1泊2日で雲の平周遊(飛越新道,黒部五郎,三俣蓮華,鷲羽,水晶,雲の平,薬師)

2022年09月30日(金) ~ 2022年10月01日(土)

• GPS: 24:16
• 距離: 64.0km
• 登り: 5,312m
• 下り: 5,330m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:49
• 休憩: 0:48
• 合計: 12:37

4:18 飛越新道登山口
5:18 5:18 飛越新道分岐
5:54 5:54 寺地山
6:29 6:34 北ノ俣避難小屋
7:41 7:41 神岡新道分岐
7:47 7:51 北ノ俣岳
8:09 8:09 赤木岳
8:14 8:15 赤木岳南峰
8:31 8:31 中俣乗越
9:30 9:31 黒部五郎の肩
9:40 9:49 黒部五郎岳
9:55 9:55 黒部五郎の肩
10:45 10:46 黒部五郎小舎
11:35 11:35 三俣蓮華岳巻道分岐
12:03 12:04 三俣蓮華岳
12:10 12:10 三俣峠
12:31 12:44 三俣山荘
13:38 13:39 鷲羽岳
14:06 14:06 ワリモ岳
14:17 14:18 ワリモ北分岐
14:44 14:44 水晶小屋
15:10 15:18 水晶岳
15:35 15:36 水晶小屋
15:52 15:53 ワリモ北分岐
16:04 16:05 ワリモ岳
16:27 16:27 鷲羽岳
16:55 三俣山荘

2日目

• 山行: 10:16
• 休憩: 1:18
• 合計: 11:34

5:31 三俣山荘
5:57 5:58 黒部川水源地標
6:52 6:52 祖父岳分岐
7:20 7:20 スイス庭園
7:38 7:38 雲ノ平山荘
7:51 7:58 祖母岳
8:07 8:07 奥日本庭園
8:22 8:23 アラスカ庭園
9:23 9:24 薬師沢小屋
9:32 9:33 カベッケが原
9:53 9:53 薬師沢ベンチ
10:06 10:07 第二徒渉点
10:11 10:12 第一徒渉点
10:41 10:53 太郎平小屋
11:03 11:04 薬師峠
11:23 11:23 薬師平
11:44 11:44 薬師岳山荘
12:07 12:07 薬師岳避難小屋跡
12:15 12:30 薬師岳
12:35 12:35 薬師岳避難小屋跡
12:45 12:45 薬師岳山荘
12:58 12:59 薬師平
13:10 13:10 薬師峠
13:22 13:47 太郎平小屋
13:52 13:52 太郎山
14:41 14:41 神岡新道分岐
15:20 15:30 北ノ俣避難小屋
15:54 15:54 寺地山
16:24 16:25 飛越新道分岐
17:04 17:04 飛越新道登山口
17:05 ゴール地点

天候

初日：晴れ　二日目：午前晴れ、午後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飛越トンネル駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

駐車場ー北ノ俣避難小屋まで：泥、泥、泥だらけ
北ノ俣避難小屋ー北ノ俣：人の背丈ほどの高さで、地面がえぐれていて、大変歩きにくい
雲ノ平ー薬師沢：コケだらけの岩場をうんざりするほど下る。滑りやすいので注意が必要。

他は特に危険、注意が必要なところはなし。

その他周辺情報

温泉：奥飛騨ガーデンホテル 焼岳
　お初。700円で数種類の広々とした温泉が楽しめていい。
https://g.page/ghyake?share

ごはん：焼肉　けや木(神岡)
　割高(今回4200円)ではあるけど、A5ランクの美味しい飛騨牛を楽しめる。
https://goo.gl/maps/Vae5LWX8rChZrAZa9

