北沢峠から甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳へ✨


- GPS
- 29:42
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,213m
- 下り
- 2,213m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 6:26
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:54
天候 | 初日・21日 快晴☀ 2日目・22日 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※国道沿いにはコンビニあり。 ※仙流荘の先に南アルプス林道バス駐車場(1,000円)あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
―蘰・21日【仙丈ヶ岳】 藪沢重幸新道は冬季閉鎖中のため、小仙丈ヶ岳を経由した仙丈ヶ岳の往復となります。登山道はとてもよく整備されています。一本道なので迷うことはないと思います。山頂からの眺望はバツグン👍 2日目・22日【甲斐駒ヶ岳】 北沢峠〜長衛小屋〜仙水小屋〜仙水峠〜駒津峰〜甲斐駒ヶ岳〜駒津峰から双子山〜北沢峠 登山道はとてもよく整備されています。標識もあり迷うことは少ないと思います。山頂からの眺望はサイコー👍 ・仙水小屋から仙水峠の間では岩の積み重なった斜面(ゴーロ)を歩きます。浮石や石車に注意を。駒津峰から先は鎖場もあります。 ・巻道(摩利支天方面)コースでも岩場と砂礫の急斜面を上り下りします。 |
その他周辺情報 | 【登山後の立ち寄り湯】「信州高遠温泉さくらの湯」 大人600円(JAF会員証提示で1割引き) 長野県伊那市高遠町西高遠928-2 TEL.0265-94-3118 https://www.ina-city-kankou.co.jp/sakuranoyu/ |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ダウンジャケット
フリース
ニット帽
チェーンスパイク
|
---|---|
備考 | 山小屋泊は冷えるのでシュラフを持参して助かりました。 |
感想
仕事の合間に有給取得して山行へ。夏に予定していた甲斐駒・仙丈に登ることにしました。南アルプスは初めてです。10月後半なので冬用の支度をして行きました。宿泊先のこもれび山荘の方から夜中は小屋の中でも冷えるので寝袋を持ってくることを勧められました。荷物にはなりましたが持って行って良かったと思いました。ありがとうございました。
仙流荘までは、前泊で中央道諏訪湖SAで車中泊し、午前6時30分前に到着。第1駐車場は7割くらい埋まっていました。駐車料金は帰るときに1,000円を支払うシステム。平日の北沢峠行の始発バスは午前8時5分。チケットの販売は7時30分から。まずはバス乗りの順番で番号の書かれた椅子に荷物を置いて並びます。11番目でした。チケットは券売機で買うこともできます。Suicaやクレカも使えます。チケット代は手荷物料込往復2,740円。始発バスは少し早く8時前に出発してくれました。その後も臨時バスが出るようでした。
北沢峠までは約50分。到着してこもれび山荘にチェックイン。寝袋や翌日用の飲料や着替えを小屋に置かせてもらえるのが大変助かりました。身軽になって早速登山開始。山荘の方からは午後3時までに戻ってくるように言われました。
仙丈ヶ岳へのルートは、冬季規制のため藪沢重幸新道と五合目からの藪沢小屋への登山道は通行止めとなっています。したがって、小仙丈を経由しての山頂ピストンとなります。いわば一本道なので道に迷うことなく登れます(笑)。ただ、北沢峠からすぐに急登が続きます…汗。しばらくは樹林帯を歩き続けて、三合目過ぎたあたりから視界が開けて、鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳の雄姿を目にすることができます。小仙丈への登りはさらに急になりますが、前後左右に眺望がよく、遠くには中央アルプスや八ケ岳を見渡せます。尾根沿いは風が吹くと肌寒く感じますが、フリースを着ていたのでそれほど苦にはなりません。周りのハイカーも防寒支度をしていました。小仙丈尾根は歩きやすく、次第に近づく仙丈ヶ岳の山頂に足取りも軽くなってきます。カールもくっきりと見えてきて、美しい丸みを帯びたどっしりとした仙丈ヶ岳に癒されます✨山頂は3,033m。初めての3千メートルの頂に立ちました。眺望は360度の大パノラマ〜。遠く北アルプスから富士山、北岳、間ノ岳の峰々。中央アルプスとその後ろには御岳山の姿も。景色に心を奪われました〜。
2日目は甲斐駒ヶ岳へ。定番の長衛小屋から仙水小屋を経て仙水峠、駒津峰から山頂に登るコースです。朝6時前に出発。ニット帽にダウンを着こんでいたので寒さはそれほど気にはなりませんでした。長衛小屋から先は一本道なので迷うことなく進めます。ただ仙水小屋の先にある岩の積み重なった斜面は足場が悪く、進路を見誤る危険もあるかもしれません。仙水峠に出ると、右手は栗沢山への登り、左手は駒津峰への分岐となります。ここから急登…汗。ただ、峠からは駒ヶ岳と摩利支天の存在感ある山容を右手に見ながらの登りとなります。自然と足に力が入ります。遠くに昨日登った仙丈ヶ岳や北岳、富士山も目にしながら登っているうちに、駒津峰に。双児山ルートからの合流地点です。ここは目の前に駒ヶ岳の雄々しい姿がドーンと立ちはだかります。その姿に圧倒されつつも、登ることへの期待感で胸がいっぱいに。六方石まで下ってから山頂に向かって登ります。途中、直登コースと巻道(摩利支天)コースに分かれます。体力に自信がなかったこともあり、迷わず巻道へ。ただこちらも岩道や砂礫斜面が続きます…。ザラ場に滑らないように足元に注意しながら急斜面を登っていきます。摩利支天への分岐まで来ると、頂上に立つ人々の姿も目にできます。
山頂は360度の大パノラマ〜。標高は2,965m。広々とした頂には、草鞋を納めた祠や、駒ヶ岳神社の本社も祀られています。北は八ケ岳と北アルプスの峰々、甲武信、金峰、瑞牆の奥秩父の山々。南は仙丈ヶ岳と北岳、間ノ岳の主峰。東は鳳凰三山とその向こうに富士山の頂。西は木曽駒ヶ岳の中央アルプスとその先に御岳、乗鞍の姿も。薄曇りながらも峰々のシルエットはよく見えました〜✨
北沢峠への復路は、駒津峰から双児山経由の樹林帯コースへ。アップダウンがありますが、静かな登山道で紅葉を楽しめました。時折、甲斐駒をふり返り、山頂に立てた喜びをかみ締めました。双児山コースも仙水峠コースもそれほどコースタイムには違いはないようです。
2日目は約8時間超(休憩込み)と時間がかかりました。個人的な感想ですが、仙丈への往復のほうが登りやすいように感じました。私にとって初めての南アルプス、初めての3千メートル制覇、そして百名山を縦走したのも初めての経験でした。こもれび山荘も今月末で今季の営業終了のようで、休みが取れた幸運とおかげさまで天候にも恵まれた山行ができました。南アルプスにもぜひとも登ってみたい山々を見つけることができました。早速、来年の参考計画に加えたいと思います。
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