ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4766936
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

表銀座の百高山3座 赤岩岳・西岳・赤沢山&大天井岳・牛首展望台(中房温泉↗上高地↘)

2022年10月08日(土) ~ 2022年10月10日(月)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
16:40
距離
28.9km
登り
2,861m
下り
2,685m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:08
休憩
0:48
合計
5:56
8:17
8:18
16
8:34
8:37
24
9:01
9:01
26
9:27
9:27
32
9:59
10:05
13
10:18
10:19
19
10:38
10:38
6
10:44
11:01
35
11:36
11:36
24
12:00
12:12
58
13:10
13:16
12
13:48
2日目
山行
8:33
休憩
2:10
合計
10:43
5:57
35
6:32
6:42
10
6:52
7:05
11
7:16
7:26
22
7:48
7:48
78
9:06
9:44
34
10:18
10:23
7
10:30
10:40
15
10:55
10:59
46
11:45
12:01
41
12:42
13:01
51
13:52
13:56
33
14:29
14:29
23
14:52
14:52
23
15:15
15:15
23
15:38
15:38
10
15:48
15:48
9
15:57
15:58
42
16:40
天候 10月8日(土):曇り→稜線ガスガス
10月9日(日):高曇り→13:00頃から雨
10月10日(祝):雨→下界は晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:新宿駅20:00→(中央線あずさ)→22:38松本駅5:56→(大糸線)→6:28穂高駅6:40→(乗合バス)→7:35中房温泉 ※松本駅で前日泊

復路:上高地→(路線バス)→新島々駅→(松本鉄道上高地線)→松本駅→(中央線あずさ)→新宿駅

※中房温泉乗合バス 1500円/人 予約不要
https://www.gurutto-matsumoto.com/detail/77/index.html
コース状況/
危険箇所等
<百高山3座のコース状況>
西岳以外は一般登山道ではありません。
今回の山行にあたって先人達のレコやブログを参考にさせていただきました。
そのうえで役に立った情報や相違点など、2022年10月現在の状況を記載します。

■赤岩岳
赤岩岳へは稜線沿いではなく山頂直下の喜作新道(巻き道)からダイレクトに登ります。
参考にしたレコでは「巻き道にリボン付きの石がありそこが取付きの目印」または「取付点の灌木には赤テープが付いている」との情報がありましたが、現在はそのいずれも無くなり目印はありません。しかし大天井岳方面から赤岩岳を巻いて行くと山肌にステップ状の踏み跡が見えるので取付点はすぐに分かると思います。逆に西岳方面からは振り向かないと気付きにくいので注意してください。 
山頂までは片道5分程。斜度はありますが先人達の踏み跡でステップが出来ているので灌木を掴んで登ればそれほど怖くはありません。しかし直下の喜作新道に石などを落とさないように気をつける必要があります。

■西岳
大天井岳方面から行くとヒュッテ西岳の手前に取り付きがあります。
西岳は一般登山道なので問題なく登れます。
山頂の岩塚にはオコジョが住み着いているようで、まだ夏毛の茶色いオコジョがちょこちょこと動き回っていました。

■赤沢山
今回の山行のラスボス赤沢山。ハイマツ漕ぎの試練が待っています。
バリルートに近いと聞いていたので身構えていましたが、踏み跡はしっかりあるし、ピンクテープも要所要所に付いているので、ポイントさえ間違えなければ問題なく進めると思います。槍ヶ岳〜穂高の展望台的な場所で景色は最高です。

ー萇佞から鞍部まで
取付きはヒュッテ西岳のテント場の末端にある大岩。大岩の左右どちらからでも先へ進めますが、左(東側)から下っていった方が近いしわかりやすいです。
大岩の下に行くとすぐにピンクテープがあり、その先のハイマツに踏み跡を見つけて進みます。ハイマツのトンネルを下へ下へ下っていくと長いトラロープがあり、そこを下りきった場所(T字路)がこのルートのポイント!
左手(東側)に道があるように見えますがそちらに進むのはNG!その先にもトラロープがありますが罠です(笑)崖になっていて滑落の危険があるので進んではいけません。反対側の右手(西側)を見ると木の根と岩で出来た三角のトンネルがあるので、四つん這いになってそこを潜ります。
三角のトンネルの先は西の槍沢側に5m程トラバースします。(トラロープあり)今回トラバース入口に赤紐の熊鈴があり目印になっていました。
そしてトラバースが終わると赤沢山の鞍部まで一層深いハイマツ帯の下りです。ここにも長いトラロープがハイマツの上に渡してあるので、それに沿って下れば迷いません。

