花シーズン終盤の早池峰山・ヒカリゴケとアスレチックスな薬師岳 出会いの地再訪
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- GPS
- 09:27
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,311m
- 下り
- 1,314m
コースタイム
04 : 55 河原の坊着
<朝ごはん>
06:00 河原の坊登山口 出発
09:00 早池峰山 山頂
休憩
09:30 小田越コースにて下山開始
11:00 小田越登山口
昼食・休憩
12:00 薬師岳登山口
13:20 薬師岳 山頂
休憩
13:35 小田越山荘方面経由で下山開始
14:45 小田越登山口
車道歩き
15:15 河原の坊登山口 到着
天候 | 晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 河原の坊と小田越の登山口に登山ポストがあります。 ※ 河原の坊登山口の駐車場には50台ほど駐車可能で、トイレもあります。 但し、8/3までの土日祝は車両交通規制のため、 普通自動車はAM5:00〜PM1:00までの間は通行できません。 http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisetsu/801/804/p004010_d/fil/1369121564255.pdf 一般的には岳駐車場からのシャトルバスを利用する事になります。 http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisetsu/801/804/p004010_d/fil/1369121564380.pdf その他、早池峰国定公園の情報は、花巻市の下記HPを参照願います。 http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisetsu/801/804/p004010.html ※ 河原の坊登山口周辺には渡渉点が何ヶ所かありますが、特に問題はありません。 ※ 河原の坊コースは小田越コースより急登が続きます。 ※ 早池峰山の登山道は、全体的にシッカリと整備されています。 ※ 薬師岳の登山道は、一般的な小田越からの道はそれなりに整備されていますが、 小田越山荘経由の登山道はあまりよく整備はされていません。 また、薬師岳山頂から小田越山荘経由での下山は、段差も大きく足元も滑りやすいので、 一般的にはあまりお勧めできません。 ※ 早池峰では携帯トイレの普及を推進しています。 登山口や山頂小屋でも携帯トイレの販売(350円)をしています。 ※ 登山バッチは、河原の坊登山口から約6km下にある「峰南荘」で買う事が出来ます。 ※ 下山後の温泉 今回は東和インターの隣にある「道の駅 とうわ」併設の『東和温泉』を利用しました。 日帰り入浴 大人600円(現在550円に割引中) シャンプー・ボディーソープの備付有り http://www.towa-spa.co.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
雨具 1 レインウエア
帽子・バンダナ 各1
タオル・手拭い 各1
手袋 1
ザックカバー 1
ストック 1
ヘッドランプ 1
ナイフ 1
サバイバルブランケット 1
笛・鈴 各1
カットバン・包帯・テーピング 1式
トイレットペーパー・ティッシュ 各1
携帯トイレ 2
身分証明書・保険証 1式 コピー
ハンディー無線機 1 50/144/430MHz
予備電池 1式
地図・コンパス 1式
筆記用具 1
計画書 1
時計 1 高度計測付
デジカメ 1
携帯電話 1 ドコモ
コッヘル 1
マグカップ 1
ガスストーブ 1
ガスカートリッジ 1 110g
水分 1式
おやつ(非常食) 1式 ソイジョイ・飴等
食事 1+α
ツェルト 1
GPSロガー 1
補助ロープ 1 25m
スリング 2
カラビナ 数個
とにかくフル装備(笑)
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感想
私達の出合いの山、早池峰山に御挨拶してきました。
行こう行こうとは思っていましたが、ナカナカ (^^ゞ
当初は お盆山行のトレーニングを兼ねてと、岳→鶏頭山→中岳→早池峰→小田越の案を提案されたけど、
小田越から戻るシャトルバスの時間に間に合うかが微妙・・・・・
夜明け前に出れば大丈夫!と張り切って言われたが、朝にはめっぽう弱い私。。。。。
泣きを入れて勘弁してもらいました (;^。^A アセアセ…
代案は家内が未経験の河原の坊コースで登り、小田越コースで下り、向かいの薬師岳に登り返す事で納得してもらい、
ザックの荷物はフル装備の歩荷訓練となりました。
相変わらず河原の坊コースは疲れる。。。。。
疲れながらも目にするウスユキソウ、これがハヤチネウスユキソウか?
