至仏山〜笠ヶ岳
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- GPS
- 07:11
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,198m
- 下り
- 1,994m
コースタイム
天候 | はれ → ガス → 弱雨 → くもり ときどき 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:湯の小屋温泉 〜 バス 水上駅 (バス料金¥1,450) |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況:危険もしくは注意が必要だと思った個所 ※至仏山:私が言うまでもないかとは思いますが、蛇紋岩は滑りやすいです。晴れていても滑りやすかったので、濡れたら要注意だと思いました。 ※笠ヶ岳:湯の小屋への分岐から頂上へは、急峻な岩石帯を直登し、同じ道を下りました。私はルートは迷うことはありませんでしたが、ペイントなどほとんどありません(私が気が付いたのは、下りで1か所だけ)ので、注意しながら進む必要があるかと思います。 ※咲倉沢ノ頭避難小屋〜ワラビ平:山と高原の地図にも「アスナロの根が張り出して滑りやすい、樹林帯の急坂がつづく」と記載有る通りでした。下りで使用する際は、最後まで神経の集中を切らさないようにする必要があります。結構長いので私にはしんどかったです。 ※尾瀬植物研究見本園:至仏山に上る前に約1周しましたが、朝露でビショ濡れになりました。早朝に歩かれる方は、ズボンのみでも雨具を着用することをお勧めします。 |
写真
感想
今日は、夜行バスを利用して1年振りに尾瀬を訪れました。このルートは予てから温存しておりました。天気が心配されましたが、予報では何とかもってくれるような感じでした。しかし結果的には、山の天気は変わりやすいということを身を以て体験した一日となりました。
夜行バスは過去の経験からほとんど寝られないであろうと考え、前夜は就寝を遅くまで引っ張り、エアコンの力も借りて当日昼ごろまで寝かせてもらいました。やはり、バスでは熟睡は出来ませんでしたが、予想よりは寝られたので、まずまずの出だしでした。尾瀬戸倉から始発の鳩待峠行きのバスに乗り込み、途中バスの中で峠下のゲートが開くのを待ち、鳩待峠へ到着すれば、いよいよ今日のスタートです。先週の体調不良が心配でしたが、今のところまずは問題なさそうです。ここから山の鼻までは昨年逆ルートを歩いて周知していましたので、下り基本の道はウォーミングアップにはもってこいでした。なかなか良いペースで山の鼻まで到着し、至仏山へはやる気持ちを抑え、まずは、尾瀬植物研究見本園を見て回りました。さまざまな花々と周りのガスった神秘的な風景に心癒されました。
至仏山との分岐まで来て、いよいよ至仏山目指します。登山口から連続する登りに喘ぎながら、自嘲しつつ徐々にペースが掴めてゆきました。しかし森林限界を抜ければ、容赦ない日射が待っており、とても2000m弱のしかも6時台の気温とは思えない感覚でした。汗はとめどもなく流れ落ちますが、高丸ヶ原のあたりに来ると意識的にペースを上げることも出来て順調に頂を踏むことが出来ました。残念ながら、360°の眺望とは行きませんでしたが、眺望も楽しみ、次の小至仏山目指しました。この辺りから急にガスって来て、小至仏山頂に着く頃には、至仏山もガスに囲まれてしまい残念ながら至仏山の画像を納めることが出来ないまでになってました。風も強く早々に次の目的地の笠ヶ岳に向かいました。ところどころ花を楽しみながら進んで行くとすぐにオヤマ沢田代付近の笠ヶ岳分岐に到着しました。
ここからはぐっと登山人口密度も減少して、静かな山行となりました。ところどころ湿地帯に足をとられながらも小笠を巻いて笠ヶ岳山頂への取り付き点まで来ました。急峻な岩の間を詰めて山頂に辿りつきましたが、残念ながら周りは乳白色で何も見えません。ここからセットで眺望できると聞いていた燧ケ岳と至仏山を楽しみにしておりましたが、かなわぬ夢となりました。少し気落ちしつつも慎重に来た道を辿っているといよいよ雨粒が落ちてきました。分岐まで戻り、しばらく進み木陰のところでとりあえずザックにレインカバーを装着して、雨具は迷いましたが、どうせ内側から汗でぬれることがわかっていたのでぎりぎりまで傘で済ますことにしました。結果、ここからは弱雨でしばらく傘をさすまでには至りませんでした。
かすんだ神秘的な片藤沼と蛍池を通過し、もくもくと進みました。いっこうに標高はあまり下がらず、小さなアップダウンを繰り返していると咲倉沢ノ頭避難小屋が急に現れました。これをやり過ごすととたんに急な坂の連続となりました。ようやくここまで来たという安堵感に集中が途切れそうになるのを自制しつつ、慎重に下りましたが、何しろ急な下りが長くつづきとても疲れました。ようやくこれも急に開けたワラビ平に出てまずは一安心です。ここからまた雨が降り始め、雷も間欠的に鳴動を始めました。どうも雷と雨は連動しているようで、雷が雨の合図のようでした。しかし樹林帯に入ると結構な雨でも傘いらずであることを知りました。葉の保水力なのでしょうか?ということで湯の小屋の直前で林が切れるまでほとんど傘も開かずに手に持ったままでした。さらに湯の小屋集落に着いたとたんに雨も止みました。
最後に目指した湯元館で汗を流し、くつろぎ、短いようで長かった一日を邂逅し、休憩所で缶ビール片手に至福の時を過ごすことが出来ました。
本日の温泉:湯の小屋温泉 湯元館
本日出合った人
※鳩待峠〜至仏山〜オヤマ沢田代分岐:多数(およそ100人)
※オヤマ沢田代分岐〜湯の小屋温泉:
すれ違った人:5人
追い抜いた人:2人
GPS記録から
※時刻 経過時間 7:11:35 / 移動時間 6:08:33 / 停止時間 1:03:02
※スピード 平均 3.0/h / 移動平均 3.5/h
※標高 上り 1313m / 下り 2108m
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