鞍部から稜線まで
鞍部からの登り返し。ルート上で2〜3回岩場に突き当たりますが、いずれも右手の槍沢側に巻くように進みます。左手はガケになっているのでそちらには行かないように注意!
足場の細い痩せ尾根が1箇所ありますが、そこも左手がザレ場になっているので右手のハイマツ帯へ進みます。
最後に長いロープに沿って岩場を登れば稜線にたどり着きます。

N農から山頂まで
樹高の低いハイマツと砂地の稜線歩き。晴れていれば槍穂を眺めながらの天空散歩が楽しめるヴィクトリーロード。
視界が良ければ問題ありませんが、ガスっているとルートを見失いそうな砂地の箇所もあるので注意。
帰路、鞍部への下降点の手前にケルンがあるので目印になります。

※10月ということもあり落葉している灌木も多く、植物に覆われた踏み跡も見つけやすく、藪漕ぎも思ったより楽に感じられました。また虫もいなかったので草木が生い茂る夏より秋口に登ったほうが良いように感じました。
※それでもハイマツをだいぶ漕ぐことになるので衣類に松ヤニが付きます。汚れても惜しくない服装で登ることをオススメします。
その他周辺情報 ■前日泊:ホテルニューステーション(松本駅前)
https://www.hotel-ns.com/
ホテル比較サイトで最安値だったため宿泊
駅に近く温泉もあるので格安ビジホとしてはなかなか良かった
近くにはコンビニや牛丼店があり便利。始発前から営業しているので温かい朝食を食べることが出来ました

