白馬岳 -> 不帰ノ嶮 -> 唐松岳(猿倉↑八方↓)
- GPS
- 16:16
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,718m
- 下り
- 1,985m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:23
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 9:34
天候 | 10月1日(土):AM快晴、正午前頃からガス、夕方晴れ 10月2日(日):快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
下山口の八方に駐車し、登山口の猿倉へ移動 駐車場: 八方第2Pは八方バスターミナルの前(100台、無料。八方の湯は徒歩1分) 八方第2Pが満車の場合は、第5PがBTに近い(100台、無料) https://www.happo-one.jp/access/parking/ なお、5時15分ごろに猿倉に到着したときには、猿倉山荘奥の駐車場はまだ空きがあった 猿倉への移動: 路線バスの場合:八方BT6:00発→猿倉山荘6:22着(830円、アルピコ) https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/ タクシーの場合: ①アルプス第一交通白馬営業所 配車室TEL:0261722221 ②白馬観光タクシー八方営業所. TEL.0261-72-2327 予定より早く第2Pに到着したので、タクシーを利用することにした 八方第2Pから猿倉山荘まで3740円 ①にTELしたら、②からわずか2分でタクシーが到着し準備に焦った トイレ: 第2P、第5Pともにあり(無料) 猿倉山荘前にあり(チップ制100円) 八方アルペンライン(下山時): 八方ゴンドラリフト「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3つからなる。通し券は片道1800円。最初のグラートクワッドリフトを下りたところで切符を購入する https://www.happo-one.jp/trekking/alpenline/ 白馬岳頂上宿舎: 1泊2食で13000円 ・個室は取れずドミトリータイプの部屋だったが、2段ベッドは中央が板で仕切られ、前面のカーテンを閉めると、2人用の半個室のようになった。仕切りもカーテンもないドミトリータイプもあった ・トイレは和式の汲み取り式と紹介している情報サイトが多いが、すべて簡易水洗方式の洋式で快適だった ・洗面所の水は飲料水として使え、水の補給もできた ・食事はバイキング方式で、内容は十分だった |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト: 猿倉山荘にあり(私はコンパスでWeb申請) 猿倉山荘から白馬尻小屋: 小屋から樹林帯を登ると林道に出る。林道をしばらく進み、登山道を少し登ると白馬尻小屋に出る(小屋は今シーズンも開設されていない。トイレ棟は利用可) 白馬尻小屋から雪渓横断ポイント: 比較的普通な登り道。ここまで夏道を歩く。赤いベンガラのマークに沿って、雪渓を斜めに登って渡る(200mくらいかな)。軽アイゼンやチェーンアイゼンを装着するとしっかり歩ける。なくても横切れるが、下りは滑り止めがあった方が安心 雪渓ポイントから避難小屋: 雪渓横断後に夏道に戻る。以降はずっと夏道。次第に急登になる。ザレ気味なので、下りは滑りやすい 避難小屋から白馬岳頂上宿舎: 雪渓のある谷筋から右斜め上方向へ向けて進む。後半は木段を進む。稜線のすぐ手前に頂上宿舎がある 頂上宿舎から白馬岳: 宿舎からまっすぐ上に進んで稜線に出る方法と、宿舎から右斜めにトラバース気味に稜線に出る方法がある。白馬山荘手前で合流する。稜線に出ると、旭岳が目の前に飛び込んでくる。毛勝三山や剱岳などの眺望が開けるので、個人的にはまっすぐ進んで稜線に出るルートが好み。白馬山荘の建物の間を抜けて山頂へと向かう 登山口から白馬山頂までひたすら登り続ける。往路は急登部分が苦しいが、危険個所はない。下山時はザレた急勾配の登山道の下りが少々いやらしい 白馬岳頂上宿舎から天狗の大下り取り付き: 快適な稜線歩きの縦走路。杓子岳は山頂を経るコースと山腹をトラバースするコースがある。百高山を目指す方は山頂コースへ。個人的には白馬鑓ヶ岳からの眺望で十分なので、杓子岳はスルーしても良いかと。白馬鑓ヶ岳からの下りは2ルートある。すぐ先で合流するのでどちらでもよい。鑓温泉への分岐から登り返すと天狗山荘が見える。白馬岳頂上宿舎から天狗の大下りの取り付きまでは、危険箇所のない気持ちの良い稜線歩き 天狗の大下りから不帰ノ嶮Ⅰ峰: 鎖の下りが2か所ある。この部分だけは慎重に。先行者や下から登ってくる人がいたら、待機して待つこと。待機してクリアになっても、絶対に落石させないこと。長い鎖の下りは、鎖を両手でつかんで下りると振られるので危険。片手だけ鎖を持ち、岩をしっかり捉えて下ること(登りも同じ)。鎖場以外は急斜面の下りながらも難しくない。