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Yamareco

記録ID: 486655
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北ア・槍ヶ岳 初槍!&東鎌尾根(表銀座)縦走

2014年07月27日(日) ~ 2014年07月29日(火)
 - 拍手
lecielbleu その他1人
GPS
56:00
距離
35.6km
登り
2,820m
下り
2,790m

コースタイム

1日目
山行
7:50
休憩
1:55
合計
9:45
6:30
70
中房・燕岳登山口
7:40
7:45
75
9:00
9:05
25
9:30
9:50
15
10:55
12:05
55
13:00
13:05
25
13:30
13:35
85
15:00
15:05
70
2日目
山行
7:05
休憩
2:20
合計
9:25
4:40
5:00
20
牛首展望台
5:20
6:40
40
大天井ヒュッテ
7:20
7:25
45
ビックリ平
8:10
45
8:55
9:15
75
10:30
10:35
125
12:40
12:50
55
3日目
山行
7:35
休憩
3:25
合計
11:00
5:00
30
5:30
5:50
15
6:05
7:30
20
7:50
70
殺生分岐
9:00
9:05
45
9:50
35
10:40
5
槍見
10:45
10:50
95
12:25
13:40
35
14:15
14:20
40
15:00
30
15:30
15:40
20
16:00
上高地BC
天候 7月27日(日)
中房登山口〜燕山荘:曇りのち大雨・ガス
寒冷前線が11時頃に燕岳上空通過の為、第三ベンチから先は大雨
http://www.tenki.jp/past/2014/07/27/chart/
*1週間前からヤマテンで予報確認し、寒冷前線の通過後の27日
12時以降は、強風の可能性あるが、急速に晴れると判断し縦走へ。
燕山荘〜大下り:曇りのち晴れ 安定した張り出し高気圧へ
7月28日(月)
*梅雨明け後、10日の安定した天気へ。
大下り〜槍ヶ岳〜上高地:快晴 時々ガス
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場所:穂高しゃくなげ荘登山者駐車場駐車
*マイカー陸送サービスを利用
(沢渡しもまきドライブインへ安曇タクシーが回送。費用:9500円/台 税込)
http://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/040-11.html
*但し別途、沢渡でのドライブイン駐車代500円/台必要
送迎バス代
穂高駅〜しゃくなげ荘〜中房温泉(乗合バスに途中乗車)@1400円
上高地バスターミナル〜沢渡(大橋終点)       @1250円
http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/
コース状況/
危険箇所等
コース上の道の状況
(1)中房登山口〜合戦尾根〜燕山荘〜大下り〜大天井ヒュッテ〜ヒュッテ西岳
登山道は良く整備されてます。縦走路上、崩落個所、道迷いしそうな場所はありませんでした。ただし大下りは滑りやすく、大天井岳山頂方面と大天井ヒュッテ方面への分岐後の巻き道と下りは、スラブ板と鎖が出てきますので慎重に。
(2)ヒュッテ西岳〜東鎌尾根〜槍ヶ岳山頂
登山道は良く整備されています。ロープ、鎖、マーキング、橋げた、鉄はしご等、崩落・危険個所はありません。一部表示をみつけにくい個所がありますが、「X」のついているほう側に回りこまず、「〇」と「→」を探して進めば、3点支持でかわせる場所ばかりです。ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘へへ槍の直下をトラバースして、山荘につきますが、ここは切れ落ちた細い道に注意しながら、頭上からの落石に気を付けて進まないといけない場所、ヘルメット着用が望ましいです。          
槍ヶ岳の山頂へは、登攀人数が減る山小屋の朝食時間を狙って登りました。ハーネスを着装しましたが幸い使う機会はありませんでした。ヘルメットは、途中なんどか頭上の岩に頭がぶつかる個所があり、役立ちました。
夏の時期、特に中学校・高校の林間学校で、登山初級者の表銀座縦走が設定されています。今回、3団体ほどの生徒さんと会いました。特に、槍ヶ岳山頂に登る学生団体があるときは、団体の行動スケジュール(食事、登攀時間、下山時刻、トイレ使用)等を把握しておくと、自身の登山計画への影響を回避できるかもしれません。槍ヶ岳山頂は、20〜30名ほどしか、滞留できるスペースがなく、怖いと感じる方が動けなくなると、上り下り同じルートが途中にあるため、30分片道のところ、往復2〜3時間かかると先輩から教えられます。団体と同一行動にならぬよう、山小屋のスタッフ等に聞いて調整した方が、よいでしょう。
(3)槍ヶ岳山荘〜殺生〜槍沢ロッジ〜横尾〜上高地
下りの縦走路ですが、崩落個所、道迷いしそうな場所はありませんでした。
7月末現在、4つの雪渓個所が残っています。槍ヶ岳方面から下ってくると、
トラバースが2か所、下りの雪渓が2か所です。軽アイゼン無しでも下れますが、4番目の雪渓は約150m程を下るので、登りの登山者がいる場合、軽アイゼンを着用したほうが安定して速く下ることができます。
その他周辺情報 (1)下山後の温泉
沢渡大橋:バス終点、梓湖畔の湯の真向かいに、しもまきドライブインがあります。
手打ちそばが有名で、とろろ、天ぷら等おすすめです。
あまり知られていないのですが、ヒノキ風呂の男女別の温泉があり穴場です。
@500円(駐車場とセットだと割引あります)
