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Yamareco

記録ID: 492449
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

エサオマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山(テント泊縦走)

2014年07月25日(金) ~ 2014年07月29日(火)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
39:05
距離
30.6km
登り
2,532m
下り
2,569m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:22
休憩
0:51
合計
9:13
距離 9.9km 登り 1,339m 下り 102m
2日目
山行
6:27
休憩
0:00
合計
6:27
距離 2.9km 登り 220m 下り 265m
3日目
山行
1:32
休憩
0:00
合計
1:32
距離 1.2km 登り 92m 下り 49m
4日目
山行
9:59
休憩
0:24
合計
10:23
距離 6.3km 登り 652m 下り 969m
7:18
504
17:41
宿泊地
5日目
山行
7:08
休憩
0:16
合計
7:24
距離 10.3km 登り 254m 下り 1,201m
5:55
305
宿泊地
11:00
11:02
95
12:37
12:51
28
13:19
ゴール地点
天候 5日間のうち、2日目午後から4日目未明まで風雨が強かった
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 飛行機
コース状況/
危険箇所等
藪が濃いほかは、視界の悪い時に岩稜稜線で足を滑らせると即刻OUT!
登山道は消失しているので、踏み跡をいかに探して藪を突破するかが鍵。

GPSは要所要所でしかスイッチを入れておりませんので、ルートは手書きです。
その他周辺情報 宿泊及び登山口への送迎は、アウトドアーアクティビティに精通している帯広八千代ユースホステルにお願いしました。
エサオオマントッタベツ川の入渓地点。この日は水量は少なめ。
エサオオマントッタベツ川の入渓地点。この日は水量は少なめ。
デブリがあるが、通行はスムーズ。
デブリがあるが、通行はスムーズ。
300mの滑滝の直前の滝。左岸に巻き道あり。
300mの滑滝の直前の滝。左岸に巻き道あり。
滑滝とミヤマダイコンソウ。滑滝は特に困難なところはない。
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滑滝とミヤマダイコンソウ。滑滝は特に困難なところはない。
しかし、こんなところもある。
しかし、こんなところもある。
源頭から北東カールに出るときは、必ずカールバンド、テント場のヒグマの状況を確認する。
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源頭から北東カールに出るときは、必ずカールバンド、テント場のヒグマの状況を確認する。
明日からの稜線に備え、北東カールの水場で7リットルの水を汲む。
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明日からの稜線に備え、北東カールの水場で7リットルの水を汲む。
北東カールから札内岳寄りに登り札内JPに出るルートを登る。
北東カールから札内岳寄りに登り札内JPに出るルートを登る。
札内JP付近には4か所のテント場があるが、翌日の天候が悪そうだったので、JPからいったん戻り、札内岳寄りの日高側からの風を避けられるスペースにテントを張る。
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札内JP付近には4か所のテント場があるが、翌日の天候が悪そうだったので、JPからいったん戻り、札内岳寄りの日高側からの風を避けられるスペースにテントを張る。
1日目にエサオマントッタベツ岳を往復したが、強風&ガスで視界なし。これは2日目の早朝の様子。
1日目にエサオマントッタベツ岳を往復したが、強風&ガスで視界なし。これは2日目の早朝の様子。
1751mの藪を突破する困難さをに意識していないときに撮った1760m先の風景。
1751mの藪を突破する困難さをに意識していないときに撮った1760m先の風景。
1751mの藪。ブルーのヘルメットがミヤマハンノキの間からわずかに見える。
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1751mの藪。ブルーのヘルメットがミヤマハンノキの間からわずかに見える。
背丈ぐらいの笹の藪
背丈ぐらいの笹の藪
ヤムワッカ分岐のテント場。春別岳まで行こうと思ったが、暗雲が立ち込め急きょテントを張る。その後すぐに、暴風雨に見舞われた。
ヤムワッカ分岐のテント場。春別岳まで行こうと思ったが、暗雲が立ち込め急きょテントを張る。その後すぐに、暴風雨に見舞われた。
ヤムワッカ分岐で18時間停滞したが、風雨はさらに強まり、日高側のテント場でそのままいてはテント崩壊の恐れがあってので、翌朝春別岳まで2時間かかって避難のため移動する。
