蛭ヶ岳・南南東稜から 塔ノ岳・表尾根へ
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- GPS
- 09:50
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,235m
- 下り
- 1,876m
コースタイム
06:40 ユーシン分岐
07:04 熊木沢出合
07:50 南稜分岐(西沢出合)
08:15 南南東稜取付
09:34 蛭ヶ岳 10:00
11:07 丹沢山
11:53 塔ノ岳 12:30
14:19 三ノ塔
15:03 菩提峠駐車場
天候 | 曇り、ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道秦野清川線旧富士見山荘跡から菩提峠へ。20台駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【蛭ヶ岳南南東稜】 南南東稜は、南稜の一本東側にある尾根です。 標高差600m、距離1.15Km、平均勾配53%の急斜面です。 ちなみに大倉尾根で一番きついと言われる駒止茶屋手前の登りが34%、花立山荘手前の階段が35%、大倉尾根全体では17%です。 熊木沢出合から第二堰堤超えるまでは河原沿いを歩きます。 左岸(右側)に旧堰堤工事用道路跡が所々残っています。 第二堰堤は中央突破しましたが、右側からも巻けます。 堰堤を超えたらすぐに右岸(左側)へ、工事用道路跡を登って行きます。 途中崩落した個所がありますが、手前で左側から巻いてください。 南稜との分岐を過ぎてから2つ堰堤を超えますが、両方とも右側から簡単に巻けます。但しイバラやフジアザミなどとげとげした植物がいっぱいなので短パンや半袖での乗り込みはやめた方がイイです。またここに来るまでの間、草道が多く雨で濡れた後などはズボン・靴などはすべて濡れてしまいます。2つ目の堰堤を超えた所の対岸に見える尾根の先端が南南東稜の取付き場所です。最初から物凄い急斜面で、掴める物はすべて掴んで登って行きます。テープや踏み跡など一切ありませんが、基本的に尾根を外さんなければ迷う事はありません。標高1480m付近の岩場が一番危険です。自分は毎回正面から突破していますが、右から巻いてすぐ直登する事も出来ます。こちらの方が安全かも知れません。直登は岩がもろく高度もあり両サイドが切り立っているので落ちたら終わりです。岩は信用せず樹木や根付の良い草をつかんで登りましょう。また下に人がいる場合は落石にも注意が必要です。次回行ったとき、巻き道があるか確認したいと思います。1530m付近の岩場を超えるとイバラが多くなります。この辺りから一気に景色が良くなり疲れを忘れさせてくれるはずです。山頂への詰め上げは左側が崖になっている部分があるのでなるべく右を意識して登ります。 他は一般登山道ですので割愛します。 ヒルはいませんでしたが、菩提峠から二ノ塔の間にはいるようなので注意が必要です。 登山届は玄倉バス停付近で提出。 トイレはユーシンロッジ、蛭ヶ岳山荘内200円、丹沢山山頂、塔ノ岳山頂、烏尾山山頂にあります。玄倉ゲート前にはありませんので、事前に玄倉バス停で済ませてください。 |
写真
何と、goechanが登山靴を忘れた為、山行中止し自宅へ車で戻ってしまった。周回する予定だったが車が無いので塔ノ岳方面へ縦走しバス&電車で帰ります。
楽しみにしていたのに・・自分にびっくり!
isもびっくりの展開で。では、気を付けて〜(g)
感想
蛭ヶ岳の南南東稜には特別な思いがありました。
初めて歩いたのは2年前、当時はヤマレコやブログなどでこのルートを歩いた人の記録が一切なく、情報が無いままの登頂でした。
急斜面でキツイけど登ってる途中の景色は最高!何より丹沢最高峰に整備された登山道ではなく、道なき道を自分の脚で登ってる感じが堪らない。今では多くの方がこのルートを踏破してますが、自分にとっては特別なルートであることには変わりません。
登り始めてすぐ、ものすごい急斜面に「もう二度と来るもんか」と、いつも思う。
でも標高が上がるにつれ景色が良くなってくると、辛い事なんか忘れてしまう。
登り終えた後は「また登りたい!」って必ず思う。
次はいつにしようか。何回登っても飽きないルートです。
出発前、朝からトラブル発生。
goeが登山靴を忘れたので山行を中止し、そのまま車に乗って帰ってしまう。
「時間があったら大山でも登ろうかな?」って言ってたけど、どうだろ。
仕方なく、バスの本数の多い大倉方面を目指すことにします。
前日の雨で草が濡れ、靴やタイツはびしょ濡れ。
登り始めてすぐ、この辺りの岩は赤いコケが付いている為、濡れるとツルッツルに滑ってとても危険。いつも以上に慎重に登りました。山頂付近はガスで全く見えなかったけど、南南東稜を登った達成感はいつもと変わらず最高の気分でした!