(2)登山計画書ポスト
中房・燕岳登山口:日帰り温泉前にポスト。(登山届)
横尾山荘前、上高地ビジターセンター前:ポスト。(下山届)
(3)山小屋混雑状況
夏のピークシーズンの為、連休と土曜日宿泊を外しました。基本、梅雨明け10日が最も安定しているといわれるので、天気から宿泊日を設定しました。燕山荘は、縦走以外の登山者宿泊も多いので、慢性的な混雑。今回は、宿泊ルートから外しました。
(4)参考 今回の山小屋メモ(あくまで主観です)
「大天井ヒュッテ」(正式にはだいてんじょうヒュッテ)
 槍ヶ岳山荘系列。定員100名で、小部屋対応の相部屋割り振り。
 朝食・夕食:5時(消灯20:00)
 支配人:小池さんは、とても優しいサービス精神旺盛の方。
 スタッフの対応:素晴らしいです。
 食事:夕とんかつ、朝しゃけ おいしいです
 組布団:掛布団が表と裏で保温機能が異なるものを採用。
 携帯:docomo:受付付近のみ、 WiFi(故障中) 
 トイレ:和式・様式、紙有、定期的にヘリで汚物処理をしています。
 水:500m下の沢から引き揚げている水
 予約:山小屋が小さいため、5人以下でもできれば予約連絡要とのこと
 グッズ:バッジ、オリジナルTシャツ
 売り:北アルプス中随一と言われる、槍と北鎌尾根の絶景ポイント、牛首展望台
 へ徒歩片道登り15分のロケーション。
 「槍ヶ岳山荘」
 定員:約700名 本館、新館等いくつかの棟に分かれます。
 朝食・夕食:5時(混雑時は、150人ごとに40分間隔で入れ替え制)
 (消灯20:30)
 スタッフの対応:フレンドリーです。売店の名物おばちゃんもお元気です。
 携帯:各社、売店横に携帯・電池充電器3台あり(200円)
 トイレ:和式・様式、紙有、使用後、有機処理(ボタンスイッチ有)
 水:雨水(天水)
 グッズ:バッジ、オリジナルTシャツが最も豊富(漫画家鈴木ともこさんとの
 コラボTシャツやバンダナも人気)、マッチ(槍沢では未販売)、ワイン他
 売り:キッチン槍のクロワッサン(朝6時くらいから焼き立て販売)と入れたて
    コーヒーが美味(もちかえりもOK)
    ビールサーバーでの生ビール ※ただし、高山の為、酔いに留意
 なんといっても、夏季槍ヶ岳山頂まで30分、360℃の眺望、星空も秀逸です。
中房・燕岳登山口で計画書提出。
2014年07月27日 06:21撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 6:21
中房・燕岳登山口で計画書提出。
開始から長蛇の列。さすが銀座。
2014年07月27日 06:38撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 6:38
開始から長蛇の列。さすが銀座。
第一ベンチでは人が多くて休めず、第二ベンチで休憩
2014年07月27日 07:41撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 7:41
第一ベンチでは人が多くて休めず、第二ベンチで休憩
天候悪化で1000人位の方が下山し、細い登山道ですれ違うので、待ち続けず、交互に。
2014年07月27日 09:22撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/27 9:22
天候悪化で1000人位の方が下山し、細い登山道ですれ違うので、待ち続けず、交互に。
予定より15分遅れて合戦小屋到着。
2014年07月27日 09:33撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/27 9:33
予定より15分遅れて合戦小屋到着。
合戦スイカは甘く、体にしみます。
2014年07月27日 09:33撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/27 9:33
合戦スイカは甘く、体にしみます。
イワカガミの群落
2014年07月27日 10:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 10:28
イワカガミの群落
かなり本降りです。傘をさしたい程。ここを乗り切り、早く燕山荘へ天候回復まで退避です。
2014年07月27日 10:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 10:43
かなり本降りです。傘をさしたい程。ここを乗り切り、早く燕山荘へ天候回復まで退避です。
お花畑通過時は大雨。
2014年07月27日 10:46撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 10:46
お花畑通過時は大雨。
燕山荘直下でライチョウが横断。ガスってよく写らない。
2014年07月27日 10:48撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 10:48
燕山荘直下でライチョウが横断。ガスってよく写らない。
燕山荘到着。風雨の為、山荘内に避難し昼食。寒冷前線通過を待ちます。
2014年07月27日 10:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 10:55
燕山荘到着。風雨の為、山荘内に避難し昼食。寒冷前線通過を待ちます。
前線通過しました。12:00には雲間から青空が。
2014年07月27日 12:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 12:06
前線通過しました。12:00には雲間から青空が。
天気急回復です!燕岳もくっきり。