写真

9/30 2:01

飛越トンネル駐車場の星空。長距離運転で疲れたけど、めっちゃきれいで癒された。※iPhoneでは限界あり、実際はもっとはるかにきれい

9/30 5:35

泥地獄が始まったよ

9/30 5:35

気を抜くとすぐこれ。。。長靴がおすすめというのがよくわかった※登山靴の方が走りやすいと思うが

9/30 5:43

9/30 5:54

クマにおびえ、泥濘に苦戦しつつ、1時間40分くらいでやっとこ寺地山へ。ここで泥は終わりかとおもったら、避難小屋までまだまだ続いた

9/30 5:56

でも、朝焼けで気持ちは昂ってきた

9/30 6:19

水平に写真とって、これ

9/30 6:21

約2時間で北ノ俣避難小屋
帰りに中を見ましたが、中もきれいです。また、水も美味しかった。

登山靴をデポし、靴下交換し、トレランシューズに。

9/30 6:38

北ノ俣への登り。なかなかひどい壊れっぷり。しかも、朝方は、露でめちゃくちゃ滑る。

9/30 7:41

北ノ俣到着！ここは、本当に景色綺麗で、ここまでの苦労が報われた。

9/30 7:47

駐車場から3時間半くらい。
避難小屋までは小走りしつつも、8割がた走れなかった割には、概ね順調。

9/30 8:17

黒部五郎方面。しんどい道を上がってきた甲斐があった。
ここから黒部五郎までゆるいアップダウンが続くが結構走れて、気持ちいい。

9/30 9:41

黒部五郎頂上。
駐車場から5時間20分くらい。五郎の頂上付近の登りがきつくてへばった。

9/30 9:42

五郎の頂上。先日行った槍、穂高も見えて、テンション爆上げ

9/30 9:42

槍、穂

9/30 9:47

五郎にてすでに余裕がない

9/30 10:16

五郎のカール。紅葉はもう終わったっぽい。

9/30 10:42

五郎の頂上から思いのほか、1時間以上かかり、やっとかわいらしい五郎小屋に到着。傾斜が思ったより急なのと、足場が岩だらけであまり走れず。

9/30 11:15

三俣蓮華への登り。この開けるところまで結構、急。
でも景色開けると極楽

9/30 11:18

三俣蓮華の頂上分岐の少し手前。
ここ、写真だと伝わりにくいけど、この山行で一番感動した。
薬師、水晶、鷲羽、雲ノ平方面。もちろん振り向けば、笠、五郎、三俣蓮華が見える。すなわち至高のスポット。

9/30 11:29

本当は、双六も行きたかったけど、この時点で時間的に無理と判断。

9/30 11:56

三俣蓮華頂上。

9/30 12:45

三俣山荘から北鎌尾根。何回見ても素敵。三俣山荘までは結構走れた。

9/30 13:38

鷲羽の登りは意外と楽で、この分なら水晶まで楽勝と勘違い。。。

9/30 13:38

鷲羽頂上から水晶。「もう、目の前！」と自分に言い聞かせるために叫んだけど、冷静に言えば「水晶、遠いよ！」だった。

9/30 13:39

9/30 13:41

たぶんワリモ。このあたりクタクタだった。

9/30 14:05

くたくただったけど、最高にカッコいい山容。そしてちらっと槍も映ってる。

9/30 14:07

ワリモから水晶。なんか、全然水晶が近づかない。

9/30 14:18

水晶、、、遠くね？

9/30 14:45

水晶小屋のあたりから。へとへとだけど、

9/30 14:52

むかし、大雨の中登った野口の方の五郎さんと烏帽子？
こんなきれいなのか。次の北アルプスはここ行きたいと、強く思った。

9/30 15:04

遠いよ、、、水晶
でもやっと頂上直下

9/30 15:08

水晶の頂上、着きました！
日帰り赤牛やりたいけど、まだまだ、これだけの距離がある

9/30 15:08

今日イチ頑張った稜線を振り返る。

9/30 15:08

五郎と雲ノ平方面。光が神々しい。三俣山荘まで戻ることは考えないようにしていた。

9/30 15:13

明日歩く道をみる

9/30 15:14

9/30 15:14

こっちの五郎も本当に美しい。しかも走り易そうなトレイル

9/30 15:15

そろそろ戻らないといけないけど、景色をたっぷり楽しんだ

9/30 15:35

水晶小屋

9/30 15:39

下りはこの気持ちいいトレイルを走れたのでテンション爆上げ。残り少ない体力を補う。

9/30 16:28

鷲羽池も美しい。
このあと、なんとか17時前に三俣山荘に戻れた。鷲羽の下りは、足の踏ん張りが効かなくなりかけて、苦戦した。

10/1 5:26

30分遅れの二日目のスタートは、槍をみて出発。

10/1 5:26

10/1 5:26

三俣山荘
昨夜はジビエシチューとごはん6杯くらい食べ、お腹いっぱいになりました。20時前には寝て快適な山小屋生活、お世話になりました。

10/1 5:26

鷲羽

10/1 5:30

ここから雲ノ平方面に進む

10/1 5:39

道は歩きやすい。最初、足はあんま疲れていない気がしたけど、普通に疲れてたので、しばらくはのんびり歩いた。

10/1 5:45

押すなよ、絶対に押すなよって言いながら歩くところ

10/1 5:50

いきなり黒部の源流登場

10/1 6:31

雲ノ平まで上がってきた。10月1日なのに、すでに立派な霜が降りていた

10/1 6:42

今日登る薬師。今日は2000upだけなので、楽勝だと思ってた。薬師沢の下りですぐに考えを改めたけど。

10/1 6:51

雲ノ平までの木道。
朝方はめちゃくちゃ滑るので注意。

10/1 6:53

水晶

10/1 7:11

スイス庭園。スイスは行ったことないから、スイスっぽいかはわからないけど、きれいなところでした。

10/1 7:37

雲ノ平山荘。この時点で2時間もかかった。
どこからアプローチしても長大なトレイルを歩かないといけない。疲れるけど、360度のパノラマをみて、のんびり過ごした最高だろうな。

