【みなかみ2湯沢1】土合駅周遊 上野ヲお散歩スル ( その3 )
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,581m
- 下り
- 1,685m
コースタイム
(貫徹)→出発3:54→
(よりみち3分・一服6分)→
4:51新杉田4:55→(根岸線京浜東北線内40分くらい睡眠)→5:58上野6:02→(高崎線内40分くらい睡眠)→7:46高崎7:52→
7:55高崎駅東口喫煙所8:03→
8:06高崎8:24→9:31水上9:47→9:56土合10:09→
10:10土合駅前10:11→10:12土合バス停→10:15土合踏切→10:22土合橋バス停→10:22蓬峠分岐10:24→10:30土合霊園地前→10:41谷川岳ベースプラザ前→10:43谷川岳山岳資料館前→10:44谷川岳登山指導センター前→10:51西黒尾根登山口11:00→11:19 920m圏鉄塔の小広場11:22→12:01▲1130m圏峰12:03→12:05展望地で休憩12:18→13:44岩場で休憩14:00→14:02▲ラクダの背→14:07ガレ沢ノ頭(ラクダのコル・巌剛新道分岐)→14:44岩場で休憩15:01→16:01肩の小屋分岐(ザックをデポ)16:13→16:18▲トマノ耳16:19→16:35▲オキノ耳16:38→17:00肩の小屋分岐17:12→17:19谷川岳肩の小屋→
就寝25:00→
【7/23】
起床4:38→出発6:12→
6:23天神ザンゲ岩6:25→6:48天狗のたまり場6:55→7:32いわお新道分岐(熊穴沢避難小屋)7:40→8:07天神平分岐8:09→8:32天神峠8:42→8:44▲天神山9:03→9:31天神平→9:44田尻尾根分岐9:46→10:30展望地で休憩10:43→11:12田尻尾根入口11:14→11:36西黒沢橋→11:44土合霊園地11:55→12:10土合駅前→
12:12土合12:26→12:38水上12:56→14:01高崎14:03→
14:05高崎駅東口喫煙所14:09→
14:12高崎14:14→16:41(16:29の便)横浜16:46→17:03新杉田17:05→
(買出し8分・一服6分)→
帰宅18:04
天候 | 【1日目】晴れ 夕方から霧 夜中は晴れ間もあり 【2日目】朝方は霧 のち曇りときどき晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
※3670×2=7340円→4740円(青春18きっぷ使用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 土合駅からすべて道標類にしたがい土合駅へと下山した。 トマノ耳には三等三角点「薬師ヶ岳」がかつて存在したが現在は失われている。 【 危険箇所 】 皆無。 全行程一般登山道のため、道標完備、整備抜群の安全遊歩道クラス。 岩場も多いが、ちょっとでも微妙なところには鎖やロープががとりつけられているので、まったく問題ない。 ホールドも多くスタンスも充分確保できるため、上りなら鎖は使用しなくても問題ないが、下りなら使用したほうが無難かと思われる。 あと、西黒尾根を下りで使うなら一枚岩のところが滑りやすいので御用心。 西黒尾根の岩場は、黄色のペンキが道案内してくれるはずだが、視界が悪いとルートを見失うおそれがあり濃霧時なら下山路にはお薦めできない。 ほかには、田尻尾根の突端あたりがかなり滑りやすいので慎重に。 【 トイレ 】 谷川岳肩の小屋・天神峠・天神平・などなど。 【 休憩所 】 谷川岳肩の小屋・天神峠・天神山・天神平・などなど。 【 飲食・買い物 】 セブンイレブン横浜杉田4丁目店にて、鶏そぼろ弁当(380円)をゲットして上越線でいただく。 水上駅の自販機にて、カフェオレ(150円)をいただく。 【 持参したガイド・地図 】 1/25000 水上(国土地理院) 1/25000 茂倉岳(国土地理院) 1/25000 三国峠(国土地理院) 1/25000 土樽(国土地理院) 山と高原地図2013 16谷川岳(昭文社) ※ルート歩行上必要なのは「水上」と「茂倉岳」のみ。 