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Yamareco

記録ID: 4597773
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

北アルプスを三日間歩き回ってどこの山も登らない。なんてこったパンナコッタ

2022年08月16日(火) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
39:24
距離
59.3km
登り
3,266m
下り
2,851m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:14
休憩
1:22
合計
8:36
距離 19.0km 登り 1,918m 下り 471m
4:22
8
4:55
4:56
19
5:15
13
5:28
14
5:42
5:57
19
6:16
6:18
43
7:01
7:05
10
7:15
7:17
17
7:34
19
7:53
7:56
35
8:31
8:33
1
8:34
8:50
37
9:27
9:32
10
9:42
9:44
12
9:56
10:01
22
10:23
4
10:27
10:44
17
11:01
11:02
83
12:25
12:27
31
12:58
日帰り
山行
6:09
休憩
0:30
合計
6:39
距離 12.8km 登り 1,216m 下り 887m
5:38
36
6:14
6:19
78
7:37
7:38
4
7:48
7:54
28
8:22
8:26
30
8:56
9:00
43
9:43
9:47
56
10:43
10:47
52
11:39
11:41
36
日帰り
山行
5:07
休憩
2:07
合計
7:14
距離 27.5km 登り 135m 下り 1,507m
7:59
12
8:11
8:15
1
8:16
8:18
33
8:51
8:57
24
9:21
9:26
19
9:45
9:47
21
10:08
10:23
20
10:43
10:44
6
10:50
10:52
7
10:59
11:01
32
11:33
11:38
34
12:12
12:13
9
12:22
12:24
3
12:33
12:51
2
12:53
36
13:29
13:31
3
13:34
29
14:03
14:49
6
14:55
15:01
0
15:01
15:02
4
15:13
ゴール地点
特に2日目は雨と風が強くて歩くのに苦労したが、総じて良い経験となった。
天候 雨ばっかり
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
新穂高から入って、鏡平小屋でかき揚げうどん
限定15食とか書かれると釣られるタイプです
3
新穂高から入って、鏡平小屋でかき揚げうどん
限定15食とか書かれると釣られるタイプです
1日目の宿、三俣山荘まで来ました
最後に雨が降り出し、その後は雨、風共に強くなりました。
1
1日目の宿、三俣山荘まで来ました
最後に雨が降り出し、その後は雨、風共に強くなりました。
夕食後、チェロの演奏がありました。
珈琲飲みながら贅沢な時間。
3
夕食後、チェロの演奏がありました。
珈琲飲みながら贅沢な時間。
次の日も雨風は断続的に続きます
1
次の日も雨風は断続的に続きます
西鎌に入り雷鳥に会えました
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西鎌に入り雷鳥に会えました
槍の肩まで遠い
二日目の宿はヒュッテ大槍
西鎌尾根から東鎌尾根に入りやっと到着
1
二日目の宿はヒュッテ大槍
西鎌尾根から東鎌尾根に入りやっと到着
三日目の朝も雨模様
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三日目の朝も雨模様
渡渉ポイントも水かさが多いです
2
渡渉ポイントも水かさが多いです
徳沢まできてホッとしました
ここでも限定に釣られて高菜チャーハンをいただきました
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徳沢まできてホッとしました
ここでも限定に釣られて高菜チャーハンをいただきました
小梨平で入浴
久しぶりの風呂でスッキリ
2
小梨平で入浴
久しぶりの風呂でスッキリ
カッパ橋のお土産屋さんにいたカッパ君は目が飛び出すおもろいやつでした
2
カッパ橋のお土産屋さんにいたカッパ君は目が飛び出すおもろいやつでした

感想

今回は、鷲羽、水晶を登るつもりで家を出た。
前に雲ノ平山荘に泊まった時に、三俣山荘にも泊まってみたいと思ったので、三俣山荘泊の予定を立てた。

天気が悪くなる予報だったので覚悟はしていたが、装備を含めて色々な経験値を上げることができたとプラスに考えよう。

1日目は新穂高から三俣山荘を目指し、鏡平小屋、双六小屋を過ぎる頃まではまだ雨も持ち堪えてくれている感じだったけれど、そこから一気に降り出し三俣山荘に着く頃には、ひどい雨風が吹き荒れていた。

