暑いぜ!馬蹄形縦走とぶよの襲撃(白毛門・朝日岳・七ッ小屋山)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 1,873m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
白毛門登山口駐車場6:00ー8:00松ノ木沢ノ頭8:10ー9:10白毛門ー10:10笠ヶ岳(大倉山)昼食・10:50ー12:00朝日岳12:50−13:15ジャンクションピーク(巻機山・国境稜線分岐)ー14:50清水峠・白崩避難小屋
16日
清水峠5:30−6:15大源太山分岐−6:20七ッ小屋山ー6:50謙信ゆかりの道分岐ー7:00蓬ヒュッテ7:20武能・白樺分岐ー8:40清水峠・旧国道と合流・分岐ー8:45白崩避難小屋ー8:50旧国道・新道分岐ー9:30武能沢渡渉ー10:15(昼食)11:30−11:35芝倉沢渡渉ー11:40JR見張り小屋・清水街道分岐ー11:50清水街道合流ー12:00ブナのしずく(水場)−12:05幽ノ沢ー12:20新道分岐ー12:30(一ノ倉沢駐車場)12:40−13:00マチガ沢ー13:20指導センター(立ち寄り)その後色々休憩等ー14:20白毛門登山口駐車場
天候 | 15日快晴・16日快晴のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(土合ー松ノ木沢ノ頭) 最初から、急登そして急登が続きます。 白毛門まではずっと登りが続くので、序盤で飛ばしすぎない方が良いかもしれません。 後半は岩場も出没。 ピストンする時は、ここを降ることを念頭に置き、濡れている時は十分な注意を。 (〜白毛門) あまり印象に残っていないのですが、ガレ場が出てくるので注意。 崩壊地・・・あったかなぁ・・・覚えていなくてすいません。 (〜朝日岳) 気持ちの良い、稜線歩き。 見えているのに、案外着かない印象。 ヤセ尾根+岩場も点在するので、足元の確認はしっかりと。 (〜清水峠) これでもか!という高山植物の宝庫。 まぁ・・・私は名前・・・わからないんですけどね(笑) 雨の日に歩けば、彼らの歓喜の声が聞こえてくるでしょうねぇ。 谷川岳が主役なのでしょうが、谷川岳を一望しながら歩くこの道の方が、自分は好きだなぁ。 現時点で、ここまでルート上に残雪ありません。 ○白崩避難小屋○ トイレの扉は2重になっていますが、部屋側の扉が閉まりません。 スコップを立てかけて対処しましたが、開きっぱなしだと匂いがやばいです。 ねずみを発見、食べ物の保管は慎重に。 現在、地図上の水場は雪渓の中です、融雪するか鳥居(東)側の井坪坂に向かう登山道をいけば、10分程で水場?というか水が流れています。 (〜蓬ヒュッテ) 雪解け後の崩落箇所が点在。 注意すれば問題はないが、危険な場所ほど崩落している。 歩きやすい場所も多いので、トラバース状の移動は慎重に。 (〜白樺避難小屋) ヒュッテを出て、直後に雪渓が登場。 傾斜も緩く、距離も短いので大丈夫!というのは平気な人の理論。 最低限、軽アイゼンとストック等装備を。 雪解け後の非常にガレた岩場を降下します。 足を置きたいスラブの上に、とにかく細かい小石があるので注意。 第2の雪渓、先の雪渓より斜度あり。 キックしてもそれほどステップが確保できません。 気温が上昇しても、さほど腐ってくれないのが嫌な感じです。 蓬と白樺の中間部くらいでしょうか、3つ目の雪渓。 3本の設計が合流した地点、降りる側の斜度がきつめ。 後続のPTは何もつけずに渡ってきましたが、自分は軽アイゼンとショートアックスを迷わず装備しました。 (〜土合) 新道に入ってからは、数箇所崩落地(岩場含む)と平坦地の雪渓あり。 雪渓は陥没&崩落する可能性があるので、すばやく移動した方が吉。 (その他) 他の人からの情報。 清水峠ー旧国道ー白樺避難小屋は、雪渓が多く点在し、要アイゼンとピッケルとのこと。 清水峠ー十五里尾根ー分岐 丸ノ沢等増水のため、渡渉不可。 崩落地と残雪の影響で、通行不可能。 |
写真
感想
実は10月以降、10件のレコが滞っています。
何度も日記等で、何故?の部分に触れようとしましたが、できませんでした。
詳細に触れるか否かはあれですが、誤解を恐れず申し上げるなら、仕事上の事でうつ病になりかかっていました。
それで失ったもの、そして得たもの。
まぁ、暗い?話はどうでもいいです。
書けるものは順次公開していきますが、実は今、自分のPCがないのも書けなくなった理由でもあります。
今日は、娘にお願いして、PCを拝借。
復帰、1レコ目になります。
家の用事で入れた月曜日の休暇が、急遽なくなった。
先週は和名倉へ3名様ご案内の予定だったが、あの豪雨で中止。
暑くなる前に、山へ!