【 失せ物 】 なし。 【 ゲットしたオタカラ 】 谷川岳山バッヂ(谷川岳肩の小屋500円)。 谷川岳熊除鈴(谷川岳肩の小屋500円×2)=すごくきれいな音色だったので迷わず購入して帰路は装着したが、非常に優れものであった。 【 my初登頂ぐんま 】 28 ラクダの背 1516m 29 トマノ耳(耳双つ手前ノ耳・薬師岳) 1963m 30 オキの耳(耳双つ奥ノ耳・谷川富士) 1977m 31 天神山 1502m 【 my初登頂にいがた 】 1 トマノ耳 1963m 2 オキの耳 1977m 【 my初登頂ぐんま百名山 】 5 トマノ耳(谷川岳) 1963m 【 my初登頂関東百名山 】 46 トマの耳(谷川岳) 1963m ※なお、「関東百名山」の推奨ルートは、天神平駅〜熊穴沢避難小屋〜谷川岳トマの耳〜ガレ沢のコル〜土合駅 【 my初登頂関東百山 】 52 オキの耳(谷川岳) 1977m 【 my初登頂甲信越百名山 】 7 耳二つ奥ノ耳(谷川岳) 1977m 【 my初登頂岩崎百名山 】 11 耳二つ奥ノ耳(谷川岳) 1977m 【 my初登頂深田百名山 】 7 耳二つ前ノ耳(谷川岳) 1963m ※ちなみに深田久弥は「俎嵒(まないたぐら)」を本来の谷川岳としながらも、苦肉の策でトマノ耳(1963m)をもって谷川岳とし、自らの百名山に選定した。 【 my初登頂日本三百名山 】 19 オキノ耳(谷川岳) 1977m 【 参考書 】 新・分県登山ガイド9 群馬県の山(山と渓谷社) 新・分県登山ガイド16 新潟県の山(山と渓谷社) ぼくの新日本百名山(岩崎元郎・朝日新聞社) 日本百名山(深田久弥・新潮社) ぐんま百名山まるごとガイド(上毛新聞社) 関東百名山(山と渓谷社) 関東百山(実業之日本社) 【 周辺の寄り道情報 】 未調査。 【 周辺のmy未登頂峰 】 赤沢山・松ノ木沢ノ頭・白毛門・一ノ倉岳・茂倉岳・オジカ沢ノ頭・俎嵒・小障子ノ頭・川棚ノ頭・熊穴沢ノ頭・高倉山・湯蔵山・などなど。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(タトンカ50+8L)
ウェストポーチ(2)
帽子(1)
椰子帽子(1)
Tシャツ(3)
トレーナー(1)
夏用ロンパン(1)
靴下(3)
トレッキングシューズ(1)
タオル(3)
ステッキ(1)
ヘッドライト(1)
予備電池(6)
百均コンパス(3)
分度器(1)
ルーペ(1)
ボールペン黒(1)
ボールペン赤(2)
ラインマーカー(1)
メモ帳(2)
雨具(1)
ザックカバー(1)
ファーストエイドキット(1)
予備靴紐(1)
ポケット座布団(1)
レジャーシート(1)
シュラフ(1)
老眼鏡(3)
1/25
000地形図(4)
山と高原地図(1)
携帯電話(1)
保険証(1)
計画書(1)
熊除鈴(1)
ゴミ袋(4)
ウエットティッシュ(1)
ティッシュ(2)
煙草(40)
ライター(3)
ポケット灰皿(3)
玄米茶2L(2)
トップバリュの500mmペット(6)
おにぎり2合(イチビキの中華おこわ)
菓子パン(2)
食パン(1)
クリームサンドチョコビスケット(1)
羊羹(1)
サングラス(1)
デジカメ(1)
文庫本(1)
魚肉ソーセージ(8)
マスタード(1)
スコップ(1)
軍手(1)
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感想
【 反省 】
ほとんど想定どおりのエスケープなため、本日は特に反省点はなし。
【 教訓 】
過去に学べ。
【 感想 】
さてさて、そんなこんなで、いよいよお待ちかねの「青春18」の季節が到来したわけなのだが…
昨年の夏からお世話になりはじめ、13年夏に2枚、13年冬に1枚、14年春に1枚使わせていただいた「青春18きっぷ」を、現在方面の体調および体力の問題から未購入のままで幕開けと相成ったしだいで。
1、ダメなら撤退すればいいだけのことなんだから、行きたいところからガンガン行こうぜッ!
2、とりあえず、様子をみながら、行けそうなところに行きまッしょい。
3、夏は休んで秋にそなえるべきでは?