宿では夕食後にチェロの演奏があるなど落ち着いて過ごすことができたけれど、みなさん次の日の天気予報と睨めっこしながらどういう予定にしようかと悩んでいた。

そのまま延泊にして予定を立て直す人が多かったみたいだけれど、私は2日目にとりあえず双六小屋まで戻ってみることにした。

朝方は雨は上がっていたが、すぐに降り出してきて、双六小屋に着く頃にはだいぶ強まってきていた。

ここからの予定ではヒュッテ大槍に宿泊予約を入れている。そのためには西鎌尾根を越えていかなければならない。

槍の肩まで無事歩いていけるだろうか?

悩んでいたら1人女の方が向こうから歩いてきた。

早速挨拶をして情報を伺うと、所々稜線に出る所があるのでそこを気をつければなんとかなる。という話だった。

確かに灌木の中とかに隠れるような場所ではほぼ無風だ。

ありがとう!と感謝を伝え、西鎌尾根を歩き始める。

思ったよりもずっと長い。
歩いても歩いてもなかなか辿り着かない。

途中、雷鳥の親子が散歩していたので、ちょっと気持ちが和んだが、誰かが雷鳥は天気悪い時に出てくると言ってたのを思い出す。

たしかに天気悪過ぎる💦

千畳乗越に着く頃にはかなりの風が雨と共に吹き付けてくる。高度も上がるし濡れた身体からどんどん体温が奪われていく。

止まったら凍えそうなので、とにかく心拍を上げ続けて体温が下がらないように歩いた。

道が急になってきた、槍の肩はすぐそこなんだろうけれど、何の景色もないので、まさしく五里霧中だ。

程なく乗り越した、よーく見たらそこに槍ヶ岳山荘が立ってる。
槍ヶ岳の山容はすこしも窺いしれないが、槍の肩まで無事に辿り着くことができた。ホッとした。

でもまだ、ヒュッテ大槍までは東鎌尾根を少しだけ歩かなきゃならない。
まだまだ気を抜けない。
もう早く宿に入りたい!腹ペコなのでなんか食べたい!
そればかり考えながら歩を進める。

しばらくいくと、殺生ヒュッテへと下る道に出会う

なんや結構歩いてきたつもりなのに、まだまだあるやん💦
気合を入れ直して東鎌尾根を進む。

少し平らなところに出たと思ったら、ガスの中から建物が現れた。
今度こそヒュッテ大槍だ。

中に入って濡れた用具を乾燥室に入れ混み、カレーライスをがっついた。
空腹な上に山の上でありつける温かい食事ほど美味いものはない。食後の珈琲もいただいたら、だいぶ身体は落ち着いた。

そして程なく夕食。ボリュームあってしかも全部美味い!
明日こそ晴れると良いけど、ここでもまだ予報は雨。
ヒュッテ大槍に宿泊の皆さんも延泊を選ぶ方がいた。

私はもう上高地に降りてバスで帰るだけだ。

もう小降りになるだろう、、、と考えて、下山に備えて床についた。

翌朝の朝食も美味い!
最近の山小屋の食事は何処も大変美味しくいただけるのでありがたい。

外は雨だけど風はだいぶん落ち着いたみたいだ。

乾燥室から雨具と靴を取り出す。
靴はまだしっとりしているけれど、どうせまた濡れてしまうから一緒だな。

準備を整えて、小屋を出る。

あれ?降ってないやん!

ガスってて結局槍は姿を見せてくれなかったが、雨はなんとか避けられそうかな?

今のうちに岩岩の道をさっさと降ってしまおう。
カッパを着てると暑い。
でも、脱ぐとパラパラ降ってくる。
時折日がさす、また降ってくる。

目まぐるしく変わる天気だけど、もう腹を括ってカッパは脱いだ!

