快晴の奥丸山-風雨ガスの槍ヶ岳
- GPS
- 27:45
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,695m
- 下り
- 2,728m
天候 | 26日 快晴猛暑 27日雷雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
26日 10:15新穂高-11:35白出沢11:50-13:00藤木レリーフ13:15-14:00槍平小屋 15:20槍平小屋-16:00奥丸山16:50-17:25槍平小屋 27日 4:00槍平小屋-5:25乗越分岐5:35-6:35飛騨乗越-6:50槍ヶ岳山荘7:10-7:25槍ヶ岳 7:30槍ヶ岳-8:00槍ヶ岳山荘-8:45乗越分岐9:00-9:53槍平小屋(雷雨のため) 11:05槍平小屋-11:45藤木レリーフ11:55-12:55白出沢13:10-14:05新穂高 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
梅雨明けの土日、好天を期待して今年初のテント登山だった。
今回はN君がテントを購入したので、テン場が近い事、テン場をベースに身軽で山の周回コースが出来る場所にした。
槍平小屋のテン場をベースにして、翌日槍から南岳周回コースに決定。
初日は8時頃出発して新穂高に10時前に到着、初日は奥丸山までのんびり日程だ。
自分とA君はリュックをさらに大型化、80-70+αにして何でもリュックに入れて持ってきた。
しかし、前夜の会社の納涼会の影響で胃がむかつくのと、重いリュック、
さらに出発地点で30度を超える猛暑という三重苦である。
いつもと違って足取りも重く、よたよたと進んだ。
ずっと平坦で高度の稼げない道をだらだらと歩き続け、唯一の救いは
藤木レリーフ横の豊富な湧き水だった。
これは本当に生き返る位旨かった。
おかげで何とか体調が復活して、元気になって小屋に到着した。
テン場はロケーションが素晴らしく、南岳を目前にキレット-北穂と眺望は最高だ。
横を流れる沢水も冷たく、ビールも直ぐ冷える。
N君のNEWテントの設定にあれこれしながら、一休みして近くの奥丸山に空身で登る。
沢を渡って、崩落したガレ場の登ってから、尾根筋を登っていく。
結構な急登であるが、おかげでどんどん標高が稼げる。
登りながら見える槍穂連峰の、姿がそそり出てくる様子は素晴らしい。
稜線上にはたくさんの花も咲いていて、途中誰とも会わず山頂に到着。
ここからは360度眺望が広がる、素晴らしい景色。
まさに北アルプス展望のための山だ。
惜しむらくは、槍ヶ岳にガスが掛かってなかなか取れないことくらい。
天気も最高で、明日槍から南岳に縦走してから下る南岳新道もはっきりと見える。
あそこを降りてくるんだなと思うと、わくわくする。
A君はこの山が今回の一番目的だったようで、満足していた。
結局1時間ほど、のんびりと眺望を楽しんで下山した。
静かなテントサイトで過ごして、翌朝は4時に出発した。
この日の行程は長い、結局なんだかんだでザックも意外と重くなってしまった。
最初はヘッデンで暗い登山道を進む、どんより厚い雲がかかっていて、夜明けが遅い。
ガスを抜ければと思いつつ登るも、どうやら無理そうだ。
乗越分岐まできて、休憩しているカップルから話を聞けば、先行の登山者の情報だが
今日は午前中から雷雨になるので、稜線上は危ないと言っていたそうだ。
その話を聞いて、予定の南岳までの周回は中止、槍までのピストンに変更した。
この情報でA君はすっかり興味をなくして、テン場に戻ってのんびりしている事と言う。
自分は、今回N君は槍が初めてなので、登らせてあげたいし、
それにせっかくここまで上がってきた以上、ガスが晴れる幸運にかけてみようと思った。
しかし稜線に近づくに連れ、風が強くなりガスも霧雨のようになってきた。
体感温度も下がってきて寒い、途中ウィンドブレーカーを羽織りなんとか山荘まで行く。
山荘内は霧雨から雨変わって濡れた人達が入ってきてごった返していた。
こんなに悪天候なら、槍の穂先への登山は諦めるという声も多かった。
暖かい中で一休みしているうちに気力も回復、完全装備して槍を目指すことにした。
山頂までの登りは、風雨が顔に当って痛いが、集中しながら登った。
なぜか急に楽しくなってきた、悪天時に一つ一つの動作を確認して登ることが新鮮に感じた。
山頂は一人いただけで、その後は我々二人だけ、独占している気分だった。
下りもすいすいとと思ったら、梯子下から渋滞になってしまった。
槍平までの下りは、途中からの豪雨にたたられ、合羽を着ていても濡れてしまった。
さらに登山靴の中も濡れてしまって、足がふやけて子指の先が当って痛い。
10時前にテントに戻って雨宿りしていると、今度は雷も鳴り出す始末。
大丈夫かと思ったが、それでもしばらくすると小降りになってきた。
急いでテントを撤収して、濡れたままでザックに詰め込んで小走りで下る。
全てが濡れてしまった感じで、来た以上にザックは膨らみ重く感じた。
槍平から車までの距離は指先が痛くて大変だったが、
早く帰れたので近場の温泉を連チャンして家路に向かった。
南岳周回を中止して正解だったと思う。
あの時、乗越分岐での情報が大変役に立った。
午前中でも雷雨になることがあるんだと、びっくりした。
あと奥丸山は想像以上に良かった。
今回の山行初日は○で、二日目の槍山頂のみ○だったかな。
千丈分岐にて、天候の情報を共有させていただいた者です。
残念ながらカップルではないですがf(^_^;…
その後の計画にお役に立ったようでなによりです。
こちらも先行者からの情報だったので、受け売りでしたが…
改めて、他登山者との会話・情報共有の大切さを実感しました。
ご存知の通り、27日は午後から好天へ。
夜の天の川から、翌28日の雲海の朝と、
あの嵐が嘘のように恵まれました。
今回の山旅の動画を
http://youtu.be/dB-KR9f9AqQ
にて視聴できます。
ぜひご覧いただければ幸いです。
HiroPhotoさんこんにちは
返事が遅くなりました。
有益な情報ありがとうございました。
谷ではラジオもよく入らないので直近の天気の情報は助かります。
まさか午前10時に雷が鳴るとは思いませんでした。
動画を拝見させて頂きました。
槍平のキャンプ場も我々のテントが写っているような・・
それに槍をバックにした天体の素晴らしい星空に驚きました。
山々とわき上がる雲海、絶景ですね。
固定して時間を切り取る動画ですね。
山のどこかでお会いできることも有るかも知れません。
HiroPhotoさんの山行、これからも素晴らしい作品を撮影ください
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