祖母山・傾山 時計回り縦走
- GPS
- 56:07
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 3,445m
- 下り
- 3,443m
コースタイム
駐車場4:55-九折登山口5:54/6:00-三ツ尾分岐6:13-三ツ尾8:04/8:09-三ツ坊主分岐8:31/8:36-水場コース分岐10:32-傾山山頂11:07/12:16-杉ヶ越分岐12:16-九折越小屋13:15-笠松山2:50-池ノ原16:11(テント泊)
6/16
池ノ原5:40-本谷山5:45-三国岩5:59-尾平越7:07-古祖母山9:20/9:32-障子岳10:41/10:54-烏帽子岩11:31/11:46-天狗岩11:58/12:01-天狗分れ12:11-祖母山13:23/14:42-九合目小屋15:00(テント泊)
6/17
テント場5:09-宮原5:54/5:57-池の原6:25/6:30-八丁越7:24/7:32-大障子岩8:17/8:23-前障子10:16/10:18-登山口13:02
天候 | 6/15 晴れ後曇 6/16 曇時々晴れ 6/17 曇時々小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
5年前、日本百名山挑戦中に祖母山に登った時、山頂で地元の方に「祖母・傾の縦走は良いよ〜」と言われてから宿題になっていた縦走。やっと実現することが出来ました。時計回りにするか反時計回りにするか悩みましたが、上畑から前障子・大障子岩への急登が厭らしかったので、今回は時計回りを選択しました。
6月15日
健男社前の駐車場に前泊して5時前に出発。林道を九折登山口へ向かいます。およそ1時間で登山口に到着。広い駐車場ではいずれも傾山を目指す長崎の単独男性と熊本の3人組が準備中でした。
坊主コースは変化があって面白かった。ザックは17kgと大した重さではないのに、最近ボッカ練習していないせいかバランスが悪く、岩場通過に結構難儀しました。途中、下ってくる単独男性に会う。金曜日発で健男社から反時計回りで縦走してきたそうで、九合目小屋と九折越に泊まったらしい。
1,200m以上の標高差を登って2年振りの傾山山頂に到着。山頂付近はミヤマキリシマがいっぱい咲いていました。少し霞んでいましたが、これから歩く稜線上の山々や大崩山群も望めました。そろそろ出ようかと思っていたら、熊本3人組が坊主コースを通って登ってきました。九折越へのルートが分からずウロウロしていたら教えてもらいました。ダンニャワード!
初めの急勾配を下ると後は緩やかな稜線歩き。九折越では鹿さんが広場の草でお食事中。まだ13時と早かったので、小屋は覗いただけで先へ進みます。出来れば尾平越まで行きたいなあ、もし行ければ1泊2日で縦走出来そう、などと思いながら笠松山へと向かいますが、この緩い登りが結構きつくてスピードが落ちてしまいました。笠松山は最高点と笠松山の標識のあるピークがあって分かりにくい。それから本谷山に向かいますが、この長くて緩い傾斜もボディーブローのように堪えました。なぜこんなにきつかったのか、未だに分かりません。結局、尾平越は諦めて本谷山の手前、池の原の水場で幕営しました。
6月16日
6時前に池の原を出ると5分ほどで本谷山頂上に到着。宮崎県側は雲海になっていて、古祖母山が雲の上に浮かんで良い感じでした。そこから長い下りで尾平越へ。手前の水場に真新しい個人(二人組)の縦走記念プレートがありました。こんなの観光地の不届きな落書きと一緒だと無性に腹が立って、余程引っこ抜いてやろうかと思いました。
尾平越から古祖母山へは結構な急登が2時間以上続き、きつかったですが、古祖母山からの展望が良かったので救われました。地元の岩戸小学校の学校登山のコースになっているようで、毎年の登頂記念杭がいっぱい立っていました。大昔の人も岩戸から土呂久川を上がって古祖母山にお参りしたんでしょうか。
土呂久分岐を過ぎて急登を登ると障子岳。今回の目標の一つ、九州百名山ゲット!頂上からは今日の目的地、祖母山が綺麗に見えました。烏帽子岩、天狗岩を楽しむと 天狗分れへ。この辺りはミヤマキリシマやドウダンツツジが綺麗で気持ちよく歩けます。
最後のハシゴ、岩場の急登を登ると祖母山山頂です。北谷から登って来られたというご夫婦が下山した後、しばし山頂独占。傾山からの縦走路、明日の大障子岩、遠くにくじゅう連山、阿蘇連山、大崩山群、尾鈴山などの遠望を楽しみました。そのうち黒金山尾根を登ってきた若者二人組が到着。一人は日本百名山を目指しているそうで、折角遠征して登るなら、近くの二百・三百名山も一緒に登るようアドバイスして山頂を後に。昨年お世話になった九合目小屋は通過してテン場へ。夜半から雨が降り出して雨音に眠れなくなり、小屋に泊まれば良かったと後悔しても後の祭りでした。
6月17日
5時過ぎに出発。幸い、雨は上がっていましたが、視界は良くないのでご来光は諦めて山頂へは行きませんでした。クマ注意の貼り紙があったので、下山中、笛を吹き通しでした。鹿の背の岩は濡れていなかったので問題なく通過しましたが、その後、小雨が降り出して厭な雰囲気に。岩場をいくつも通過して大障子岩、前障子と進みます。ここで二つ目の九州百名山、大障子岩をゲット! 今回の縦走では雨で岩が濡れていたせいもありますが、前障子の取付き岩場の下りが核心でした。
前障子を過ぎると後はひたすら下ります。黒岩山は気付かないうちに通過していました。雨が本降りになりましたが、樹林帯の中が多かったので、さほど苦にはならずに済みました。前障子からは休み休みしながら3時間弱で登山口に到着。長かった縦走が終わりました。
久し振りの本格的な縦走。九州屈指の縦走路はアップダウンの激しい岩場あり、長い稜線歩きありできつかったですが、ミヤマキリシマがあちこちにいっぱい咲いていて目を楽しませてくれたし、コースの手入れをして下さる方のおかげで標識、テープが分かりやすくて助かりました。ただ、宮原〜前障子の間はテープが少なかったような気がします。
何はともあれ、5年越しの宿題を片付けて満足感いっぱい。次は反時計回りで縦走してみたいです。
コメント
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細やかでとても詳しい情報、有りがたいです。
其の内・近いいつか行きたい!!
一人では自信ないので (;一_一)・・、同行の山友達がいたら、ひっつきでついて行きたい。・・山はいいね〜〜
コメントありがとうございます。
祖母〜傾の完全縦走はロングコースのうえ、急登、岩場が連続するのでお友達と行かれるのが良いと思います。
それに、ザック重量を軽くできるので山小屋泊をお薦めします。
頑張ってください。
主様、ご丁寧なお言葉有りがとうございます・
検討いたします!・頑張るというより・(*^_^*)・・
好きなだけですけどね。
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