2014年07月27日 12:11撮影 by  iPhone 5s, Apple
3
7/27 12:11
天気急回復です!燕岳もくっきり。
表銀座の縦走開始。コマクサ群落へ。
2014年07月27日 12:21撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 12:21
表銀座の縦走開始。コマクサ群落へ。
しゃくなげと松の赤い実が美しい。
2014年07月27日 12:42撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 12:42
しゃくなげと松の赤い実が美しい。
緑に鮮やかなハイマツの実の赤が印象的。
2014年07月27日 12:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 12:50
緑に鮮やかなハイマツの実の赤が印象的。
蛙岩の上空に彩雲がでました。雨雲が引いていきます。
2014年07月27日 12:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 12:58
蛙岩の上空に彩雲がでました。雨雲が引いていきます。
岩も急速に乾き始めました。
2014年07月27日 12:59撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 12:59
岩も急速に乾き始めました。
大天井岳への稜線。槍さまは雲間に隠れています。
2014年07月27日 13:02撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 13:02
大天井岳への稜線。槍さまは雲間に隠れています。
美しい赤紫の花
2014年07月27日 13:31撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 13:31
美しい赤紫の花
大下りから、いよいよ本格的に上下開始。槍先はまだ雲がかかっています。
2014年07月27日 13:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 13:34
大下りから、いよいよ本格的に上下開始。槍先はまだ雲がかかっています。
ついに、槍さまが初めて姿を現しました。
2014年07月27日 13:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
5
7/27 13:55
ついに、槍さまが初めて姿を現しました。
コマクサの大群落帯を進みます。青空にピンクが可憐。
2014年07月27日 14:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/27 14:28
コマクサの大群落帯を進みます。青空にピンクが可憐。
槍さまが見えるとテンションUPです。
2014年07月27日 14:34撮影 by  iPhone 5s, Apple
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7/27 14:34
槍さまが見えるとテンションUPです。
喜作レリーフの場所迄下ります。
2014年07月27日 14:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 14:57
喜作レリーフの場所迄下ります。
小林喜作さんレリーフ通過です。
2014年07月27日 14:59撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 14:59
小林喜作さんレリーフ通過です。
大天井山頂とヒュッテ方面の分岐をヒュッテ方面へ。
2014年07月27日 15:05撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 15:05
大天井山頂とヒュッテ方面の分岐をヒュッテ方面へ。
分岐後から大天井ヒュッテまで、鎖場の連続です。
2014年07月27日 15:22撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 15:22
分岐後から大天井ヒュッテまで、鎖場の連続です。
槍さまを眺めながら、鎖を使い下っていきます。
2014年07月27日 15:22撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 15:22
槍さまを眺めながら、鎖を使い下っていきます。
大天井ヒュッテが見えました。
2014年07月27日 15:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 15:49
大天井ヒュッテが見えました。
ヒュッテ到着です。
2014年07月27日 16:13撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 16:13
ヒュッテ到着です。
夕食は有名なトンカツ。これを食べるために、大天井ヒュッテに小屋泊です。
2014年07月27日 17:07撮影 by  iPhone 5S, Apple
7/27 17:07
夕食は有名なトンカツ。これを食べるために、大天井ヒュッテに小屋泊です。
日没後のヒュッテからの夕焼け。
2014年07月27日 19:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/27 19:03
日没後のヒュッテからの夕焼け。
ヒュッテの前にある牛首展望台からみた槍さま。
2014年07月28日 04:48撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 4:48
