天空の楽園 火打山&焼山 (笹ヶ峰登山口ピストン)
- GPS
- 14:15
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,105m
- 下り
- 2,105m
コースタイム
07:30高谷池ヒュッテ
09:05火打山頂上
11:50-12:15焼山頂上
16:50-17:15高谷池ヒュッテ
19:15笹ヶ峰登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笹ヶ峰登山口から火打山までの登山道は富士山並と言っていいくらいに整備されています。木道、階段がそこかしこに設置されています。 2,000mを超えると少しの雪渓に出合ったりしますが、アイゼン、ピッケルは不要なコンディションです。焼山の最後の詰めあたりでアイゼンか軽アイゼンがあった方がよいシチュエーションが一瞬ありますが(写真あり)、無くてもなんとかなるレベルでした。 火打山から焼山に向かう登山道、特に影火打より先は状況が一変します。焼山はご存知の通り1974年の噴火により入山禁止となっていました。2007年12月に規制が解除されましたが登山道にはあまり手が入っていません。長期に渡って入山できなかったこと、百名山ではないこと、そのため登山者が少ない、国立公園内で勝手に整備できない、登山者が少ないので予算がつかないなど様々なしがらみ、問題から登山道の整備が遅れています。ただ、2008年以降は登山道整備、藪払いを行っているという情報がありましたが、7/12時点においては登山道はあるものの藪に覆われた状態でした。 影火打から先は藪で足元が見えない。登山道が狭い。藪に覆われていて分かり難いが実はナイフリッジ的な細い尾根になっている箇所がありますので注意が必要です。また、傾斜がきつく地面が滑りやすいです(今回は雨の後だったので特に)。頂上直下の付近は雪渓、倒木でルートが不明瞭な箇所がありました。 藪は特に虫がブンブン飛んでます。私は使いませんでしたがネットをかぶってる方もいらっしゃいました。 |
写真
感想
素晴らしい山行になりました。今週はずっと天気がよくありませんでしたがまさかの週末だけ晴れ。これはチャンスだと、飯綱山や雨飾山の頂から見て気になっていた火打山、焼山にチャレンジしました。
展望
高谷池ヒュッテ-天狗の庭は地上の楽園といった趣。火打山の頂に立たなくともここで満足な感じです。焼山へ行く予定ですので急がなければいけないのに、あまりに美しい多種多様な花々、高谷池に映る逆さ火打ちなど、シャッター切りまくりでだいぶ時間を使ってしまいました。もう少し後の時期の方が沢山咲いているのだとは思いますが今回の山行で一番盛り上がりました。総合的には天狗の庭が一番ですが、特定の花だけで見ると、一番凄かったのは火打から焼山へ向かう道中です。ひっそりとした中に密度、量ともに怖いくらい咲いていました。
焼山は近づくにつて蒸気だかガスが轟音とともに噴出していて迫力満点です。硫黄のような香りも漂っています。
山行について
ヤマレコ、昭文社の地図でコースタイム、距離、標高差から日帰りの火打山、焼山はキツイいんだろうな〜、と想像はしていたものの、やっぱりキツかったです。正午の時点でどこにいても引き返す予定で出発。幸い予定時間内に焼山に到着することができたまではよかったのですが、帰りの火打山までの登り返しが大変でした。(実際 火打山→焼山より焼山→火打山の方が登りが長いんです)
火打山までの登山道が、あまりにも快適でしたので、そこから先(影火打-焼山)がこんなにも違うとは・・。整備されている道とそうでない道でこうも疲れ具合に差が出るんですね。細くて急で地面が滑る(前日は雨)というのもあるのですが、足元が見えなくて、藪に覆われている(胸くらいまである)というのが一番こたえました。実際には藪の下に道があるんですが、ちょっと冒険っぽいワイルドな山行になりました。
地図上では影火打と火打の2つのピークがあるように見えますが、体感的には3,4つのピークがあったように感じました。登っても登っても次のピークが出てくるのでギブアップしそうになりつつも、なんとか火打山を越え高谷池ヒュッテへ。来る時にはなかったテントがいっぱいです。いつみても楽しそうだな〜。他のパーティーの焼肉が美味しそうでした(笑)
紅葉と真っ白な姿も見てみたいです。山はオールシーズン素敵ですね〜。
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