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Yamareco

記録ID: 467758
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳(吾策新道−茂倉新道)

2014年06月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
09:12
距離
20.3km
登り
2,240m
下り
2,230m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:47 茂倉新道駐車場 − 4:57 万太郎山方面分岐 − 5:20 吾策新道駐車場(林道ゲート)− 5:25 吾策新道入口 − 7:05 井戸小屋沢ノ頭 − 8:05 万太郎山 − 8:50 大障子避難小屋 − 9:40 オジカ沢ノ頭(避難小屋) − 10:40 トマノ耳 − 10:55 オキノ耳 − 11:45 一ノ倉岳 − 12:00 茂倉岳 − 12:15 茂倉岳避難小屋 − 13:00 矢場ノ頭 − 14:00 茂倉新道駐車場
天候 曇りのち小雨
気温 20〜26℃くらい
日の出 4:22 日の入り 19:10
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
茂倉新道登山口に駐車。
100台ほど駐車可能。
下山したときにはほかの車が3台止まっていた。
コース状況/
危険箇所等
登山届

新潟県警察にメールで登山届を提出した。
http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/

道の状況

■吾策新道

茂倉新道駐車場から吾策新道の林道に回るのに地図を見ると近道がありそうなので期待したが、関係者以外立入禁止のゲートがあって入れなかった。
林道の舗装路から吾策新道の登山道に入る箇所には、わかりやすい標柱がある。
吾策新道の途中にある道標はことごとく朽ち果てていた。舟窪、大ベタテノ頭には新しいプレートがあるはずだが、どちらも見落としてしまった。
舟窪あたりまでは登りがきつく、大ベタテノ頭まではアップダウンはあるが歩きながら足を休めることができ、井戸小屋沢ノ頭への登りでまたがんばるという感じだった。実は井戸小屋沢ノ頭まで正確な現在地がわからず、休憩を取りそびれた。
井戸小屋沢ノ頭付近にはザレたところがあるが、登る分には難所というほどではなかった。下るのは相当やっかいで、危険をともなうかもしれない。ヤマレコの山行記録を参考に今回のコースの回り方を決めたのは正解だった。
ザレたトラバース箇所にはアカモノが多かった。自分のユーザ名にちょっと名前が似ているその花を最近覚えて気に入っている。

吾策新道から登る人はほかにも1人おり、ゲートに止まっている車の中にも人がいた。

■万太郎山−茂倉岳

吾策新道が稜線の縦走路に合流する三叉路にはしっかりした道標があり、ガスで尾根の様子がわからないようなときにも頼りになりそうだ。
オジカ沢ノ頭の登りには、植生に突き当たるまちがった踏み跡がついている。踏み跡が薄れておかしいと思ったら、面倒でも引き返してほかの踏み跡をたどるようにしたい。
オジカ沢ノ頭の先には鎖場があり、慎重に下るべきところだが、鎖が終わったところで道が左に90度方向を変えていることにも注意が必要だ。ガスで見通しのきかない状態などでそのまま下ると稜線からはずれてしまう。
谷川岳の2つの耳の間にはさまざまな踏み跡や通れそうなルートがある。ここでも植生に踏み込んでしまう場合があるので、一番はっきりした道を歩くようにしたい。
一ノ倉岳の先のゆるい斜面にはまだだいぶ雪が残っていたが、トレッキングポールを使わなくても不安はなかった。

吾策新道の分岐点付近では、平標山まで縦走するご夫婦とすれ違った。その先、オジカ沢ノ頭までに2人の単独行者と出会った。1人は西黒尾根から平標まで日帰りで縦走する人だった。
肩ノ小屋からトマノ耳にかけては、数十人で賑わっていた。現在ロープウェイが定期点検で運行していないらしいので、本来の混雑はこんなものではないのだろう。
オキノ耳にはだれもおらず、すれ違ったのも数人だった。日帰りで白毛門から縦走しているという人もいた。
一ノ倉岳山頂手前では、一ノ倉沢から上がってきた2人組が笹の中から出てくるという珍しい場面に行き合わせた。
茂倉岳の山頂では4人と出会った。

■茂倉新道

茂倉岳避難小屋は快適に泊まれそうだった。
水場からはおいしい水が流れ出ていた。汲むときにはカップを持っていった方がよい。
茂倉新道の下りには大きな木の根を踏むところや黄色い土の露出したところもあるが、それほど苦労しなかった。
登山口に近づいてからのブナ林が気持ちがよかった。稜線歩きでは天気がわるくて景色が見えないと楽しみが大きく損なわれるが、ブナ林の道は小雨でも楽しめる。むしろ雨には雨ならではのよさがある。
1時すぎから小雨が降りはじめ、遠くで雷が鳴った。2時すぎには10分足らずの間だが土砂降りになった。