ヒュッテの前にある牛首展望台からみた槍さま。
槍さまのモルゲンロート。槍と北鎌尾根を至近から見る姿は、ここからの眺めが表銀座随一と言われてます。確かに、泊まらないとこの景色に出会えない。
2014年07月28日 04:52撮影 by  iPhone 5s, Apple
4
7/28 4:52
槍さまのモルゲンロート。槍と北鎌尾根を至近から見る姿は、ここからの眺めが表銀座随一と言われてます。確かに、泊まらないとこの景色に出会えない。
大天井岳側も美しい夜明け。
2014年07月28日 04:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
7/28 4:54
大天井岳側も美しい夜明け。
立山・劔も雲海のかなたに。
2014年07月28日 04:59撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 4:59
立山・劔も雲海のかなたに。
今月号のPEAKS「ヤリとツルギ」に出稿している、ヒュッテの小池支配人と記念撮影。
2014年07月28日 06:41撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
7/28 6:41
今月号のPEAKS「ヤリとツルギ」に出稿している、ヒュッテの小池支配人と記念撮影。
「はーい、びっくり平です。」でも、ここは槍が見えません。ここから先2分歩いたところが、実は槍さまの見えるビックリ平です。
2014年07月28日 07:18撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 7:18
「はーい、びっくり平です。」でも、ここは槍が見えません。ここから先2分歩いたところが、実は槍さまの見えるビックリ平です。
ビックリ平先からの槍さまは、小槍が消えそうな角度です。Y字雪渓が美しい。
2014年07月28日 07:24撮影 by  iPhone 5s, Apple
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7/28 7:24
ビックリ平先からの槍さまは、小槍が消えそうな角度です。Y字雪渓が美しい。
赤岩岳に向かって縦走路は続きます。
2014年07月28日 07:24撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 7:24
赤岩岳に向かって縦走路は続きます。
縦走路中ずっと槍さまが見えています。これが、上部まで登らないと槍さまが見えてこない槍沢ルートとの決定的な違い。
2014年07月28日 07:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 7:28
縦走路中ずっと槍さまが見えています。これが、上部まで登らないと槍さまが見えてこない槍沢ルートとの決定的な違い。
岩稜帯の間からも。槍好きにはたまらない道。
2014年07月28日 08:12撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/28 8:12
岩稜帯の間からも。槍好きにはたまらない道。
間もなくヒュッテ西岳到着前の展望場所。今回、縦走ルートがほぼ一緒だった赤帽子さんカップル。
2014年07月28日 08:39撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 8:39
間もなくヒュッテ西岳到着前の展望場所。今回、縦走ルートがほぼ一緒だった赤帽子さんカップル。
ヒュッテ西岳到着です。
2014年07月28日 08:56撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 8:56
ヒュッテ西岳到着です。
水俣乗越に向かって200mの大下りです。
2014年07月28日 08:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 8:57
水俣乗越に向かって200mの大下りです。
ヒュッテ西岳を過ぎると、角度的に小槍が見えなくなります。
2014年07月28日 09:14撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/28 9:14
ヒュッテ西岳を過ぎると、角度的に小槍が見えなくなります。
水俣乗越に到着。ここからヘルメットフル装備です。
2014年07月28日 10:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 10:29
水俣乗越に到着。ここからヘルメットフル装備です。
道が槍さまに向かって伸びているように見える部分があります。
2014年07月28日 10:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 10:43
道が槍さまに向かって伸びているように見える部分があります。
下っては登り返す。2500mまでいったん降りて、3080mまで約600m登り返します。
2014年07月28日 11:01撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 11:01
下っては登り返す。2500mまでいったん降りて、3080mまで約600m登り返します。
鉄梯子も快適。降りた稜線の両側が切れていますので、ちょっとだけ慎重に。
2014年07月28日 11:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 11:03
鉄梯子も快適。降りた稜線の両側が切れていますので、ちょっとだけ慎重に。