花にはうとい夫婦なので、なんか違う気がする・・・・・じゃあコレかな?
うーん、自信が無い(^^ゞ
今度のコレはそれっぽい気がしない?
もうちょっとフサフサ感があるような気がするけど・・・・・
おー、これは間違いなさそう!
などと、それっぽいのを見かけるたびに、区別がハッキリさせられない会話をしながらの登りでした(笑)
早池峰の山頂に着く頃には雲を突破して、見事な雲海が私達を出迎えてくれました。
まずは山頂の祠に御挨拶。
手を合わせながら頭の中では、出合いの時からこれまでの事が思い出されました。
これからも仲良く過ごして行きたいので、よろしくお願いします!
と御挨拶を済ませ、オヤツを食べたり山頂からの景色を楽しんだ後に下山しました。
小田越コースは手入れが行届いていて、来る度にシッカリして行くのがわかります。
今回は和風庭園風の飛び石まで目にし、かなりビックリさせられました。
作業にあたっている方々、本当にご苦労様です。
そんな快適な登山道を下り、小田越の登山口のベンチで少し早目の昼食にしました。
登山口はこれから早池峰に登る人や下りる人達でソコソコの賑わいでしたが、
これから薬師岳に登る私達は、そんな事は全く気にしないでガスを出して調理開始〜
とは言ってもアルファー米の五目御飯にフリーズドライの丼ぶりの具ですけどね。
この前の山行で食べたカレーのフリーズドライは絶品だったとか、
回りとは一風違った会話をしながら、若干の視線を感じながらの昼食でした。
カレーにすればもう少し視線を浴びられたかもしれませんね(爆)
昼食後は二つ目の山の薬師岳へ再度登ります。
今まで気にはなっていた山ですが、向かいの早池峰山が立派過ぎ、何となく足が向かなかった山です。
登りだすと早池峰山との雰囲気の違いにビックリ!
たった一つの谷筋を境に、岩の質など全く異なる雰囲気の山でした。
湿気たっぷりの登山道には花々は殆んど無く、苔やシダ類が多く茂っていました。
でも、こちら薬師岳のお楽しみは「ヒカリゴケ」です。
噂には聞いていますが私は未だに一回も見たことがありませんでした。
ナカナカの急な斜面を登りながら岩の隙間に目を配ります。
見つける事ができないのかと思い、
下山してきた人に聞いてみると「もうすぐ行くと・・・・・」と聞いたその場近くで発見!(笑)
初めてのヒカリゴケはビックリしました、本当に光っているんですね(爆)、いい物を見たと思います。
ヒカリゴケを見て感動はしつつも、2回目の登りは少し厳しいものがありました。
家内は調子が出てきたようですが、逆に私は下降気味で、
それぞれマイペースで登るとグングン間は開いてしまいました (^^ゞ
偽ピークで待っていてもらい、偽だと知りつつもやっぱり力が抜けた私でしたが(笑)、
そこからはホボ平坦な道だったので、そこからは何とか歩調を合わせて山頂まで進む事ができました。
薬師岳の山頂は標高約1645mです。
青森であれば完璧に森林限界を過ぎている標高ですが、まだそこには背丈は低いものの樹木がありました。
低い樹木に囲まれた岩場が薬師岳の山頂ですから、回りの景色はグルーッと!・・・・・ガスガス(笑)
まあ、早池峰山の山頂で見事な雲海を眺めたのでヨシとしました。
計画では登った道を戻るつもりでしたが、ついつい私の口から出た言葉が、
「正直に言って、どこを下りたい?素直に言ってみて」
もう、周回コースに行ってみたいけど、どう思う?と聞いているような物です(笑)
そんな下心丸見えの問いかけに「アッチ!」と周回コースを指さす心強い家内がそこにいました。
その時山頂にいらっしゃった地元の方と、遠征されてきた方の会話で、
周回コースの方は整備もシッカリされていないので、行かない方がいい・・・・・
