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記録ID: 4983142
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

思わぬ初冬の雪景色・八経ヶ岳

2022年12月06日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:32
距離
11.8km
登り
1,261m
下り
952m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:28
休憩
0:54
合計
10:22
距離 11.8km 登り 1,261m 下り 968m
8:10
5
8:15
8:16
37
8:53
8:54
47
9:41
35
10:16
10:17
96
11:53
12:17
39
12:56
13:00
32
13:32
6
13:38
13:45
8
13:53
4
13:57
14:07
40
14:47
28
15:15
22
15:37
60
16:37
16:42
16
16:58
16:59
0
16:59
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行者還トンネル東口から100mほど東側の路肩スペースに駐車
行者還トンネル東口から出発します。トンネル脇から一ノ垰への登山道取り付きまで200m程林道を下って行きますが、林道に入ってすぐのところが法面崩落、倒木がちょっと邪魔します。
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行者還トンネル東口から出発します。トンネル脇から一ノ垰への登山道取り付きまで200m程林道を下って行きますが、林道に入ってすぐのところが法面崩落、倒木がちょっと邪魔します。
3月に発生した国道309号線天川村内での斜面崩落により行者還トンネルが通り抜けできなかった期間は皆さんこの東口から登られていましたが、10月に復旧するとやはりほとんどの方はトンネル西口から登られるようで、あまり歩かれていない雰囲気の登山道を登って行きます。林道から標高差100mも上がれば初冬らしい雪景色となりました。
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3月に発生した国道309号線天川村内での斜面崩落により行者還トンネルが通り抜けできなかった期間は皆さんこの東口から登られていましたが、10月に復旧するとやはりほとんどの方はトンネル西口から登られるようで、あまり歩かれていない雰囲気の登山道を登って行きます。林道から標高差100mも上がれば初冬らしい雪景色となりました。
標高差400m程上がって大峯奥駈道の一ノ垰に合流します。稜線に上がると風が抜けるようになって一気に寒くなりますが、その分周囲の樹々はみな綺麗な樹氷を纏っていました。
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標高差400m程上がって大峯奥駈道の一ノ垰に合流します。稜線に上がると風が抜けるようになって一気に寒くなりますが、その分周囲の樹々はみな綺麗な樹氷を纏っていました。
やがてガスが抜けると素晴らしい景色の中を登って行きます。樹々に白い花が咲いたようでとても綺麗です!
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やがてガスが抜けると素晴らしい景色の中を登って行きます。樹々に白い花が咲いたようでとても綺麗です!
晩秋の山を予想していたんですが、前日夜からこの日の朝にかけ日本海を弱い低気圧が通過したようで、なんとも嬉しい誤算でした。
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晩秋の山を予想していたんですが、前日夜からこの日の朝にかけ日本海を弱い低気圧が通過したようで、なんとも嬉しい誤算でした。
聖宝理源大師(しょうぼうりげんだいし)の像が静かに佇む聖宝ノ宿跡。大峯山はおよそ1300年前に役行者によって開山されましたが、役行者没後しばらく荒廃していた大峯山を再興したのがこの聖宝理源大師で、修験道中興の祖として崇められています。
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聖宝理源大師(しょうぼうりげんだいし)の像が静かに佇む聖宝ノ宿跡。大峯山はおよそ1300年前に役行者によって開山されましたが、役行者没後しばらく荒廃していた大峯山を再興したのがこの聖宝理源大師で、修験道中興の祖として崇められています。
聖宝ノ宿跡から標高差300m余りを登りきると弥山小屋で、八経ヶ岳に向かって少し進めば見慣れたピラミダルな八経の姿が。雪を纏った八経はいつぞや鉄山から登って以来でちょっと感激です。
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聖宝ノ宿跡から標高差300m余りを登りきると弥山小屋で、八経ヶ岳に向かって少し進めば見慣れたピラミダルな八経の姿が。雪を纏った八経はいつぞや鉄山から登って以来でちょっと感激です。
八経ヶ岳山頂はガスが切れそうで切れず、結局滞在していた間はガスに包まれたままでした。ちょうど1ヶ月前に左俣尾の1445ピークを訪ねるべく八経の頂を踏んでいますが、その時から一気に季節が進んだ感じです。
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八経ヶ岳山頂はガスが切れそうで切れず、結局滞在していた間はガスに包まれたままでした。ちょうど1ヶ月前に左俣尾の1445ピークを訪ねるべく八経の頂を踏んでいますが、その時から一気に季節が進んだ感じです。
標高は1915.2mで大峰山脈そして近畿最高峰を誇る八経ヶ岳山頂の二等三角点「弥仙山」。山頂標識には1914.9mの表記がある通り2014年に標高が改算されましたが、成果が正常でない為とのことで現在「点の記」の閲覧はできません。