思い立ったが、急で行き先が決まらない。
A案・夜に奥多摩駅で野宿し、雲取山へ向かい、酉谷避難小屋泊で棒ノ嶺から飯能へ。
B案・三峰神社から雲取山へ行き、あとはA案と同じ。
C案・日曜・月曜で七ッ石小屋の荷揚げのバイトをやる。目標90kg(30kg×3往復)
D案・9月に出る上州武尊スカイビュー120の下見に、武尊山域に入る。
E案・谷川は馬蹄形縦走。
F案・平標から谷川縦走。
G案・古の古道、奥秩父は最深部・真ノ沢林道への偵察登山。
H案・中津川林道は三国山から、上武国境稜線偵察。
案ばかり出るが、なかなか決まらない中、お祭り山荘へ電話を入れて荷揚げがあるか聞く。
先週までに200kg上げたばかりで、上げたいものはあるのだが、荷が仕入れていないんだ!と。
4月から内勤に移動で、肉体労働から切り離され、すっかり鈍っていく身体。
冬季の登山も見据えて、ここはE案に決定した。
半ば強制的に、自分は山へ行くのだ!行かなくては行けないと支度を進める。
計画では心躍っても、支度となると・・・鈍る。
どうせ脳筋、ストレスは汗を出すことでしか解消できん。
気がつけば、ウルトラライトっぽく装備品が決まる。
あれ?10kgくらい?
へー・・・と、感嘆の息を漏らす。
確認するが、十分な装備。
ツェルト泊装備だが、再チェックするが不備はない。
事前情報から軽アイゼンは決定していたが、装備が軽いのでショートアックスを追加した。
3時半に家を出発、残念ながら心は弾んではいなかった。
駐車場に到着、身支度をする。
雪の残る山々、ハーネスを締めると、一気に気合が乗った。
山が・・・呼んでいる。
あぁ・・・聞こえる。
両手を広げて、迎えてくれるか・・・山よ。
しかし、騙されないぞ?お前が決して優しくないのは知っている。
ニヤニヤしながら、山道へ入っていった。
スタートから急登が続くのは、事前情報どおり。
得意になった登りも、見る影もなく身体にキツイ。
「もっしもし亀よー亀さんよー」と脳内で口ずさみながらゆっくり登っていく。
標高1000mの看板、最近導入したアナログの高度計をSET。
8時に松ノ木沢ノ頭に到着し、1480m表示で誤差はほぼない。
十二分に役目を果たすことは、Kが使用していた通りだ。
何それ?みたいに高度計を見られ、「へーいいね、俺も買おう」と言われてほっこり。
9時10分に白毛門に到着。
あれ・・・予定よりも1時間20分早いな。
重装備での計画だったが、これほど差が出るものか・・・ライトパック、恐るべし。
しかし、ここまで結構急登続きだし、岩場も点在。
これを降るのは、正直嫌だなぁと思った。
山で会話を交わす人々、穏やかで優しい時間。
岐阜から1人で来たというご婦人、要所要所で一緒になったり。
10時10分、笠ヶ岳に到着。
人も少ないので、ここで昼食。
菓子パンをかじりながら、白毛門方向を見下ろす。
とにかく暑く、虫も半端ない。
時間を気にしてていた、岐阜のご婦人を目で探す。
最後の急登に取り掛かっている。
「おーーい!がんばれー!」と一声。
何か下で言っているようだったか、まったく聞き取れなかった。
ひーひー言いながら、ご婦人到着。
朝日岳で昼食の予定だったみたいだが、「私もここで食べちゃおう」とご一緒。
夕方から、一雨くるかもしれませんよ?と。
どこを見ても、予報を見てもそんな話はないのだが。
なんとなく、そんな予感がしていた。
まぁ・・・外れるんだけど。
元気でますよと、味噌汁を振る舞い。
先に行きますと、ご婦人は出発していった。
時間に余裕が出来、自分はゆっくりと谷川を眺めていた。
一ノ倉岳から、中芝新道降りたっけなぁ・・・。
アレは酷かった、あれは二度と降るまいと思った記憶。
雪山デビュー戦で、まさかの豪雪。
2m降り積もった雪の中で泳ぎ、凍傷になりながら下山した。
