赤岳(清里駅〜小淵沢駅) 駅からロングトレッキング
- GPS
- 14:13
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 2,502m
- 下り
- 2,847m
コースタイム
- 山行
- 11:39
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 14:18
天候 | 快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
新宿18:00(あずさ)19:57小淵沢20:04(小海線)20:29清里 (帰り) 小淵沢19:22(あずさ)21:14新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■清里駅〜赤岳 ・標高2500m超より岩場が多くなり、稜線までほぼ鎖場が連続する。 ■赤岳〜権現岳 ・キレット大下りは標高差500m近くあり、また、ザレた砂利は滑るので転倒注意。岩場は足場もしっかりしており安定感がある。 ・旭岳と権現岳の登り(北斜面)に2-3cm積雪あり。一部サラサラした雪の下は凍結バーン。 ・赤岳山頂10名程度、赤岳〜権現岳は3組6名とすれ違い、権現岳山頂10名程度。 ■権現岳〜小淵沢駅 ・ギボシは足場がしっかりしているので問題ない。 |
写真
感想
冬の装い間近の八ヶ岳山行。
この時期の山行は慎重になる。入山者減により積雪や凍結含めたコース情報が乏しく、仮にあっても当てにならない。冬枯れの山が一転し氷雪の山へと豹変するからだ。自分自身で入山数日前から気象状況を把握し、コース状況の予測とリスク対策を考える。全て自己責任であるがこれがまた面白い。山行は計画の時から既に始まっている。
今回の直近の天候。入山4日前の降雪はそれ程でもなく以後ずっと晴天で比較的暖かな日が続いた。北斜面以外は積雪はないと判断。また、積雪と凍結が想定される北斜面の岩場は登りで利用する方がリスクは低いと判断。赤岳〜権現岳の稜線は南行ルート利用と決断した。万一読みが外れたら地蔵尾根へ下りることを心に誓い入山した。
午前4時清里駅。今日は赤岳まで標高差1700m、小淵沢まで15時間の行程なので早出スタート。まずは11時までに赤岳を踏むことを目標とした。
美し森より真教寺尾根に入る。午前6時過ぎ塞ノ河原で日の出時刻を迎えたが、位置的に御来光は拝めなかった。残念。
樹林帯を抜けたのは標高2500m付近。深い樹林で見えなかった赤岳が眼前に現れる。ここから山頂まで岩稜歩き。これでもかと言わんばかり鎖場が稜線直下まで連続する。着実に高度を稼ぎ10時前に赤岳山頂に到着。山頂からは360度の空気の澄んだ大パノラマを存分に楽しんだ。
赤岳から権現岳・ギボシ通過までが本日の核心部。キレット大下りでは標高差500mを一気に下る。南面に雪はなく一安心。夏山感覚で下った。キレット小屋から旭岳・権現岳への登り返しは北斜面の岩場ルート。日陰には一部雪が残り凍結箇所もあったが登りだったこともあり危険は感じなかった。
権現岳山頂。この山には思い出がある。もう40年近く前の昔話。高校山岳部2年生の12月下旬、初の雪山登山で権現岳へ天女山より入山。実は自分は風邪で発熱。当時部長を務めていた変な使命感もあり無理して参加。途中前三ツ頭手前で行動不能となり幻聴症状が。チームワークの基本により部員全員がここで下山。体調不良で突っ込む登山が如何に危険であり、また、仲間にどれだけ迷惑を掛けてしまうのか。痛いほど思い知った忘れられない山行だった。
権現岳よりギボシ、編笠山の登頂はパス。権現岳より急に体の動きが失速。今回水を1Lしか持参せず体が悲鳴を上げたのかも。
だいぶ日が短くなったものだ。失速した分下山が遅れ暗闇となったが、気合いで小淵沢駅へ駆け下りた。
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