■大天荘
幕営料:2000円/1人 ※予約不要
水:200円/1リットル
トイレ:テント利用者は無料 
※凍結防止のため手洗い用の水道は使えませんでした。代わりにアルコール消毒が置いてあります
今回の山行は中房温泉から出発
今回の山行は中房温泉から出発
合戦小屋通過
3時間程で燕山荘に到着
2
3時間程で燕山荘に到着
稜線上はガスガスだけど明日の晴れ間を期待して進みます
稜線上はガスガスだけど明日の晴れ間を期待して進みます
振り返って燕山荘
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振り返って燕山荘
今回ホシガラスをたくさん見かけました
今回ホシガラスをたくさん見かけました
蛙岩通過
少しガスが晴れた!
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少しガスが晴れた!
行く手に大天井岳が見えてくると…
行く手に大天井岳が見えてくると…
切通岩のはしごを下ってきたところを振り返る。ここはちょっと緊張する場所
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切通岩のはしごを下ってきたところを振り返る。ここはちょっと緊張する場所
切通岩の鞍部には喜作新道を拓いた喜作さんのレリーフ
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切通岩の鞍部には喜作新道を拓いた喜作さんのレリーフ
レリーフの脇の木段を登って進みます。
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レリーフの脇の木段を登って進みます。
大天荘と大天井ヒュッテの分岐点
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大天荘と大天井ヒュッテの分岐点
歩いてきた稜線を振り返る。陽が差してるのは燕岳?ちょっと近いような気もするけどガスでよくわからない
歩いてきた稜線を振り返る。陽が差してるのは燕岳?ちょっと近いような気もするけどガスでよくわからない
分岐からテン場がある大天荘へ向かいます。100m毎にある案内板に励まされながら登って…
分岐からテン場がある大天荘へ向かいます。100m毎にある案内板に励まされながら登って…
大天荘に到着。14:00前だけどテントを張ってゆっくりします。
大天荘に到着。14:00前だけどテントを張ってゆっくりします。
大天荘のトイレ。小屋と共有でとても綺麗。朝方には石油ストーブでトイレを暖かくしてくれていました。
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大天荘のトイレ。小屋と共有でとても綺麗。朝方には石油ストーブでトイレを暖かくしてくれていました。
水は1リットル200円。石が置かれた瓶に代金を入れて利用します。この時期朝方は凍結するおそれがあるので水は前日のうちに汲んでおく必要があります
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水は1リットル200円。石が置かれた瓶に代金を入れて利用します。この時期朝方は凍結するおそれがあるので水は前日のうちに汲んでおく必要があります
売店メニュー
夕方になって晴れてきたー!
夕方になって晴れてきたー!
大天井岳も見えるようになったので登ってみます!
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大天井岳も見えるようになったので登ってみます!
登ってみたけど景色は見えず残念><
登ってみたけど景色は見えず残念><
でも夜になるとテントから満月に照らされた槍穂のシルエットが!明日の朝が楽しみ
でも夜になるとテントから満月に照らされた槍穂のシルエットが!明日の朝が楽しみ
翌朝は期待通りの天気。大天井岳もよく見えます
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翌朝は期待通りの天気。大天井岳もよく見えます
ケルンの先が昨日歩いてきた稜線
ケルンの先が昨日歩いてきた稜線
立山・剱岳もよく見えます
立山・剱岳もよく見えます
雲海に浮かぶのは妙高山や戸隠など信越五岳?
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雲海に浮かぶのは妙高山や戸隠など信越五岳?
雲海と朝焼け。朝焼けは雨の予兆と言う通りこの日は午後から雨の予報
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雲海と朝焼け。朝焼けは雨の予兆と言う通りこの日は午後から雨の予報
日の出を待つ槍穂
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日の出を待つ槍穂
そしてモルゲンロート!山に登ってよかったーと思う瞬間
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そしてモルゲンロート!山に登ってよかったーと思う瞬間
予定になかったご来光で計画より30分遅れで出発。雨回避のため早出するつもりだったけどこの景色が見られたのだから大満足
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予定になかったご来光で計画より30分遅れで出発。雨回避のため早出するつもりだったけどこの景色が見られたのだから大満足
さて雨が降る前に藪こぎのある赤沢山と危険な東鎌尾根は越えておきたいので急いで出発
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さて雨が降る前に藪こぎのある赤沢山と危険な東鎌尾根は越えておきたいので急いで出発
槍穂の前に見える稜線がこれから進むルート
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槍穂の前に見える稜線がこれから進むルート
ニノ俣谷の紅葉。2022年の紅葉は例年よりも遅く色づきもイマイチの様子
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ニノ俣谷の紅葉。2022年の紅葉は例年よりも遅く色づきもイマイチの様子
大天荘〜大天井ヒュッテ間。一部このような箇所があります
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大天荘〜大天井ヒュッテ間。一部このような箇所があります
大天井ヒュッテとこれから登る牛首展望台が見えてきました
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大天井ヒュッテとこれから登る牛首展望台が見えてきました
大天井ヒュッテ到着
