剱岳・立山(まさか!? 剱の山頂で震度7)
- GPS
- 15:45
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,080m
- 下り
- 2,080m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 5:16
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 10:21
天候 | ■9月6日(土)(1日目) 晴れ! 夜から雨 立山雄山 15℃ 風速2〜3m(体感) ■9月7日(日)(2日目) 霧のち晴れ 剱岳 15℃ 風速2〜3m(体感) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往復券で大人9050円+荷物券(往復で合計1000円) 往復券は一回で済みますが、荷物券は、片道で200円、300円とそれぞれ買う必要があります。7:30の始発に乗りましたが、1時間前ですでに行列ができていました。ケーブルカーやロープウェイで、後発の臨時便に乗ることになり、室堂の到着は1時間遅れでした。 <料金と時刻表HP> http://www.alpen-route.com/access/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
■室堂〜雄山 コースは整備されていますが、とにかく人で渋滞気味でした。人が多いため、一の越山荘からは、落石注意。 ■雄山〜剱沢キャンプ場 危険個所はありません。 ■剱沢キャンプ場〜剱岳 剣山荘からは、片道で9カ所の岩場があります。プレート表示があり9番目が有名な「カニのたてばい」です。登りと下りでわかれている場所がありますが、ここも基本的に渋滞気味。とくに岩場の前では、行列ができます。土日で天気のいい場合は、コースタイムに余裕をもって、計画することが必要です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
テントmont-bellステラリッジテント 1型
テントマットmont-bellドーム1用
テントオプションmont-bellオプショナルロフト ドーム用
シュラフmont-bellU.L.スーパー スパイラルダウンハガー #2
シュラフカバーmont-bellブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバー
シュラフマットTHERMAREST 40th Anniversary Edition R
防寒着
救急セット
ヘッドライトPETZL ZIPKA PLUS2(2)
非常用防寒シート(2)
手袋・フェイスマスク(1)
カッパ上mont-bellレインダンサー ジャケット Men's(1)
カッパ下mont-bellレインダンサー パンツ Men's (1)
ガスカートリッジPRIMUS IP-250T(1)
バーナーPRIMUS P-153(1)
イグニッションスチール(1)
カートリッジホルダーPRIMUS P-CH(1)
コッヘルセットsnow peak(1)
手拭・ハンカチ・ティッシュ(1)
地図・コンパス(1)
高度計・時計Suunto Core Glacier Gray(1)
GPS GARMIN etrex20(1)
カメラOLINPUS TOUGH TG-1(1)
無線機STANDARD VX3(1)
非常食(1)
携帯食(1)
水2.0L(1)
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共同装備 |
常食(6)
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感想
■やっと行けた北アルプス!
今年の夏は、全国的に悪天続きできしたが、とくに北アルプスは雨続きでした。ようやく秋雨前線が、関東南部に居座り始めたので、北アルプスの北部は晴れマークがつき始めるようになってきました。この日は剱岳はヤマテンで晴れマーク。もう、いくしかありません。文字通り、晴れて行く日がやってきました。
■立山は人、人、人
扇沢には、始発の1時間前の6時半に着きましたが、すでに切符売場には長蛇の列。4台発車する最初のトロリーバスには乗れましたが、事情もよく知らず、黒部ダムで観光気分でゆっくり歩いたため、ケーブルカーを二本待たされることに。室堂の到着が、遅れてしまいました。
晴れの北アルプスをみんな待ちわびてか、写真にある通り雄山は人、人、人。大汝山までは、行列のできるラーメン店状態でした。その後は、静かな稜線歩きを楽しみました。別山はおすすめです。
■憧れの剣岳の山頂で。まさかの震度7
夜の雨も止み、霧の剱沢キャンプ場を5時20分に出発。ここでも登山者が多く、岩場の前では行列ができていました。岩場は、どれも鎖や杭がしっかりしていて、安心して登ることができました(やはり、鎖のない大キレットの飛騨泣きが一番怖いです)。regさんも「カニのたてばい」を楽しんでいる様子。
そうこうしているうちに剱岳山頂へ。そこで休んでいると、一斉に登山者の携帯が鳴り始めます。regさんも携帯を確認「黒部市で震度7!」。「えっ、黒部市ならすぐにくるよ!」(どうする私たち!!!)。「あっ、訓練だった(笑)」とregさん。一瞬でしたが、緊張感が山頂に漂いました(山伏さんを除く)。
カニのたてばいで震度7だったら、どんなことになっていたでしょう。訓練でもそうしたメールを受け取りたくはないですね(まあ、見る余裕もないでしょうけど)。
いろいろありましたが、快晴の立山も見れて、憧れの剱岳にも登れて、往復9050円(+荷物代1000円)の元をとるほどの、とても充実した山行でした!!