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標高は1915.2mで大峰山脈そして近畿最高峰を誇る八経ヶ岳山頂の二等三角点「弥仙山」。山頂標識には1914.9mの表記がある通り2014年に標高が改算されましたが、成果が正常でない為とのことで現在「点の記」の閲覧はできません。
ガスが晴れるとほんと青い空に真っ白な樹氷が映えます。山頂にいる間は全然晴れなかったのに…まぁあるあるですね。
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ガスが晴れるとほんと青い空に真っ白な樹氷が映えます。山頂にいる間は全然晴れなかったのに…まぁあるあるですね。
11月10日まで営業されていた弥山小屋。もうすでに今季の営業は終了していますが、本館の隣で避難小屋が開放されています。
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11月10日まで営業されていた弥山小屋。もうすでに今季の営業は終了していますが、本館の隣で避難小屋が開放されています。
これだけの広さが確保されていれば避難小屋としては十分です。
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これだけの広さが確保されていれば避難小屋としては十分です。
標高1895mの弥山山頂に鎮座する天河大辨財天社奥宮。弥山神社とも呼ばれ、毎年5月中旬に弥山奥宮大祭が斎行されています。
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標高1895mの弥山山頂に鎮座する天河大辨財天社奥宮。弥山神社とも呼ばれ、毎年5月中旬に弥山奥宮大祭が斎行されています。
やはり大峰でも一番高いだけあって八経周辺だけは最後まで晴れたり曇ったりでしたが、下山路からは晴れ渡った空に綺麗なスカイラインを描く周囲の山々を眺めることができました。北方には大日・稲村から山上、大普賢、行者還と続く大峰北部の山並、そして手前の鉄山もまた惹かれます。
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やはり大峰でも一番高いだけあって八経周辺だけは最後まで晴れたり曇ったりでしたが、下山路からは晴れ渡った空に綺麗なスカイラインを描く周囲の山々を眺めることができました。北方には大日・稲村から山上、大普賢、行者還と続く大峰北部の山並、そして手前の鉄山もまた惹かれます。
東にはたおやかな大台ヶ原の山並。手前一ノ垰に続く奥駈道から右へ上北山村河合に向かって長〜く延びる尾根も気になります。
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東にはたおやかな大台ヶ原の山並。手前一ノ垰に続く奥駈道から右へ上北山村河合に向かって長〜く延びる尾根も気になります。
朝は一面の樹氷でしたが、帰る頃にはもうすっかり落ちていました。やはり綺麗に見れるのはほんの一時ですね。
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朝は一面の樹氷でしたが、帰る頃にはもうすっかり落ちていました。やはり綺麗に見れるのはほんの一時ですね。
当初は一ノ垰から往路を戻る予定でしたが、思ったより時間がかかって1ヶ月前の八経と同じ「秋の日は釣瓶落とし」になりそうだったので、弥山小屋でお会いした女性の方にヒントを頂いて、行者還トンネル西口に降りてトンネルを抜けることに。おかげで明るいうちに下山でき、ありがとうございました。
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当初は一ノ垰から往路を戻る予定でしたが、思ったより時間がかかって1ヶ月前の八経と同じ「秋の日は釣瓶落とし」になりそうだったので、弥山小屋でお会いした女性の方にヒントを頂いて、行者還トンネル西口に降りてトンネルを抜けることに。おかげで明るいうちに下山でき、ありがとうございました。
今まで何度となく八経には登っていますが、実は自分は1回も登ったことがなかったトンネル西口ルート。今更ですが、こんなきれいに駐車場が整備されていたとは。
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今まで何度となく八経には登っていますが、実は自分は1回も登ったことがなかったトンネル西口ルート。今更ですが、こんなきれいに駐車場が整備されていたとは。
ということで歩いて行者還トンネルを抜けて東口へ向かいます。この行者還トンネルは1976(昭和51年)に開通した全長1151mのトンネルで、歩くにはそこそこの長さですが、トンネル好きにはおかげで貴重な体験ができました。
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ということで歩いて行者還トンネルを抜けて東口へ向かいます。この行者還トンネルは1976(昭和51年)に開通した全長1151mのトンネルで、歩くにはそこそこの長さですが、トンネル好きにはおかげで貴重な体験ができました。
2022年12月12日15時から翌2023年4月7日15時まで冬季通行止期間に入る国道309号線。まもなく行者還トンネルのシャッターも下ろされ、春まで長いおやすみとなります。
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2022年12月12日15時から翌2023年4月7日15時まで冬季通行止期間に入る国道309号線。まもなく行者還トンネルのシャッターも下ろされ、春まで長いおやすみとなります。

感想

今季最後、晩秋の八経ヶ岳を楽しむつもりが、思わぬ前日夜からの降雪で初冬の雪景色と最高の樹氷を楽しめました。ちょうど1ヶ月前にも八経ヶ岳を訪れていたので自分ひとりなら決して見ることのできなかった風景で、ずっと八経ヶ岳に登りたいと言い続けた同僚に感謝です(笑)。

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