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大天井ヒュッテ到着
ベンチにザックをデポして牛首展望台をピストンします
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ベンチにザックをデポして牛首展望台をピストンします
斜度はありますが登山道は登りやすい
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斜度はありますが登山道は登りやすい
途中視界が開けて裏銀座の山々と奥に立山・剱岳。手前に伸びる尾根は竹村新道。そして高瀬ダムが見えます
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途中視界が開けて裏銀座の山々と奥に立山・剱岳。手前に伸びる尾根は竹村新道。そして高瀬ダムが見えます
ニセピーク。展望台はその少し先
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ニセピーク。展望台はその少し先
10分程で展望台に到着。待っていたのは360度の大パノラマ
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10分程で展望台に到着。待っていたのは360度の大パノラマ
高瀬ダムを中心に、左か野口五郎岳〜立山・剱岳〜針ノ木岳・蓮華岳〜燕岳
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高瀬ダムを中心に、左か野口五郎岳〜立山・剱岳〜針ノ木岳・蓮華岳〜燕岳
鹿島槍など後立山方面も見えてます
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鹿島槍など後立山方面も見えてます
左から鷲羽岳・水晶岳・裏銀座の山々。今年8月に五色ヶ原テン場から見た稜線を反対側から見てることになります
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左から鷲羽岳・水晶岳・裏銀座の山々。今年8月に五色ヶ原テン場から見た稜線を反対側から見てることになります
いつか行きたい北鎌尾根。奥には双六岳
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いつか行きたい北鎌尾根。奥には双六岳
穂高〜大キレット〜槍ヶ岳。手前から伸びている尾根がこれから進むルート
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穂高〜大キレット〜槍ヶ岳。手前から伸びている尾根がこれから進むルート
こちらは常念岳〜蝶ヶ岳
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こちらは常念岳〜蝶ヶ岳
奥に見えるのは南アルプスかな
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奥に見えるのは南アルプスかな
展望台の先端まで行ってみます
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展望台の先端まで行ってみます
眼下に見えるのは牛首山。展望台より200m程標高が低い
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眼下に見えるのは牛首山。展望台より200m程標高が低い
槍ヶ岳から燕岳までのパノラマ
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槍ヶ岳から燕岳までのパノラマ
そろそろ大天井ヒュッテに戻ります。目の前には朝出発した大天井岳。
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そろそろ大天井ヒュッテに戻ります。目の前には朝出発した大天井岳。
霜柱ザクザク。昨夜の気温は深夜0:00時点で-3度でした
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霜柱ザクザク。昨夜の気温は深夜0:00時点で-3度でした
大天井ヒュッテでデポしたザックをピックアップ。景色を堪能しすぎて予定よりも1時間遅れで出発
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大天井ヒュッテでデポしたザックをピックアップ。景色を堪能しすぎて予定よりも1時間遅れで出発
目指す赤岩岳はこのピークの先
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目指す赤岩岳はこのピークの先
ビックリ平到着。行動食を食べて少し休憩
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ビックリ平到着。行動食を食べて少し休憩
ビックリ平を出発。左から牛首山〜牛首展望台〜大天井岳
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ビックリ平を出発。左から牛首山〜牛首展望台〜大天井岳
ビックリ平から少し歩くと槍ヶ岳が見えてきました
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ビックリ平から少し歩くと槍ヶ岳が見えてきました
赤岩岳はこのピークの先
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赤岩岳はこのピークの先
歩いてきたルートを振り返ります
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歩いてきたルートを振り返ります
先ほど見えたピークを登ると…
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先ほど見えたピークを登ると…
ようやく目指す赤岩岳が見えてきました。たしかに赤い!
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ようやく目指す赤岩岳が見えてきました。たしかに赤い!
この指導標ちょっと紛らわしい><
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この指導標ちょっと紛らわしい><
指導標付近からの赤岩岳。
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指導標付近からの赤岩岳。
だいたいこんな感じで登ったんじゃないかな(山頂は岩峰の向こう側)
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だいたいこんな感じで登ったんじゃないかな(山頂は岩峰の向こう側)
取付きにあるという目印を探してウロウロ…結局見つからないので、山頂に向かって直登する踏み跡を登ってみます