ヤムワッカ分岐で18時間停滞したが、風雨はさらに強まり、日高側のテント場でそのままいてはテント崩壊の恐れがあってので、翌朝春別岳まで2時間かかって避難のため移動する。
春別岳では22時間停滞する。低気圧がオホーツク海方面に移動すると吹き返しの強風が十勝側から吹き寄せ、途中から避難した意味が無くなった。テント内への水の浸水も顕著となってきた。
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春別岳では22時間停滞する。低気圧がオホーツク海方面に移動すると吹き返しの強風が十勝側から吹き寄せ、途中から避難した意味が無くなった。テント内への水の浸水も顕著となってきた。
4日目の朝は風の動きが急で、天気も好転した。素晴らしい風景が徐々に広がって心もウキウキ!
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4日目の朝は風の動きが急で、天気も好転した。素晴らしい風景が徐々に広がって心もウキウキ!
春別岳から一気に進むが、日高の山に浸り時に休憩も必要。
春別岳から一気に進むが、日高の山に浸り時に休憩も必要。
1917峰に向かわねばならない。
1
1917峰に向かわねばならない。
その先の1903m分岐も越えなければカムイエクウチ山には行けない。
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その先の1903m分岐も越えなければカムイエクウチ山には行けない。
藪を乗り越え急峻な尾根を進む。
3
藪を乗り越え急峻な尾根を進む。
相変わらず藪藪藪。不適切なすね当てを着用した後続者は脛から太ももまでにかけて、見る影もない「あおたん」で可哀想!なお、下山後、病院に行ったところ全治3週間の診断であった。藪に最適なすね当てを庄着したCLは、軽度の「あおたん」3つで済んだ。
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相変わらず藪藪藪。不適切なすね当てを着用した後続者は脛から太ももまでにかけて、見る影もない「あおたん」で可哀想!なお、下山後、病院に行ったところ全治3週間の診断であった。藪に最適なすね当てを庄着したCLは、軽度の「あおたん」3つで済んだ。
1917mで小休止。カムエクの勇姿に見とれる。
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1917mで小休止。カムエクの勇姿に見とれる。
The Kamuiekuuchikaushi-yama。
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The Kamuiekuuchikaushi-yama。
1917mのゴツゴツしたピークにもテント場があるが、NG。
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1917mのゴツゴツしたピークにもテント場があるが、NG。
1917mから下りると藪全開!
2
1917mから下りると藪全開!
カムイビランジ。夏期には早かった。
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カムイビランジ。夏期には早かった。
藪に埋もれる
でも、がんばればその先に天国のテント場がある。
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でも、がんばればその先に天国のテント場がある。
素晴らしいロケーション!日本一のテント場。
2
素晴らしいロケーション!日本一のテント場。
カムエクもこんなに近くなって。
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カムエクもこんなに近くなって。
1903m分岐から下りると、1930mのコルのテント場、すごい傾斜のところにあるが、絶景。
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1903m分岐から下りると、1930mのコルのテント場、すごい傾斜のところにあるが、絶景。
1930mのテント場から十勝側のお花畑を縫って、カムエクを目指す。
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1930mのテント場から十勝側のお花畑を縫って、カムエクを目指す。
標高約1880mのお花畑。ここからまた、ひとしきりハイマツの藪を漕ぐ。
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標高約1880mのお花畑。ここからまた、ひとしきりハイマツの藪を漕ぐ。
ここのお花畑の花の種類、規模は絶品。なにより2014年の7月下旬だというのに誰も訪れてはいないようだ。
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ここのお花畑の花の種類、規模は絶品。なにより2014年の7月下旬だというのに誰も訪れてはいないようだ。
お花畑から八ノ沢カールを見る。
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お花畑から八ノ沢カールを見る。
ついにカムエクの頂上。4日目にようやくたどり着いた。拍手喝采!!!