「懲りたか?」という先輩の声に「すげー・・・感動しました」と答えた。
この山域では、アクシデントが多いが、今日は勘弁な!と祈った。
山岳部のPTとすれ違ったち、足に重りを付けて疾走していく自称「山馬鹿なんで」さん。
馬鹿は君だけじゃないよ・・・と呟いた。
見たところ、ここで出会った全員が、大馬鹿者のようだった。
ゆっくりとスタートするが、ご婦人の早いこと早いこと。
ちゃんと足を残しているか心配だったが、あれは早い。
マイペースでは、まったく追いつけなかった。
急登に入り、追いついたような記憶もあるが、水を補給した場所も曖昧で、どちらが朝日岳に先着したかも覚えていないが、12時に朝日岳に到着した。
蓬までいくという年配のPT、ゆっくりと昼食中だった。
時間に余裕があるので、ここでも大休憩。
清水方面から来るPTに水場の情報を聞くが、雪があるから大丈夫だよとしかわからなかった。
まぁ、それでも水が確保できるなら安心だ。
宿泊用の2.2Lには手をつけず、非常用の500ccも健在。
飲料用の1Lは残り少ないが、確保できるまでは温存だな。
残ったテルモスのお湯で、味噌汁を飲み、行動食を摂る。
六日町から来たという紳士に、花の事を色々教えてもらった。
特に「ホソバヒナウスユキソウ」という、エーデルワイス種?が印象に残る。
「年々少なくなるんだ」しかも、「ごっそりと。捕られている形跡もあるんだ」と。
ここでしか生きてはいけない命なのに、持ち帰って何の意味があるのだろう。
珍しいものを欲する愚考は、今に始まったものではない。
それが、日本人の業でもあると思う。
好意にするものには、異常に寛容であるのに、無頓着に奪い壊す。
「道徳」の「道」とは道教の「道」であり、「得」とはそれに準じる善行だと考える。
古来、神童の国に、仏教が融合し、独自の「道」を作り出してきた国ではある。
自分が思うに、この国の人々は、世界一優しく、世界一冷徹な民族なのではないか?と、思うようになった。
日本人の美徳である、「愛でる」という文化が失われていくことに、静かに心痛める。
だから、今日、この日にあったことを、胸に刻んでいこう。
何が失われようとも、俺は・・・忘れないと。
とまぁ、そんな話は置いておこう。
戯言だ、忘れてもらって良い、いや・・・むしろ忘れてくれ。
どうせ下界に戻れば、自分も下衆な奴に変貌する。
ご婦人に貰ったグレープフルーツ、美味かったぁ。
生の果物、これ以上生き返るものはない。
200・300名山を登っている風ではあるが、そこから眺める100名山が良いと言う。
なるほど・・・それは初耳だが、面白い発想だ!と思った。
また、その言葉が非常に似合うのは、馬蹄形上なのだからだろう。
17時半下山予定と言って、下山を見送ったが、侮ってはいけないなと思った。
彼女も立派な、岳人だった。
道中、六日町の紳士と終盤一緒に歩き、色々と教えていただいた。
ホソバヒナウスユキソウを見に来たと言っていたが「1週間早かったな」と嘆いていた。
六日町側の登山路情報もいただき、短いながらも濃い時間を過ごせました。
清水峠に到着し、後姿を見送った。
小屋へ行けば、先着1名様。
ち・・・独りじゃなのかと内心思ったが、笑顔で挨拶。(笑)
水場の情報をいただき、歓喜して向かった。
戻れば、2名様のご婦人PTが。
また・・・増えたか・・・。
外でツェルトで寝るかと、空を見るが、なんか怪しい。
満点の星空なら、外がいいなと思ったが、山々の頂で雲が生まれている。
もし適うなら、月明かりで歩きたいとも思ったが、現実問題、そこまで元気はなかった。
紫外線にやられ、ブヨにいいようにやられ。
思った以上に、疲労していた。
早々に夕食の準備を独り始めると、「もう飯かい?」と先着の紳士に言われた。
なら俺もと、天ぷらを揚げ始める。
