鳳凰三山:青木鉱泉より周回
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- GPS
- 07:16
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,518m
- 下り
- 2,519m
コースタイム
5:44 南精進ノ滝
6:10 鳳凰の滝
6:45 白糸の滝
7:09 五色滝
8:13 地蔵岳(30分ほどオベリスクで格闘)
9:18 アカヌケ沢ノ頭
9:50 観音岳
10:14 薬師岳
10:43 御座石
11:31 林道出合
11:44 中道ルート登山口
11:57 青木鉱泉
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(これが最終便ってのは辛い。タクシー奮発してもっと遅く行ってもよかった) 帰りは青木鉱泉からタクシー、7000円ちょい。 |
写真
感想
念願の鳳凰三山に行ってきた。RUNNETで林田智美さんがオススメしているのを見て、行ってみたいとずーっと思ってたコース。
マイカーのない自分がこれを走るには青木鉱泉前泊が必須で、一泊するからには絶対天気の良い日をと思って今日を選んだら大当たり。最高の天気だった。
例によって往復の交通は妻が一緒で、自分が走っている間、妻は宿の周りでスケッチ。
ちなみに昨夜の鳳凰小屋と観音小屋は満員で、観音小屋では1枚の布団に2人寝かされたって途中で会った人に聞いた。青木鉱泉は1部屋に妻と自分でゆったりできて良かった。
とはいえ少しでも早い時間に走りたかったので、3時半にアラームをかけ、明るくなるのを待って、4時45分にスタート。
ドンドコ沢登山道は、ガイドブックや市販地図と実際がずいぶん違う気がする。
まず、1386mのピークを経由する尾根道は見つけられなかった(まあ行く気もなかったのでいいんだけど)。
沢沿いのドンドコ沢登山道は、地図ではずっと沢の北側だけど、実際には2回南側に渡る。1回目が上の3枚目の写真。ただし、工事現場の迂回なので工事の進捗とともに変わりそう。
南精進ケ滝手前の分岐では、2つのルートから1つを選べる。12tarobatsさんの記事を今朝のあずさで読んでいたので迷わずに助かった。
鳳凰の滝へ寄り道する道はホント荒れてるし、わかりにくい。でも、奥まった岩壁の左右から落ちてくる鳳凰の滝はいかにも秘境っぽく、滝マニアの自分としてはまったく悔いなし。
メインルートに戻って上に進むと、地図とは違っていったん沢から大きく離れ、再度沢に向かう際の上りが急でキツかった。もしかして他にもルートがあったのかな?
五色滝は圧巻。青木鉱泉から標高にして1000m以上登ってるのに、あれだけの水量があれだけの落差から落ちてくるのは怖いぐらいだった。たった一人であの滝を見上げて立ち尽くしたあの数分間は一生忘れないと思う。
五色滝を過ぎて目の前にオベリスクが忽然と現れる瞬間はドラマチック。疲れを忘れさせてくれる。
オベリスクでの奮闘は写真コメントに書いた通り。ネットにはテッペンまで登った人の話がたくさん載ってるけど、実際あれを登りきれる人は少なそう。でも、途中まで登った人どうしが恐怖心からか友達みたいになっちゃうのは楽しい。
賽の河原からアカヌケ沢ノ頭は地図上では100mもなく、きっと目と鼻の先なんだろうと思ってたら、どっこい結構時間がかかる。ルートも複数あったような気がするし、何よりアカヌケ沢ノ頭があれほど立派な岩のピークだとは思ってもいなかった。こちらの岩も怖くて登れず・・・。
アカヌケ沢ノ頭から薬師岳まではトレランには最高だ。起伏は少ないし、空の青と白砂とハイマツの緑のコントラスト。右手には常に北岳が見えて、振り帰ればいつでも甲斐駒ケ岳まで見渡せる。観音岳から先は薬師岳越しの富士山に向かって走り続ける形。
1人で走ってるのに「いやー最高!」って何度かつぶやいてた気がする(笑)。
薬師岳から中道に入った途端に展望はゼロになる。これは知ってたし、ここからは自分のトレラン力を試す場と位置づけて走ってみた。標高差1700m近くを100分ぐらいで下って、途中からは大腿四頭筋が悲鳴をあげてたけど、膝が痛くならなかったのは、脚が山に慣れて来たせいかな?
至る所に木の根が張り出してるので、走るには注意が必要。自分はなんどか後ろ足を木の根に取られてつんのめりそうになり、うち1回はハデに転倒してしまった。今後に向けての反省点。
*****
以下は自分のための備忘録。
東京の最高気温は35度(!!!)。
上半身は半袖ジップロックシャツ。稜線上でも寒いと感じたことはなかった(休憩したら寒かったかも知れない)。
今回初使用のサンバイザーは日焼け防止に役立ったけど、稜線で強風を受けると飛びそうでちょっと不安なことも。
下半身はニューハレ+Skins。それに久々に種子骨保護パッドをつけてみた。やっぱこれは自分には合ってる気がする。
ラン中に取ったカロリーは1100kcalぐらい。不足はなかった。
水分は、唯一の水場の鳳凰小屋で1200ccまで補充して、青木鉱泉到着時にほぼなくなる感じ。ザックにゴムをつけて500mlのソフトフラスクを両胸に刺せるようにしたのが功を奏した。
Echigoyaさん 初めまして
鳳凰三山の核心部を通る本ルートいいですね。
特に鳳凰小屋からの登りの白砂から下界を見下ろす所、観音岳から薬師岳へ峰々や振り返ると甲斐駒ケ岳の大きい眺望は格別ですよね。
こんな所走って見たい!!!
青木鉱泉からと薬師岳からの中道は未踏なのでこのレコを見て益々行きたくなってしまいました。
それにしても7時間ですか、早いですね。
天候にも恵まれて何よりです。
niftymailさん
コメントありがとうございました。
このコースはホント素晴らしいですね。今まで走ったなかで、伊豆山稜線歩道と並んで印象的でした。三山の稜線とドンドコの4滝、どちらもすっかりハマってしまいました。
中道は正直見どころはあまりないです ^_^;)
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