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ついにカムエクの頂上。4日目にようやくたどり着いた。拍手喝采!!!
八ノ沢カールへは稜線を下り分岐からしばらくカール壁を下りる。
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八ノ沢カールへは稜線を下り分岐からしばらくカール壁を下りる。
カムエク頂上の花。ウメバチソウ。
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カムエク頂上の花。ウメバチソウ。
カムエクの頂上から南西稜。間違ってこちらに下りたことがあった(泣)
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カムエクの頂上から南西稜。間違ってこちらに下りたことがあった(泣)
こちらが八ノ沢カールへの正しい道。
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こちらが八ノ沢カールへの正しい道。
ピラミッド峰。
トカチフウロを見ながら八ノ沢カールへ。
トカチフウロを見ながら八ノ沢カールへ。
4日目の夕方の八ノ沢カール。これで八ノ沢カール6回目の幕営。
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4日目の夕方の八ノ沢カール。これで八ノ沢カール6回目の幕営。
5日目の朝の八ノ沢カール。
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5日目の朝の八ノ沢カール。
八ノ沢カールの水場で呆然としている同行者。
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八ノ沢カールの水場で呆然としている同行者。
八ノ沢を下る。ヨツバシオガマ。
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八ノ沢を下る。ヨツバシオガマ。
5日目にして初めて出会った人たち。4日目までに4頭のヒグマは見たが・・・。
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5日目にして初めて出会った人たち。4日目までに4頭のヒグマは見たが・・・。
ちょっと長いスラブ。数年前の初冬、アイゼンがなくここは下りられなかったから、藪を下りた。
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ちょっと長いスラブ。数年前の初冬、アイゼンがなくここは下りられなかったから、藪を下りた。
ここは登りによく道間違いが起こるところ。なぜなら、右手の流れの左岸に明瞭な踏み跡があるから。
ここは登りによく道間違いが起こるところ。なぜなら、右手の流れの左岸に明瞭な踏み跡があるから。
雪渓はどこを渡るかよく検討判断する。
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雪渓はどこを渡るかよく検討判断する。
酷いでデブリ跡。
酷いでデブリ跡。
がまんして丹念に自分なりの登路を確保する。
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がまんして丹念に自分なりの登路を確保する。
もう八ノ沢ともお別れなので、八ノ沢カールを振り返る。
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もう八ノ沢ともお別れなので、八ノ沢カールを振り返る。
八ノ沢出合のテント場。平和な光景。
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八ノ沢出合のテント場。平和な光景。
八ノ沢。本当にやばいところは画像に残すことができなかった。(渡るの必死なので。)
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八ノ沢。本当にやばいところは画像に残すことができなかった。(渡るの必死なので。)
林道を2時間歩く。エゾアジサイ。
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林道を2時間歩く。エゾアジサイ。
札内川ヒュッテへ。ここから七ノ沢出合までは林道は通行止めとなっている。
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札内川ヒュッテへ。ここから七ノ沢出合までは林道は通行止めとなっている。

装備

個人装備
すね当て ノコギリ ヌカカ・ブヨ・アブ用の抗生物質 森林香。
備考 1751mの藪での踏み跡の見失い〜今までどおり踏み跡が見えなくなったら、少し稜線寄りに藪を漕ぐべきであった。

感想

今回で4回目の縦走でした。
もう、こんなにつらいところの縦走は止めて、山小屋あり、ビール販売ありの夏山をやろうと思っていたが、ついついまたここに来てしまった。2015年もまたこの付近の山を縦走した〜い。

ホームページ
「やま旅。はな旅 北海道」
http://yamatabi-hanatabi.com/

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