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Yamareco

記録ID: 461315
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ハイキング
甲信越

大平山−五百山・鬼倉山・鋸山

2014年06月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:29
距離
22.0km
登り
1,632m
下り
1,618m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:25 駐車地点 − 7:40 十ヶ坂 − 8:15 大平山登山口 − 8:50 大平山 − 10:05 五百山 − 10:40 鬼倉山 − 11:20 大入峠 − 12:00-12:15 鋸山 − 12:50 大入峠 − 14:22 大平山登山口(一之貝コース) − 14:55 大平山−15:35 十ヶ坂−15:45 駐車地点
天候 曇り 
朝方は雨もパラついた。
一時稜線で風が強かった。
気温 12時ころ 22℃前後
日の出 4:21 日の入り 19:04
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
北荷頃の県道9号線に「大平山」の道路標識が出ている。
そこから道なりにまっすぐに進めば十ヶ坂方面への林道に乗れる。
目印になるはずの澁谷工業(株)の建物が見当たらず、それらしい場所は更地になっていた。
十ヶ坂まで行く途中に水洗トイレの設置された駐車スペースがあるので、そこに駐車。
7台ほど駐車可。

参考:「大平山ふれあいの森」アクセス方法&エリアガイド(長岡市栃尾支所農林課)
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/sangyou/ohira_m/ohira.html
コース状況/
危険箇所等
登山届

新潟県警察にメールで登山届を提出した。
道の状況がわからないので確認するためにいろいろな道に入りうる旨を書き添えた。
http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/

道の状況

■大平山(十ヶ坂コース)

十ヶ坂までは車でも入れる。
十ヶ坂は地理院地図でいうと標高302メートル地点付近の池のところで、標識が出ている。
十ヶ坂から道なりに2、3分進み、斜面の崩壊箇所にぶつかったところで右に折れて小さな沢を渡ると、すぐに「←大平山登山口」の標識がある。
その先数メートルのところに尾根に上がっていく踏み跡がある。
トラロープも見えているのだが、気づかずに通りすぎて西野俣側の舗装された林道まで行ってしまった。
登山口に入ってしまえば、山頂まで迷うところはない。
登りはじめと山頂の手前にやや急なところがあるが、全体として勾配がゆるくて歩きやすい。
急坂にはトラロープが設置されている。
山頂の標識は標高599メートルの最高点ではなく、三等三角点のある592メートル地点にある。
樹木にさえぎられて眺望がきかないが、かろうじて粟ヶ岳が見える。

          ◇

十ヶ坂から登山コースに入ってすぐ、池の角に沿って右に曲がると、支尾根伝いに標高407メートル地点を通って標高480メートル付近で主尾根に合流するコースがある。
大平山から下るときにそのコースを逆からたどってみた。
分岐点(合流点)に標識はなく、小さな赤テープの目印があった。
起伏に富んでおり、単調な主尾根コースに飽き足らない体力のある人向きだという気がした。

■大平山−五百山

大平山の山頂から鉄塔と分岐点まで下った後、尾根伝いに進む。
はじめはとても道幅が広い。
その道は鉄塔の巡視路らしく、2つめの鉄塔のある支尾根に下りてしまった。
行く手に鉄塔が見えてようやく間違いに気がついた。
五百山方面へ分岐点には標識等がないので、見落としに注意しなければならない。
樹木の間に見え隠れする五百山の方向を意識しているといいかもしれない。
その分岐に入ってからはふつうの道幅になり、標高を下げていく。
道が低い草に被われているところもあったが、尾根伝いなのでコースを見失う心配はない。
標高620メートルあたりにはかなりの急坂がある。
急坂を登りきるとなだらかなブナ林の尾根に乗る。
五百山の山頂は眺望がきかない。
大入峠の登山口に下る道には標識も目印もない。
それなりに道がはっきりしているのでコースをはずすおそれはないと思うが、注意して歩きたい。

■鬼倉山

鬼倉山の登山口は、一之貝に下る林道をはさんで五百山の登山口と向かい合っている。
林道を1分ほど下ったところにもう1つ登山口があるが、そちらは登りがきつい。
山頂ではヤブの開かれたところから棚田を見下ろし、大平山と粟ヶ岳を望む。

          ◇

鬼倉山の尾根から西側の斜面に下りる道が2ヶ所あったので、その1つを下ってみた。
道はしっかりしており、新しいトラロープの張られている箇所もあった。
標高530メートル付近でUターンして、もう1つの道で尾根に戻ることができた。
Uターンした箇所は地面が草で被われており、その先に下っていく道がもしあったとしてもわからなかった。
付近には人が入りこめるくらいの穴のあいた岩があった。
その穴と道の関係は不明だが、上権現堂山のことを思い出した。
上権現堂山の山頂には、弥三郎婆(やさぶろうばさ)の穴に下る道がついている。
弥三郎婆というのは権現堂山の洞穴に棲んだといわれる鬼だ。
鬼倉山にも同じような鬼の伝説がある。
茨木童子は軽井沢の出身と伝えられるが、酒呑童子を伴って故郷に帰り、鬼倉山の岩屋に暮らしたことがあったという(参考:佐藤秀治『鬼の系譜』文芸社、2004年)。

