聖岳・光岳
- GPS
- 25:36
- 距離
- 57.6km
- 登り
- 5,427m
- 下り
- 5,393m
コースタイム
- 山行
- 11:51
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 14:48
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 10:42
天候 | 1日目…快晴 2日目…〜10時までは晴れ。以降はガスのち雨。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
少し下ったところにも駐車場がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〜易老渡 地味に辛い舗装路。自転車デポ多数。 西沢渡 ゴンドラ。一人だと苦労するかも。 〜薊畑 南アルプスらしくずっと樹林帯。ここでようやく稜線に。 〜聖岳 砂礫の急登。 〜上河内岳 南岳から稜線歩きかと思いきや、アップダウンがある。 〜茶臼小屋 下ってるはずなのに最後登らされる。 〜易老岳 鞍部までは楽しいお散歩コース。最後ちょっと登り返し。 〜光岳 三吉平からがかなりキツイ岩場の登り。それを超えると光岳が目の前に。 易老岳〜易老渡 激坂。2時間ずっとキツイ坂しかなかった。 |
その他周辺情報 | かぐらの湯(営業停止中) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
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感想
仕事でお盆は休めず、今年は8/17(水)〜8/21(日)がお休み。ようやく休みに入ってさぁ登山、と思いきや、天気を見るとあまりよろしくない。唯一全国的に晴れそうな金曜日と絡めてどこか登れないか…。調べてみると土曜日の午前中だけ、南アルプス南部であればギリギリ天気が持ちそうなことが判明。これは聖岳、光岳縦走するチャンス!と思い、計画を立てる。
しかし通常、2泊〜3泊かかるこの縦走路、なんとか1泊でいけないか。。地図を眺めていると茶臼小屋で泊まればなんとかなりそうな様子。早速、茶臼小屋にテン泊予約の電話。満員だったけど、トイレ横ならばOKというので即答で予約した。
1日目
初日はコースタイム17時間超え。行動時間を多く確保するために2時過ぎにスタート。星と半月を眺めながら、歩みを進めていく。聖光小屋までは半分舗装、半分砂利道。自転車で来る人も多いと聞くが納得の長さ。
聖光小屋からようやく登山道に入り、少し行くと西沢渡に到着。ここが噂のゴンドラか…。使い方がわからず、少し上流にある簡易橋を渡ろうとするも、前日までの雨で水量が増えており、断念。ゴンドラに戻って使い方を試していると後続の登山者が到着。相談してようやく使い方を理解。一度に150kgまでというので順番に往復。しかしこれがなかなか力が必要で、だいぶ腕の筋力と体力が持っていかれた。
西沢渡の川を渡ると本格的な登山道に突入。
まずは稜線のある薊畑まで1300m標高をあげる。が、ここで問題発生。とにかく眠くてすぐに止まってしまう。胃を動かせばマシになるかと食事をしても対して効果なし。リタイアも考えたが、とりあえず稜線に出てから考えようとゆっくり進んでいく。なので道の具合はあまり覚えておらず。
7時半、ようやく稜線に出る。ここが薊畑。
ピストンで聖岳へ登る予定。荷物をデポしていけるので必要最低限の装備だけ持って山頂へアタック。山頂が見えたおかげかいつの間にやら眠気は吹っ飛んでいた。
最後の小聖岳からの350mの登りは砂礫の急登でかなり堪えるが力を振り絞って山頂に到着!