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取付きにあるという目印を探してウロウロ…結局見つからないので、山頂に向かって直登する踏み跡を登ってみます
参考までに取付きから見た西岳方面の景色。大天井方面から来た場合、登山道がカーブする地点に生えている樹木が目印といえば目印
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参考までに取付きから見た西岳方面の景色。大天井方面から来た場合、登山道がカーブする地点に生えている樹木が目印といえば目印
逆に西岳方面から来た場合。写真右下の↘の石から5m程先が取り付きです。
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逆に西岳方面から来た場合。写真右下の↘の石から5m程先が取り付きです。
さて踏み跡を直登します。斜度はありますがしっかりとした足場なので意外と登りやすいし、灌木に囲まれているので高度感も薄らぎます
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さて踏み跡を直登します。斜度はありますがしっかりとした足場なので意外と登りやすいし、灌木に囲まれているので高度感も薄らぎます
そして突き当りまで上り詰めると右手側に岩峰が見えますが…
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そして突き当りまで上り詰めると右手側に岩峰が見えますが…
目指すピークはその反対側。左手のハイマツ&藪に突入して進むと…
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目指すピークはその反対側。左手のハイマツ&藪に突入して進むと…
日本百高山96座目 赤岩岳到着ー!
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日本百高山96座目 赤岩岳到着ー!
赤岩岳獲ったどー!
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赤岩岳獲ったどー!
赤岩岳からの東鎌尾根越しの槍ヶ岳〜穂高岳の展望
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赤岩岳からの東鎌尾根越しの槍ヶ岳〜穂高岳の展望
帰りは登ってきた時と同じく藪のトンネルに潜り込むようにして下山します
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帰りは登ってきた時と同じく藪のトンネルに潜り込むようにして下山します
無事下ってきました
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無事下ってきました
東側に常念岳〜蝶ヶ岳を眺めながら西岳へ向かいます
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東側に常念岳〜蝶ヶ岳を眺めながら西岳へ向かいます
途中赤岩岳を振り返る。
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途中赤岩岳を振り返る。
西岳と東鎌尾根が見えてきました。今日は東鎌尾根の一番低い場所(水俣乗越)から下山する予定
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西岳と東鎌尾根が見えてきました。今日は東鎌尾根の一番低い場所(水俣乗越)から下山する予定
そして登山道から左手に外れた所にケルンを発見。
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そして登山道から左手に外れた所にケルンを発見。
実は2007年にこのルートを歩いたことがあるのですが、ここが赤岩岳だと思い込んでいて最近まで登ったつもりになっていました(笑
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実は2007年にこのルートを歩いたことがあるのですが、ここが赤岩岳だと思い込んでいて最近まで登ったつもりになっていました(笑
そしてこのケルンからは前穂高岳〜奥穂高岳〜北穂高岳が見えます
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そしてこのケルンからは前穂高岳〜奥穂高岳〜北穂高岳が見えます
また今日のラスボス「赤沢山」も姿を現しました
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また今日のラスボス「赤沢山」も姿を現しました
赤岩岳から30分程でヒュッテ西岳に到着。ザックをデポしてまずは西岳に登ります
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赤岩岳から30分程でヒュッテ西岳に到着。ザックをデポしてまずは西岳に登ります
西岳への取付きは、ヒュッテから大天井岳方面へ少し戻った場所。分かりやすい踏み跡はあるけど一般登山道なのに指導標はありません
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西岳への取付きは、ヒュッテから大天井岳方面へ少し戻った場所。分かりやすい踏み跡はあるけど一般登山道なのに指導標はありません
写真を撮る暇もなくあっという間に西岳に到着
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写真を撮る暇もなくあっという間に西岳に到着
こちらの岩の周りをオコジョがちょこちょこと動き回っていました
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こちらの岩の周りをオコジョがちょこちょこと動き回っていました
西岳の北端から天上沢を見下ろす。荒々しいガケなので注意
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西岳の北端から天上沢を見下ろす。荒々しいガケなので注意
西岳から赤沢山を見下ろしルートを確認。テン場の末端にある岩が下降点です
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西岳から赤沢山を見下ろしルートを確認。テン場の末端にある岩が下降点です
西岳から麓のヒュッテ西岳まで下りてきました。態勢を整えてラスボス赤沢山に挑みます
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西岳から麓のヒュッテ西岳まで下りてきました。態勢を整えてラスボス赤沢山に挑みます
まずはヒュッテ西岳の先にあるテン場を通ります。テン場からの景色は最高!