コルからⅠ峰への登り返しも特に難所はない 不帰ノ嶮Ⅰ峰からⅡ峰北峰: コルへ下って、このコースの最難関のⅡ峰北峰に取り付く。高度感のある鎖場の連続。岩はしっかりしているので、三点支持で慎重に進む。逆コースで下りてくる人に注意。岩場に慣れていない人や高所が苦手な人は、下を見ずに上だけ見て進むのが良い Ⅱ峰北峰からⅢ峰経由で唐松岳: 一般的な稜線の縦走路とさして変わらない。特に難所はないが、最後まで気を抜かず進むこと 唐松岳から八方池: 多くの登山者が交錯するコースなので、譲り合って上り下りすること。10〜20名などの多勢で傍若無人にやってくる団体には、遠慮なく声掛けして途中で通過させてもらうのが良い。危険個所はない 八方池からリフト山頂駅: 八方池までは観光客も上がってくるので、彼らの振る舞いにあまり目くじら立てずに、おおらかな気持ちでやり過ごすのが肝要かと・・ |
その他周辺情報 | コンビニ: 八方へ入る手前にメジャーなコンビニあり 八方バスターミナルの斜め向かいにローソンあり。以前は24時〜6時は閉店だったが、最近24時間営業になったらしい。到着日も早朝5時に営業していた 日帰り温泉: 八方の湯:ここを利用 800円。12−20時。TEL:0261-72-5705 https://hakuba-happo-onsen.jp/happo/ 登山客や観光客が多かったので、めちゃ混みかと思ったが、普段の土日の混雑具合程度だった みみずくの湯: 露天風呂から白馬三山が見える。施設自体は大きくない。650円。12−20時。TEL:0261-72-6542。ナビでもアクセスが分かりずらいのが難点 https://hakuba-happo-onsen.jp/mimizukunoyu/ このエリアのその他の日帰り温泉については以下参照 https://yuru-to.net/list.php?oid=100360 |
写真
感想
2泊3日で遠見尾根から五竜に登り、白馬まで縦走する計画を立てていたら、ちょうど今シーズンの秋山ラストチャンスとなる好天予報になった。たまたま家にやってきた長男がこの計画に乗りたいと言ったので、息子の予定に合わせるべく土日の山行とした
五竜山荘はじめ山小屋の予約が取れず、辛うじて確保できた白馬岳頂上宿舎での宿泊を前提に、白馬から唐松への逆回りで1泊2日の計画に修正した。7月以来、久々の週末の晴れ予報に加え、小屋締めも始まっているので、今シーズンのラストチャンスになりそうだと考えた人が多かったのだろう。今回の山行では、小屋の予約確保が一番の「難所」だった(笑)
私にとっては38年ぶりの不帰ノ嶮で、山歴の浅い息子にとっては初めてコース。お互いに楽しめるだろうと計画を立てて実行に移した。ドピーカンで上々のスタートだったが、頂上宿舎にチェッックインして、準備をして外に出るとまさかの事態。30分前まで雲一つなかったのに、瞬く間に雲が湧いて旭岳や杓子岳、白馬鑓ヶ岳を飲み込み始めていた
急いで白馬山頂に向かうも、山頂に到着するとほぼ四方を雲に覆われ、眺望がほとんどなくなっていた。これには二人で苦笑い。山頂で粘っても期待薄だったので、さっさとスカイプラザに下りてランチタイム(私はアルコールも)。ビールを飲んでも食事をしても状況は変わらず、頂上宿舎へもどってまったりすることに
早くチェックインしたので、夕食は一番最初の組で17時スタート。バイキングで食べたいものを好きなだけ取ってお腹を満たしていると、窓越しに雲が見る見るうちに取れていく。二人で外に出ると、白馬岳がアーベントロートに染まっていた。急いで稜線に向かうと、ちょうどサンセットショーの始まりだった。これには二人で大感激。山の神様が微笑んでくれた
翌日は下山するまで終日快晴で、白馬から唐松までの快適な稜線歩きを存分に楽しんだ。最高のコンディションで不帰キレットをエンジョイでき、本当にラッキーだった。股関節の慢性痛に苦しめられながらも、息子も久々の大満足な登山だったのではないかと思う
彼女との新生活をスタートさせたばかりなので、以前のようには一緒に山へ出掛けることも難しくなったが、また機会を見つけて誘ってみたいと思っている。息子の嫁さんに睨まれない程度に・・・
(PS 本山行は息子とのジョイント山行なので、開店休業中ながらレコにアップすることとした)
毎回そうですが、カメラのアングルが絶妙ですね。すっかりバーチャル体験した気分になってます。
相性最悪のゴタテ、羨ましいです。
同行者を入れて写真を撮ると、いつものソロの時の風景画のような素っ気ない写真ではなく、自ずと臨場感が出てくるように思います。
北海道山行「北の国からシリーズ第三弾」から好天に恵まれてます。なんだか運がついているようですが、「禍福は何とか」と言いますので・・
写真を見ていると、頑張って登山にいくべきだったかなとちょっぴり後悔です。。。
ただ、小屋もテン場も高速道路も大混雑でした。贅沢は言えませんが。
そうそう、3月末に白馬の山頂から撮影した遠くの山並みは、eurekapapaさんのご教示の通り槍穂の稜線でした。ありがとうございました。
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