大峰山(山上ヶ岳)、修験の道を征く!
- GPS
- 05:41
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,007m
- 下り
- 1,003m
コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 5:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りで使った清浄大橋ルートは、緩やかで歩きやすく見どころ満載です。 下山で使ったレンゲ谷ルートは、荒れているわけではありませんが、それなりに危険箇所もあり初心者向ではありません。 |
その他周辺情報 | 洞川温泉センター 入湯料700円、内湯と露天風呂あり。 リンスインシャンプーとボディソープ、ドライヤーは標準設置。 駐車場は有料ですが、温泉利用者は1時間30分まで無料。脱衣所のロッカーの数が限られており、利用者数とロッカー数がミスマッチでした。 |
写真
感想
私の地元、姫路から大峰山系はあまりにもアクセスが悪く、やや敬遠しがちになるのはやむを得ないでしょう。
ここで私の背中を押してくれたのがチームリーダーのOさんです。
「日帰りしようとするから時間がタイトになるのであって、1泊すればいいじゃん。」という事で、下山後の洞川温泉入浴→テント泊→酒盛り、が決定致しました。
西日本では数少ない日本百名山の一つであり、一生に一度は登っておきたい頂であり、また山頂に我々の足跡を残しておかなければならいという義務感から一念発起して、頑張って行ってきましたw
時間に余裕をもって自宅を出ましたが、何故かナビゲーションシステムが、目的地の「清浄大橋駐車場」へ北側から大きく遠回りするルートを示すので、疑問に思いながらもナビに従って薄暗くて狭くて細い林道を突き進むと、なんと森林伐採工事中で通行止めでした。
しかたなく引き返して、今度は西側の洞川温泉方面から進入しましたが、どうやらこっちの方が正解だったようです。大峰山系は俗人の理解が及ばない霊験あらたかな場所なので、我々のような俗世の垢にまみれた者の侵入を阻むべく結界が張られていたようです。
林道を詰めた先が、「清浄大橋」で大橋茶屋で駐車料金1,000円を支払って出発します。後でわかったことですが、我々が「清浄大橋」と思っている橋は「大峯大橋」というのかもしれません。
出発して、すぐにいきなり「女人結界門」が出てきました。そうです、山上ヶ岳は女人禁制の山なのです。
深田久弥の著書「日本百名山」では「大峰山」と表記されていますが、この大峰山が「大峯山寺」のある「山上ヶ岳」を指しているのか、大峰山系の最高峰である「八経ヶ岳」を指しているのかは、論争が尽きないところです。一般的には「山上ヶ岳」の方が有力なようですが、女性が登れない事も微妙に影響しているようで明確には規定されていないようです。
余談ですが、私の地元兵庫県にも岡山県との県境に位置する「後山」という宍粟50名山にも名前を連ねる名峰がありますが、ここも女人禁制ではあるのですが、普通に大勢の女性ハイカーと出会います。
山上ヶ岳に登った感想ですが、往路(登り)の清浄大橋ルートは、修験道というだけあってもっと荒々しいのかと思いきや、めっちゃ歩きやすいです。参詣道としてよく整備されており、斜度も比較的緩やかで、道中に見どころも満載のポイントも多く飽きないですね。
逆に、下山で使ったレンゲ谷ルートは、ワイルドすぎて道迷いの危険性すら感じました。中級者以上且つミッドカットの登山靴以上推奨です。
案内標識やトラロープ、赤テープ、ケルン等をたどることでギリギリ遭難しない程度の登山道ですが、靴1個半分くらいしかない幅のトラバース道や踏み跡が消えている箇所、急階段等の難所が多く、初心者には不向きと感じました。
下山後、テント場へ移動する途中に、山頂付近(西ノ覗付近)で出会った京都から電車とバスを乗り継いできた若者ハイカーさんが歩いていたので、車にピックアップして洞川温泉まで送ってあげたところ、たいそう喜んでいただけたようで、一日一善とはよく言ったものです。
テント設置後、温泉で1日の汗と垢を落とし、「居酒屋テント前店」開店です。
心地よい疲れと温泉でのリラックス効果でビール2本と日本酒600ml程度を飲んだだけで睡魔が襲ってきたため本日のレコは終了です。
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