山頂ではソロで登ってきた男女2人がランチ休憩中。
バイクで来て塩水橋から登ってきた若い好青年は、ヒルにやられながらも登ってきたらしい。
もう一人の若い女性はどう見ても「山女」っぽくない「普通の子」だったので、「ここは蛭ヶ岳だよ!ちゃんと帰れる?」と勝手に思っていたが、何と!前日は黍殻山避難小屋に一人で泊まったとの事。一人での避難小屋泊も全然平気らしく丹沢・奥多摩などで何度も泊まっているバリバリの山女でした。彼女もヒルにやられたらしいけど、あまり気にしていない様子。
この時期ヒルを恐れて丹沢を敬遠する人が多い中、二人とも逞しいなって感心しました。
蛭ヶ岳を下ってる途中でgoeからメールがあり「今、三ノ塔です。10:05」
ええ、これだけ?!これじゃどこから登ってきて、俺はどこに降ったらいいのか、わからないよォ(困)
でも、時間的に塔ノ岳で会えそうなのでそのまま向かう。
そしてガスの中、山頂でgoeと合流し表尾根を下山。
ガスで景色は残念だったけど、しばらくは土日が忙しくて山に行けそうもないので、地元丹沢歩けて良かった。
次の南南東稜は落葉した頃がいいかな。
山に行くのに靴を忘れるなんて・・・
早朝ゴミ出ししながらどちらの靴にしようかと考えていたのにその数分後には頭から抜けていたようです。
気が付いたのが玄倉の駐車スペース手前数メートルの地点。一瞬にして目が覚めてしまいました。
車内には仕事で使用する安全靴。これで登ろうかとも考えましたが、南南東稜は無理でしょう。
isには「せっかくここまで来たのだから行ってきて」と送り出し、私は帰宅します(帰宅後、あまりの眠さに40分仮眠)さて、気を取り直して何処へ行くか?先週は大倉ピストン、その前は大山歩いたし。それなら、と表尾根を歩く事にしました。
9:15菩提峠出発。夏の暑さの中でも表尾根は大人気!こんなガスガスの天気ですが賑わっていました。
初めて行者岳の鎖場の渋滞にも遭遇しましたよ!(^^)!
ただただトレーニングと思い当初カメラをザックにしまいましたが、景色が無い分お花に目がいき探しながら歩きました。シロバナイナモリソウ(多分)を見つけた時は嬉しかった〜(*^^*)
塔ノ岳で無事isと合流できその後一緒に下山しました。
楽しみにしていた南南東稜はまた秋に再訪しようと思います。
急勾配は、紅梅よりも急なのでしょうか?
こんびんわ〜、is_pinarelloさん、goechanさん、こんびんわ〜♪
おちゃめなgoechanさん発見♪
ん〜、南南東稜へ進路をとれ!
って、感じでしょうか^^
南南東稜ー蛭ヶ岳ー桧洞丸ー同角山稜ってどうでしょう?
ってか、もう暑いから沢ですよね
isさん、goechanさんとのハラハラドキドキの出会いはいかがでしたか?
ラブラブな二人に乾杯
ぴぽぴぽ〜
to-fu-さん、こんびんは〜
コメントありがとうございます。
相変わらず味のあるダジャレですね
お豆腐さん、真面目に岩トレしてる時とのギャップが堪りません
平均勾配はGPSログで採取したデータなので毎回違うのですが、紅梅よりは急ですね
goeがおちゃめ?いやいや、完全に抜けちゃってましたね。でも岩も草も濡れてたし今回はパスで良かったです。
goeと山で「出会う」のはもうこれで3回目(いや、4回目?)ですが、もう慣れてしまって、トキメキません
>南南東稜ー蛭ヶ岳ー桧洞丸ー同角山稜ってどうでしょう?
