室堂〜劔岳ピストン
- GPS
- 14:36
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,720m
- 下り
- 1,715m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:59
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 8:39
天候 | 20はガス時々晴れ 21ガスのちみぞれのち晴れ 22ガスのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山黒部アルペンルートもガラガラ |
コース状況/ 危険箇所等 |
台風の影響もなくルートがはっきりしていました |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
20日午前中は台風予想だったがヤマテンを見ると徐々に回復するとなっていたので行けるかと思い、当日になってから決行を決意
雨風がある中敢えて遅めに出発
ロープウェーの中でも展望ゼロではあるけど雨風は大した事がない。
まばらにしかいない登山家同士で道中の不安を話しながら室堂に着き、展望ゼロで雨がぱらつく中スタート。
時々ガスが流れて景色が見えるのでまだマシな方かと思いながら歩き、雷鳥沢キャンプ場が見えるもテントは1張りのみ。
道中誰とも会わずに劔御前を超えるとパーっとガスが晴れ剱岳が見えてくる。
これだけで来た甲斐がある思える程の絶景。
剱岳を見ながら降りて劔沢に到着。
これを見ながら過ごせるだけで価値があると思えるテント場だけどテントは2張りのみ。
さっさとテントを張ろうとしてポールを出したら何と3人用の別テントの物が出てきたので青ざめる。
即座にショックコードを切ってポールをバラし、何度か調整して無理矢理テントを組み上げる。
当然しっかり合うわけないのでかなり歪な貼り具合に加え張り網も無いので耐風性が非常に心配だけど何とか過ごせるレベルにはなったか。
しかし夕方からかなり寒い北風と雨で張り具合が弱いテントがばたつき、シングルウォールのため結露した水が撒き散らされて悲惨な状況。
タイベックのシュラフカバーを顔に掛けて就寝。
翌朝は手が悴む程の寒さと濃いガスで登るか悩み、気温が少し上がった8時頃遅めのスタート。
しばらく前後に人がおらず少し不安になっていた所昨日バスで話していたおばちゃんと遭遇。
お互い人がいると安心ですねと話し、前劔に取り掛かる。
鎖場は思ったほどではなく、意外とスムーズに進めるが徐々に雨とみぞれが降ってくる。
5番鎖場前の水平梯子は強風と雨で濡れていた事もあり正直一番怖かったかも。
この辺りで2〜3人下山してくる人とすれ違うが皆一様にみぞれに文句を言って笑っていた。
その先は雨も上がり滑るリスクが減った事でまたスムーズに進め、カニのタテバイなども怖さは感じない。
個人的には不帰ノ嶮の方がヒヤッとする場面が多かったかも。
頂上が近づくと徐々に晴れだし、剱岳に着くと今日一番の展望が開け、大パノラマを満喫。
早月尾根やバリエーションルートから上がってくる人など、人が増えるたびに展望の良さに喜び合い和やかな状況。
皆日本中の山に登っている猛者ばかり。
道中一緒だったおばちゃんも登って来て皆で山談義で盛り上がりました。
降りるのがもったいなかったので1時間以上ゆっくりしたあと下山開始。
天気が良くなった分今度は汗まみれになりながらゆっくり下山。
カニのヨコバイもこんなもんかという印象。
グダグダ下って剣山荘で軽食を食べているとおばちゃんも降りて来たので登山の無事を喜び合いました。
2日目の夜は気温も低くなく、雨風もなく結露もしなかったので快眠。
昨日よりはテントも増えてました。
3日目の朝はまた濃いガスとかなりの強風で登山日和とは言い難い状況。
立山を回ろうかとも思っていたけど稜線に出ても辛そうなので撤退決定。
強風の中張り網も無くバタ付きながらも形を保っていたテントに感心して周りを見るといくつか倒壊しているテントも・・・
意外とこの張りの緩さが良かったのか?
なんせ8時頃撤収し、硫黄臭が混じる強い逆風と雨でよろけながら劔御前へ向かう。
劔御前から下り出すと強風は弱まり雨も上がりマシな状況にはなったが展望はなくテンションが上がらぬまま進み、ミクリガ池で温泉に入ってから室堂に到着。
今回最も天候が良かったのが剱岳頂上にいた時間だったので結果的に大満足。
台風を恐れずにヤマテンを信じて大正解だった。
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