などの話を耳にしていたばかりなのに、コノ決断ですから全く好奇心旺盛と言うか物好きな夫婦ですね(爆)
少しの休憩後に、山頂の分岐から周回コースの小田越山荘方面に足を進めると、
即座に今までとは異なる雰囲気の登山道になりました。
木の枝は伸び放題、傾斜もソコソコ、岩の段差もイイ感じで、人が歩いているのは感じられはするものの、
近年人の手が加えられた気配は殆んど感じられる事はしばらくありませんでした。
私達夫婦はキャッキャとアスレチック的な雰囲気の登山道を下山していきましたが、
登りではソコソコ使えるかも?しれませんが、確かに下りでは一般的にはおススメしにくい登山道でした(笑)
そんな登山道も傾斜が緩めになってくると徐々に人の手が加わった道になって行き、
少しの登り返しをしたところに小田越山荘がありました。
山荘は樹林帯の中にあるため、内部も薄暗くなっていましたが、
中部はきれいに整理されていて、ナカナカの広さがある小屋でした。
山荘を過ぎ、少し登ると道路に出ます。
そこは出合いの山行の時に車を停めさせてもらった場所でした。
あー、ここだったね〜と当時を再度思い出しながら車道を歩き、小田越の登山口にあるバス停まで戻りました。
バス停の時刻表を見ると、バスの出発時刻まで約30分あります。
ここまで歩いたのですから、河原の坊までこのまま歩くしかないでしょう!
お疲れ様と言いかけた家内の口を封じ込めるように、そのまま河原の坊まで車道を歩いて戻る事にしました(笑)
道路を歩く事約30分。
無事にシャトルバスに追い越される事無く河原の坊登山口まで戻り、
今回の御挨拶山行&訓練山行を終わらせる事ができました。
駐車場に戻り、今回のコースタイムを計算してみると、
何とか山と高原地図や登山口にある案内地図のコースタイムを上回り、
目標のコースタイムであった花巻市のHPでの時間と同じ時間で歩く事ができたようです。
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisetsu/801/804/p004010_d/fil/1281500528165.pdf
この計算で行くと、当初の縦走案でも何とかなったと思いますが、
それには触れる事無く、車を温泉に向けてそそくさと走り出させた私でした(爆)
おつかれさまでした♪
余談
しっかし高速道路のガソリンは高いですねぇー
帰りに少し戻ってセルフに寄って正解でした ( ´o`)п< <(ホ)
夏休みの長期縦走の計画がたって、歩荷訓練と長時間歩行の訓練もしたいなぁと切り出す
出会った初めての山へのお礼もしたいので早池峰へ
初めの計画は岳からあがって、10時間かけて小田越まで、でしたが
ちょっと自信なく歩荷訓練の方にしました
沢沿いの河原の坊の登山道には花がたくさん咲いていて目を楽しませてくれます
相変わらず、名前と花のお顔が一致しませんが、可愛いのでいい、のです
昔から苦手なのは分かっているので、仕方ないですね
蛇紋岩は滑りやすく、気を使うけれど急登で標高を稼ぐ感覚がある気持ち良い道でした
尾根に出てからは陽が燦燦と降り注ぎ、まぶしいばかり
梅雨の終盤にこの天気、お山にダメ出しされなくてよかった
登山道は山頂に飛び出す道
目線の先に見知った岩が見えた
以前、山頂側から見た岩
そして山頂に再び立った
山頂のスイカ(歩荷の定番!)はおいしかった
そして少し荷が軽くなった
お山にお礼を申し上げられたのも、荷物を軽くした
少しだけ御願い事をして、それから周囲を楽しんだ
ここは雪渓だったよね、なんて話しながら小田越へ
お昼を食べて、今度は行っていない薬師岳へ登る
