11日(木) ~
2022年08月12日(金)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 31:57
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,193m
- 下り
- 2,184m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:04
9:15
34分
伊奈川ダム下
15:19
2日目
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 10:29
16:44
伊奈川ダム下
天候 | 初日晴れ、2日目雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | (docomo)越百小屋は、外をうろつくと、何とか電波掴める。 越百山まで登ると、問題無く電波入る。 |
写真
越百山、南駒、空木岳の周回をずっとやってみたいと思っていて、最初に計画したのが2018年だったが、小屋がうまく取れず毎年先送りにしていた。今年は8月に4連休があるので、6月くらいには小屋を予約して準備していた。
3時に自宅を出て、思ったよりも時間がかかって、いま9時過ぎ。伊奈川ダム下のゲート付近の路肩に車を停めて登山開始。
3時に自宅を出て、思ったよりも時間がかかって、いま9時過ぎ。伊奈川ダム下のゲート付近の路肩に車を停めて登山開始。
トンネルくぐってテクテク歩いて伊奈川ダム。
発電量は40.7MWで国内126位だって。黒四が335で4位、畑薙が86.6で34位、地元四十四田ダムが15.1で377位。見た目はショボかったが、結構なダムだった。
ちなみに、よく目にする奈川渡ダムはちょっと調べたくらいでは発電量出てこなかった。
安曇発電所として揚水発電所に区分されるらしいが、最大発電量は出ていても、他のダムと発電量比較出来るスペック見つからなかった。何か闇でもあるのか。
発電量は40.7MWで国内126位だって。黒四が335で4位、畑薙が86.6で34位、地元四十四田ダムが15.1で377位。見た目はショボかったが、結構なダムだった。
ちなみに、よく目にする奈川渡ダムはちょっと調べたくらいでは発電量出てこなかった。
安曇発電所として揚水発電所に区分されるらしいが、最大発電量は出ていても、他のダムと発電量比較出来るスペック見つからなかった。何か闇でもあるのか。
何箇所か看板があって、共通点はこれ。
人が入れるのがマンホールで、手だけ突っ込むのがハンドホールかなと思ってたら、だいたい当たりだった。
埋設するケーブルなどの保守に使うものらしい。ここは、高圧線が通っているようだ。
設備は見つからなかったが、伊奈川ダムは、上流に水路式の発電所が設けてあって、その電気を運んでいるようだ。
人が入れるのがマンホールで、手だけ突っ込むのがハンドホールかなと思ってたら、だいたい当たりだった。
埋設するケーブルなどの保守に使うものらしい。ここは、高圧線が通っているようだ。
設備は見つからなかったが、伊奈川ダムは、上流に水路式の発電所が設けてあって、その電気を運んでいるようだ。
越百と南駒への分岐。
手前に橋があり、福栃橋だって。地図には福栃平とある。
これから登る稜線は福栃山への稜線になっている。
我々は右へ行く。
ここは越百と南駒を回る小ループになっていて、日帰りでやる人も多いらしい。
さっきの分岐は、さらに空木を回る大ループで、強者はそれも日帰りでやるらしい。
ちょっと信じがたい世界。
手前に橋があり、福栃橋だって。地図には福栃平とある。
これから登る稜線は福栃山への稜線になっている。
我々は右へ行く。
ここは越百と南駒を回る小ループになっていて、日帰りでやる人も多いらしい。
さっきの分岐は、さらに空木を回る大ループで、強者はそれも日帰りでやるらしい。
ちょっと信じがたい世界。
下のコルという箇所に着いた。
暑い中一心不乱に登っていたので写真撮ってなかった。
急斜面ににジグザグに道が切ってあってひたすら上り。ここからは尾根歩きになる。
10分ほど下に水場があって、水うまかった。写真撮り忘れた。
暑い中一心不乱に登っていたので写真撮ってなかった。
急斜面ににジグザグに道が切ってあってひたすら上り。ここからは尾根歩きになる。
10分ほど下に水場があって、水うまかった。写真撮り忘れた。
昭文社の地図には、御嶽展望台という箇所があり、そこを目指して歩いていたが、どこか分からないまま、その上の水場分岐に出た。
ちょっと休憩。
Oさんと、小屋までの時間を話していたら、ちょっと認識違った。我々の地図は2012年のもので、Oさんの地図は2011年だった。コースタイムが変わっている。
どっちが正しいかはおいといて、持ってる地図が古すぎるな。ここには金惜しまなくていいなと思いました。すくなくともここでは2019以降の地図持つべき。
ちょっと休憩。