と、脳内意見が完璧に分れたすえの見切り発車と相成った。
とりあえず、夏に行きたいルートを抜き出し、
親不知〜白馬三山と、蝙蝠尾根で塩見岳の2ルートは絶対無謀なのでオミットして、
すでにルートをつくってある、
1、土合駅〜西黒尾根〜谷川岳〜(大障子避難小屋泊)〜仙ノ倉山〜平標山〜平標登山口バス停
2、土合駅〜白毛門〜朝日岳〜(白崩避難小屋泊)〜七つ小屋山〜茂倉岳〜谷川岳〜巌剛新道〜土合駅
3、落合バス停〜鶏冠山〜黒川山〜丸川峠〜大菩薩登山口バス停
4、西沢渓谷入口バス停〜鶏冠山〜三宝山〜(甲武信小屋泊)〜(金峰山小屋泊)〜瑞牆山〜瑞牆山荘バス停
5、甲斐大泉駅〜(権現小屋泊)〜編笠山〜屏風山〜八ヶ岳横断歩道〜天女山〜八ヶ岳横断自然歩道〜清里駅
6、中禅寺温泉バス停〜男体山〜(志津避難小屋泊)〜太郎山〜山王帽子山〜於呂倶羅山〜湯元温泉バス停
7、湯元温泉バス停〜白根山〜(五色沼避難小屋泊)〜錫ヶ岳〜湯元温泉バス停
8、横川駅〜丁須ノ頭〜三方境〜横川駅
ならびに、まだルートはつくってないものの候補には挙げていた、
1、鹿岳
2、相馬山
3、表妙義石門めぐりコース
4、表妙義全山縦走コース
5、立岩
6、鼻曲山
7、浅間隠山
8、湯の花山〜黒斑山
9、古峰ヶ原
10、篭岩山〜竜神峡
11、矢祭山〜檜山
12、花貫渓谷〜土岳
13、鳳凰三山
のうち、どこかに行こうということで、最後まで「この夏はファミコンでいいんじゃね?」というc-kamaの意見は無視して、多数決により議決されたことにより、
去る18日に天気予報を調べ、22日23日ともに晴れ降水確率10%の「谷川岳」に決定したわけである。
ところが翌19日の予報で、22日30%23日40%に変わってしまっていたため、22日の日帰りで「横川駅〜丁須ノ頭〜三方境〜横川駅」に変更する。
しかしながら翌20日の予報で、22日20%23日20%に戻っていたので、やはり「谷川岳」に再変更。
「昨年の日光と1kgしか違わないから絶対無理」と反対するc-kamaの意見はやはり無視して、「それなら1kg増やして昨年の日光との相関をとろう」という比較論者なb-kamaの意見が通り、普段より6kgほど思い19kgで出発することに…。
無論、エスケープは、土樽駅方面も用意して完璧を期す。
「ま、3時間余裕があるから死ぬことはないだろうけど、バテて山荘に泊まるのが関の山じゃね?」
とは、無論、沈着冷静な嫌味野朗のc-kama。
「たとえわずかでも可能性があるならチャレンジすべし」というa-kamaが決定権を握っているため、あらかじめ絶望的な旅がはじまったのであった。ちゃんちゃん。
結果は、予想通り、惨敗。
森林限界を越えたところから徐々にバテだして、ラクダのコルでは7分遅れとなり、絶景の丸出し尾根は、その景観的に感無量でありながら、反面、鳴きだしたいきもちを堪えながらの亀歩進軍と相成った。
南の肩の笹原に這う這うの体でたどり着いたときにはすでに亀4くらいまでペースは落ちていて、スケジュールより58分遅れてトマノ耳に到達。
ザックをデポして空身にもかかわらず、オキノ耳までさらに16分かかっては、もうどうにもこうにも…。
c-kamaの予言どおり、肩の小屋にエスケープ。
素泊まり2000円也。超ありがとね。
こうなったら、一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳とつないで蓬峠から蓬新道で土樽駅へ下山しようと思い直したものの、翌朝になっても体調は回復せず、天神尾根へと逃げ出した。
2日目は、初期装備で推定15kgまで減っていたのと、曇りがちだった天候に救われて、なんとか下山までもったが、初日くらい暑かったらリフトに乗っていたと思われる。
まぁ、そんなわけで夏バテマックスでヘロヘロだった昨年9月の日光表連山2泊3日より、相当に弱っていることが判明したので、よかったね。
今年の夏に対する未練も、払拭できて、超よかったね。
これで思う存分、安静に努められると思われる。
これだけきっちりバテてしまうと、まぁあきらめもつく。
なお、暑くなってしまったためダイエットは4kg落としたところで7月2日をもって中断したのだが、そこから早くも2kg戻ってしまったので現在は14kg増。涼しくなったらダイエットを再開する予定だが、どうなることやら。
本当のところを暴露すれば、ロープウェイとリフトを使って天神尾根から谷川岳に登って体力を温存して、2日目の行程を少しでも楽にしようかと悩んだのだが、c-kamaのひとことで我にかえったしだいで。
「どっちが本命なの?」