出発から7時間。いやぁ遠かった。。
天気は快晴。山頂からは赤石岳のドンっと立派な姿が一望できる。北の方は塩見岳や仙丈ヶ岳、遠くは富士山や北アルプスまでよく見える。奥聖岳まで行くと、悪沢岳もよく見える。
さぁまだ今日は先が長い。
上りでは抜きつ抜かれつ、さらに山頂で写真をたくさん撮って頂いた愛知のお兄さんと意気投合。聖平小屋までTシャツを買いに行くとのことで、少しの間一緒に行動する。
山小屋ではバッジとTシャツを購入。これからの縦走で荷物が増えるのは抵抗あるがせっかくだしね。お兄さんとは山や、山小屋Tシャツの話をすることができ、楽しい一時だった。
ピストンで降りるというお兄さんと別れて、次に目指すは上河内岳。550mの登り返し。たっぷり栄養補給をして備える。
南岳までの登り、上河内岳の肩までのアップダウンは疲れた身体には辛かった。
だが道中、突然現れた雷鳥の雛!しかも3匹も!近くに親鳥もおり、守るように周囲に気を配っている。雛を見たのは初めてで、感激のあまり、ピヨピヨ親鳥についていく雛が見えなくなるまでずーっと眺めていた。
上河内岳の肩に着くとガスが取れてきた。山頂へは空荷ですぐ。聖岳、赤石岳、悪沢岳が揃って眺めることができる。下りるとすぐにガスり始めたのでタイミングもバッチリ。今日は天候に恵まれている。テン泊地の茶臼小屋まであとちょっと…と思いきや、結構長かった。下ったらすぐに小屋かと思っていたが中々着かず、最後には少し登り返してようやく小屋との分岐点に到着。疲れた身体には少しの登りでもしんどい。
目の前に見えるのは茶臼岳。今日登る気はさらさらなく、興味がてらどんな山か調べてみると、なんと300名山。いつかは300名山…とは思っていたので、またここまで来るのはヤダってことで、天気の良い今頑張って登っておくことに。山頂からは今まで通ってきた縦走路が見える。よくぞここまで歩いたと自画自賛。本日のミッションはこれで完了。後は小屋へ急ぐだけだ。
17時過ぎと遅い到着にも関わらず、管理人さんは心良く迎え入れてくれた。トイレ横と聞いていたが匂いもせず静か、なにより展望の良いスペースだった。夕食は上河内岳で話した男性と摂る。ビールを飲みつつ、最近また山を始めたこと、明日の天気、どんな山がよかったか、などいろいろな話をすることができて、楽しい時間だった。テントに戻ると爆睡。疲れとアルコールで一気に落ちてしまった。
2日目
前日、天気予報を見ると天気は持って午前中とのこと。9時に光岳小屋到着を目標にし、4時に出発する。
前日も登った茶臼岳を過ぎると楽な下り道が続く。日の出前後の空気が澄んだ稜線が気持ちいい。あっという間に喜望峰につく。時間もあるので仁田岳にピストン。遠くに富士山、通ったきた峰々、そしてこれから目指す光岳が見える。
光岳と易老渡の分岐となる易老岳へは7時前に到着。いいペースだ。ここに荷物をデポして、光岳へアタックする。
光岳への道で唯一大変だったのは三吉平〜イザルヶ岳の間。岩場多数でかなりの体力を使う。だがこの岩場も小川の流れる音が聞こえてくれば終りが近い。イザルガ岳にもよって、9時前に光岳小屋到着。まだ青空が広がっていて早く来たかいがあった。休憩もそこそこに晴れているうちに光岳と光石に行ってみる。
光岳の展望は来ていた通りなく、そばの展望台で食事を摂る。するとあっという間にガスっていき、あたりは真っ白に。早く来て良かったと安堵する。
今年から新しい女性管理人さんになったと聞く、光岳小屋にも寄ってみた。分厚いウレタンマットレスが敷いてあり寝心地良さそう。さらにカーテンで半個室も作れる。管理人さんも親切で次はここに泊まりたいなと思った。
さぁ目標は達成。あとは降りるだけだ。
まずは易老岳に戻る。途中、昨日のテン場の男性とすれ違い、最後のあいさつをする。お元気で、気をつけて。
12時前、易老岳に到着。荷物を回収して、易老渡に下山を開始する。たがここからが辛かった。ずっと急な激坂のオンパレード。緩やかな道など殆どなく、足に大きく負担がかかる。もういや、と何度思ったかわからないほど時間が立つ頃に易老渡に到着。怪我なく無事に降りてこれてホッとひと安心する。
あとは駐車場まで4.4kmの舗装路を歩く。
自転車で来ていた人に抜かされるのを恨めしそうに眺めつつ、15時前にゴール。
あー疲れた!!!
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