■大入峠から一之貝方面に下る林道

車も通行できる林道のようだが、わだちがほとんどなく、路肩が崩れて車幅ぎりぎりの箇所もあるので、車では通らない方がよさそうだ。
林道で十ヶ坂に戻るには、どうしても一旦は矢津川まで下らなければならない。
一之貝に出る必要もあるかもしれない。
十ヶ坂への近道を探したが、ヤブこぎになった上、近道を見つけることはできなかった。

■大平山(一之貝コース)

一之貝方面から矢津川を渡って大平山をめざすと、林道に「大平山」の標識があらわれる。
そこから先は、間違いやすい分岐ごとに「大平山」の標識が出ている。
「大平山ふれあいの森駐車場」という看板のある駐車場があり、そこから2、3分で登山道が分かれる。
コースはだいたいわかりやすい。
ふだんは水もほとんど流れないような小さな沢が道をえぐっているところがあり、そこの通過は険しかった。
道ごと地盤が崩れているところもあった。
すぐ先に見えている道に林の中を通って合流できるので危険はない。
そこから先の道は急坂になるが、階段なので登りやすい。
やがて鉄塔の下のT字路の分岐点で大平山−五百山の尾根に出る。

※鋸山の大入峠コースその他については省略。
ファイル
(更新時刻:2014/06/08 17:25)
水洗トイレのある駐車スペース。
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水洗トイレのある駐車スペース。
十ヶ坂。
この小さな沢を通過してまもなく大平山登山口がある。沢からすぐの斜面にも踏み跡があり、登山道に合流する。
この小さな沢を通過してまもなく大平山登山口がある。沢からすぐの斜面にも踏み跡があり、登山道に合流する。
「大平山登山口」の標識。その5メートルほど先に尾根につく道の入口がある。
「大平山登山口」の標識。その5メートルほど先に尾根につく道の入口がある。
大平山登山口。写真右はしの白いものが先ほどの「大平山登山口」標識。
大平山登山口。写真右はしの白いものが先ほどの「大平山登山口」標識。
大平山山頂。三等三角点のある。
大平山山頂。三等三角点のある。
五百山山頂。眺望がきかない。
五百山山頂。眺望がきかない。
五百山・鬼倉山登山口。
五百山・鬼倉山登山口。
鬼倉山山頂。
鬼倉山から大平山。その奥には粟ヶ岳。
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鬼倉山から大平山。その奥には粟ヶ岳。
目的地不明の道を下ったところにあった穴。
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目的地不明の道を下ったところにあった穴。
べつの鬼倉山登山口。こちらは急登。
べつの鬼倉山登山口。こちらは急登。
鋸山の大入峠口。
鋸山の大入峠口。
通行止め。ここで左に曲がると鋸山コースに合流するが、あえて先に進んでみた。
通行止め。ここで左に曲がると鋸山コースに合流するが、あえて先に進んでみた。
地面が草で被われ、道があったとしてもわからないので引き返す。
地面が草で被われ、道があったとしてもわからないので引き返す。
鋸山山頂。いろいろな人がいた。
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鋸山山頂。いろいろな人がいた。
林道の分岐に「大平山」の標識。ここからもう一度大平山に登って十ヶ坂に戻ろうとしている。
林道の分岐に「大平山」の標識。ここからもう一度大平山に登って十ヶ坂に戻ろうとしている。
たぶん鬼倉山。
ウスタビガの幼虫。つつくとキュウと鳴く。道端に落ちていたので、適当な枝に乗せてきた(コナラ、クヌギなどを食べるらしい)。
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ウスタビガの幼虫。つつくとキュウと鳴く。道端に落ちていたので、適当な枝に乗せてきた(コナラ、クヌギなどを食べるらしい)。
あるべき道が崩壊している。林の中を通れるので問題はなかった。
あるべき道が崩壊している。林の中を通れるので問題はなかった。
大平山−五百山の尾根に出た。
大平山−五百山の尾根に出た。
十ヶ坂の池に下りた。
十ヶ坂の池に下りた。

装備

個人装備
時計
GPS
地理院地図/エリアガイド/コンパス
クマよけ鈴
ナイフ
1.2L
食糧
1日分
レインジャケット
レインパンツ
スパッツ
シェルター
シュラフカバー/インナーシュラフ
デジタルカメラ
ヘッドランプ
救急用品

感想

大平山と五百山を結ぶ尾根道を歩いてみた。
積雪期に一度その尾根を歩いたことはあるが、登山道の状態がわからなかった。
ところどころで道をふさぐ木や枝が伐られ、ヤブもほとんどなくて歩きやすかった。
大平山から大入峠まで静かな山歩きがたっぷり楽しめる。
自分がクマ鈴を鳴らしているのに静かな山歩きというのもなんだが。
標識は少ないが、心細かったり間違ったりするのははじめて来たときだけだろう。
ひとつ残念なことに、大平山も五百山も鬼倉山もあまり見晴らしがよくない。
天気がいいならやはり鋸山にも登りたい。
その分十ヶ坂に戻るのはきつくなる。
そこでたとえば大入峠付近に自転車をデポしておけば帰りが楽だろうな。

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