「…」
そりゃ、谷川岳は憧れの名峰であるわけで、初挑戦くらいは、いくどとなく思い描いた憧れのルートで登頂したいわけで。
結果、「西黒尾根」からの登頂を優先させたわけである。
自分のなかにはたくさんの性質の自分(kama)がいて、いつもこうして話し合いながら物事を突き詰めてゆくわけであるが、突貫坊主で楽観主義な本体a-kamaのよきアドバイザーであるところのc-kamaの意見は、大概に於いて外れたためしがない。
彼は、今夏は山へ行くなという。
わたし(a-kama)は、とりあえず納得した貌で相槌をうちつつも、どこかで出し抜いてやろうと、機会をうかがっていたりするようだ。
閑話休題。
MVPは、ヘロヘロでほとんど撮影できなかったものの高山植物が千紫万紅に乱れ咲く、丸出し尾根の西黒尾根へ。
準MVPは、天然クーラーボックスで、涼しいというより寒いくらいの土合駅下りホームと、美しすぎる天神峠〜天神平のトラバース道へ。そして、声をかけてくださった大勢のハイカーの皆皆さまへ。谷川岳肩の小屋の管理人さまへ。すばらしき2日間の情景へ。
西黒尾根で出会った栃木県のハイカーさま、ありがとね。
肩の小屋で出会ったカップルさま、わたしの先を歩かれていたらしくて、お気遣い超ありがとね。
肩の小屋および帰りの電車で赤羽まで御一緒させていただいた練馬のハイカーさま、ありがとね。
天神山で御逢いした練馬のおばあちゃん、ありがとね。
往路のベースまで御一緒させていただいた名古屋のおふたりさま、ありがとね。
ほか、エールをいただきました大勢の皆皆さまに、ありがとね。
よかったね。
ありがとね。
またね。
ところで、熊穴沢ノ頭への薮漕ぎを断念した途端、ハイキング3年目にして初めて、ギンリョウソウを発見してしまって、感動を通り越して呆然。
超遠視で老眼なため近くにピントを合わせるのはとても困難なため、偶然足を止めてなかったら絶対に発見できてなかったと思われる。そもそもバテてなかったら尾根を歩いていたはずなので、偶然が重なった、超絶幸運に感謝を。
なお、25℃以上と10℃以下のときは極力出歩かないよう医者に小言をいただいているわけではあるが、それでは散歩すらできないので、無論却下である。
酒と風呂とスポーツが禁止されている以外は健常者の方となんら変わらないため、自分自身が病人であるということを忘れがちなわけだが、もう30年も付き合ってる持病なため、なだめすかせばなんとかなると、あきらめきれないわたしがいる。
すくなくとも、わたしが山に到達できないのは、病気が原因では断じてない。
創意工夫が足りないだけである。
ま、そんなわけでたまには自分に拍手してもいいであろ。
飲料摂取量 7.5L
体重 +14.0kg
装備 初日 19.0kg 二日目 15.0kg
【 蛇足なわたくしごと 】
篠田節子 「美神解体」 ★★★ (7/18 再読 3回目)
パーシー・アドロン 「バクダッド・カフェ」 ★★★★☆ (7/17 再見 3回目)
リュック・ベンソン 「アンジェラ」 ★★★★★ (7/18 再見 4回目)
サイモン・コンウェイ・モリス 「カンブリア紀の怪物たち」 ★★★★★ (7/17 再読 2回目)
深田久弥 「日本百名山」 ★★★★ (7/17 初読)
岩崎元郎 「ぼくの新日本百名山」 ★★ (7/17 初読)
いずれも3年前に読み始めた本だが、幾度となく中断して、やっと完読に至った。
★評価は当然、読み物としての感動度に進呈したものである。
無論、職業登山家の岩崎の文章はヘッポコであり、職業随筆家の深田の文章は卓越しているわけであるが、登山の本として読んだ場合なら評価は逆転する。
当たり前だが、岩崎は深田百名山の欠点を補填するために書いたわけであり、後出しの分、選出された百名山の内容は圧倒的に濃い。
ただし、門外漢の県についてはやはり甘さが目立つため、さらにこの本の欠点を補完した第二第三のテキストが望まれるところではある。
宮崎駿 「風の谷のナウシカ」 ★★★★★ (7/21 再読 回数不明)
ホメーロスのオデュッセイアの登場人物であるところのパイアキアの王女に魅せられた著者が、自らのアイデンティティに則り具象化して、築きあげた一大叙事詩。
はたして腐海は、人類が汚してしまったこの惑星を浄化するために大自然たる惑星自体が発動した自己保全プログラムかと思われたのだが、しかし…。
いつの日かナウシカの完全版がアニメとなり劇場公開されることを心より望む。
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