記録ID: 465255
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ハイキング
谷川・武尊
武尊山〜川場谷よりピストン、最後に不動岩〜
2014年06月15日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,244m
- 下り
- 1,225m
コースタイム
05:30 川場谷野営場 - 05:55 不動岩方面との分岐 - 07:30 スキー場のゲレンデ(スノーパル オグナほたか のリフト終点) - 08:20 前武尊 - 09:30 川場剣ヶ峰 - 10:45 家ノ串
- 11:15 中ノ岳南の分岐 - 11:20 笹清水 - 12:00 武尊山山頂 昼食 -13:45 家ノ串
- 14:35 前武尊 - 16:00 不動岩- 16:50 川場尾根の分岐- 17:10 不動岩方面との分岐
- 17:25 川場谷野営場
- 11:15 中ノ岳南の分岐 - 11:20 笹清水 - 12:00 武尊山山頂 昼食 -13:45 家ノ串
- 14:35 前武尊 - 16:00 不動岩- 16:50 川場尾根の分岐- 17:10 不動岩方面との分岐
- 17:25 川場谷野営場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■川場谷野営場〜スキー場のゲレンデ 野営場は車が50台ぐらいは停められそうな広い駐車場になっていて、傍らに避難小 屋のような建物が一棟立っています。扉を開けてみると、登山客の方が2人朝食を 摂られていました。聞くと、夕べはここに泊まったそう。なるほど、確かに野営場 ですね。 さて、登山道の入口からしばらくは林のなかを進みます。緩やかで歩きやすい道で す。 途中枝振りの多い木が倒れていますが難なく越せます。蛙の鳴き声のする小さなせ せらぎを越してしばらくいったら分岐点が現れます。左に行けば不動岩。眺望が良 いらしいので朝早い時間帯に眺めを楽しみたいのですが、ルートは急坂らしく、最 初からあまり疲れたくはないので、比較的緩やかな天狗尾根の方に向かうコースを 選びました。 右へ曲がって少し登ると、でっかい大岩が道を塞いでいます。ですが、問題ない。 右手に渡してある木を登るか、小柄な人なら左手にぽっかり開いているトンネルを くぐれば越すことができます。このあとしばらく急です。とくに前の日の雨で道が 泥濘んでいるとこがあります。ナイロンロープも泥でべちゃべちゃ。。気をつけて 登ってください。 たくさんの若竹が芽を伸ばしていて筍になってましたが、摂るのはやめときまし た。 尾根にぶつかったところを左に折れると比較的歩きやすくなります。しばらく行く とスキー場のゲレンデとリフトが見えます。ゲレンデの方には下りないで上に向か う道を進んでください。谷の方を向いて立っているお地蔵さんがあります。 ■ゲレンデ〜前武尊 お地蔵さんから尾根づたいにまた急登です。30分ぐらいで前武尊に着きます。 ここでは、らんらんと下界を睨む『武尊像』が立っています。 像の真上は屋根が作られていて像を雨風より守っています。 そのおかげでちょっと像のお顔が陰になって見えにくいかな。。 ■前武尊〜川場剣ヶ峰 武尊像の左奥には武尊山へ向かう道の入口があります。最初は下りです。 少し下るとすぐに目の前に台形の異様な姿をした山が目に飛び込んできます。 まだ厚く残した雪渓の上に切り立った断崖、頂上部分は痩せていてガレているのが よくわかります。登ってみたい。私はすぐにそう思いました。でも山の正面には身 の丈ぐらいに笹が茂っていてアプローチする道はありません。ルートはピークには 近づかず右へ巻いていきます。このあたり道の上に細い笹がたくさんなぎ倒されて いて足元がつるつると滑りますから注意してください。 巻き道は岩にぶつかっています。この岩を登った先、正面に武尊山方面へのルート が続きますが、左手が川場剣ヶ峰に登る岩場ルートです。通行止めになっていま す。右手は右の岩場に登ることができます。 通行止めの先を物欲しそうに眺めていると後ろから男性の登山客が一人やってきま した。『通行止めみたいなんですよ』と私がいうと、『そうですか…。』といいな がらも、しきりに崖を観察して、『おや、あそこに鎖がかかってますね。』