これは、暑くなくてもやりたくないですね・・
isさん goechanさん こんばんは。
ご無沙汰ですね。 雨が降らなければ、一応お盆休みの頃に蛭ヶ岳南南東稜を予定しています。今回だけでなく以前のis隊の記録も参考にさせていただきます。
この時期決して丹沢に登山者が来ないわけでもないようですが、ヤマレコの丹沢エリアの山行記録が極端に少なくなってしまうのが淋しいですね。
campさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
おお、campさんも南南東稜ですか?
自分で良ければ情報提供はしますので何なりと。
それにしてもcampさんとは山行傾向が似てますね!
campさんは脚力があるので、大倉から塔ノ岳―熊木沢出合ー南南東稜―その後蛭から周回。でも行けると思いますが、蛭ヶ岳南稜は下から「少しずつ詰あげて一気に上がる」が醍醐味だと、自分で勝手に思っているので、あえて玄倉からが良いと思います。
その後は健脚を生かして「どMな同角山稜下降」ですかね。
自分は遠慮しますが
まず、このレコでびっくりしたのは、お二人あうんの呼吸(?)
goeチャンが靴を忘れてしまったのは「自分でも起こしそうな事故だな」と思いつつ。
((それでも「安全靴」は検討外でしょ(笑 ←冗談だとは思いますが))
その後、自宅に帰り、そのままふて寝なら納得、
「仮眠後、出発」というのがスゴイ!
そんじょそこらの刑事じゃ、このアリバイは「ダウト!」でしょー
そしてisさんと無事合流しちゃうのは、、まさしく阿吽の呼吸なんですね〜
丹沢を歩き尽くしているお二人ならでは
mikipomさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
あうんの呼吸ですか?
自分からしたらよっぽどmikipom隊の方が呼吸が合っていると思いますよ〜。
豪快
でも確かに蛭の下でメール見たとき「今三ノ塔なら塔ノ岳で合流する」とすぐに思いました。結果は自分が塔ノ岳にあと一分って所で「今、山頂よ」電話が入りました。「どこかで見られてる?」まさにドンピシャでしたね。
安全靴は鉄板入りじゃなく軽めのなので、自分的には「GO」でした
goeの行動力、mikipom探偵団でも読めませんでしたか?
こんなもんじゃないですよ〜。もっといっぱいありますよ
isさん, goeさんこんばんは。
senpachiです。
「南南東稜」・・・この日本語、いい響きですね。
写真21を拝見したところで、やっぱやろう!ってフツフツきました。
最高の達成感を、できれば大絶景とともに味わいたいものです
ようやく梅雨も明けましたし、これから本格的な夏山ですね。
夏丹沢、大いに楽しみましょう。
では。
おはようございます。hisanoです。
つっこみどころ満載のレコですねー!
goeさんのハプニングでisさん単独?のハズなのにお花の写真が何故かgoeさんが撮ったみたいに綺麗〜
霧もやの中での塔の岳で合流なんて
ちょっと、loveloveすぎじゃないですかぁ〜
goeさんが登山靴を忘れて南南東稜を登れなかったのは(私も)残念ですが、最後のゴール姿、カッコイイでーす
senpachiさん、hisanoさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
突っ込みどころ満載ですか〜
最近、hisanoさんの鋭いツッコミが楽しみな我が隊です
誰が名づけたか南南東稜ですが、方位学的にも良い響きですね〜
他に尾根が無いので南東稜でも良かったんでしょうけど、2/90°じゃなく4/90°なんでしょうね。(すみませんマニアな話で)
おっと、いつも皆さん誤解してますけど、お花
と言ってもゴエに「このお花撮って」って言われて撮ってるだけだったりしますが
我が隊がloveloveですか?何年来その言葉を聞いてないやら
自分からしたらsenpachi&hisanoさんの方がラブラブ
蛭南稜踏破した時の二人の写真は素晴らしかった〜!
isさん、goechanさん、こんにちは。
こないだ僕がこの時期の南陵はやるもんじゃない!と思ったところなのに、さらに難易度上げて南南東稜!