茂倉新道では山頂で出会った2人と一緒に下りはじめ、3人の先行者に追いついた。

■虫

全般に開けた尾根や稜線では小バエなどの虫がかなり寄ってきた。追い払わずにいると噛んでくるので小さなアブなのだろうか。
今回、ハッカスプレーをためしてみた。効果はあったが、数十分しか持続しなかった。
ファイル
(更新時刻:2014/06/22 06:34)
万太郎山方面への分岐。
万太郎山方面への分岐。
吾策新道の林道ゲート。この脇に数台分の駐車スペースがある。
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吾策新道の林道ゲート。この脇に数台分の駐車スペースがある。
舗装された林道から吾策新道に入る。見落とす心配はまずない。
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舗装された林道から吾策新道に入る。見落とす心配はまずない。
井戸小屋沢ノ頭手前にザレたトラバース。下るときにはトラロープが頼りになりそうだ。
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井戸小屋沢ノ頭手前にザレたトラバース。下るときにはトラロープが頼りになりそうだ。
井戸小屋沢ノ頭から万太郎山の山頂方面。
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井戸小屋沢ノ頭から万太郎山の山頂方面。
井戸小屋沢ノ頭の案内板は朽ち果てているが、現在位置を示す小さな札がついていた。
井戸小屋沢ノ頭の案内板は朽ち果てているが、現在位置を示す小さな札がついていた。
井戸小屋沢ノ頭の先のザレ場。ここを下るのはやっかいそうだ。
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井戸小屋沢ノ頭の先のザレ場。ここを下るのはやっかいそうだ。
万太郎山山頂標識。
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万太郎山山頂標識。
万太郎山から仙ノ倉山への稜線。
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万太郎山から仙ノ倉山への稜線。
吾策新道・万太郎山頂・谷川岳方面の三叉路標識。
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吾策新道・万太郎山頂・谷川岳方面の三叉路標識。
稜線のアップダウンを越えて谷川岳に登り、左手の一ノ倉岳、茂倉岳に回ろうとしている。
稜線のアップダウンを越えて谷川岳に登り、左手の一ノ倉岳、茂倉岳に回ろうとしている。
万太郎山を振り返る。
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万太郎山を振り返る。
小障子ノ頭、オジカ沢ノ頭。その次の谷川岳は曇の中。
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小障子ノ頭、オジカ沢ノ頭。その次の谷川岳は曇の中。
大障子避難小屋。そこそこ広い。換気口がみあたらなかった。
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大障子避難小屋。そこそこ広い。換気口がみあたらなかった。
阿弥陀沢源頭部には雪渓が残る。西黒尾根から平標山まで日帰りで縦走する人とこのあたりですれ違った(9:10頃)。
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阿弥陀沢源頭部には雪渓が残る。西黒尾根から平標山まで日帰りで縦走する人とこのあたりですれ違った(9:10頃)。
オジカ沢ノ頭避難小屋。狭い。
カメラの電池が切れて予備電池を忘れたため、写真はここまで。
オジカ沢ノ頭避難小屋。狭い。
カメラの電池が切れて予備電池を忘れたため、写真はここまで。

装備

個人装備
腕時計
温度計
GPS
地理院地図/山と高原地図2011年版/コンパス
デジタルカメラ
食糧
2日分
3L弱
レインジャケット/レインパンツ/スパッツ
防寒着
ヘッドランプ
シェルター/細引
インナーシュラフ/シュラフカバー
銀マット
薄手半身用
救急用品
ナイフ
クマよけ鈴/スプレー
トレッキングポール
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感想

明るくなるのに合わせて歩き出したかったが、二度寝をして家を出るのが遅れた。
早めに帰りたかったのと午後からの天気が心配だったので、ふだんより早いペースで歩いた。
バテこそしなかったが、途中から膝上の複数箇所の筋肉が攣り気味で、足の裏の拇指球あたりも痛くなった。
出発前には今回のコースを地下足袋で歩いてみたいという衝動に駆られたが、登山靴にしておいてよかった。地下足袋で早く歩けるようになるには相当の熟練を要するという気がする。なお、地下足袋にしなかったのは滑りやすい谷川岳の蛇紋岩が不安だったからでもある。
トマノ耳では地下足袋の若者を見かけた。ふつうの地下足袋よりも底が厚かった。スパイク式なのか登山用なのか聞いてみたかったが、同行者と話をしていたので声をかけそびれた。

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コメント

9時間
こんばんは。
このコースを9時間で周回ですか・・・・
健脚ですね〜。
2014/6/23 2:29
Re: 9時間
おはようございます

この夏泊まりで挑戦したいコースがあるので、がんばっています。トレーニングも始めました。まだ1週間くらいですが、朝5分か10分のなわとびです。それくらいで息が上がるので、何もしないのとはだいぶ違うはずです。今連続で300回くらい跳べるので、連続1000回が目標です。

lizhijpさんは、このコースを去年回っていらしたのでしたね。記録をあらためて拝見すると、天候や咲いている花などは違っても、コースの状況はほとんど同じでした。
2014/6/23 6:25
プロフィール画像
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