水頂戴と、天ぷら粉に入れるが、何故自分の水を使わない?と可笑しかった。
小屋の扉は開けっ放しでいいよね?とか、トイレのドアにはスコップを立てかけようとか。
独りの夜を害され、先輩として色々と仕切らなくてはいけないのは、ある意味被害者なのかもと、可笑しくてならない。
また自分も振舞ってもらう天ぷらのお礼ができるような、食材を今回持ち合わせていなかった。
酒もやらないというし、リッツを食べますか?と聞いたが、いらないと断られた。
そして・・・遠慮などしないで、山菜の天ぷらを喰らう。
参った・・・参りました。
「美味い!」と自然に声が。
山菜じゃこれが1番なんだ!と得意げ。
いや・・・味がある。
旨みが、はんぱねー。
「塩つけないで、やってみな」
・・・・・。
独りが良いなんて、言ってはいかんな。(爆)
これだから、山はやめられん。
感謝、ただ・・・感謝するしか、思い浮かばないが・・・。
まぁ、それでも、山菜の名前が覚えられないんだけどね・・・。
何とかソテツという「ゴマみたいな黒い奴が目印」という山菜。
ネットリとして、旨みは先ほどの物に劣るが、これも美味かった。
赤城の中腹?から来たという、ご婦人。
初の避難小屋泊という。
道具の話や、指導センターで聞いてきたという山域の情報等を交換。
明日は、茂倉岳まで上がり、土樽に降りるという。
融雪だと聞いてきたらしく、8Lくらいの水を担ぎ上げてきたようだ。
茂倉新道も蓬新道も、歩いてみたいんだよなぁと思案。
冬季に訪れるならと思ったのだが、どうも白毛門ルートは岩稜も多いし、ヤセ尾根もある。
土樽駅や電車にも、乗ってみたいなと。
まぁ、明日の体調次第で考えようと、1番先に就寝。
そして、3時に起床。
先の紳士も起きていたようだが、自分がすっと支度を始めたので、追従。
ナッツと揚げ小魚だけを朝食にし、4時には出発していった。
加藤文太郎か!とひとり突っ込みをしたが、今日は茂倉岳の避難小屋までという。
また山菜でも探しながら、山で遊びながら登っていくのだろう。
4時過ぎには自分も支度は概ね終わったのだが、後のご婦人の支度を待つ形に。
茂倉岳ー土樽へのルートに行くか、決めかねていたからだ。
今日も暑そうだし、体力はどうか・・・。
結局、二人が先に出発し、だいぶ遅れて5時半に最後尾で出発した。
もう夏は来たくなぁ・・・秋が深まってから、雪が振りそうな時期にくるか。
茂倉新道ー蓬新道ルートで1泊2日。
十五尾根ー清水峠ー兎平のルートで1泊2日。
それもいいな。
そんなことも考えながら、高山植物の宝庫に目も泳いだ。
先行する2人は常に目に入っているが、追いつくどころか、どんどん離される。
マイペースでは、差は開くばかりだった。
七ッ小屋山で小休止している姿をみたが、到着した頃はすでに小ピーク2つ向こう。
とりあえず、六日町の町並みが見える場所では、そちら側でAUでも電波状態が良い。
天気図をチェックし、給水と行動食を。
最近、小袋入りのきなこ棒をみつけ、愛用している。
しっとりしているから、これで以外に水無しで食せる。
好みのコーラ飴が100円ローソンから姿を消し、はちみつ100%の飴にしたが、これも良い。
小袋の塩羊羹と梅干に味噌汁。
今日は持ってこなかったが、トレイルMIXにはナッツにドリトス系のスナックをクラッシュし、干しぶどうを加えたものが、非常に良いと感じている。
一息入れたら、グッと調子が上がった。
景色や植物にも目が慣れ、気持ちの良い稜線を少しだけ走る。
これはこれで、気持ちが良いんだがな・・・。
トレイルレースの発想と、ウルトラライトパッキングの発想は登山だと言われているが、それはある意味、自然な流れだと実感している。
どこまでも、どこまでも・・・稜線の続く限り歩いて行きたい。
もっと、遠く・・・。
装備を軽くするか?何を削る?
