立山 〜 夏の終わりの立山登拝、そして剱に会いに
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,021m
- 下り
- 1,023m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
アルペンルート;この日はケーブルカー始発が7:00で、7:10(臨時)に乗車。美女平からの高原バスはケーブルカー到着に合わせての運行だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ 室堂〜雄山 一ノ越までは石畳の道。途中、一箇所だけ雪渓があったが、距離が短く問題なし。雄山への登りも特に問題はないが、人が多いため、落石などに注意。 ○ 雄山〜別山 一部に急な岩場の上り下りがある。稜線は風の強い箇所あり。 |
写真
感想
今年の夏の天候不順で、夏休みに予定していた白馬三山縦走は中止。他の週末も休みの日はことごとく天気が悪く、結局、8月はどこにも登れずじまい。そして、やっと訪れた好天予報の週末、1泊で立山の周回を計画しました。室堂から雄山に登拝し、別山まで縦走。憧れの剱岳を眺めて、翌日、奥大日岳に足を伸ばして室堂に戻る予定でした。しかし、実際には、このとおりとはいかず…
9月の1週目ともなれば、もう空いているかなと思っていましたが、朝の立山駅は結構、混んでました。この日のケーブルカー始発は7:00でちょっと遅め。でも、6時前には切符売り場に列ができはじめ、6時すぎに並んだら、臨時便の7:10発となりました。美女平で接続する高原バスは適宜、出発しているようでした。
寝不足気味で、バスの中でウトウトしていたら、室堂に到着。玉殿の湧水の水汲みしてから出発です。出発前にミクリガ池に立ち寄り、草紅葉が始まったイワイチョウの草原を抜けて雄山に向かいます。石畳の道の脇には、まだまだ花がたくさん咲いていました。一ノ越から山頂はまでの急登はちょっときついけど、雄大な室堂平やその背後の大日三山、そして、後立山の眺望を楽しみながら。
雄山へは1時間半での登頂でした。あまりにお手軽すぎるけど、山頂の神社でご祈祷していただくと、清々しい気持ちに。まだ、道路もない時代、麓からずっと歩いて登って来た人たちの思いには及ばないだろうけど、この山の神々しさを感じることができました。
登拝の後、大汝山、富士ノ折立、真砂岳を巡って、別山までの稜線を縦走。別山の頂上まで来て、やっと全景を見ることができた剱岳。その圧倒的な存在感に、思わず息を呑みます。本当に惚れ惚れとしてしまう姿。いつかは登ってみたいという気持ちもあるけど、憧れのまま眺めているだけでもいいかな。
さて、この日は剱御前小舎に泊まって、翌日、奥大日岳へ、と思っていましたが、小屋は団体さんが入っているそうで、ひとり布団1枚は厳しいかもという混雑。ネットの予約状況で混んでいそうなことは予測していたので、雷鳥沢に下りてヒュッテに泊まる代案に予定変更。
雷鳥坂でなく、ちょっと遠回りになるけど傾斜は緩そうな新室堂乗越経由で雷鳥沢へ。今日、ぐるっと歩いてきた立山を眺めながら、花も結構、咲いていて、のんびり下っていきました。
そして、雷鳥沢ヒュッテに着くと想定外の事態に…。予約でいっぱいで今日は泊まれないとのお返事…。ここまでの混雑とは思っていなかった。受付のお兄さんに「まだバスありまので」と言われて、がっくりと肩を落とす僕。最終は17:05室堂発。現在時刻15:50。余裕はありそうだけど、ここで終わりと思っていたので、気持ちを入れ替えるのが…。とはいえ、結構、疲れていたので、どのくらい掛かるかわからないし、急いで再出発。
雷鳥沢から室堂の登り返しが、なんとしんどいことか。時間を気にしながらの登山って、精神的に良くないです…。必死に登って、ミクリガ池に戻ると、30分は余裕ができました。最後に、曇りがちだった空に青空も見えてきて、池の向こうの剱御前が明るく光っていました。雷鳥沢で夕焼けを見たかったなと、ちょっと恨めしい気持ちでバスターミナルに向かいました。結局、16:40に臨時のバスが出て、少しだけ早く帰れました。
最後はバタバタしてしまったけど、でもまぁ、夏の終わりに、いい山旅ができたかな。またいつか来ようと、離れていく立山の風景をバスの車窓から眺めながら、今回の山行を思い返したのでした。
※ ブログもぜひ↓
http://blog.livedoor.jp/o_chiku/archives/40193933.html
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