どんどんと登る道は暗めで湿度がある
苔とシダの王国
岩の隙間にいたヒカリゴケをアトラクションのように楽しみながら山頂まで
帰りは勧められていない薬師堂方面からの下り
はじめはすこしやぶ気味で段差のある岩も多い苔むした道
ぶら下がったり滑ったりしながら1時間の道を下った
やぶとか段差とか苔むした岩とかをものともしない人たちが、歩かないとこういう道はすぐに山に飲み込まれて埋もれてしまう
それを楽しめる人は楽しんでもいいと思いながら下った
小田越からのバスは30分後、そのまま歩いて先に駐車場に到着した
帰りの手は温かかった
komadori さま
shun-s さま
御礼山行いいですねぇ〜
で、ザック
大きさがちゃうような
90L
周囲破壊しないでね
お酒に
結局は
スイカにキウイにオレンジと、水物になっちゃいました
それでも60Lが形になるのが精一杯
(無駄にテントしょっても良かった?)
90Lはもう少し人目のないところで訓練したいものです
おはようございます。
一度は登ってみたい山ですので・・
登る時はお声かけさせて頂きますので
その時は宜しくお願い致します
その際は90Lのザックを背負って自分の荷物をお願いいたします
うめちゃんさん、コメントありがとうございます。
そうですね、一度は登りたい山ですよね
何と言ってもバリバリの百名山ですもんね
この日もナカナカの賑わいでしたが
なんせアプローチが市街地から遠目なのが厄介な山です
90Lのザックですよね
私が持ってるのは80Lが最大ですから
その役目は私ではないですね
もう、タイトルだけで、
ニヤニヤしてしまいました
しゅんさん、何だか育ってますよ!?
ぽんちゃんさん、コメントありがとうございます。
タイトルを考えた本人は、恥ずかしがって本腰を入れて感想を書きませんでした
そうなんですよね
白を着ていたから膨らんで見えるのもありますけど
ハッキリ言って育ってます
shun-sさん、komadoriさん、こんばんは。
薬師岳で「もう少し行くと・・・」と答えた者です
実はお会いした時、shun-sさんじゃないかと思ったのですが、
小心者なのでお声を掛けることができませんでした。
これからもレコを楽しみにしています。
rikyuさん、コメントありがとうございます。
はーい、そうだろうと思っていました
早池峰から下山されて、何の躊躇もなく薬師岳に颯爽と向かって行かれたので
すげー!ナカナカの人だわ〜、と思っていました。
あの時は親切に教えていただいたにもかかわらず
速攻でその辺りで見つけてしまい、申し訳ございませんでした
その後、ちゃんと教えていただいた所でも感動に浸っていましたよ
あれまぁー、私だと気が付いていてくれていたんですね
これだけ自分撮り付の記録を公開していると
たま〜に声をかけてくれる人がいます
最初はビックリしていましたが、最近は慣れてきました
もしまたどこかでお会いした時は、遠慮せずに声をかけてくださいね
こんな軽い記録ばっかりですが、今後とも宜しくお願い致します
m(_ _)m
帰りの手は温かかったんだぁ
みのちゃん、まいど!
そうらしいねぇ〜
軍手がホカホカでしたよ
ウメちゃんと白根山で、コマちゃん達の事を話していました。
今頃は二人で楽しく登っているんだろうなぁ〜って。
私も初めてみんなに会った日の事を忘れませんよ〜
いつまでもお幸せにね〜
楽しくトレーニングして、
楽しくおやつを食べて、
楽しくお花と苔を鑑賞して、
楽しくアスレチックしてきました
この山のことも、一緒に登ったみんなのことも
忘れられないと思います
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