10/1 8:07

祖母岳。5-10分くらいで上がれる。ここでコーヒー飲みたい。

10/1 8:59

薬師沢までの鬼の下り。コケだらけだし、高低差も大きく、めちゃ疲れた。これ登るのも嫌だな。。。

10/1 9:19

一時間かけてなんとか薬師沢小屋に到着。

10/1 9:22

10/1 10:10

太郎小屋までは緩やかに300upくらい。ところどころ走れる。

10/1 10:36

ガスが出てきてしまったけど、太郎平まであと少し！

10/1 10:42

到着！

10/1 10:42

帰りにラーメン食べることを目標に、薬師に向かう

10/1 11:03

太郎平のキャンプ場。小屋から遠いからテント泊だと大変かも。

10/1 11:29

10/1 11:45

薬師岳山荘。1時間くらい。ちょこちょこ走れる

10/1 12:07

薬師の頂上直下。気持ちいいトレイルがある。

10/1 12:18

薬師岳頂上、1時間20分くらい。疲れてたのに想定タイムくらいで到着。

10/1 12:18

この山行のメイン山のラストが素晴らしい景色となり、満足。

10/1 12:20

10/1 13:29

ラーメン目指して一生懸命走り、50分ほどで太郎小屋。
そして念願のラーメン、しかも下界で食べない大サイズ！最高でした。

10/1 13:56

北ノ俣まではガスガス

10/1 15:11

北ノ俣からは、やっぱり下りも大変だった。

10/1 15:18

神岡新道の分岐(北ノ俣岳)から40分ほどで避難小屋。
あまりの大崩壊に笑える。

10/1 15:32

10/1 16:07

避難小屋から始まる泥濘地獄。
ネチャ、と沈み込むたびに、「あぁー」って一人で叫んだ。泥が気持ち悪いし、足は取られるし、スピードは落ちるしで、ほんと大変だった。

10/1 17:07

17時目標に5分ほど間に合わず。
駐車場は下山時に半分未満。ほんと人気がない。

10/1 17:08

今年は暑かったけど、いつの間にかしっかり秋になってました

10/1 18:52

さいこう！脳内でアルコール補完しといた。

10/1 18:56

飛騨牛の上カルビ、甘くてさいこう！

10/1 19:03

馬刺しも良かった。

装備

個人装備

Tシャツ タイツ 靴下 防寒着(ダウン) 雨具 ザック 行動食 飲料 ハイドレーション ヘッドランプ 予備電池 保険証

感想

Tanny_yama

長年、雲ノ平、鷲羽、水晶には行ってみたかったが、なかなかチャンスは訪れず。実は今夏もテント泊で縦走を考えていたが、天気が悪く北海道にチェンジしていた。

今年はもう無理かなって思ってたけど、急遽、天気が良くなった9月末、金曜日に休みを取れば行けることがわかり、しかも三俣山荘が空いていることも分かった。

あとは、百名山的に行ってみたい黒部五郎、薬師、百名山ではないけど行きたい双六をつなぎ、満腹コースが完成。トレランスタイルかつ、調整効くルートであれば、一日30km、2000-3000upのコースはいけると踏んだ。
※結果的に双六は時間切れで登れず

しかし、ここでアプローチに選んだ飛越新道を調べると、"泥"、"泥"、"泥"、時々"クマ"というモチベーションを削る言葉ばかり。。。

迷いつつももう三俣山荘予約してしまったので、決心してチャレンジ。

結果、飛越新道は、自分には早すぎた。次回はいいかなってくらいお腹いっぱい楽しめた。
※飛越新道ですれ違った登山者の方からは、これでもかなり状況良いとのことで、自分のレベルの低さを感じた。。。

それでも、飛越新道さえ我慢すれば、このルートは凄くいいルートだった。
北ノ俣岳から黒部五郎は極上のトレイルを楽しめ、黒部五郎小屋から三俣蓮華はこれまでの山行の中でもトップレベルに感動の景色が待っていて、鷲羽・水晶は荒々しいダイナミックな山容が待ち、雲ノ平は想像してたほどの感動はなかったけどテント泊でのんびりしたら最高な360度のパノラマがあり、薬師は美しい白砂の山肌に適度な傾斜が気持ちよかった。