甲武信ヶ岳(雁坂峠経由で周回)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,529m
- 下り
- 2,515m
コースタイム
西沢渓谷駐車場7:30
8:00徳ちゃん新道登山口8:05
10:00徳ちゃん新道分岐10:00
12:15木賊山12:20
12:40甲武信小屋13:10
13:30甲武信ヶ岳14:15
14:30甲武信小屋
2日目(5月4日)
甲武信小屋6:05
6:25甲武信ヶ岳6:40
7:15千曲川・信濃川水源地標7:25
8:10甲武信ヶ岳8:15
8:30甲武信小屋8:55
10:20破風山避難小屋10:40
11:25破風山11:30
12:00東破風山12:05
13:05雁坂嶺13:10
13:50雁坂峠13:55
14:15雁坂小屋14:35
15:00雁坂峠15:00
14:45井戸ノ沢出合14:45
17:00沓切沢橋17:00
18:00西沢渓谷駐車場
合計距離: 22.67km
累積標高(上り): 2294m
天候 | 2日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【2014年10月12日作成 過去レコ】
甲武信ヶ岳は、かねてより憧れの山だった。
麓には西沢渓谷があり綺麗な滝がいくつも流れている事、山頂に登れば秀麗な富士山の姿、そして何と言っても信濃川の上流、千曲川の水源があるという事が自分にとってはとても大きな魅力となっていた。
水源となっている場所には水源の碑が立っているという。
その事を知ってからは、何か神秘的な雰囲気すら感じさせるその場所にはいつかは行ってみたい、自分の中でいつの頃からかそう願うようになっていた。
しかし、当時はまだ日帰りで山に登ることが多かった自分としては、山小屋に泊まるという事が大きなハードルとなっていたのだが、ゴールデンウイークの連休で日程的にも余裕が生まれるという事もあり、思い切って山小屋の予約を取り、登る決意をした。
前日にレンタカーを借りて高速を飛ばし、道の駅まきおかにて車中泊。
明るくなる頃に起床し、朝食を食べて出発。
テント泊なら、良い場所を確保するために日の出前から行動するのだが、まだこの頃はそんな考えもなかったみたい。
西沢渓谷入口の駐車場に車を停め、滝を眺めたりしながら徳ちゃん新道の入口へ。
木賊山の山頂碑を見て、積雪の多さに改めて驚きつつ、甲武信小屋に到着した。
荷物をデポし、甲武信ヶ岳へ向かう。
標高2475mはそれまでで自身にとっての最高峰であり、また富士山も綺麗な姿で出迎えてくれたこともあり、登頂した時は格別に嬉しかった。
翌朝は小屋の食事を終えた後、甲武信ヶ岳山頂の向かい側にある千曲川水源へと足を運んだ。
計画の段階から水源は雪で覆われている事はわかっていたが、水源碑に触れ、写真に収めるべく、山頂からしばらく下って水源碑に辿り着いた。
朝の早い時間という事もあり、下から昇ってくる登山者はおらず、静寂の中で水音を聞こうと耳を澄ませたがやはり何も聞こえず、日本最長の川の水源の地に立ったという達成感のみで、その場を後にした。
再び山頂を経て山小屋に戻り、縦走路を東へ進む。
ピーク手前の登り返しが結構キツかったが、休み休み雁坂峠の分岐までやって来た。
この時点で1時50分。ゴール地点までは、反対側にある雁坂小屋に寄って休んだとしても日没前には戻れる計算だ。
何となく小腹もすいてきたため、小屋で何かウマいものでも食べられるかなぁと思い、ちょっくら小屋に寄ってみることにした。
小屋の中に入ると、食事メニューは余り充実していないようだったので仕方なくカップラーメンを買い、お湯を沸かしてもらっている間、外に出てテント場を覗きに行った。
広々とした所に1張りだけポツっとテントが立っており、そのテントから出てきた人と目が合ったので、こんにちは〜と挨拶をした瞬間、お互いに目をパチクリさせながら2,3秒ほど見つめ合った。
な、何と小中学校の同級生N君ではないか!
茨城が自宅の2人が、何故こんな奥秩父の山の中で・・・!?!
ちょうどその時、雪が降ってきたということで小屋の中に入り、先ほど頼んであったカップラーメンを食べながら、今回のお互いの登山ルートやそれまでの山行歴などの話をしたりして、連絡先を交換した。
雪がパラつく中、再び雁坂峠まで戻り、ゴールの西沢渓谷駐車場へ向け歩を進める。
標高を下げるにつれ、雪は雨に変わり、沓切沢橋に着く頃には雨も止んでいた。
無事に駐車場に着いて、さっそくN君に下山完了のメールを送った。
今回は、千曲川の水源を訪ね、自分にとって最も標高の高い場所を目指そうと思い甲武信ヶ岳に登ったが、一番衝撃を受けたのは勿論N君に出会った事であった。
今後、彼とはちょくちょく連絡を取り合い、お互いの山行に同行する間柄となっていった。
また、彼は自分にとっては山においての先輩で、自分の目標とする人物となり、ヤマレコに登録し記録を残す習慣をつけるきっかけを与えてくれたのも彼のお陰である。
それ以来、彼の山行記録も大いに参考にさせてもらう事となり、自分の山旅にも少なからず影響を与えてくれることとなった。
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