yama-ariさんから、登る山にちなんだご飯を用意してほしいとのお題をいただいたので、
立山のある、富山県にひっかけたメニューを考えてみました。
1日目昼食 富山ブラックラーメン
ブラックラーメンは、かなりこしょうがきいた鶏がらしょうゆラーメンで、
スープがまっ黒なのが特徴です。
食べたことがなかったので、味の想像ができず、今回はカップラーメンを使用しました。
食べてみて、このスープなら自分でも似たようなものがつくれそうだなーと思いました。
1日目夕食 豚鍋+清酒「剣岳」
夕食は鍋にしたくて、いろいろ考えたのですが、なにもできませんでした。
ブリを手に入れたかったのですが、九州産のものしか売ってませんでした。
ギリギリ、豚肉を安曇野産(駐車地点が安曇野近辺です)にしたくらいです。
そこで、お酒を地酒にすることで勘弁してもらおうと思いました。
幸い、登山口までの移動の際に売店が豊富にあるので、
そこで、清酒「立山」を買えばいいかと。
ところが、なんと「剣岳」というお酒を発見。こちらにしました。
普段、2Lのパック酒を飲んでいる私には、とってもおいしく感じました。
2日目昼食 とろろこんぶうどん
富山では、北海道との交易が盛んだったため、昔からこんぶがよく食べられていたようです。
また、かまぼこも有名だということで、それらを組み合わせてうどんにしました。
作り方、材料等を書いておきます。
1日目昼食
富山ブラックラーメン 2人分
<材料>
富山ブラックラーメン(カップ麺) 2食分
生卵 2個
小ねぎ 適量
<前日準備>
カップが邪魔なので、取り出してジップロック
<当日>
お湯を沸かして、麺をほうり込んで煮る。途中で卵投入。ねぎをそえる。
手抜きですね。これ。
1日目夕食
豚鍋 2人分
<材料>
長ネギ 1本
白菜 8分の1くらい
水菜 2分の1束
しゃぶしゃぶ用豚肉 250g
市販の豚鍋スープ(ダイショー) 1袋(750g)
鍋用ラーメン 1袋(3、4人前)
こしょう、ラー油 適量
<前日準備>
1 野菜を適当なサイズに切ってジップロック
2 豚肉を凍らせる
3 鍋用スープを凍らせる(だいた凍っていればOk)
4 出発直前にスープを保冷バッグにスープと豚肉を入れる。
<当日>
1 スープを鍋で沸かす
2 野菜や肉を入れながら食べる
3 途中でラーメンを入れて、お好みでこしょう、ラー油をたす
冷凍する必要のない常温用スープを冷凍し、保冷剤代わりにするのがポイント。
2日目昼食
とろろこんぶうどん 男2人分
<材料>
かまぼこ 6切れ
どん兵衛(乾麺、袋) 3食分
とろろこんぶ 適量
小ネギ 適量
生卵 3個(yama-ariさんが2個)
<当日>
1 お湯を沸かし、麺を入れ、かまぼこを入れ、煮込む
2 途中で生卵投入。
3 小ネギととろろこんぶで仕上げ。
かまぼこは、上記の保冷バッグに入れておいたことで、問題ない感じでした。
安全策を取るなら、1日目に食べちゃったほうがいいでしょうね。
yama-ariさん、regさん、はじめまして
アイホンの緊急地震速報がなりまして、
その時、黒部市のお隣、白馬村におりました。
テレビを見ても何の速報もないし、状況はどうなんだと…
オロオロ、オロオロしてしまいました
本当にカニのたてばいで震度7に襲われたら
タダじゃすまなかったですよね〜
それにしても三連休でもないのに、剣沢のテントの数が多いですね〜
7月下旬頃でしたが、半分雪に閉ざされててもスカスカでしたよ〜
ほとんど渋滞もなかったのですし…
地震もなく、無事に登頂されて、お疲れさまでした
100mtさん。メッセージありがとうございます。
確かに、剱岳の山頂は一瞬、緊迫しました(山伏除く)。
100mtさんのレコ拝見しました。お子様と一緒に100名山。羨ましいです。
私の息子たちは、中学生になり、ほとんど一緒にいってくれなくなっちゃいました。
100名山、50座を超えていますね。お子様とご一緒で、それだけでもすごいことです。
是非、コンプリートしてください!
yama-ariさん、こんばんは
ようやくの晴天を見事ものにしましたね。
前線から離れた北ア北部に目を付けた実行力に脱帽です。
同じように待ちわびていた人がたくさんいたんでしょうか、
雄山、大汝山、剱岳とびっくりの人です。
約1か月前にほぼ同じようなコースで行きましたが、
金・土であったために、そこまでに人はいませんでした。
さすが人気のコース、恐るべしですね。
hirokさん。ご無沙汰しています。
hirokさんに、山選定を評価していただき、うれしいです。
素人ながら、秋雨前線から離れた場所をピックアップ。
北アルプスでも、一番北部を目指しました!