Oさんと、小屋までの時間を話していたら、ちょっと認識違った。我々の地図は2012年のもので、Oさんの地図は2011年だった。コースタイムが変わっている。
どっちが正しいかはおいといて、持ってる地図が古すぎるな。ここには金惜しまなくていいなと思いました。すくなくともここでは2019以降の地図持つべき。
晩ご飯。
うまいし洒落ている。
今日の宿泊は計5名。我々の他はソロ2組で、一人は毎年ここに来ている常連さん、もう一人は、いかにも足の速そうな60台男性で、今日は我々と同じ登山口から、空木を登って南駒・越百通って降りて来たそう。すごい。
ちゃんと聞いてないが、ここは家族経営の様で、素晴らしく人の良いおじいちゃんと、気の利くおかみさんと、これまた気の利く、手伝いに来ている孫娘さんで、もう人柄だけでリピートしたくなる。
うまいし洒落ている。
今日の宿泊は計5名。我々の他はソロ2組で、一人は毎年ここに来ている常連さん、もう一人は、いかにも足の速そうな60台男性で、今日は我々と同じ登山口から、空木を登って南駒・越百通って降りて来たそう。すごい。
ちゃんと聞いてないが、ここは家族経営の様で、素晴らしく人の良いおじいちゃんと、気の利くおかみさんと、これまた気の利く、手伝いに来ている孫娘さんで、もう人柄だけでリピートしたくなる。
おじいちゃんが出て来て、山の解説をしてくれる。
まん中奥の黒い山の右後方に、うっすら白く見えているのが恵那山。
安平路山は三角に見えるらしく、一部見えているらしいが私には判別出来なかった。
安平路山はここから7時間くらいで行けるらしいが、笹藪がすごく、眼鏡かけたひとはその上からゴーグルしないと、眼鏡なくすらしい。
笹藪は、刈るべきでは無いという団体がいて放置されているようだが、リニアが来て飯田か中津川に駅が出来たら、開発されるかもなあ、というようなことを言っていた。
山を切り拓いて来た人の言葉には説得力がある。
まん中奥の黒い山の右後方に、うっすら白く見えているのが恵那山。
安平路山は三角に見えるらしく、一部見えているらしいが私には判別出来なかった。
安平路山はここから7時間くらいで行けるらしいが、笹藪がすごく、眼鏡かけたひとはその上からゴーグルしないと、眼鏡なくすらしい。
笹藪は、刈るべきでは無いという団体がいて放置されているようだが、リニアが来て飯田か中津川に駅が出来たら、開発されるかもなあ、というようなことを言っていた。
山を切り拓いて来た人の言葉には説得力がある。
飛行機雲。
このへんは飛行機の通り道らしく、ここで飲んでいる間にいくつも飛行機が左右に通過していった。
朝早かったのと疲れたのとで、飲む気力が無くなって、このあと7時くらいには寝たか。
布団はミレーの冬用寝袋だった。上で飲んでいる音を聞いているうちに寝入って快眠。
このへんは飛行機の通り道らしく、ここで飲んでいる間にいくつも飛行機が左右に通過していった。
朝早かったのと疲れたのとで、飲む気力が無くなって、このあと7時くらいには寝たか。
布団はミレーの冬用寝袋だった。上で飲んでいる音を聞いているうちに寝入って快眠。
そとは雨なのよね。
おかみさんがヤマテンで調べてくれた情報と合わせ、
・今日の午前中は降ったりやんだり
・午後はちょっとよくなるかも
・明日は台風接近で厳しい見通し
・明日、木曽殿からの下りの徒渉は、木曽殿山荘の人に聞かないと分からない
おかみさんがヤマテンで調べてくれた情報と合わせ、
・今日の午前中は降ったりやんだり
・午後はちょっとよくなるかも
・明日は台風接近で厳しい見通し
・明日、木曽殿からの下りの徒渉は、木曽殿山荘の人に聞かないと分からない
ほんのちょっと下ると崩落地がある。
おもしろいところに小屋を建てたのだなあと思う。
昔、山に入って暮らしていた人が、なんとなく道を付けてなんとなく小屋がけして、というのがいまの登山道と山小屋になっていると思うが、すごいセンスだなと、いつでも思う。
山1個あげるから、好きに道作って小屋作って良いと言われても、現代の知識持った人でも難しいというか、ムリでは。
おもしろいところに小屋を建てたのだなあと思う。
昔、山に入って暮らしていた人が、なんとなく道を付けてなんとなく小屋がけして、というのがいまの登山道と山小屋になっていると思うが、すごいセンスだなと、いつでも思う。
山1個あげるから、好きに道作って小屋作って良いと言われても、現代の知識持った人でも難しいというか、ムリでは。
黒いミミズがいた。
この日何度も見た。
土地改良してくれていると思うと感謝だが、こんな花崗岩の砂礫地帯でもメシ食えるのかなと思う。3000m級の山でナメクジを見ることもよくあり、彼らは何してるのだろうといつも思う。コマクサとか雷鳥とかと同じく、天敵の居ない所を探して高い所に居場所を見つけた種なのかも。
中崎タツヤの漫画にもあったが、近いうちに、2000m超えると、喫煙者が生息しているよね、と言われる時代がくるかも。
この日何度も見た。