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まずはヒュッテ西岳の先にあるテン場を通ります。テン場からの景色は最高!
こちらは常念岳側のテン場。風が強い日はこちらの方が安心
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こちらは常念岳側のテン場。風が強い日はこちらの方が安心
そして最後に一番広い区画を通過。景色は良いけど風が強い日は吹きさらしになりそう
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そして最後に一番広い区画を通過。景色は良いけど風が強い日は吹きさらしになりそう
いよいよテン場末端の大岩が見えてきました
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いよいよテン場末端の大岩が見えてきました
この岩が下降点の目印。岩に向かって左側(東側)から下った方が楽です。
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この岩が下降点の目印。岩に向かって左側(東側)から下った方が楽です。
左側を下るとすぐにピンクテープがあるので、その先の踏み跡に進みます
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左側を下るとすぐにピンクテープがあるので、その先の踏み跡に進みます
因みに岩の右側(西側)にも明瞭な踏み跡がありますが…
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因みに岩の右側(西側)にも明瞭な踏み跡がありますが…
大岩の下をぐるりと回り込んで先程のピンクテープと合流するのでちょっと遠回りで迷いやすいです
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大岩の下をぐるりと回り込んで先程のピンクテープと合流するのでちょっと遠回りで迷いやすいです
さてピンクテープからハイマツの中の踏み跡を下っていきます
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さてピンクテープからハイマツの中の踏み跡を下っていきます
するとハイマツのトンネル。ここは潜り込んで進んだ方が楽ちん
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するとハイマツのトンネル。ここは潜り込んで進んだ方が楽ちん
しばらく下るとトラロープが現れるのでそれに沿って下ります
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しばらく下るとトラロープが現れるのでそれに沿って下ります
トラロープを下って来ました。そしてここがこのルートのポイント!
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トラロープを下って来ました。そしてここがこのルートのポイント!
ロープ末端から左(東側)を見ると薄っすらと踏み跡がありますが、こちらに進むと崖に誘導されるので注意!
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ロープ末端から左(東側)を見ると薄っすらと踏み跡がありますが、こちらに進むと崖に誘導されるので注意!
ロープを下りきったら迷わず右(西側)を見て、この木の根のトンネルを四つん這いになって潜ります
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ロープを下りきったら迷わず右(西側)を見て、この木の根のトンネルを四つん這いになって潜ります
潜ったら今度は5m程のトラバース。起点に赤い紐の熊鈴がありますが、その先にあるトラロープを掴んで横移動します
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潜ったら今度は5m程のトラバース。起点に赤い紐の熊鈴がありますが、その先にあるトラロープを掴んで横移動します
トラバースの後はまたハイマツのトンネルを潜って下へ下へと進むと…
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トラバースの後はまたハイマツのトンネルを潜って下へ下へと進むと…
今度はハイマツの上に長いトラロープが渡してあるので、それを目印に鞍部まで導かれるように下っていきます
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今度はハイマツの上に長いトラロープが渡してあるので、それを目印に鞍部まで導かれるように下っていきます
さて鞍部からは登り返しです。すぐに大きな岩がありますが右(西側)を巻いて進みます
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さて鞍部からは登り返しです。すぐに大きな岩がありますが右(西側)を巻いて進みます
少し登って鞍部までのルートを振り返ってみました。元サイズで見ると西側のハイマツルートのロープと、東側の崖に誘導されるルートのロープが見えます(赤矢印箇所)
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少し登って鞍部までのルートを振り返ってみました。元サイズで見ると西側のハイマツルートのロープと、東側の崖に誘導されるルートのロープが見えます(赤矢印箇所)
別角度から崖側のトラロープ。先程のポイント地点で間違って左の踏み跡へ進むと崖にぶら下がったロープがありますが、滑落の危険があるので迷わず引き返しましょう
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別角度から崖側のトラロープ。先程のポイント地点で間違って左の踏み跡へ進むと崖にぶら下がったロープがありますが、滑落の危険があるので迷わず引き返しましょう
さて登り返しですが、稜線まで2〜3箇所岩場がありますが、いずれも右(西側)を巻いて進みます
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さて登り返しですが、稜線まで2〜3箇所岩場がありますが、いずれも右(西側)を巻いて進みます
この先のピークも、幹がくるりと曲がった樹木の下を右へトラバース
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この先のピークも、幹がくるりと曲がった樹木の下を右へトラバース
要所にはピンクテープがあるので確認しながら進みます
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要所にはピンクテープがあるので確認しながら進みます