驚きを通り越して丹沢深部への愛を感じました
1480mの岩場は写真の岩場を直登するのでしょうか?
恐ろしいっっ
それをサクッとやってしまうなんて、やはりすばらしいです
mattsooさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
本当に、何もこのくそ暑い時期に苦しい南陵に行かなくてもとは思いました
「丹沢深部への愛」ですか?
確かに、暑い時こそ丹沢
「どMで変態」・・・
じゃなくて、重荷でロング歩けるmattsooさんなら、南南東稜ー蛭ヶ岳ー桧洞丸ー同角山稜ってどうでしょう?
あ、この前青崩隧道が怖いから同角山稜は回避してたから無理ですね
1480m岩場は過去4回とも直登してしまいましたが、今回が一番滑っていて崩れやすく危険。前回goeが右から巻いたルートが一番安全の様な気がします。その辺のわからない所を今度確かめてきます
そんな感じで、今年も丹沢から離れられません
to-fu-さん
こんびんわ〜
かなり抜けてますね〜
梅雨も明けたようですし、これからは沢の季節ですね〜!
う〜ん・・ハラハラドキドキの出会いですか〜??
もう少しドラマチックな出会いがしてみたいわ〜
camp747さん
北丹沢はより人が少ないと思いますが、先週歩いた大倉尾根、そして今回の表尾根
びっくりの人混みでした〜
行者の鎖場渋滞もなんだか嬉しい気持ちになりました!
南南東稜、予定していたのですね。
レコ楽しみにしてます
mikipomさん
表尾根登り始めてすぐにタマゴタケ発見!!
周辺を探せばいっぱいありそう
えっ??安全靴だめですかね(笑)サイズが合わず履いていて不快なものですが。
でも、もしサイズが合ってれば決行してましたよ
あまりの眠さに東名をフラフラしてたので、仮眠中も爆睡でした
山だけじゃなく、普段からせかせかの私。何故か行かなくちゃ!
と行動してました
senpachiさん、hisanoさん
苦労したあとのご褒美!南稜も南南東稜も天気の良い日に行きたいですね〜!
晩秋の頃が一番いいでしょうか。私もその頃再訪したいな〜と思ってます。
夏本番、暑いですが丹沢楽しみましょうね
hisanoさん、我隊loveloveに 見えましたか?!おかしいなぁ・・・
再会後、貴重な2ショット写真撮るの忘れてました〜
まだまだ女子力ないですね
mattsooさん
isいわく、夏時期はお勧め出来ないとの事でした。
塔ノ岳で再会した時、「今回来なくて良かったかも」と一言。
1480mの岩場は本当に怖い。私も思い出深いです。
私は直登できず右巻きしてすぐによじ登りました。
秋にまた検証してみたいと思ってます
isさん
ソロでトンネル歩き
鳥肌が立ちませんでしたか?
前半は淋しい山歩きでしたね。
後半goeさん登場
クサリ場を素早く登るgoeさん
二人で歩けるから足取りも軽いですね(^o^)
isさんシロバナイナモリソウ良く見つけましたね。
清楚で綺麗です。
kazikaさん、コメントありがとうございます。
この時期の丹沢歩きは暑さとの闘いのようになりますね〜
でもお花を見つけて癒されてます
ふふっ、シロバナイナモリソウはgoeが見つけました
白色が鮮やかでホント綺麗ですね。kazikaさんのレコで勉強した成果です(*^^*)
kazikaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
真っ暗なトンネル歩きは毎回ビビリますね。
そう思って前回、トンネル回避するルートを歩きましたけど、思いのほか時間がかかってしまって、やっぱり怖くても早く通過できるトンネルを歩いた方が良いかなと
kazikaさんは何度も通ってるはずですけど、やっぱり鳥肌立つんですか?自分は旧隧道入口からいつも誰かが見てる気がして、吸い込まれそうでゾクゾクしてます
実は久しぶりのソロでウキウキ、足取りも軽かったんですが、合流する頃にはすでに体力消耗してしまい、後半は自分が遅れて足を引っ張っていたようです。クサリをスイスイ登るgoeが羨ましかった〜
塔ノ岳以降の花は全部goe撮影なんです
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