土地改良してくれていると思うと感謝だが、こんな花崗岩の砂礫地帯でもメシ食えるのかなと思う。3000m級の山でナメクジを見ることもよくあり、彼らは何してるのだろうといつも思う。コマクサとか雷鳥とかと同じく、天敵の居ない所を探して高い所に居場所を見つけた種なのかも。
中崎タツヤの漫画にもあったが、近いうちに、2000m超えると、喫煙者が生息しているよね、と言われる時代がくるかも。
小休止したが、雨と風が結構あって寒い。
ここは標高2734mで、先の南駒は2841m、空木は2863m。
雨風がこの先どうなるのか不明、木曽殿山荘に着いたとして、下りの徒渉できるか不明、あと、やりきったとして、今後このあたりに来ず、このあたりの晴天時の光景見ないというのも嫌なので、今日はここで引き返すことにした。
ここは標高2734mで、先の南駒は2841m、空木は2863m。
雨風がこの先どうなるのか不明、木曽殿山荘に着いたとして、下りの徒渉できるか不明、あと、やりきったとして、今後このあたりに来ず、このあたりの晴天時の光景見ないというのも嫌なので、今日はここで引き返すことにした。
せっかくなので、ピークに立ってみる。
昨日の足の速い人は、空木で雷鳥見たそうで、写真も見せてくれた。
来年以降ここやると、雷鳥も南下して、このあたりでも見られるかもな、という期待を残して撤退。
昨日の足の速い人は、空木で雷鳥見たそうで、写真も見せてくれた。
来年以降ここやると、雷鳥も南下して、このあたりでも見られるかもな、という期待を残して撤退。
越百到着。
ここは電波が入るので、木曽殿山荘にキャンセルの電話を入れる。
このあと越百小屋で聞いたら、朝がた木曽殿山荘から我々についての問合せがあったそう。空木か仙涯嶺で判断すると伝えてくれたって。
木曽殿山荘には前泊地として事前連絡していた。
小屋間の連携取れているのだなと思った。
ここは電波が入るので、木曽殿山荘にキャンセルの電話を入れる。
このあと越百小屋で聞いたら、朝がた木曽殿山荘から我々についての問合せがあったそう。空木か仙涯嶺で判断すると伝えてくれたって。
木曽殿山荘には前泊地として事前連絡していた。
小屋間の連携取れているのだなと思った。
前日の宿泊者の休憩まで見送ってくれたおじいちゃん。
深々と頭を下げてくれて申し訳ない。
小屋に人情・人柄部門があったら、ここはぶっちぎり1位だな。
トイレも超キレイで、メシもうまいので、規模の違う小屋を比較するのは難しいが、ここは北アの小屋と比べて遜色無い。
暫定ランキングのどこに入れたら良いか迷う。
あと、このおじいちゃんの爪の垢を飲ませたい小屋の人は結構いる。
深々と頭を下げてくれて申し訳ない。
小屋に人情・人柄部門があったら、ここはぶっちぎり1位だな。
トイレも超キレイで、メシもうまいので、規模の違う小屋を比較するのは難しいが、ここは北アの小屋と比べて遜色無い。
暫定ランキングのどこに入れたら良いか迷う。
あと、このおじいちゃんの爪の垢を飲ませたい小屋の人は結構いる。
やせ馬の背近辺。
2グループ、計10数名の登山グループとすれ違った。
我々が断念したコースを巡る模様。
どうでも良いけど、この時間では小屋に17時には着けないだろう。北アとかならまだしも、こういう所の団体登山はどうかなと思ってしまった。小屋も大変だろうな。
2グループ、計10数名の登山グループとすれ違った。
我々が断念したコースを巡る模様。
どうでも良いけど、この時間では小屋に17時には着けないだろう。北アとかならまだしも、こういう所の団体登山はどうかなと思ってしまった。小屋も大変だろうな。
撮影機器:
感想
4年前からずっと行きたいと思っていたが、なかなか山小屋の予約がうまく行かず毎年断念していたルート。
今年は8月に連休があり、メンバの都合付きそうなので、6月くらいに予約しておいた。
伊奈川ダム8時発で計画していたが、いろいろあって1h遅れ。
ダム林道はのどか。あせ垂らしながら登っていった。
登山道は結構ハード。要所に案内などあるが、古くて見逃しがち。それでも越百小屋までは刈払などされていて結構整備されていた。
越百小屋はサイコー。規模が違うので北アの小屋と比較するのは難しいが、トイレキレイ、メシうまい、スタッフ最高で、何と言うか人情ランキングとかあればダントツだな。
その後、台風来ているのでどこで引き返すか考えながら登っていたが、仙涯嶺で引き返す事に決めた。
稜線上は人はほとんどいなく、すれ違ったのは、駒峰ヒュッテからピストンで南越百まで歩いた人と、今日日帰りで越百から入って南駒から下るという、どちらもソロの人だった。
結局来た道を引き返して下山。途中、越百小屋の休憩室使わせてもらった。気の良いご主人に感謝して下る。
雨の中の下りは結構しんどくて、特に林道歩きに疲れ果て、ここを歩く人たちはいろいろすごい、と感じさせられました。
多分また来ると思います。
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