7月のレコ拝見しました。立山の残雪がきれいですね。
先週末の立山は、信じられないくらいのたくさんの人でした。
みなさん待ちわびていたんですね。
美ヶ原も軟派なハイキングしかしていませんが、鉢伏山が気になっていました。
9時間かけての縦走には脱帽です。
hirokさんは、天気を読む力だけでなく、コース設定もいつもユニークですね。
健脚だからこそできるということもありますが、とても参考になります。
それではまた!
大汝休憩所前を通過される所見ましたよ!
阪神ファンなんで帽子に目が行きました。
Supremeさん。投稿ありがとうございます。
阪神帽は、regさんなのですが、それなりにインパクトがあるんですね。
実は私がプレゼントしたものです。夏登山では、いつもかぶってくれています。
これまで、2か所、regさん以外に阪神帽をかぶった登山者をみました。
不思議なことに、巨人帽で登っている登山者は見たことがありません。
これも、阪神ならではですかね。阪神帽の登山者でネットワークをつくれれば、
「阪神帽で登る会」を結成できそうですね(笑)。
yama-ariさん、regさん剱岳登頂お疲れ様でした。お二人とは、山頂の登り下りでご一緒させていただき、ヤマレコさんと呼ばれてた者です。こちらのレコに私が写ってないか、捜したら一枚写ってました。「カニのよこばい」に張りつきちょっとビビっているregさんの後ろで、ヤマレコヘルメットをかぶり笑っている失礼な私が。私にとって今回の山行は、久々に充実したものとなりました。有り難うございます。
ところで、シェフと登山とは羨ましいかぎりです。テン泊の時は、いつもカップ麺とフリーズドライですから。
今週末は、白峰三山に行かれるとのこと。私も、塩見岳と農鳥岳を予定しています。北岳あたりで会うかもしれませんね。その時は、よろしくお願いいたします。
shibataroさん。コメントありがとうございます。
「信長のシェフ」のregさんは、いろいろこだわりがあります。
詳しくは本人の投稿を待ちたいと思いますが・・・
1 これまで食べたメニューを出さない
(これまで35回一緒に登りましたが、一度も同じヤマ飯はありません)
2 山名やご当地にこだわったメニューを出す
(このこだわりは最近はじまりました。次回は農鳥岳ですので、地元の鳥ですかね)
3 行動中は短時間で調理できるメニューを出す
(長距離日帰りが多いですから、特に昼飯は短時間調理を基本としている様子)
ちなみに、本人は私が要求したかに証言していますが、決してそのような不当な要求はしたことはありません。本人が(勝手に)ハードルを上げています(笑)。
1は私のこだわり?というか、「縛り」ですが、2と3はyama-ariさんからの命令です。
4つめの縛りがあるとしたら、同行者の好みに合わせて作るってことくらいですかね。
yama-ariさん、こんばんは
2日ともほぼ同じルートで、剱の下りは山伏さんの3,4人前を下ってました。震度7の訓練メールだったり、山伏さんのほら貝だったりと、なかなか印象に残る山行でしたね♪
剱は身軽で登れるので鎖場も多いですが楽しい印象が強いですね。キレットは縦走装備背負ってるので、飛騨泣きでは疲労感もあり泣きかけましたが・・・
youichiさん。メッセージありがとうございます。
まったく同じ行程だったんですね。ほとんど内容が同じレコで、びっくりです。
何度も接点があったにも関わらず、気づきませんですみません。
2年前のyouichiさんの大キレットのレコ拝見しました。表銀座からの槍穂高の4泊5日の山行ですね。すごいうらやましいです。
私も一年前に、槍穂高を攻めました。テント泊装備を背負っての山行で、しかも前日に雪が降っていて、大キレットにとても苦戦しました。
■槍ヶ岳・奥穂高岳(8つの3000m峰を巡る2泊3日テン泊縦走!)2013年10月12日(土) 〜 2013年10月14日(月)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-357931.html
実践ルートでは、いままでのNo.1の恐怖感です。
また、接点があるかもしれませんが、よろしくおねがいします。
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