山に対応すべく、身体を鍛え、自然とスピードは上がる。
山を知る為に、昼夜を問わず、重装備で歩くカモシカ山行は古来からあった。
登山者なら知っているはずだ、重量の少なさとスピードは、最大の武器であると。
体力・経験・時間、余裕こそ、山の中にいる最大の武器だと。
決して、何かと競うものではないことを、登山者は普通に知っている。
数ミリ向こうに、「死」と「生」の境界線があることを。
意に反するからと、否定だけはしたくない。
故に、自身をトレイルレースに投げ込んでみた。
これは、これで楽しい。
うん、たしかに楽しいんだ。
何か問題があるとすれば、自分たち登山者も山へ入るもの全てに。
そして、用具を売る為に、登山ブームをあおり、レースをあおるメーカーにも、一部責任があるとも。
またそのお陰で、用具は進化し、全員が恩恵を受けている。
道は、無償でそこにあったわけではない。
人々の都合で、切り開かれてきた。
歴史を刻み、繋いできた。
人々の勝手なルールが存在してきた。
そもそも、自然保護を訴えるなら、山になんか入らなければ良いのだ。
それでも、勝手に山は朽ち、繁栄を繰り返していくだけだろう。
まぁ、自分の物差しと違うものを嫌うのは、素直な感情。
なので、やはり自分がどうであるかを大切にし、この独りよがりの物差しを、たまに公言して叩かれるのも一考だと思っている。
と、言うことで、蓬ヒュッテ到着。
えーと・・・テント泊している若者がおりますが、ここは幕営禁止ですぞ?
と思いながら、いい場所見つけやがったな・・・と妬ましい自分もいる。
後で追い越されるのだが、話せば凄く好印象。
植生のない場所のようだったし、小屋番がいたら指定するか・・・もしくは大目玉かどちらかだろう。
結局、身体が悲鳴をあげているので、無理せず予定のルートへ。
ご婦人2人にも追いつき、別れを告げた。
茂倉から土樽への状態がわからいのが難点だが、あのスピードには恐れ入った。
高度が下がり、植生も少し変化する。
覚える気もないのに、お!お!と、観察する。
そして・・・雪渓。
最近どうも、トラバース系ルートが怖い。
へっぴごしになるから、また余計に危ない。
傾斜は緩いのに、こわごわと通過。
軽アイゼン持っているのに、何故つけない・・・と思うのだけど。
そして、また雪渓。
倒木に、崩落地。
ガレた岩場の降下。
昔は気にならなかったのだが、異様に足が竦むようになってしまった。
最後の雪渓、弱気になっていたので、やっと軽アイゼン装着。
ショートだけど、ピッケル持ってきてよかったよ・・・ほんと。
渡りきって、アイゼンを外していると、3人の若者。
同じコースだったか・・・。
ここは、怖いよーと声をかけた。
うへーとかうわーとか良いながら、先頭がキックでステップを切りながら侵入。
見ているこっちが怖いが、難なく渡ってくる。
ピッケル刺しても、案外硬くて刺さらないのになぁ。
ヘタレなのは・・・俺の方か・・・。
樹林帯に入り、日差しが緩む。
俄然元気になり、気持ちの良い森を歩く。
奥秩父の森も素晴らしいが、谷川の森も凄くいいな。
まったく・・・別の森なんだがなぁ。
沢の渡渉が始まり、水の心配から解放。
たらふく給水し、喉を潤した。
尿の色も良くなり、脱水気味だったのは解消された。
腹減ったなぁと思っていたが、ここぞという場所をずっと探していた。
湯檜曽川のほとりに、やっと木陰を発見。
「ここだ!」と荷物を放り出した。
ラーメンだけの昼食だったが、清水峠で一緒したご婦人にコーヒーをいただいていた。
山のコーヒーを忘れて、落胆していただけに嬉しかった。
おおお、しかもドリップじゃないか。
テルモスのお湯でいこうと思ったが、再沸騰。
2杯はいけるな・・・と、最高のコーヒーと川のせせらぎを満喫。
若者3人組が通り過ぎ、ふへへへ・・水浴びターイム。
さすがにスッポンポンにはならなかったが、上半身と頭をガシガシ洗う。
雪解け水め!冷たすぎるぜ!
