大キレット〜赤沢山〜北鎌尾根 2泊3日
- GPS
- 34:20
- 距離
- 46.0km
- 登り
- 5,066m
- 下り
- 5,049m
コースタイム
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 10:07
- 山行
- 12:44
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 14:03
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 10:06
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
週末天気が良さそうなので、金曜日に休みを取って北鎌尾根と
取り残している百高山を巡る
一応、念のため予備日として月曜日も休みを取る
1日目
上高地から岳沢小屋へ
バスから降りた人は、ほとんどが直進
岳沢方面へ歩いている人は少ない
岳沢小屋までに出会ったのは数名ほど
岳沢小屋で小休止、水を補給し、重太郎新道で、前穂高岳
百高山の一つ目
奥穂高岳を経由、穂高岳山荘で水を補給し、涸沢岳
百高山の二つ目
涸沢岳から北穂高岳を目指すが、歩いている人は少ない
途中、二人の登山者に追いつき、一緒に歩く
一人は70歳ぐらい、もう一人はかなり若い人
70歳ぐらいの方は、西穂からジャンダルムを越えて来たそうだ
この年令で、ココまで歩いてくるのは、結構すごい
若い方の登山者は、僕と同じぐらいの時間に上高地を出発したらしい
ルートもほぼ同じで、前穂高、奥穂高でも見かけた
明日は双六山方面へ向かうらしいが、双六小屋の予約が取れないので、
野口五郎小屋まで向かうとか言ってた。
そこまで歩けたら相当すごいのだが、行けただろうか。
北穂高小屋でテントの受付だが、
外で20分ぐらい待たされたので、体がかなり冷え込んでしまった
指先が、かじかんでしまって、テントを張るにも一苦労
夜、3000メートルのテント場は寒かった
水はテント場利用者は無料、翌朝も無料
2日目
予定より1時間早い、4時に出発
これが良かった。
予定通り出発なら北鎌尾根のテント場で、真っ暗になっていた
大キレットは2回目だが、真っ暗なので慎重に通過する
さすがにこの時間に歩く人は少ない。すれ違ったのは3人ほど
おかげで渋滞にはまらなくて良かった
南岳小屋で小休止してから天狗原へ
天狗池では、逆さ槍がきれいに見えた
乗越沢まで下りて、急登で水俣乗越
ここで年配のご夫婦が遺影を持って写真を撮っていた
なんでも、北鎌尾根で滑落して亡くなった息子さんだとかで、
毎年ここまで来ているそうだ
話を聞くと、北アルプスを何泊もかけて縦走するような、上級者だったようだ
そんな人でも遭難するような所だから、「気を付けて行ってください」
と言われた。
北鎌尾根に行く前に、ココで一旦荷物をデポして赤沢山をピストンする
赤沢山については、あまり調べてなかったのは失敗だった
西岳ヒュッテのテント場の奥に、細い登山道があり
道はある、目印もある、お助けロープもある
しかし、ハイマツの藪こぎで相当苦戦した
そして、右足ゲイターの紐を引っ掛けて紛失、ズボンも穴が空いた
それでも、赤沢山の山頂からは、360度の絶景
百高山の三つ目
晴れの日に来て良かった。雨の日は絶対に来たくない。
水俣乗越から急坂を下り、長い河原歩きを経て、北鎌沢出合に到着
標識はなく、大岩の上にケルンがあるだけ
近くに2張りぐらいのスペースのテント場があり
ちょうどテントを張ってる人がいたので、少し話をする
「3パーティー10人ぐらい登って行ったよ」と言われて、焦る
テント場、残ってるだろうか?
沢で水を汲み、急登を登る
一旦、沢が枯れるが、また水が流れるを繰り返して、
結構上の方でも水が流れていた
本日、何度もアップダウンを繰り返して、ヘトヘトだが、これが最後のはず
という思いで、北鎌のコルに到着
しかしテント場は当然先客があり
分かっていたことだが、更に上を目指すしかない
しかし上のテント場も埋まっている・・・
ここでテント難民の、男女二人がいた
なんでも岩手から来たらしい
「天狗の腰掛まで行くしかないですね」と言われる
自分以外にも難民がいたことに安心するが、もうヘトヘトなので、
この二人よりも先にテントを張りたい、という思いで先を急ぐ
そして天狗の腰掛に到着
上に3つ、下に1つぐらいのテント場があり、なんとか暗くなる前に
テントを張ることが出来た
結局は、ココが一番良かった気がする
携帯の電波もなんとか入る
北鎌のコルは、電波が入らないし、翌朝の歩く距離が長くなる
天狗の腰掛より先、槍ヶ岳の麓までの間にもテント場はいくつもあるが、先に進むほど風が強くなる
3日目
予定通り5時出発
独標の手前から男女2人の登山者、その後、単独の男性登山者も一緒になり、
4人で行動を共にする
男女2人の男性の方は、以前に来たことがあるらしく頼もしい
女性の方もドンドン登っていく
単独の方は山口県から来たらしい
この方は登るペースが速いし、ルート取りも上手い、エキスパートな印象
この方達のおかげで、だいぶ楽に進むことが出来た
北鎌尾根は、たまにお助けロープが設置されているが、歩く目印は無い
結構な人が通っているので、踏み跡っぽいものはあるが
間違った踏み跡もあるので、100%信用は出来ない
一旦行ってみて、進めなかったら戻る、ということも何度かあった
最後の槍ヶ岳、山頂直下の所は、狭い所を登るので、ザックが邪魔で
一番登りにくかった気がする
槍ヶ岳からは、長い下山ロード
予定より2時間早いので、最終バスにも余裕で間に合う
横尾で小休止して、レトルトカレーを食べて、ゆっくりと下山
3日間とも快晴で充実した登山だった
今度お会いしたときにお話聞かせてください。お疲れ様でした!
ありがとうございます。またどこか行きましょう
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