稜線まで後少し。この登り返しは全て尾根の右(西側)を巻いて進みます。
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稜線まで後少し。この登り返しは全て尾根の右(西側)を巻いて進みます。
ここも岩の手前を右↗
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ここも岩の手前を右↗
ここも右↗。ザレ場の痩せ尾根になっているので気をつけて通過します。
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ここも右↗。ザレ場の痩せ尾根になっているので気をつけて通過します。
そして最後の直登。このロープを登りきれば…
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そして最後の直登。このロープを登りきれば…
稜線に出ました!
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稜線に出ました!
稜線に出るとケルン。帰るときの下降点の目印
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稜線に出るとケルン。帰るときの下降点の目印
さてこの稜線の奥にある赤沢山を目指します。ここもずっと稜線の西側(槍沢側)を進みます。
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さてこの稜線の奥にある赤沢山を目指します。ここもずっと稜線の西側(槍沢側)を進みます。
右手に槍ヶ岳を見ながらの空中散歩。三段紅葉を期待していたけど2日前に降った雪はだいぶ溶けていました。
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右手に槍ヶ岳を見ながらの空中散歩。三段紅葉を期待していたけど2日前に降った雪はだいぶ溶けていました。
稜線に出て10分程で赤沢山到着!
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稜線に出て10分程で赤沢山到着!
多分もう二度と来ることはないピークなので写真撮りまくり。
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多分もう二度と来ることはないピークなので写真撮りまくり。
でもこの景色を独り占めできるなら、また登ってみてもいいかなと今思い始めてる(笑
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でもこの景色を独り占めできるなら、また登ってみてもいいかなと今思い始めてる(笑
左から前穂高岳〜吊尾根〜奥穂高岳〜北穂高岳
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左から前穂高岳〜吊尾根〜奥穂高岳〜北穂高岳
北穂高岳〜大キレット〜南岳
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北穂高岳〜大キレット〜南岳
南岳〜中岳の稜線
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南岳〜中岳の稜線
中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳
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中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳
ハイマツの海の先には過去に歩いた稜線。大天井岳〜東大天井岳〜横通岳〜常念岳と百高山の山々が並ぶ
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ハイマツの海の先には過去に歩いた稜線。大天井岳〜東大天井岳〜横通岳〜常念岳と百高山の山々が並ぶ
そろそろヒュッテ西岳へ戻ります。
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そろそろヒュッテ西岳へ戻ります。
下降点のケルン。この先のハイマツの踏み跡の先端から下り始めます。
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下降点のケルン。この先のハイマツの踏み跡の先端から下り始めます。
目の前には西岳とヒュッテ西岳のテン場。その先端には本ルートの出発点の大岩が見えます
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目の前には西岳とヒュッテ西岳のテン場。その先端には本ルートの出発点の大岩が見えます
そして鞍部から登り返して…
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そして鞍部から登り返して…
大天井ヒュッテに無事帰還。こちらはヒュッテのトイレ。とても清潔でした
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大天井ヒュッテに無事帰還。こちらはヒュッテのトイレ。とても清潔でした
さて時刻は13:00。遊びすぎて計画よりも1時間以上遅れています。空模様が怪しくなってきたので急いで下山
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さて時刻は13:00。遊びすぎて計画よりも1時間以上遅れています。空模様が怪しくなってきたので急いで下山
東鎌尾根から見下ろす紅葉はそろそろ見頃
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東鎌尾根から見下ろす紅葉はそろそろ見頃
槍ヶ岳を正面に見ながら東鎌尾根を下ります
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槍ヶ岳を正面に見ながら東鎌尾根を下ります
長い2段梯子も下ります
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長い2段梯子も下ります
下りたハシゴを振り返る
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下りたハシゴを振り返る
水俣乗越まで下るだけかと思ったら登り返し。するとこの直後大粒の雨!
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水俣乗越まで下るだけかと思ったら登り返し。するとこの直後大粒の雨!
急いでレインウエアを着て、ようやく水俣乗越を通過
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急いでレインウエアを着て、ようやく水俣乗越を通過
