記録ID: 4675964
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈
ポンヤオロマップ岳〜崩落林道を通り廃道の山へ
2022年09月10日(土) ~
2022年09月11日(日)
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- GPS
- 28:45
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 1,671m
- 下り
- 1,674m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:38
13:23
84分
林道ゲート
14:47
14:51
70分
辺天橋
16:01
ペテガリ橋(東尾根登山口)
2日目
- 山行
- 11:55
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 13:30
4:40
155分
ペテガリ橋(東尾根登山口)
7:15
7:16
137分
1221m峰
9:33
10:02
116分
ポンヤオロマップ岳
11:58
12:05
120分
1221m峰
14:05
15:03
80分
ペテガリ橋(東尾根登山口)
16:23
16:23
107分
辺天橋
18:10
林道ゲート
1日目: 林道ゲート 13:23 - 14:47 辺天橋 14:51 - 16:01 ペテガリ橋(東尾根登山口)
2日目: ペテガリ橋(東尾根登山口) 04:40 - 07:15 1221m峰 07:16 - 09:33 ポンヤオロマップ岳 10:02 - 11:58 1221m峰 12:05 - 14:05 ペテガリ橋(東尾根登山口) 15:03 - 16:23 辺天橋 - 18:10 林道ゲート
2日目: ペテガリ橋(東尾根登山口) 04:40 - 07:15 1221m峰 07:16 - 09:33 ポンヤオロマップ岳 10:02 - 11:58 1221m峰 12:05 - 14:05 ペテガリ橋(東尾根登山口) 15:03 - 16:23 辺天橋 - 18:10 林道ゲート
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道は農家さんの辺りから広い未舗装路となり、歴舟川支流の標識を過ぎると細い林道になります。 行き着く先は隣り合わせのようにある歴舟川の林道ゲート(右側)とポンヤオロヌップ川の林道ゲート(左側)です。車はここから入れませんので、登山口に向かう左側の林道手前にある2〜3台程の駐車スペースへ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲートから東尾根登山口まで9.4kmの長い歩きです。通行止めとなってから人がほとんど足を踏み入れない林道となりましたが、草の繁茂状態はそれ程でもなく迷うような箇所はありませんでした( ・ε・)。 2016年の連続台風による集中豪雨の影響で崩壊箇所は随所に見られるものの、大規模に崩壊し通行に難儀する箇所は橋まで1箇所のみ。 中盤から橋が現れます。他の方のレコのとおりですが、そのうち3つが流出して広い河原を渡渉をする箇所がありました。いづれも膝下ぐらいの水位で難なく通過出来ましたが、大雨の日以降は水位が収まるまでしばらく登山は控えた方が良いかと思います。 登山口に当たるペテガリ橋は10個目の橋。駐車場跡は健在でテントが張れます。水は川に下りる踏み跡がありますので、浄水器などを活用して飲料水にしてください(о´∀`о)。 登山口から尾根までは、急斜面を踏み跡や鹿道で登り詰めます。ピンテも付けられてますが、固まっていない泥のステップは頼りなく、登りやすいルートを自分で決めて、枝などにつかまりながらとにかく尾根上へ行けると思います。上を見渡せばすぐに尾根が見えるようになりますので、そう気負いせず🐹。 尾根上の登山道はまだまだ健在です。鉄製の梯子を2つ乗り越えると601m標高点で、その先936m標高点までは通常の登山道と変わりありませんでした。 その先、旧夏山ガイドによりますと、1121m峰経由1058m標高点まで“藪が濃い”とありましたが、実際に通ってみると1121m峰の先ぐらいまでは笹の背丈が低くて歩きやすい踏み跡が続きました。身長180cmの自分で胸ぐらいの背丈になるのは1058m標高点手前です。ただ、この付近になると尾根が細くなってきますので、藪こぎしながらでもルートを大きく踏み外すことはないと思います。 1058m標高点の先から植生が変わり、ポンヤオロマップ岳の頂上直下の岩場まで登山道は明瞭です。ただ、右側が切れ落ちている箇所があるので、一部慎重に歩いてください。道はコブを忠実に乗り越すように続いていますが、巻き道もあるようでした(自分は不安なので通らず)。 巨大な岩が現れると頂上が近くなります。その付近から迷い道も錯綜し始めます。正規のルートはしっかりした道ですので、進む道のステップが軟弱になってきたらひとまず戻って周辺を再確認してください。 自分は岩場のトラバースルートに入り込んでしまい、恐ろしく急斜面の枯れ沢源頭部から草を掴みながら頂上付近まで登るハメに(>_<)。下山時に正規のルートを示す為のピンテを付けておきましたので参考にしてください。ロープが出てくれば正しいルートです。 そして、特筆すべきは下山時、とりわけ1121m峰からの下りです。登りの時に気付かなかった急斜面の支尾根が多数。迷った跡なのか踏み跡もあり、引き返すことなくそのまま下ってしまえば進退極まる可能性も。登山道が明瞭となる936m標高点までは特に注意が必要です。そこまでは笹被り気味でもまだ登山道の体をなしていますので、いつまでも道とならなかったり、先行者と自分の付けたピンテが見当たらなくなったら、戻って確認しないと危険です。 細かな支尾根は、国土地理院の地図では判別しにくく、精度の高いGPS は必携です。 後続者の為にピンテをいくつか付けて下山しましたm(__)m。 |
その他周辺情報 | 大樹の道の駅横と道路向いにスーパーがあります。飲食物はここで調達。 大樹は宇宙ロケットの町なので、道の駅には水やお湯で戻す乾燥米が宇宙食として売られています(^^)v。 軽量なので登山用としても重宝します。 |
写真
撮影機器:
装備
備考 | GPS がなぜか機能せず😨。画面に現在地が終始表示されなかった為に、地理院の地図と山感だけが頼りでした。おかしいと思って引き返す場面は5〜6度も。いづれも道を踏み外していました(>_<)。 |
---|
感想
林道崩壊により、“遥かなる山”の本家本元であるペテガリ岳と同じく遠い頂きとなったポンヤオロマップ岳。かねてより、登山道が藪に消えてしまう前に行こうと思ってて、ようやく行くことが出来ました。
数年前のリビラ山と同じく、植生状況により登山道は健在な部分も多く、一部道迷いもありましたが何とか往復出来たことが一生の思い出になりそうです。
単独行では精神的にキツい面もありましたが、歴史ある登山道の一端を歩けたことが嬉しかったり、また日高の難しさを改めて感じることが出来ました。
東尾根の踏破は自分には無理ですが、後続する人へ少しでもこのレコが参考になれば幸いですm(__)m。
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