足をアイシングするが、10秒浸けていられない。
何度も繰り返し、熱を持った足もリフレッシュした。
寝転がり、煙草と薄い2杯目のコーヒー。
1時間以上満喫し、名残惜しいが出発した。
道中、急にお腹が急変。
ゴロゴロゴロ・・・遠くで雷鳴が鳴っているように。
来るのか・・・やめてー!と思いながら、気持ちだけ急ぐ。
JR監視小屋から旧道へルート変更。
安全指導センターには寄る予定だったので、これはこれで。
山菜か?水か?賞味期限切れオンパレードの食材か?水浴びか?
一ノ倉のトイレに、一目散。
ホッと、ひと安心した。
13時過ぎには指導センターに到着、ルートの情報を伝達した。
そうしようと思ったのは、2人組のご婦人が、出発前にここで情報収集してから入山したと聞いたから。
谷川岳ベースプラザに到着し、とにかくノンアルコール飲料にまっしぐら(笑)
ハイカーらしき集団、バス待ち?と思ったが、自家用車に乗り込み出発していった。
皆、楽しそうで、ほっこりする。
十分休み、駐車場に着いたのは14時20分。
本当に、色々と楽しかった。
来て良かったぁ。
さて、後は温泉だ!温泉!!。
湯テルメ谷川へGO。
シラネアオイ!
私はこれをでっかいキキョウと呟いてました・・・季節が違ってました。
きれいですよね
そーそー、それです(笑)
シラネは日光白根山の白根だったかな・・・たしか。
あざっす。
亀足さん
お久しぶりです。(^-^)/
ご訪問、ありがとうございました。
感想を拝見しながら、
うーーん。。。面白い!!
やはり本好きなだけあって。(^w^)
共感できる部分が沢山あります。
>何が失われようとも、俺は・・・忘れないと。
ここで熱いものが込み上げました。。。
>やはり自分がどうであるかを大切にし、
>この独りよがりの物差しを、
これにも激しく同意します。\(^-^)/
自分の本質を誤魔化すことはしたくない。
一日のニアミスでしたね。
私が出発した日にあの小屋に
泊まられたようで。
因みに、一緒に泊まった男子の内ひとりが
トイレ横の2段目で友人達に
臭い臭いと嘆いてました。(笑)
元気!元気!
花の名前はなかなか覚えれないね
同じ日に金峰山と瑞牆山に登ってました!
また、遊ぼうね\(^o^)/
関西弁もなかなかやん
和名倉は中止になって、本当に残念でした。
同じ日程なら、ご一緒したかったなぁ。
谷川いいすよ!今度、是非いきましょうや。
無論、和名倉も!!!
こんにちわ。山行記録拝見させて頂きました。
一つだけ、蓬ヒュッテはテントNGではないですよ。
ちゃんと管理人の方に申し出れば可能ですので
また次の機会にどうぞ。
もちろん申し出なく張っている者は論外ですが。
eveさん、あざっす。
持っている地図が古いのかなぁ?
幕営張り数というか、テントのマークがなかったもので〜。
ちゃんと調べてみます。
ヤマレコを辞めちゃったのかな?
なんて心配もしていましたが、楽しく拝見させて頂きました。
縁が縁を繋いでいずれお会いする日も遠くは無いでしょうね。
ところで、5/5に奥多摩七ッ石小屋の荷揚げのバイトをやっていませんでしたか?
下山路でkameasi らしき人を見かけましたましたよ!
クリリンさん、ちゃーっす。
レコや文章を書くのは好きなんですけど、やはり重労働ですし、自分のパソコンが無いのも辛いところなんですよねぇ。
職場のパソコンで書いたり、娘がいない時にコソコソやるのも限界が・・・。
何よりも、メンタルが充実していないと、なかなか文章は書けませぬ。
七ツ石の荷揚げは、4月2日以来やっていないですねぇ。
7月に奥多摩周遊99km、9月に上州武尊スカイビュー120kmに出るので、鍛えなきゃ・・・というところですが、逆風ばかりで体は衰えるばかり。
今年は遠征したいなぁと思っていましたが、なかなか気持ちが乗らず、オンラインゲームばかりやっています。
ボチボチと復帰していく予定です。
野宿泊できるくらい、タフになりたいですよぉ(笑)
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