槍さまにガスがかかってきました。
2014年07月28日 12:23撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 12:23
槍さまにガスがかかってきました。
東鎌尾根の高度があがっていき2900m付近です。
2014年07月28日 13:00撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/28 13:00
東鎌尾根の高度があがっていき2900m付近です。
槍さまが近づいてきました。
2014年07月28日 13:22撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
7/28 13:22
槍さまが近づいてきました。
ヒュッテ大槍を過ぎると、槍直下のトラバース道。山荘が見えてきます。
2014年07月28日 13:33撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/28 13:33
ヒュッテ大槍を過ぎると、槍直下のトラバース道。山荘が見えてきます。
槍ヶ岳山荘のテラスです。本日の宿泊者は650名ほど。かなりの人です。
2014年07月28日 14:10撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/28 14:10
槍ヶ岳山荘のテラスです。本日の宿泊者は650名ほど。かなりの人です。
15:00くらいから夜まで、ガスが晴れました。でも明日登ります。
2014年07月28日 15:44撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/28 15:44
15:00くらいから夜まで、ガスが晴れました。でも明日登ります。
夜明け。富士山がくっきり見えます。
2014年07月29日 04:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
7/29 4:49
夜明け。富士山がくっきり見えます。
槍さまが、朝日のシルエットに。
2014年07月29日 04:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/29 4:49
槍さまが、朝日のシルエットに。
小槍が見えるポイント通過。やはり踊れなさそう。
2014年07月29日 05:09撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/29 5:09
小槍が見えるポイント通過。やはり踊れなさそう。
岩をつかみ、しっかりと三点支持で。ただし、頭上の岩が張り出している所があるので、ヘルメットはかぶって。
2014年07月29日 05:21撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
7/29 5:21
岩をつかみ、しっかりと三点支持で。ただし、頭上の岩が張り出している所があるので、ヘルメットはかぶって。
眼下に山荘が。槍の影は、やはり三角です。
2014年07月29日 05:21撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/29 5:21
眼下に山荘が。槍の影は、やはり三角です。
最後の鉄梯子に取り付きます。
2014年07月29日 05:26撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
7/29 5:26
最後の鉄梯子に取り付きます。
槍さま初登頂です。
2014年07月29日 05:37撮影 by  iPhone 5s, Apple
10
7/29 5:37
槍さま初登頂です。
この方の写真の撮り方が最高でした。
2014年07月29日 05:47撮影 by  iPhone 5s, Apple
5
7/29 5:47
この方の写真の撮り方が最高でした。
名残惜しいですが、槍さまにお参りして降ります。
2014年07月29日 05:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
7/29 5:49
名残惜しいですが、槍さまにお参りして降ります。
山荘に戻り朝食。その後、昼用の焼き立てパンを買いました。美人のスタッフです。売店のおばちゃんも元気でした。
2014年07月29日 06:40撮影 by  iPhone 5S, Apple
1
7/29 6:40
山荘に戻り朝食。その後、昼用の焼き立てパンを買いました。美人のスタッフです。売店のおばちゃんも元気でした。
下山です。ヘリの到着時間を外して出発します。
2014年07月29日 07:45撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/29 7:45
下山です。ヘリの到着時間を外して出発します。
雪渓をトラバースして、播隆窟へ。
2014年07月29日 07:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
7/29 7:55
雪渓をトラバースして、播隆窟へ。
雪渓下ります。青空の槍さま。美しい、間もなく槍さま見納め。
2014年07月29日 08:08撮影 by  iPhone 5S, Apple
1
7/29 8:08
雪渓下ります。青空の槍さま。美しい、間もなく槍さま見納め。
お花畑と槍さま。槍さまの見納めです。また来るよ!
2014年07月29日 08:45撮影 by  iPhone 5s, Apple
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お花畑と槍さま。槍さまの見納めです。また来るよ!