槍沢を下ってまずは横尾を目指す。

何度か現れる渡渉ポイント。
流石に水かさが多い。

もう足を置けるような石が見えないやん!
という沢もある。

ジャンプしたらなんとかなるかな?
もういいか!?ジャブジャブ沢を歩いちゃえ!

という感じで、人間諦めも肝心だと学ぶ。

自然を楽しみに来ているのだから、雨も風も全部自然だ!

ようやく槍沢ロッジ。
どうやらコロナ禍でしばらくお休みされていたようだけれど、ここの小屋が開いてないとなかなか厳しいから、開いててよかった♡

トイレ借りて、水をもらって、横尾に向けて再スタート。

ニノ俣、一の俣と川は合流しながら大きくなっていく。

歩いてる道が川の高さと同じくらいになってきた。
そろそろ横尾に着く頃かな?

横尾に出ると、途端に人が多くなる。
この賑やかさがホッとできる瞬間だ。

またも腹ペコだけど、も少し歩いて徳沢まで行こう。


横尾を過ぎたらほぼ平坦な道、テンポよく歩けるからペースも上がる。

この頃には日焼けを気にするくらいの天気になってる。

もう一日山にいたら、最高の景色が見られたかもしれないけれど、鷲羽ちゃん水晶ちゃん黒部五郎ちゃんたちにはまたゆっくり会いにこよう。


程なく徳澤。

ミーハーだから、大概食事は徳沢でと決めている。(意味不明)

テン場も小屋も空気感が堪らなく良い。
上高地から徳沢まで歩いて食事して帰るだけでも十分楽しめるのではないだろうか?そんな気にもなる素敵な場所。

ゆっくりと高菜チャーハンをいただいて、お腹いっぱい、元気回復だ。

あとは、バスの時間までまだ余裕があるから、小梨平で風呂に入ろう!

のんびり歩きながら上高地に向かう。

明神あたりまで来ると、登山の人に混じってお散歩な方も見かけるようになる。

ここまで来るともう街だな。

そんな雰囲気もまた楽しいのが上高地。

昨日歩いた西鎌尾根の寂しさとは、打って変わって気持ちも和む。

そんなこと考えながらしばらく歩くと小梨平に着いた。

ここは食事も美味しいし、テントも晴れるし、風呂も入れるから、お手軽テン泊にはもってこいの場所だと思う。

受付でお金を払って、入浴する。
三日ぶりの風呂はめちゃくちゃきもちいい!

思わず『ふぁーーー♪』と声が漏れる。

30分ほどお湯に浸かってすっきりさっぱり。
着替えも済ませて、あとはバスに乗るだけだ。

と、、、、
風呂から出てきたら、雨が降ってきたー

ここで降るかーー🥲

ちょうど河童橋まで来ていたので、ホテルのロビーで珈琲でも飲もうかと立ち寄るが、みんな考えることは一緒で、めちゃ並んでる。

しょうがないからお隣のお土産屋さんを物色。

河童のキーホルダーがあった。
押さえると目が飛び出す。
考えた人天才だ。めちゃおもろい!


とかなんとかやってるうちに、
雨は上がった

上高地バスターミナルに着いたが、まだバスの時間まで1時間ほどある。

上高地インフォメーションセンターで時間を潰す。
ここはいつもゆっくり見たことなかったので、改めて見て回ると、意外といろんな情報を得られるのね。

売店でも一通り山の関連グッズも取り揃えている。


そして名古屋行きのバスに乗り込み帰路に着いた。




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コメント

素晴らしい、良く頑張りました。苦しい雨の山行は思い出に残るでしょう。また晴れた北アルプスへぜひ、お出かけして下さい。楽しい記事ありがとうございました。
2022/8/24 16:01
yasu2016さん
コメントありがとうございます
確かに思いで深い山行となりました。

これはこれで楽しめた?かなと考えます。

またのチャンスでお山に向かいたいと思います
2022/8/24 17:36
プロフィール画像
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