と、岩 にかかった一本の鎖を見つけました。『行けるんじゃないですか?ちょっと、覗い てきます。』と、岩場に足をかけて登り始めました。私も慌ててあとに続きます。 やった!私も登ってみたかったけど、一人では下りれなくなった時が危険だ。でも この人について行けばなんとか頂上まで登れるだろう。それにしてもためらいもな く登っていくなんて冒険好きな人だなあ、驚いたやらありがたいやらでした。 鎖は朽ちたりして危険な状態でもなく、しっかり登れました。ただ、途中草が伸び ていて登りにくい箇所がありました。頂上は下から眺めたときほど以外にも高度感 はありませんでした。しかし眺望がすばらしい!遠く富士山も見えました。眺めて るとさっきの男性が戻ってきました。どうやら南側に下りるルートを探していたよ うですが、『この先は薮も多いしガレているから進まない方が良さそうです。』と いうわけで写真を撮ってもらったあと来た道を戻ることにしました。下りきったら すぐに、今度はさっきの右手側の岩に今度もなんの躊躇なく登っていきます。登り きったところに小さな祠があります。 お賽銭が錆び付いていました。北側に岩の頂を渡っていくと今度は下に下っていき ます。最後は鎖に掴まりながら下りて、巻き道に復帰します。 ■川場剣ヶ峰〜家ノ串 シャクナゲがところどころたくさん咲いていました。広い雪渓が残っていましたが そう難儀することはありません。そのまま正面のピークを登りきると家ノ串という 由来のわからない場所に到着します。丸太が二本置いてあって腰を下ろして休憩で きますが特に眺望もありません。 ■家ノ串〜中ノ岳南の分岐 痩せた岩尾根をアップダウンしながら進みます。高度感は特にありません。 分岐を右に行くとセビオス岳、牛首山方面です。武尊山に行きたいので正面に進み ます。 ■中ノ岳南の分岐〜武尊山山頂 分岐から5分もしないうちに笹清水という水場があります。こんな高い場所に! 中の岳の頂上へ降った雨水でしょうか?そんな頂上へは行く道がありませんでし た。 きれいですが飲めるのでしょうか、この水?どなたか分かっている方教えてくださ い。 中ノ岳の南西を進むと広い雪渓が残っていました。アイゼンはなしでもぜんぜんO Kでした。その先はたくさんの薄い岩がガレています。難儀しているとここにも見 下ろす武尊像がこっちを睨んでいます。そこをすぎるとほどなくして武尊山山頂で す。 ■前武尊〜不動岩 山頂から剣ヶ峰山や西峰方面には行かずに前武尊まで来た道を戻りました。 そう離れてない場所に二つも剣ヶ峰があるので紛らわしいですが。。 前武尊から不動岩に向かう下山道の入口にはこの先に難しい岩場があると初心者に 警告しています。下りはやはり急坂でした。登りに使わなくてよかった。 一時間ほどで不動岩がどどんと眼前に立ちはだかります。まずは鎖に掴まりながら 岩をよじ登りますが岩と岩が狭まっていてリュックが引っかかって難儀します。 裏側に乗り越えるとちょうど人一人がしゃがめるぐらいのスペースがあります。 ここから下りに二本鎖が下ろしてあります。右側を掴んで下りました。 その先はトラバースで鎖が数本下ろしてあるのを順番に掴みながら、足は岩に 打ち付けられた鉄棒を足場にしながら進みます。次に見上げると岩の頂から鎖が一 本下ろしてありますのでそれを掴まえて一気に登ります。右手に渡してある鎖に掴 まりながらトラバースすると終点です。『不動岩 群馬修験』と書いた札が下がっ ています。 ■不動岩〜川場尾根の分岐 さらに急な下りを下りていきます。急な下りが終わると今度は倒木が非常に多くな ります。 途中ルートを塞いでいるところもありましたので迷わないでください。 その後しばらくは林の中の比較的歩きやすい道になります。トレラン走りで駆け下 りました。地図にはない沢があります。分岐見落とさないでください。川場谷に帰 れなくなります。 ■川場尾根の分岐〜川場谷野営場 特に問題なく進めます。お疲れさまでした! |
写真
感想
武尊山はなかなかにワイルドな山でした!
雪渓あり岩場あり水場あり楽しめました。
川場谷野営場に宿泊されていた方は『不動岩は下りに使うもんじゃない。上りだけだ。』
といっておられました。
上りだともう少し通り易かったのかな?
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