天狗原分岐です。
2014年07月29日 09:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
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天狗原分岐です。
雪渓を下っていきます。ここは登りとすれ違うので、軽アイゼンをはきます。
2014年07月29日 09:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
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雪渓を下っていきます。ここは登りとすれ違うので、軽アイゼンをはきます。
大曲分岐です。
2014年07月29日 09:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
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大曲分岐です。
槍沢の清流に沿って下っていきます。
2014年07月29日 11:02撮影 by  iPhone 5s, Apple
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槍沢の清流に沿って下っていきます。
横をに到着。蝶が多いです。
2014年07月29日 13:47撮影 by  iPhone 5s, Apple
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横をに到着。蝶が多いです。
徳澤です。ソフトクリームで、ごほうびです。槍Tと一緒に。
2014年07月29日 14:16撮影 by  iPhone 5S, Apple
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徳澤です。ソフトクリームで、ごほうびです。槍Tと一緒に。
河童橋到着。縦走達成。37甸玉砧未任后
2014年07月29日 15:41撮影 by  iPhone 5s, Apple
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河童橋到着。縦走達成。37甸玉砧未任后
撮影機器:

装備

個人装備
ヘルメット ハーネス 安全環カラビナ3枚 軽アイゼン ゴミ袋 エマージェンシーシート スリング(60と120) 食料 ハイドレーション 携帯 SUNNTO 保険 保険証 Montbellカード(槍ヶ岳山荘でのコーヒー券) 防寒着(ダウン) 雨具 着替え ストック 嗜好品 日焼け止めクリーム サングラス 帽子。ヘッドライト *東鎌〜槍ヶ岳山頂間では ハーネスをアンザイレン・セルフビレイように着用したものの 積極的に使う機会はありませんでした(安心料でした)。8月上旬までは 下りの軽アイゼン着用が速く確実に下れると思います。
共同装備
地図(1/25000 1/50000)・コンパス ストーブ(プリムス153と寒冷地用) 調理器具 武器 救急セット ロープ8.5?X10m ツエルト(ARAIスーパーライト2)
備考 アームウォーマー:微妙な天候でのレイヤー時に、着脱のみで半袖長袖自由自在。
薄手軽量のウインドブレーカー(MontbellやNorthの軽量のやつ):暖かいです。
UVクリーム(虫よけ入り):こまめな塗布で匂い消しにもなって必需品。

感想

<恐怖心と運 −槍登山の前提条件−>
誰しもが登ってみたい山、そして誰もが登れるわけではない山、それが「槍ヶ岳」
なのかもしれません。それは、一部の選ばれたクライマーだけが登れるという意味
ではなく、運もタイミングも味方するという意味でです。
 今回、朝4時半から中学生男女40人が先生、ガイドに引率され全員頂上を極め、
無事に降りてくるという林間学校に会いました。全員脱落せず降りてきた中学生も
素晴らしいのですが、引率の方々も、その責任たるや相当な負担であったと、
想像し難くないです。中学生は登山歴がベテランのはずもなく、女子生徒に限って
は、経験値はさほど高くなかったのに登れた。穂先の梯子手前で、一度は立ち往生
した女子生徒もいながら、なぜ登れたのか。それは、リスクを減らす登山だった
からかもしれません。
 天気:快晴、無風。荷物:全員なし。時刻:4時半はすでに日の出前であるが
明るく、ヘッドライトがいらない。他の登山者、20名程度と少なかった。前日が
夕刻まで好天だったこともあり、宿泊した多くの人がすでに頂上を極めていた。
全員、高山病を発症しておらず、体調が良好であった。
実はこの前提条件だけでも、恵まれた登山だったことがわかります。ひとたび、
風雨濃霧が伴えば、なんでもない山でも牙をむきます。また、気象条件が恵まれ
ていても、大渋滞が起こり、長時間岸壁や、岩での待機を余儀なくされたら、
彼らの登山はもっと違ったものに、いや諦めざるを得なかっただろうと思います。
その意味で、肩の小屋まで来られた方々で、たとえ、槍の頂上を極めることが
できなかったとしても、大きな差はないでしょう。
 しかし、山を志すものであれば、山頂に立ちたいと思うのは、自然な願望です。
前提条件が整っていたとしたら、もちろんある程度の技術は必要ですが、槍の肩
まで登って来られた方なら、山頂を極める力もあるし、邪魔するものがあるとす
れば、それは誰しもが持つ「恐怖心」なのかもしれません。多かれ少なかれ、
登っている男女ともに、恐怖は感じています。どうしても怖ければ、無理に登る
必要もないですが、「下を見ずに、上や正面に集中して上り下りをする(下方を
みると怖くなる)」、「登っている人同士声を掛け合い、みんなで登っている
ように行動する」ことで、かなり気持ちが楽になるのかもしれません。槍の穂先
は登りも下りも、足場も、手がかりもちゃんとあります。思ったほどの勾配では
ありません。みな楽しく、登って降りてくるのが一番ですが、登りたいと思う
人は、リスクを減らし、この恐怖心をいくばくかでも和らげることで、最後の
100mに打ち勝てるのかもしれません。その価値がある素敵な山でした。

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