常念山脈中間部縦走(蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→燕岳)※テント泊
- GPS
- 22:52
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 3,323m
- 下り
- 3,162m
コースタイム
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 5:52
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 9:37
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 7:29
天候 | 1日目:晴れ→曇り→晴れ 2日目:晴れ時々曇り→一時雨→曇り 3日目:晴れ! |
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過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
東京から自家用車。穂高駐車場に駐車。穂高駅まで徒歩で移動。穂高駅から三股駐車場までタクシー(約30分、6,340円) 【帰り】 中房温泉から穂高駅まで、バス(約1時間、1,500円)。穂高駐車場まで徒歩で移動。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【三股→蝶ヶ岳】 特に危険なところはないが、まめうち平の前後を中心に階段が非常に多い。 【蝶ヶ岳→常念岳】 特に危険なところはないが、蝶槍からはアップダウンが続く。 【常念岳→常念小屋】 ところどころガレている急斜面を下る。落石注意。 【常念小屋→大天荘】 特に危険なところはない。半分近くトラバース道。気持ちよい。 【大天荘→燕山荘→燕岳→燕山荘】 大天荘から喜作レリーフまでは急な下り。落石注意。 【燕山荘→中房温泉】 特に危険なところはない。 |
その他周辺情報 | 【下山風呂】 合戦尾根の定番、中房温泉 湯原の湯。 チキンカレーライスも定番。温泉で蒸し上げたほろほろチキン。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
調理用食材
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
テント
テントマット
シェラフ
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感想
1年9ヶ月前に北八ヶ岳を歩いて以降、コロナ対策の最前線で仕事をすることになり、休暇も取れず、山に行くことも出来なくなってしまっていた。最近の仕事は少し余裕が出てきたにも関わらず、こんなにお休みしていると、なかなか山に行くモチベーションも湧かないでいたところ、お誘いを受けたので、復帰することに。
昔の自分の参考記録などを読み返しながら、いろいろ思い出し、準備。とはいえ、コロナ禍で太ってしまったこともあり、今回の食事は少なめにして、脂肪燃焼も狙ってみることに。
初日。
三股からの登り。復帰戦ということで慎重に入ってみる。特に問題なさそう。まめうち平を過ぎてからは、昔のペースで登り始めたところ、たくさんの階段もあいまって、両足とも太ももから膝にかけて痙攣。休憩とストレッチをこまめに挟みながら、なんとか蝶ヶ岳ヒュッテのテン場までたどり着く。暑くて熱中症になりやすかったこと、朝食が少なめだったこと、久しぶりで筋肉が慣れていなかったこと、原因はいくつか思いつく。芍薬甘草湯を持ってこなかったことが悔やまれる。
体調回復してから、ガスも取れた槍穂を眺める。最高の景色ビールが美味い。やはり蝶のテン場は良い!
2日目。
昨日の痙攣で足の筋肉に若干痛みが残っているが、上々の天気の中、出発。蝶槍まではなだらかな稜線を歩く。その後は、アップダウンを繰り返しながら、いよいよ常念岳への登りに取り付く。結構な登りだが、昔のように、息を整える程度の休憩にとどめ、淡々と登っていく。この辺の登り方は、体がちゃんと覚えていてくれた。
ほどなくして、常念岳山頂に到着。蝶ヶ岳で見るよりも、槍ヶ岳東鎌を正面で見るアングル。やはり槍は素晴らしい。しばらくの滞在の後、常念小屋ヘ下る。相変わらずの急斜面。
常念小屋でしっかり休憩し、大天荘へ向け出発。登り返しとなるが、しっかり休憩しているので、足取りはしっかり。しばらくすると、快適なトラバース道となる。同行者がGoProを取り出したが、ここは確かに撮りがいがある道。
しばらくすると、東天井岳への登り。ここは圏谷地形の縁を直登し、そこから圏谷の上部をトラバース。下から見ると、ハイマツに覆われた圏谷の斜面が、緑色の壁のようにそそり立っているので、なかなか見応えがある。
登り切ってからは細かい登りを挟みながら、大天荘へ。途中、猿の群れに出会う。昔は北アの稜線で猿の群れを見ることはなかったが、2年前の東鎌でも相当数の群れにあった。生息環境が変化してきているのか?
大天荘着。小屋の食堂のバータイムを楽しみにしていたが、仕事用の携帯をふと見てしまったら、引き継いできた若手がトラブルに見舞われている模様。フォロー対応にかかりっきりになってしまって、結局、バーには行けず。非常に残念。
3日目。
GPSロガーアプリを立ち上げ忘れてルートからは欠損しているが、日の出を拝みに、大天井岳山頂へ。朝日に照らされる北アの山々。白馬岳、鹿島槍ヶ岳、剱岳、立山、裏銀座の山々、そして槍穂。雲一つない、素晴らしいパノラマを堪能。
風も穏やかなこともあって、絶好の荷揚げ日和の模様。麓と、燕山荘、大天荘の間を荷揚げのヘリコプターが何度も往復している中、大天荘を出発。
素晴らしい快晴の下、大パノラマを楽しみながら、燕山荘に向かう。途中、槍に隠れていた笠ヶ岳も見える。
燕山荘着。少しの休憩の後、ザックをデポして、燕岳へ。雲が全く遮ることのない、強烈な日光に照らされ、燕岳の白亜の花崗岩がとてもまぶしい。
燕岳登頂。頂上から、飽きずに景色を楽しむ。昔、ここから重い荷物を背負いながら、さらに先、餓鬼岳を目指したことを思い出す。角材一本を岩から吊しただけのあの桟道は大変だったな、とか。
燕山荘に戻って荷物を回収後、合戦尾根を下る。合戦小屋までは日差しが刺さるように暑い。すれ違う登りの人たちもかなり暑そうだった。
あまりにも暑すぎるので、合戦小屋ではスイカにありつく。たぶん、今までの人生の中で最も多くの塩をふりかけたスイカ。
たっぷり休憩したあと、合戦尾根の後半戦へ。樹林帯に入って日差しをまともに浴びることはなくなったものの、高度が下がるにつれて気温も上がって、暑いことに変わりはない。最後はひたすら黙々と降り、ようやく中房温泉着。風呂とカレー、ビール(ただしノンアル)が最高でした。
お休み期間がかなり長かったにもかかわらず、いきなりガッツリとテン泊縦走は当初、不安があったものの、普段のジム通いのせいか、初日の両足の痙攣程度のトラブルで済んだのは一安心。やっぱり山はいいな、と思った復帰戦でした。誘ってくれたkeita_kankanさん、良い機会を作ってくれて、本当に感謝。
パノラマ銀座テント泊縦走。 https://yamap.com/activities/19590475 #YAMAP
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