水俣乗越から北はガスで真っ白
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水俣乗越から北はガスで真っ白
水俣乗越から南側の上高地方面へ下ります
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水俣乗越から南側の上高地方面へ下ります
紅葉を眺めながら九十九折に下っていき…
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紅葉を眺めながら九十九折に下っていき…
2~3回ほど涸れ沢を渡ります。大雨時は増水して渡渉となるので注意
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2~3回ほど涸れ沢を渡ります。大雨時は増水して渡渉となるので注意
そして大曲に到着。
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そして大曲に到着。
水俣乗越から下ってきた道を振り返ってみた。割と普通の登山道。
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水俣乗越から下ってきた道を振り返ってみた。割と普通の登山道。
実は今までこちらのゴーロを通るものだと勘違いしていて、水俣乗越までのルートに苦手意識を持っていました。
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実は今までこちらのゴーロを通るものだと勘違いしていて、水俣乗越までのルートに苦手意識を持っていました。
さてその後は沢になった登山道を急ぎ、辿り着ける所まで行こうということに!
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さてその後は沢になった登山道を急ぎ、辿り着ける所まで行こうということに!
途中通過したババ平のトイレ。以前来た時は廃屋のようなトイレだったけど新しくなってる!
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途中通過したババ平のトイレ。以前来た時は廃屋のようなトイレだったけど新しくなってる!
この天気でテントもまばら
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この天気でテントもまばら
土砂崩れ跡をいくつか通過。2011年以来11年ぶりに歩いたのですが、だいぶ地形が変わってしまいました。
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土砂崩れ跡をいくつか通過。2011年以来11年ぶりに歩いたのですが、だいぶ地形が変わってしまいました。
雨のなか槍沢ロッジ通過。ロッジの入浴時間ギリギリだったので横尾まで行くことにします。
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雨のなか槍沢ロッジ通過。ロッジの入浴時間ギリギリだったので横尾まで行くことにします。
そして横尾に到着。テン泊予定でしたが雨に濡れて風邪ひきそうだったので、お風呂に入るべく小屋泊にしました。
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そして横尾に到着。テン泊予定でしたが雨に濡れて風邪ひきそうだったので、お風呂に入るべく小屋泊にしました。
連休最終日は降りしきる雨のなかのんびり上高地まで歩きます。横尾を出発すると猿の群れに遭遇
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連休最終日は降りしきる雨のなかのんびり上高地まで歩きます。横尾を出発すると猿の群れに遭遇
徳沢を通過
計画では徳沢でテン泊予定でした。いつか泊まりたい
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計画では徳沢でテン泊予定でした。いつか泊まりたい
明神から右岸ルートで上高地へ向かいます。途中穂高神社奥宮に寄り道
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明神から右岸ルートで上高地へ向かいます。途中穂高神社奥宮に寄り道
自然散策しながら木道を延々と歩きます
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自然散策しながら木道を延々と歩きます
岳沢湿原を通過して…
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岳沢湿原を通過して…
雨の上高地に到着
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雨の上高地に到着
松本駅でお昼ごはん
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松本駅でお昼ごはん
帰りの特急あずさの車窓からの八ヶ岳。めっちゃ晴れてるー!!
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帰りの特急あずさの車窓からの八ヶ岳。めっちゃ晴れてるー!!

感想

2022年スポーツの日3連休は、日本百高山の赤岩岳・西岳・赤沢山の3座を一気に登ってきました。
例年は紅葉の時期でもあるので北アルプス界隈は混雑するのですが、連休前日に初雪が降ったこともあり、表銀座を歩く登山者も少なく静かな山歩きを楽しめました。
また連休中の天気予報もあまり良くなかったのですが、目的の赤岩岳・西岳・赤沢山を通過する2日目の午前中のみガスが晴れて景色を見渡せることが出来たのはラッキーでした。(天気予報サイトWindyとSCWの予想通り!)

それにしても10月に入ると標高3000m近い稜線でのテント泊は寒いです。
mont-bell#2のシュラフとリッジレストマット&使い捨てカイロでしのぎましたが。明け方はマイナス3〜4℃で底冷えがして目が冷めてしまいました。
流石に15年使い込んでヘタってきたし、マットはそろそろ買い替えでしょうか。

日本百高山もあと2座を残すだけとなりました。
今年はテン場の予約がなかなか取れず思うような山行が出来ませんでしたが、来年こそは早めに予約を取って百高山を完登したいと思います。
(というかテン場の予約制はホントやめてほしい・・・)

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
槍ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

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