屋久島縦走2泊3日〜尾之間歩道IN-白谷雲水峡OUT【百名山87座目】
- GPS
- 52:53
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,376m
- 下り
- 2,863m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 8:51
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 7:26
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:27
天候 | 11/4晴(上部はガス),11/5快晴,11/6快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船 飛行機
11/3JAL伊丹空港〜鹿児島空港 JAC鹿児島空港〜屋久島空港 いわさきホテル前泊 11/6下山後民宿ふれんどに宿泊 11/7フェリー屋久島2で宮之浦港〜鹿児島港 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾之間歩道は蛇の口滝以北は荒れ気味で、ピンクテープは継続的にあるものの道が分かりづらい。道迷いは10回ほど。また誰一人とも遭遇せず。ヤクザルとヤクシカとは遭遇。 縄文杉〜楠川分岐までは多数のハイカーで大混雑のためげんなり。 |
その他周辺情報 | まつばんだバスで白谷雲水峡から宮之浦まで下山後、 バスで楠川温泉300円 |
写真
感想
【概要】尾之間歩道から白谷雲水峡まで2泊3日で縦走した。三日間とも晴れで、宮之浦岳山頂からは360度の素晴らしい景色が見れた。初日の尾之間歩道は想像よりも荒れていて、ピンクテープとGPSありでも道迷い(先の道が分からず、行ったり来たりでルートを探す)を10回以上した。誰一人とも会わなかった。一方で三日目は縄文杉見学のハイカーなどが数百人以上おり、げんなりするくらいの混雑。快晴の屋久島を堪能することができた。尾之間歩道はもう二度と歩きたくない。
【前夜11/3】いつか行こうと思ってなかなか行けなかった屋久島にようやく初めて上陸。
会社のリフレッシュ旅行券10万円を使用したが、予約はJTB-CWT経由でないと使えない。安宿はJTBが契約していないということで、いわさきホテルが予約された。
高くて食事も大変しょぼかったので、二度と泊まるつもりはないが、ちょうど丸い屋久島の南端で尾之間歩道の入口にある。せっかくなので尾之間歩道からの縦走を計画した。計画は山と高原の登山地図を見ながら、ちょっとだけルートをネットでググっただけだった。引っ越しや退職など他の手続きも同時並行で行わなければならなかったのであまりルートについて事前検討はせず。ルート検討をしっかりしていたら逆に尾之間歩道に行くことを躊躇していたかもしれないので、結果的には良かった。
【初日11/4】尾之間歩道〜淀川小屋(テント泊)
いわさきホテルで大したことのない朝食(すきやの朝定食+αレベル)を食べてから出発。荷物は水を入れて15kgほどで、これだけの荷物を背負った縦走は相当久しぶり(2020年の黒部五郎以来か?)。下界で使用する着替えとタブレットや充電器も入っているので、これが全体のうち4-5kgあったと思う。
尾之間歩道は蛇の口滝までは道迷いすることはないが、蛇の口滝への渡渉地点は迷った。蛇の口滝以北はほとんど歩く人がいないのか、歩道上に新木が芽生えており登山道が不明瞭。さらにピンクテープは継続的にあるものの、肝心のところ(たとえば小さな谷を渡って回り込むのか、それとも谷を避けて尾根側に登るのか)では先のピンクテ―プが見えないため、あちこち探してようやく先のルートが見つかる。こんなことを10回以上繰り返してようやく進む。ヒルにもやられた。鯛之川渡渉は水量が少なく靴を履いたまま岩を伝って渡れた。乃木尾根からはようやく道がはっきりしてきてペースがあがる。淀川登山口には夕方近い16時に到着。そこからまた歩いて淀川小屋でテント泊。テントは合計5張り。あとは小屋泊がそこそこいた。着いて設営して水を汲んですぐに暗くなってきた。疲れていたがあまり眠れなかった。テントシューズを持ってこなかったので足が冷えたためかもしれない。
【二日目11/5】淀川小屋〜新高塚小屋(テント泊)
4:50起床。薄明るくなってから出発。快晴。途中で黒味岳に寄るか迷ったが、寄って正解。宮之浦岳を含めて360度のパノラマ、絶景。山頂の岩場で写真を撮ってもらう。8回目の屋久島の方に会うが、初めて晴れたそうだ。最近運がいい。山頂でも快晴の絶景。1時間近く長居。後ろ髪を引かれる思いで下山。新高塚小屋には14:00着
まだ早くテントは誰も張っていなかった。時間的にはもう1ピッチ先の高塚小屋まで行けるものの、高塚小屋のテント場の様子が分からなかったのでここにとどまった。最終的には7張りにもなった。暮れ前に多くが到着したが、3人パーティーで3張りソロテントは狭いテン場しかない屋久島ではどうなんだろう。
【三日目11/6】新高塚小屋〜白谷雲水峡
最終日は縄文杉を見て帰るだけ。正直、尾之間歩道の印象が強く、そこで見た屋久杉もなかなか立派なものもあったので、ふ〜んという感じ。縄文杉のところで飯を食っていいのかダメなのかで、別パーティ同志(どちらもガイドありの大人数)で軽〜くひと悶着あった。この1パーティーとはこの日下山後の楠川温泉でまた会うことになった。三日目は縄文杉見学のメインルートということもあり人が多く、大株歩道入口では100人以上いた。楠川分れからは少し人は減ったものの、それでも観光客が多かった。白谷雲水峡到着後、ちょうどまつばんだ交通のバスが13:00にあり、予定よりも45分ほど早いバスで宮之浦へ。民宿の人に楠川温泉を進められたので、慌てて用意して14:12のバスに乗って、楠川温泉300円へ。夜は近くの居酒屋で飛び魚のさつま揚げなどを食べる。11/7はお土産を買って、13:30のフェリー屋久島2で鹿児島へ。
快晴で素晴らしい屋久島だった。それに加えて誰もいない尾之間歩道の印象が強かった。まさか自分がこんなにルートどりに苦労するとは思わなかった。普通に淀川小屋INだったら、人が多くここまで屋久島の印象は良くなかっただろう。でも尾之間歩道にもう一度行きたいとは思わない。
あと「蛇の口滝」確かに水量少ないですね。あそこまでは行った事ありますが渡渉ポイントが水量次第で不可になると聞いたのでやめました。
尾之間歩道の情報が少ないのですごく貴重なレコです。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
屋久杉は淀川登山口から1時間進んだところくらいまではあります。
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